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第2章 教国編
第48話 回復の泉
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「今度もパス」
リリム達が早々に撤退してきた。
「何の敵だ」
「ゴーストよ」
「光魔法があるだろう」
「まだ慣れてないのよ。剣に光魔法を纏わせるなんて無理」
まあ、練習してないと出来ないかもな。
俺は聖刃があるから、ゴーストなんか敵じゃないが。
「運動してくる」
プリシラが俺から離れていった。
俺はこそっと後をつけた。
「【光剣】」
光の剣が、ゴーストを切り刻む。
ゴーストは消滅して魔石を落とした。
プリシラにとって良い狩場というわけか。
魔法剣は便利だな。
プリシラが踊るように剣を振る。
ボトボトと魔石が落ちる。
プリシラはそれを拾うと微笑んだ。
俺はリリム達のもとに戻った。
「プリシラはゴーストなんか目じゃなかった。リリム、プリシラには勝てるようにならないとな」
「分かっている」
「じゃ、練習だな」
「やれば良いんでしょ。【光魔法、光を剣に纏わせろ】」
リリムとメッサが光魔法を剣に纏って素振りする。
なかなか上手くいかないみたいだ。
剣の方に意識が集中すると、魔法がおろそかになる。
俺も挑戦してみることにした。
「【光魔法、光を剣に纏わせろ】」
うん、難しいな。
人間は二つのことを同時にできるようにはできてない。
「【光魔法、光弾】」
光の弾丸をやってみた。
こっちもなかなか的に当たらない。
動く的になるともっと当たらないだろうな。
だから、リリム達は剣に纏わせているのか。
「【光魔法、光を拳に纏わせろ】」
シャドウボクシングしてみる。
これは案外といけるな。
どうしてか分からないが、剣撃よりパンチの方が簡単だ。
だが、剣より着実に射程は短い。
ゴーストが出てきたので、光のパンチをお見舞いする。
ゴーストに触れた途端に体から何か吸い取られた。
そしてゴーストは光に包まれ消えた。
ええと、相打ちってことか。
触れたら駄目なのか。
手袋をしたらどうかな。
リベンジだ。
光のジャブでゴーストを迎え撃つ。
今度は吸い取られない。
勝ったな。
リリム達を見るとまだ苦戦してた。
パンチでやればいいのに。
剣士の誇りって奴かな。
シャランラは杖に光を纏わせ器用に振り回している。
さすが魔法使い。
魔法の制御はお手の物ってわけね。
剣は手の延長。
そんなことを意識しながら、剣でやってみたが上手くいかない。
剣は手の延長は主人公が漫画で奥義として教えてもらった奴だからな。
奥義がそんなに簡単にできるわけない。
「悟ったわ。見てて」
リリムが光の剣を振る。
ただし物理の剣は握ってない。
文字通り光の剣だ。
纏わせるから難しいので、光で剣を作って振るうか。
ゴーストにはそれで良いが、他のアンデッドにはそれじゃ通用しないぞ。
「メッサ、シャランラ、リベンジよ」
リリムが二人を引き連れてゴースト退治に行った。
アンデッドはゴーストに力を吸い取られたりしないらしい。
その代わりに、ゴーストにダメージを与えられない・
ゴースト討伐に行ったアンデッドは誰も怪我して帰ってこなかった。
歩いて行くと泉が見える。
近寄ると水は澄んでいて旨そうだ。
俺のスキルなら死なないだろう。
コップに掬って飲む。
実に美味い水だった。
あれっ、泉がない。
なんだったのかな。
コップに残った水に鑑定を掛ける。
回復効果ありとでた。
あれが出会えたらラッキーと呼ばれる回復の泉か。
この泉自体が罠だな。
泉を探して彷徨うと、酷い目に遭いそうだ。
話を聞いた人間も多数押し寄せるに違いない。
上手い餌だ。
リリム達が帰って来た。
「どうだった」
「ばっちりよ。ゴーストなんかもう恐くないわ」
「それは良かったな。ひとつ弱点が克服できたじゃないか」
「でも剣に光を纏わせられるようにならないと」
「精進だな。そう言えばさっき回復の泉と出会った」
「うそっ、樽に水を汲んだでしょうね」
「いいやコップ1杯飲んだだけ」
「勿体ない。どこなのその場所は?」
「出合えないよ。あれはダンジョンの甘い罠だ」
「そう」
プリシラが水筒の水を飲みながら帰ってきた。
「ふぅ、いい汗かいた。美味しい泉の水も飲めたし」
「ねえそれって回復の泉じゃないの」
「かもな。言っておくが寄り道はしないぞ」
プリシラに聞いたら、回復の泉の水はエリクサー並みの値段がするそうだ。
ほんとうに甘い罠だな。
もしかしたら泉に対して欲のない人にだけの前に現れるのかも。
リリム達が早々に撤退してきた。
「何の敵だ」
「ゴーストよ」
「光魔法があるだろう」
「まだ慣れてないのよ。剣に光魔法を纏わせるなんて無理」
まあ、練習してないと出来ないかもな。
俺は聖刃があるから、ゴーストなんか敵じゃないが。
「運動してくる」
プリシラが俺から離れていった。
俺はこそっと後をつけた。
「【光剣】」
光の剣が、ゴーストを切り刻む。
ゴーストは消滅して魔石を落とした。
プリシラにとって良い狩場というわけか。
魔法剣は便利だな。
プリシラが踊るように剣を振る。
ボトボトと魔石が落ちる。
プリシラはそれを拾うと微笑んだ。
俺はリリム達のもとに戻った。
「プリシラはゴーストなんか目じゃなかった。リリム、プリシラには勝てるようにならないとな」
「分かっている」
「じゃ、練習だな」
「やれば良いんでしょ。【光魔法、光を剣に纏わせろ】」
リリムとメッサが光魔法を剣に纏って素振りする。
なかなか上手くいかないみたいだ。
剣の方に意識が集中すると、魔法がおろそかになる。
俺も挑戦してみることにした。
「【光魔法、光を剣に纏わせろ】」
うん、難しいな。
人間は二つのことを同時にできるようにはできてない。
「【光魔法、光弾】」
光の弾丸をやってみた。
こっちもなかなか的に当たらない。
動く的になるともっと当たらないだろうな。
だから、リリム達は剣に纏わせているのか。
「【光魔法、光を拳に纏わせろ】」
シャドウボクシングしてみる。
これは案外といけるな。
どうしてか分からないが、剣撃よりパンチの方が簡単だ。
だが、剣より着実に射程は短い。
ゴーストが出てきたので、光のパンチをお見舞いする。
ゴーストに触れた途端に体から何か吸い取られた。
そしてゴーストは光に包まれ消えた。
ええと、相打ちってことか。
触れたら駄目なのか。
手袋をしたらどうかな。
リベンジだ。
光のジャブでゴーストを迎え撃つ。
今度は吸い取られない。
勝ったな。
リリム達を見るとまだ苦戦してた。
パンチでやればいいのに。
剣士の誇りって奴かな。
シャランラは杖に光を纏わせ器用に振り回している。
さすが魔法使い。
魔法の制御はお手の物ってわけね。
剣は手の延長。
そんなことを意識しながら、剣でやってみたが上手くいかない。
剣は手の延長は主人公が漫画で奥義として教えてもらった奴だからな。
奥義がそんなに簡単にできるわけない。
「悟ったわ。見てて」
リリムが光の剣を振る。
ただし物理の剣は握ってない。
文字通り光の剣だ。
纏わせるから難しいので、光で剣を作って振るうか。
ゴーストにはそれで良いが、他のアンデッドにはそれじゃ通用しないぞ。
「メッサ、シャランラ、リベンジよ」
リリムが二人を引き連れてゴースト退治に行った。
アンデッドはゴーストに力を吸い取られたりしないらしい。
その代わりに、ゴーストにダメージを与えられない・
ゴースト討伐に行ったアンデッドは誰も怪我して帰ってこなかった。
歩いて行くと泉が見える。
近寄ると水は澄んでいて旨そうだ。
俺のスキルなら死なないだろう。
コップに掬って飲む。
実に美味い水だった。
あれっ、泉がない。
なんだったのかな。
コップに残った水に鑑定を掛ける。
回復効果ありとでた。
あれが出会えたらラッキーと呼ばれる回復の泉か。
この泉自体が罠だな。
泉を探して彷徨うと、酷い目に遭いそうだ。
話を聞いた人間も多数押し寄せるに違いない。
上手い餌だ。
リリム達が帰って来た。
「どうだった」
「ばっちりよ。ゴーストなんかもう恐くないわ」
「それは良かったな。ひとつ弱点が克服できたじゃないか」
「でも剣に光を纏わせられるようにならないと」
「精進だな。そう言えばさっき回復の泉と出会った」
「うそっ、樽に水を汲んだでしょうね」
「いいやコップ1杯飲んだだけ」
「勿体ない。どこなのその場所は?」
「出合えないよ。あれはダンジョンの甘い罠だ」
「そう」
プリシラが水筒の水を飲みながら帰ってきた。
「ふぅ、いい汗かいた。美味しい泉の水も飲めたし」
「ねえそれって回復の泉じゃないの」
「かもな。言っておくが寄り道はしないぞ」
プリシラに聞いたら、回復の泉の水はエリクサー並みの値段がするそうだ。
ほんとうに甘い罠だな。
もしかしたら泉に対して欲のない人にだけの前に現れるのかも。
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