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閑話集その1
第65話 88歳と、年齢操作と、歳をとる事のよさ
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「タイト、見て見て! 仲の良さそうな老夫婦が歩いているよ」
街で道を歩いていた時に老夫婦が向こうから歩いて来るのが見えた。
マイラがそれを見て羨ましそうな声を上げる。
「本当だね」
「私達もああなりたい。でもどんな気持ちかな?」
「なってみない事にはね」
「タイトなら出来るんじゃないの」
「うーん、前に不老不死を考えてみたんだ。年齢操作は出来ると思う。でも不老不死は出来ないんだ」
「それでも凄い。お年寄りになってみたいな」
「じゃさっきのお年寄りの年齢。そうだな米寿の88歳が良いかな。それになってみよう」
体形が変わると服が着れなくなるのでぶかぶかのローブを用意した。
そして肝心の魔法だ。
#include <stdio.h>
#include <time.h>
#include <sys/types.h>
#include <utime.h>
int main(void)
{
time_t t; /*時間を表す時の定義*/
struct utimbuf utbuf; /*ファイルの時間の定義*/
t = time(NULL) + 60*60*24*365*81; /*現在から81年後の未来。88歳*/
utbuf.actime = t; /*アクセス時刻を88歳に*/
utbuf.modtime = t; /*変更時刻を88歳に*/
while(1){ /*無限ループ*/
utime("カニキクカ.body",&utbuf); /*体の時間を変える*/
}
}
実行は魔道具で行う事にした。
マイラの88歳バージョンの魔道具も作って一緒に88歳になる。
「変な感じ。目が良く見えないし。体もあちこちが痛い」
「そうだよね。歳をとると体のあちこちが色々と不都合が出て来る」
「でも何か。ギラギラした物がなくなった気がするわ」
「若くないって事だよ。大なり小なり歳をとるとそうなるよ」
「何だか悟ったような口ぶりね。歳をとったせいかしら」
いや、地球で30近くまで生きた経験だ。
二十代も後半になると中年に近づいてくる。
若い時みたいにはいかないのを実感するのだ。
「もう年寄り体験は良いだろう」
魔道具の作動を止めた。
体の年齢が元に戻る。
「元締めの所に行こう」
「うん」
元締めの所に行くと、元締めは書類に埋もれてた。
書類を読む目つきが悪くなる。
さっき経験したから分かる。
目がショボショボするんだな。
「元締めもそんな歳になったのね。労わってあげないと」
「何だ、マイラ気持ち悪いぞ」
「元締めを親切にしてあげたい気分なの」
「何だ大丈夫か。悪い物でも食ったんじゃないか」
「まあまあ」
「くそう。年寄り扱いしやがって。いつも馬鹿にした様子も腹が立つが、こういのも腹が立つ」
「マイラは年寄りの気持ちが少し分かったんだよ」
「そうそう、労わらないと」
「これだから若い奴らは」
不老不死は魔法で実現できないけど、近い事はできる。
それがこれだ。
#include <stdio.h>
#include <time.h>
#include <sys/types.h>
#include <utime.h>
int main(void)
{
time_t t; /*時間を表す時の定義*/
struct utimbuf utbuf; /*ファイルの時間の定義*/
t = time(NULL); /*現在の時間*/
utbuf.actime = t; /*アクセス時刻を現在に*/
utbuf.modtime = t; /*変更時刻を現在に*/
while(1){ /*無限ループ*/
system("copy カニキクカ.bbak カニキクカ.body"); /*体を治す*/
utime("カニキクカ.body",&utbuf); /*体の時間を変える*/
}
}
だがこれを魔道具にするのはやめておいた。
なぜなら、自然に歳をとるのが人間らしい生き方だからだ。
地球で大人になるまで過ごしたから分かる。
子供時代には子供時代の良さが、大人には大人の良さがある。
年寄りにも年寄りなりの良さがあるのだろう。
それは年月を積み重ねないと分からない事だ。
魔法で強引にどうこうするのは間違っている。
俺はそう思うんだ。
街で道を歩いていた時に老夫婦が向こうから歩いて来るのが見えた。
マイラがそれを見て羨ましそうな声を上げる。
「本当だね」
「私達もああなりたい。でもどんな気持ちかな?」
「なってみない事にはね」
「タイトなら出来るんじゃないの」
「うーん、前に不老不死を考えてみたんだ。年齢操作は出来ると思う。でも不老不死は出来ないんだ」
「それでも凄い。お年寄りになってみたいな」
「じゃさっきのお年寄りの年齢。そうだな米寿の88歳が良いかな。それになってみよう」
体形が変わると服が着れなくなるのでぶかぶかのローブを用意した。
そして肝心の魔法だ。
#include <stdio.h>
#include <time.h>
#include <sys/types.h>
#include <utime.h>
int main(void)
{
time_t t; /*時間を表す時の定義*/
struct utimbuf utbuf; /*ファイルの時間の定義*/
t = time(NULL) + 60*60*24*365*81; /*現在から81年後の未来。88歳*/
utbuf.actime = t; /*アクセス時刻を88歳に*/
utbuf.modtime = t; /*変更時刻を88歳に*/
while(1){ /*無限ループ*/
utime("カニキクカ.body",&utbuf); /*体の時間を変える*/
}
}
実行は魔道具で行う事にした。
マイラの88歳バージョンの魔道具も作って一緒に88歳になる。
「変な感じ。目が良く見えないし。体もあちこちが痛い」
「そうだよね。歳をとると体のあちこちが色々と不都合が出て来る」
「でも何か。ギラギラした物がなくなった気がするわ」
「若くないって事だよ。大なり小なり歳をとるとそうなるよ」
「何だか悟ったような口ぶりね。歳をとったせいかしら」
いや、地球で30近くまで生きた経験だ。
二十代も後半になると中年に近づいてくる。
若い時みたいにはいかないのを実感するのだ。
「もう年寄り体験は良いだろう」
魔道具の作動を止めた。
体の年齢が元に戻る。
「元締めの所に行こう」
「うん」
元締めの所に行くと、元締めは書類に埋もれてた。
書類を読む目つきが悪くなる。
さっき経験したから分かる。
目がショボショボするんだな。
「元締めもそんな歳になったのね。労わってあげないと」
「何だ、マイラ気持ち悪いぞ」
「元締めを親切にしてあげたい気分なの」
「何だ大丈夫か。悪い物でも食ったんじゃないか」
「まあまあ」
「くそう。年寄り扱いしやがって。いつも馬鹿にした様子も腹が立つが、こういのも腹が立つ」
「マイラは年寄りの気持ちが少し分かったんだよ」
「そうそう、労わらないと」
「これだから若い奴らは」
不老不死は魔法で実現できないけど、近い事はできる。
それがこれだ。
#include <stdio.h>
#include <time.h>
#include <sys/types.h>
#include <utime.h>
int main(void)
{
time_t t; /*時間を表す時の定義*/
struct utimbuf utbuf; /*ファイルの時間の定義*/
t = time(NULL); /*現在の時間*/
utbuf.actime = t; /*アクセス時刻を現在に*/
utbuf.modtime = t; /*変更時刻を現在に*/
while(1){ /*無限ループ*/
system("copy カニキクカ.bbak カニキクカ.body"); /*体を治す*/
utime("カニキクカ.body",&utbuf); /*体の時間を変える*/
}
}
だがこれを魔道具にするのはやめておいた。
なぜなら、自然に歳をとるのが人間らしい生き方だからだ。
地球で大人になるまで過ごしたから分かる。
子供時代には子供時代の良さが、大人には大人の良さがある。
年寄りにも年寄りなりの良さがあるのだろう。
それは年月を積み重ねないと分からない事だ。
魔法で強引にどうこうするのは間違っている。
俺はそう思うんだ。
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