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第3章 Sランク挑戦編
第49話 剣作成と採掘の依頼
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それからは妨害工作もなく、ルコスの街に着いた。
「ここでお別れですが、とてもいい出会いでした。また何か魅力的な商品が出来たら送って下さい」
「ええ、何か出来たら送ります」
宿をとる為に街を歩く。
どすんと体がぶつけられた。
尻餅をつく俺。
なんかデジャブが。
見ると前に剣を作ってやった工房の職人さんが立っているじゃないか。
「ディザ、平気?」
「ありがとう、マリー」
マリーに手を差し伸べられ起こされた。
「やっぱり、神はいたんだ。巡り合わせに感謝します」
「大げさだな。トラブルか」
「大口注文を取ったのは良かったのですが、あまりにも注文が多すぎて生産が間に合いません」
「剣は何本だ」
「384本です」
「ならギルドにAランクで依頼を出せ」
「受けてくれると」
「ああ、ひと仕事を終えて今は暇だ」
「軍団のグループを舐めてました。あの人達3刀流など平気で、こなすもんで。注文が多くて。おまけに注文は決まって軽い剣」
「そりゃあなぁ。両手に剣を持つなら、軽い方が取り回しはいいだろう」
「そうなんですよね。でも軽くて強度がある剣なんて熟練の職人でも中々打てない」
「なるほどね」
「5本も剣を持つ人なんか何を考えているんでしょうね。お手玉しながら戦うんでしょうか。とにかく滅茶苦茶なんですよ」
「軍団が10刀流だから、グループに属している人もこだわりがあるんだろう。スキルによっては5刀流ぐらい軽くこなせそうだ」
「とにかく384本お願いします」
「うん、Aランクにふさわしい生産依頼だ」
俺達はギルドに行ってその場で384本の剣を渡した。
デザインは全て同じだが、グループで統一感があっていいだろう。
軍団とは今敵対しているが、配下に剣を作ってやるぐらい構わない。
「今度俺に注文する時は、商業ギルドに出してくれ。配送してもらうから」
「分かりました。ありがとうございました」
Aランク依頼を一つこなせた。
「じゃな」
「ああ、そうだ」
「まだ、何かあるのか」
「とっておきのAランク依頼があるんです。ミスリルの鉱石が地下深く眠っているんですが、採取をお願いします。誰も受けてくれないんです」
「ふーん、俺に不可能は無いとか思ってないよな」
「いえ、ただ出来るかなと」
「まあ、出来るんだけども。今日はまだ日が高いから、受けるよ」
俺とマリーはミスリルが埋まっているという場所に行った。
「【具現化】ユンボ2台。さあマリー、どっちが早くミスリル鉱石を見つけるか勝負だ」
「うん、負けないから。収納バッグ貸して」
ユンボで地面を掘り始めた。
俺は学習したんだ。
深く掘ると崩れて来るってな。
ユンボですり鉢状に掘り進む。
マリーの方を見ると俺より早い。
なぜにと良く観察すると掘った土を収納バッグに入れて運んでる。
そんなのありか。
さっき収納バッグを俺から借りたのはこの為か。
ポリゴンを舐めんなよ。
よし、トラックを具現化。
俺はトラックで土を運び始めた。
「やったー、見っけ」
マリーの手には青い光を放つミスリル鉱石が握られてた。
「ちぇ、負けたか。うわ、地震か」
地面が揺れてガクンとユンボが沈む。
どうやら地下に空洞があったようだ。
ユンボを消して地下の様子を見る。
横穴が開いていて、這うように進むと、広い空間に出た。
壁を見ると一面に青い光がある。
おお、ミスリル鉱石が取り放題。
俺は地上に出て、上ずった声でマリーに話し掛けた。
「ミスリル鉱石が大量だ。だけど掘り方が分からない。下手に突くと崩落しそうだ」
「収納バッグに詰めるのはどう」
「壁を掘ると崩れると思う」
「綿を詰めればいいのよ」
「そうだね。中に何か詰める手かな。ポリゴンで作るとして、こういう場合はなんだろう」
うーん、土砂に潰されない物。
コンクリートブロックか。
強くするにはポリゴン数を増やさないと。
いっその事、巨大ジャッキを作って支えるか。
うん、そうしよう。
「【作成依頼】ジャッキ」
「作成料として金貨13枚を頂きます」
「分かった」
「作成完了」
よし、これを拡大して。
「【具現化】巨大ジャッキ。【アニメーション】持ち上げ」
地上で試しにやってみたが生き埋めになる未来が浮かんだ。
だって支えているのは一点だもの。
横から土砂が流れ込んだら、アウトだ。
そうだ。
俺は何で機械に頼ろうと思ったんだ。
モグラを作って掘らせりゃ良い。
500匹ぐらい作れば、鉱石の採取なんてあっという間だろう。
幸いモグラはショップにあった。
試しに1匹放ってみる。
が待てども帰って来ない。
大体落ちは分かるな。
岩があって進めない。
モグラの爪より硬い物があって光になって消えた。
土に押しつぶされた。
このいずれかだと思う。
「やめだ」
「やめちゃうの」
「ああ、専門家に任す。鉱脈を見つけたんだから、依頼未達成にもならないだろう。念のため支障のない範囲で採取して帰ろう」
ポリゴンでも出来る事と出来ない事がある。
というか専門家じゃない部門は弱い。
プログラマーが土木工事をするのが間違っている。
ゴミの日に出す袋ぐらいの大きさを10袋ぐらい採取して、ギルドに帰った。
ギルドに報告すると、大変感謝された。
依頼も達成にしてもらったし、上手く行ったな。
「ここでお別れですが、とてもいい出会いでした。また何か魅力的な商品が出来たら送って下さい」
「ええ、何か出来たら送ります」
宿をとる為に街を歩く。
どすんと体がぶつけられた。
尻餅をつく俺。
なんかデジャブが。
見ると前に剣を作ってやった工房の職人さんが立っているじゃないか。
「ディザ、平気?」
「ありがとう、マリー」
マリーに手を差し伸べられ起こされた。
「やっぱり、神はいたんだ。巡り合わせに感謝します」
「大げさだな。トラブルか」
「大口注文を取ったのは良かったのですが、あまりにも注文が多すぎて生産が間に合いません」
「剣は何本だ」
「384本です」
「ならギルドにAランクで依頼を出せ」
「受けてくれると」
「ああ、ひと仕事を終えて今は暇だ」
「軍団のグループを舐めてました。あの人達3刀流など平気で、こなすもんで。注文が多くて。おまけに注文は決まって軽い剣」
「そりゃあなぁ。両手に剣を持つなら、軽い方が取り回しはいいだろう」
「そうなんですよね。でも軽くて強度がある剣なんて熟練の職人でも中々打てない」
「なるほどね」
「5本も剣を持つ人なんか何を考えているんでしょうね。お手玉しながら戦うんでしょうか。とにかく滅茶苦茶なんですよ」
「軍団が10刀流だから、グループに属している人もこだわりがあるんだろう。スキルによっては5刀流ぐらい軽くこなせそうだ」
「とにかく384本お願いします」
「うん、Aランクにふさわしい生産依頼だ」
俺達はギルドに行ってその場で384本の剣を渡した。
デザインは全て同じだが、グループで統一感があっていいだろう。
軍団とは今敵対しているが、配下に剣を作ってやるぐらい構わない。
「今度俺に注文する時は、商業ギルドに出してくれ。配送してもらうから」
「分かりました。ありがとうございました」
Aランク依頼を一つこなせた。
「じゃな」
「ああ、そうだ」
「まだ、何かあるのか」
「とっておきのAランク依頼があるんです。ミスリルの鉱石が地下深く眠っているんですが、採取をお願いします。誰も受けてくれないんです」
「ふーん、俺に不可能は無いとか思ってないよな」
「いえ、ただ出来るかなと」
「まあ、出来るんだけども。今日はまだ日が高いから、受けるよ」
俺とマリーはミスリルが埋まっているという場所に行った。
「【具現化】ユンボ2台。さあマリー、どっちが早くミスリル鉱石を見つけるか勝負だ」
「うん、負けないから。収納バッグ貸して」
ユンボで地面を掘り始めた。
俺は学習したんだ。
深く掘ると崩れて来るってな。
ユンボですり鉢状に掘り進む。
マリーの方を見ると俺より早い。
なぜにと良く観察すると掘った土を収納バッグに入れて運んでる。
そんなのありか。
さっき収納バッグを俺から借りたのはこの為か。
ポリゴンを舐めんなよ。
よし、トラックを具現化。
俺はトラックで土を運び始めた。
「やったー、見っけ」
マリーの手には青い光を放つミスリル鉱石が握られてた。
「ちぇ、負けたか。うわ、地震か」
地面が揺れてガクンとユンボが沈む。
どうやら地下に空洞があったようだ。
ユンボを消して地下の様子を見る。
横穴が開いていて、這うように進むと、広い空間に出た。
壁を見ると一面に青い光がある。
おお、ミスリル鉱石が取り放題。
俺は地上に出て、上ずった声でマリーに話し掛けた。
「ミスリル鉱石が大量だ。だけど掘り方が分からない。下手に突くと崩落しそうだ」
「収納バッグに詰めるのはどう」
「壁を掘ると崩れると思う」
「綿を詰めればいいのよ」
「そうだね。中に何か詰める手かな。ポリゴンで作るとして、こういう場合はなんだろう」
うーん、土砂に潰されない物。
コンクリートブロックか。
強くするにはポリゴン数を増やさないと。
いっその事、巨大ジャッキを作って支えるか。
うん、そうしよう。
「【作成依頼】ジャッキ」
「作成料として金貨13枚を頂きます」
「分かった」
「作成完了」
よし、これを拡大して。
「【具現化】巨大ジャッキ。【アニメーション】持ち上げ」
地上で試しにやってみたが生き埋めになる未来が浮かんだ。
だって支えているのは一点だもの。
横から土砂が流れ込んだら、アウトだ。
そうだ。
俺は何で機械に頼ろうと思ったんだ。
モグラを作って掘らせりゃ良い。
500匹ぐらい作れば、鉱石の採取なんてあっという間だろう。
幸いモグラはショップにあった。
試しに1匹放ってみる。
が待てども帰って来ない。
大体落ちは分かるな。
岩があって進めない。
モグラの爪より硬い物があって光になって消えた。
土に押しつぶされた。
このいずれかだと思う。
「やめだ」
「やめちゃうの」
「ああ、専門家に任す。鉱脈を見つけたんだから、依頼未達成にもならないだろう。念のため支障のない範囲で採取して帰ろう」
ポリゴンでも出来る事と出来ない事がある。
というか専門家じゃない部門は弱い。
プログラマーが土木工事をするのが間違っている。
ゴミの日に出す袋ぐらいの大きさを10袋ぐらい採取して、ギルドに帰った。
ギルドに報告すると、大変感謝された。
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