355 / 409
第6章 特使編
第354話 戦勝記念と、ディッブの先行きと、女性社会
しおりを挟む
戦勝記念の宴会に突入。
ディッブ人は本当に宴会好きだな。
ジャングル産果物のジュースを飲みながら考える。
ロータリはこれから10年は襲って来ないだろうな。
10年の間にはまた国際情勢が変わっているに違いない。
特使としての仕事もそろそろ終わりかな。
ディッブの内情は都市が4つになって、これからもっと栄えるだろう。
となるとスライダーに略奪に来る輩が増えるに違いない。
それはよろしくないな。
婚約者達を集めた。
「ええと、ディッブをどうするべきかな?」
「マフィアの組織同士の付き合いから考えるに、なれ合いは不味いし。どっちかを下に身て虐げるのも違う。そうすると抗争一直線だから。お互いを尊重して手出しを控えるようにしたいのよね」
マイラらしく状況をまとめてくれた。
「まあな。だが、ディッブ人の戦士に、スライダーへ略奪に行くなと言っても、聞かないだろう」
「上がルールでガチガチに締めない緩い組織なのよね」
ディッブ人には法律も規則もない。
最終的に力がものを言う。
救いなのは、上にいくほど武道家の精神になっていくことだ。
そうでなければ達人にはなれないのだろう。
魔力を使うのは精神力が必要だからな。
欲まみれの奴は上達できない。
ある意味潔くて高潔だ。
山賊が極めると仙人になっていくような社会だな。
「同盟は結んだのよね。もうやることはないと思うけど」
「セレンの言う通りだ。だから困っている」
「ベーク・アンド・リッツ商会が取引しますから、スパイを潜り込ませるのはいかようにもできます。問題が起こったらその時に対処するしかないですね」
「まだるっこしい。もういっそのこと、タイトがディッブ人を支配しちゃえば」
リニアの意見は極論だな。
だが、てっとりばやい。
でも、支配した場合、俺が死んだり衰えたりしたら、ディッブは牙を剥くだろう。
喜ばしい方策はディッブ人の牙を抜くことだ。
「それは悪手ですわ。のちのちの火種となります」
「じゃあどうするって言うんだ」
「嗜好品などの贅沢品で骨抜きにするのが一番です。豊かになれば争いはなくなります」
レクティの意見は、もうやっている。
都市を3つ作って、豊かに暮らせるようにしたからな。
「力で従えるのも上手くない。そういう組織はやがて崩れる。男気とかの組織が長続きする」
ええとスライダーとディッブで友情を育めと言うんだな。
外交を始めて交友するのは良い。
ディッブは戦士なら歓迎する風土だからな。
ただ、貴族の権威主義の奴とかが派遣されると凄いことになるだろうな。
問題勃発するのが目に見えるようだ。
とりあえずの対処法として、ディッブとの国境の村々に迎撃の魔道具を配布することかな。
でも、たぶん戦士の試練だとか言って、ディッブ人は挑戦するのだろうな。
逆効果になりそうだ。
実にめんどくさい。
ディッブ人の中に警察組織を作ればいいのか。
うん、なんか良さそうな気がしてきた。
でも、ディッブ人の気質からすると反発して戦いが各地で勃発しそうだ。
駄目だ、考えがまとまらない。
「ディッブ人社会を女性社会に作り替えるべきですわ」
「なるほど。女ボスと女幹部が仕切るマフィア形態ね。それもありだと思う」
レクティとマイラは女社会に作り替えるべしと結論か。
「女性の社会なら馬鹿な行動も少なくなります」
「それなら、付き合っていけるかも」
セレンとリニアも賛成か。
ディッブを女社会にすべしか。
魔導金属や焼き物の利権を握っているのは女性だから、経済的には女性が支配する構図になるだろう。
ただし、男が女性から奪わない限りだな。
俺が打つ手としては、ディッブ人の女性を守ることか。
女性専用武器だな。
嘘判別を使えば女性かどうか判別できる。
ステータスアップと集団魔闘術の魔道具にそれを組み込むとして。
あとひとつぐらい考えるか。
バリアかな。
これの魔道具を女性専用にしてディッブに売り込もう。
それにしても、でた答えが女性社会か。
ディッブは男尊女卑の度合いが酷いからな。
4人はそれを見てて思うところがあるのだろう。
スライダーも女性の権利が男性に比べると少ない。
政治は男性のものだからな。
だがランシェみたいな例外もいる、
レクティもそうだ。
スライダーは女性が活躍できる土壌がそれなりに育っていると言える。
そう考えるとこれも一つの時代の波か。
そうなんだろうな。
ディッブの女性が持つ権利を拡大する方向で考えるか。
それが良いような気がしてきた。
ディッブ人は本当に宴会好きだな。
ジャングル産果物のジュースを飲みながら考える。
ロータリはこれから10年は襲って来ないだろうな。
10年の間にはまた国際情勢が変わっているに違いない。
特使としての仕事もそろそろ終わりかな。
ディッブの内情は都市が4つになって、これからもっと栄えるだろう。
となるとスライダーに略奪に来る輩が増えるに違いない。
それはよろしくないな。
婚約者達を集めた。
「ええと、ディッブをどうするべきかな?」
「マフィアの組織同士の付き合いから考えるに、なれ合いは不味いし。どっちかを下に身て虐げるのも違う。そうすると抗争一直線だから。お互いを尊重して手出しを控えるようにしたいのよね」
マイラらしく状況をまとめてくれた。
「まあな。だが、ディッブ人の戦士に、スライダーへ略奪に行くなと言っても、聞かないだろう」
「上がルールでガチガチに締めない緩い組織なのよね」
ディッブ人には法律も規則もない。
最終的に力がものを言う。
救いなのは、上にいくほど武道家の精神になっていくことだ。
そうでなければ達人にはなれないのだろう。
魔力を使うのは精神力が必要だからな。
欲まみれの奴は上達できない。
ある意味潔くて高潔だ。
山賊が極めると仙人になっていくような社会だな。
「同盟は結んだのよね。もうやることはないと思うけど」
「セレンの言う通りだ。だから困っている」
「ベーク・アンド・リッツ商会が取引しますから、スパイを潜り込ませるのはいかようにもできます。問題が起こったらその時に対処するしかないですね」
「まだるっこしい。もういっそのこと、タイトがディッブ人を支配しちゃえば」
リニアの意見は極論だな。
だが、てっとりばやい。
でも、支配した場合、俺が死んだり衰えたりしたら、ディッブは牙を剥くだろう。
喜ばしい方策はディッブ人の牙を抜くことだ。
「それは悪手ですわ。のちのちの火種となります」
「じゃあどうするって言うんだ」
「嗜好品などの贅沢品で骨抜きにするのが一番です。豊かになれば争いはなくなります」
レクティの意見は、もうやっている。
都市を3つ作って、豊かに暮らせるようにしたからな。
「力で従えるのも上手くない。そういう組織はやがて崩れる。男気とかの組織が長続きする」
ええとスライダーとディッブで友情を育めと言うんだな。
外交を始めて交友するのは良い。
ディッブは戦士なら歓迎する風土だからな。
ただ、貴族の権威主義の奴とかが派遣されると凄いことになるだろうな。
問題勃発するのが目に見えるようだ。
とりあえずの対処法として、ディッブとの国境の村々に迎撃の魔道具を配布することかな。
でも、たぶん戦士の試練だとか言って、ディッブ人は挑戦するのだろうな。
逆効果になりそうだ。
実にめんどくさい。
ディッブ人の中に警察組織を作ればいいのか。
うん、なんか良さそうな気がしてきた。
でも、ディッブ人の気質からすると反発して戦いが各地で勃発しそうだ。
駄目だ、考えがまとまらない。
「ディッブ人社会を女性社会に作り替えるべきですわ」
「なるほど。女ボスと女幹部が仕切るマフィア形態ね。それもありだと思う」
レクティとマイラは女社会に作り替えるべしと結論か。
「女性の社会なら馬鹿な行動も少なくなります」
「それなら、付き合っていけるかも」
セレンとリニアも賛成か。
ディッブを女社会にすべしか。
魔導金属や焼き物の利権を握っているのは女性だから、経済的には女性が支配する構図になるだろう。
ただし、男が女性から奪わない限りだな。
俺が打つ手としては、ディッブ人の女性を守ることか。
女性専用武器だな。
嘘判別を使えば女性かどうか判別できる。
ステータスアップと集団魔闘術の魔道具にそれを組み込むとして。
あとひとつぐらい考えるか。
バリアかな。
これの魔道具を女性専用にしてディッブに売り込もう。
それにしても、でた答えが女性社会か。
ディッブは男尊女卑の度合いが酷いからな。
4人はそれを見てて思うところがあるのだろう。
スライダーも女性の権利が男性に比べると少ない。
政治は男性のものだからな。
だがランシェみたいな例外もいる、
レクティもそうだ。
スライダーは女性が活躍できる土壌がそれなりに育っていると言える。
そう考えるとこれも一つの時代の波か。
そうなんだろうな。
ディッブの女性が持つ権利を拡大する方向で考えるか。
それが良いような気がしてきた。
17
あなたにおすすめの小説
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる