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第3章 Sランク挑戦編
第51話 建て売りを始める
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「おはよう」
「あら、早かったわね。護衛依頼はもう済んだの」
帰って一晩休んでから、冒険者ギルドに顔を出した。
「終わったよ。これ依頼書」
「振動包丁と魔法カードはバカ売れよ」
「じゃ、補充しとかないと」
「100ずつお願い」
「これAランク依頼にならないかな」
「無理ね。Eランクが良い所だわ」
「案外けちだな」
「依頼の審査は厳格に行います」
「ところで、Aランク依頼の新しいのは入った?」
「ないわね」
やっぱり自分でAランク依頼を作り出す手しかないな。
「ねえ、配達依頼はどうかな」
マリーがそう言った。
馬のポリゴンを作ったから、出来なくはない。
だが、シェードの妨害も考えなくてはいけない。
「早馬のサービスは妨害がね」
この世界、魔道具の通信機はあるのだが、範囲が狭い。
都市一つ分がいいところだ。
手紙は未だに早馬でやり取りをしている。
「ドラゴンに運ばせたら」
「うん、空を飛んで行くってのは良い。鳩は弱そうだから、鷹かな」
「鳥さんが手紙を運ぶの?」
「そうだよ。門の出入りも自由だし、良い事ずくめだ。ねぇ、お姉さん、Aランク依頼にならないかな」
「駄目ね。早馬の依頼はDランクって決まっているわ。でも、鳥が運んでくれるのなら苦労が少ないわね」
「駄目かぁ。しょうがないな」
「でも、鳥さんが手紙を運ぶの恰好いいよ」
「そうだね。恰好良い。たまにはロマンを追求するか。【ショップ】鷹を購入。【具現化】鷹。一羽置いていくから、使ってみてよ」
「ええ、感想を必ず伝えるわ。Aランク依頼にならなくって、ごめんね」
「いや、良いんだ。Aランク依頼はゆっくりと考えるよ」
見張り塔は8棟目で打ち止めになる。
後五つだ。
その後に何をしよう。
「なあ、マリー。雑用依頼で良いのがないか」
「買い物はどう?」
「本職の商人じゃないから、Aランクになるような買い付けは出来ないな」
「戦闘訓練は?」
「うーん、駄目だな。出来るのが型稽古だけじゃあな。おまけに指導も出来ない。見せるだけだ」
「ディザは賢いじゃない。教師はどう?」
「駄目だな。四則演算と文字ぐらいしか教えられない。それに教えるのは得意じゃない」
「じゃ建物を作るのね。見張り塔は凄かったわ」
「そうだよな。俺の取柄はポリゴンで作成だ」
家を作るのはお金も儲かりそうだし、とても良い。
そう言えばポリゴンの家の耐久性ってどんなもんだ。
釘を壁に打ったら家が消えました、なんていう事になると洒落にならない。
「【具現化】家。マリー、釘を壁に打ってみて」
空き地に家を出した。
「刺さらない。曲がっちゃったよ」
どうやら硬さは十分なようだ。
ポリゴン数は確かに多いからな。
その分硬い。
これなら大丈夫そうだ。
家を建てたい人を探さないと。
そんなの大工の領域だろう。
大工の所に行って家を建てるから仕事回して下さいなんて頼めない。
困ったぞ。
誰に家の建築依頼を出してもらおうか。
商業ギルドで紹介してもらうのも一つの手だが、現代知識をフル活用すべきだ。
土地を買って建て売りを始めよう。
うん、そうしよう。
金ならあるんだ。
商業ギルドに行った。
「土地を買いたい」
「からかってるのね。坊や」
困ったぞお使いという訳にいかないし。
俺だと信用されない可能性が高い。
お金を積めば良いんだろうけど、カモにされそうな気もする。
「大人を連れてくるよ。失礼しました」
そう言ってから、俺は商業ギルドを出た。
誰に頼もう。
依頼を出せば、Fランク辺りの冒険者が受けてくれるはずだが。
とても、商人には見えない。
詐欺みたいな物だから、そこらの人を巻き込むのもな。
ここは一つ王打さんに頼もう。
クランハウスに顔を出し、王打さんを捕まえた。
「土地を買いたいので一緒に行ってよ」
「俺に頼むのか。別に良いが、取引の才能なんてないぞ」
「見ているだけでいいから」
「なら行くか」
再び商業ギルドの門を叩いた。
「大人を連れて来た」
「坊や、何者。Sランク様を連れてくるなんて」
「ちゃちゃっと済まそうよ。城壁が拡張されて土地が余っているよね。そこを1区画」
「はいはい、坊やが仕切りたいのね」
「うん、お使いだから」
土地は無事に買えた。
「それとね。販売員の手配をしてほしい。仕事内容は商品説明だけだから」
「そうね。子供に営業は出来ないわよね。かしこまりました」
「それと、乗合馬車に広告を貼りたい」
「乗り合い馬車を取り仕切っているのは確かに商業ギルドだから、出来るけど」
「なら、オッケーという事で。お使い終了。王打さん、上手いでしょ」
「そうだな。坊主は商人に向いている」
交渉は終わった。
計画はこうなっている。
俺は土地を買って、同じタイプの家を並べて建てる事にした。
建て売り販売だ。
買った土地の一角にまずはモデルルームを建てる。
販売員を商業ギルドで雇って、広告を乗り合い馬車に貼る。
注文してくれた人にAランク建築依頼を出してもらう。
そういう事だ。
一週間後。
見張り塔の依頼は無くなったが、建て売りの依頼が今はある。
一日で家が建つので、急な引っ越しにも対応出来て、建て売りの評判はすこぶる良い。
「上手くいって良かったね」
「駄目でも土地の値段で分譲すれば良い。元が取れれば問題ない」
ポイントは順調に溜まっていく。
建て売りも土地がある分は続いていく。
だが、まだ足らない。
そろそろ、薬草採取のペナルティが解ける。
今度はライオンに任せないで俺が一緒に行く。
これなら不測の事態に対応できるだろう。
「あら、早かったわね。護衛依頼はもう済んだの」
帰って一晩休んでから、冒険者ギルドに顔を出した。
「終わったよ。これ依頼書」
「振動包丁と魔法カードはバカ売れよ」
「じゃ、補充しとかないと」
「100ずつお願い」
「これAランク依頼にならないかな」
「無理ね。Eランクが良い所だわ」
「案外けちだな」
「依頼の審査は厳格に行います」
「ところで、Aランク依頼の新しいのは入った?」
「ないわね」
やっぱり自分でAランク依頼を作り出す手しかないな。
「ねえ、配達依頼はどうかな」
マリーがそう言った。
馬のポリゴンを作ったから、出来なくはない。
だが、シェードの妨害も考えなくてはいけない。
「早馬のサービスは妨害がね」
この世界、魔道具の通信機はあるのだが、範囲が狭い。
都市一つ分がいいところだ。
手紙は未だに早馬でやり取りをしている。
「ドラゴンに運ばせたら」
「うん、空を飛んで行くってのは良い。鳩は弱そうだから、鷹かな」
「鳥さんが手紙を運ぶの?」
「そうだよ。門の出入りも自由だし、良い事ずくめだ。ねぇ、お姉さん、Aランク依頼にならないかな」
「駄目ね。早馬の依頼はDランクって決まっているわ。でも、鳥が運んでくれるのなら苦労が少ないわね」
「駄目かぁ。しょうがないな」
「でも、鳥さんが手紙を運ぶの恰好いいよ」
「そうだね。恰好良い。たまにはロマンを追求するか。【ショップ】鷹を購入。【具現化】鷹。一羽置いていくから、使ってみてよ」
「ええ、感想を必ず伝えるわ。Aランク依頼にならなくって、ごめんね」
「いや、良いんだ。Aランク依頼はゆっくりと考えるよ」
見張り塔は8棟目で打ち止めになる。
後五つだ。
その後に何をしよう。
「なあ、マリー。雑用依頼で良いのがないか」
「買い物はどう?」
「本職の商人じゃないから、Aランクになるような買い付けは出来ないな」
「戦闘訓練は?」
「うーん、駄目だな。出来るのが型稽古だけじゃあな。おまけに指導も出来ない。見せるだけだ」
「ディザは賢いじゃない。教師はどう?」
「駄目だな。四則演算と文字ぐらいしか教えられない。それに教えるのは得意じゃない」
「じゃ建物を作るのね。見張り塔は凄かったわ」
「そうだよな。俺の取柄はポリゴンで作成だ」
家を作るのはお金も儲かりそうだし、とても良い。
そう言えばポリゴンの家の耐久性ってどんなもんだ。
釘を壁に打ったら家が消えました、なんていう事になると洒落にならない。
「【具現化】家。マリー、釘を壁に打ってみて」
空き地に家を出した。
「刺さらない。曲がっちゃったよ」
どうやら硬さは十分なようだ。
ポリゴン数は確かに多いからな。
その分硬い。
これなら大丈夫そうだ。
家を建てたい人を探さないと。
そんなの大工の領域だろう。
大工の所に行って家を建てるから仕事回して下さいなんて頼めない。
困ったぞ。
誰に家の建築依頼を出してもらおうか。
商業ギルドで紹介してもらうのも一つの手だが、現代知識をフル活用すべきだ。
土地を買って建て売りを始めよう。
うん、そうしよう。
金ならあるんだ。
商業ギルドに行った。
「土地を買いたい」
「からかってるのね。坊や」
困ったぞお使いという訳にいかないし。
俺だと信用されない可能性が高い。
お金を積めば良いんだろうけど、カモにされそうな気もする。
「大人を連れてくるよ。失礼しました」
そう言ってから、俺は商業ギルドを出た。
誰に頼もう。
依頼を出せば、Fランク辺りの冒険者が受けてくれるはずだが。
とても、商人には見えない。
詐欺みたいな物だから、そこらの人を巻き込むのもな。
ここは一つ王打さんに頼もう。
クランハウスに顔を出し、王打さんを捕まえた。
「土地を買いたいので一緒に行ってよ」
「俺に頼むのか。別に良いが、取引の才能なんてないぞ」
「見ているだけでいいから」
「なら行くか」
再び商業ギルドの門を叩いた。
「大人を連れて来た」
「坊や、何者。Sランク様を連れてくるなんて」
「ちゃちゃっと済まそうよ。城壁が拡張されて土地が余っているよね。そこを1区画」
「はいはい、坊やが仕切りたいのね」
「うん、お使いだから」
土地は無事に買えた。
「それとね。販売員の手配をしてほしい。仕事内容は商品説明だけだから」
「そうね。子供に営業は出来ないわよね。かしこまりました」
「それと、乗合馬車に広告を貼りたい」
「乗り合い馬車を取り仕切っているのは確かに商業ギルドだから、出来るけど」
「なら、オッケーという事で。お使い終了。王打さん、上手いでしょ」
「そうだな。坊主は商人に向いている」
交渉は終わった。
計画はこうなっている。
俺は土地を買って、同じタイプの家を並べて建てる事にした。
建て売り販売だ。
買った土地の一角にまずはモデルルームを建てる。
販売員を商業ギルドで雇って、広告を乗り合い馬車に貼る。
注文してくれた人にAランク建築依頼を出してもらう。
そういう事だ。
一週間後。
見張り塔の依頼は無くなったが、建て売りの依頼が今はある。
一日で家が建つので、急な引っ越しにも対応出来て、建て売りの評判はすこぶる良い。
「上手くいって良かったね」
「駄目でも土地の値段で分譲すれば良い。元が取れれば問題ない」
ポイントは順調に溜まっていく。
建て売りも土地がある分は続いていく。
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