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第4章 チタン属性でざまぁ編
第184話 おっさん、暗殺者を撃退する
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おー、来ましたな。暗殺者。
探知式照明を設置したので丸わかりだ。
探知式照明はチャイムと連動するようになっている。
それをスラムの住居に取り付けておいたのだ。
「アニータ、お客さんだ。起きろ」
隣のベッドで寝ているアニータを起こす。
「朝ごはん?」
「食えない客だ」
「なら寝るぅ」
仕方ない。
アニータは寝かせておこう。
チャイムが鳴ったので暗殺者も俺が気づいたのを知っているはずだ。
正面突破だな。
レベル強者の強みを活かしドアを蹴破る。
ドアの正面にいた暗殺者が巻き込まれてリタイヤした。
探知式照明に照らされた暗殺者達は黒ずくめで、本格的な輩に見える。
「お前らどこの手の者だ?」
その問いには答えずに探知式照明に水を掛けた。
こいつら馬鹿か。
LED照明が水で消える訳ないだろう。
異世界の品だから分からないのも無理はないが。
驚いている暗殺者の一人をメイスで始末した。
暗殺者が散開する。
そして、投げられた手裏剣みたいな物がLED照明に突き刺さる。
辺りは暗闇が支配した。
馬鹿は撤回。
なかなかやる。
暗視スコープを被る。
短剣で数人が腹を刺しに来た。
魔力壁で平気だが、うっとうしい。
メイスでまたひとりやっつけた。
こいつら一言も喋らない。
苦鳴や悲鳴はおろか断末魔すらない。
よく訓練されてやがる。
その時背後で気配がした。
振り返ると壁に穴を開けて侵入した暗殺者がアニータをさらって行くのが見えた。
「アニータぁ!!」
俺の叫びも虚しくアニータは遠ざかって行く。
隙だと思ったのか暗殺者が一斉に短剣を俺に突き立てる。
「邪魔だ」
俺はメイスで回転するように薙ぎ払い暗殺者達を転ばせた。
そしてメイスで止めを刺した。
ちくしょう手間取ってしまった。
さらわれたアニータを追いかける。
こんな時の為に電波発信機を仕掛けてある。
ペット用だから有効範囲は狭い。
だが、受信機は電波をしっかりと捉えていた。
追いかけながら考える。
アニータが狙いだった訳ではないよな。
たぶんアニータを人質に取って動くなとやるつもりだったんだろう。
さらったのは俺が強すぎるので脅しが効かないと思ったからか。
さらわれたアニータを担いだ暗殺者が見えてきた。
俺は100均の鉄アレイで作ったボーラを投げる。
ボーラは回転しながら飛び、暗殺者の足をからめとった。
「近づくな。近づけば娘の命はないぞ」
暗殺者が喋ったと思ったら第一声がこれか。
「拘束」
土魔法で暗殺者を身動きできなくする。
こういう輩は指示に従っても、俺と一緒にアニータも殺されて終わりだ。
俺はメイスで暗殺者の額を割った。
「アニータ、怖かっただろう。大丈夫か」
「うん、平気。助けてくれると分かっていたから」
暗殺者の懐を探る。
武器以外なにも持っていない。
まあそうだよな。
依頼書を持ってた魔導士が間抜けだっただけで、普通はこうだよな。
スラムの家に戻ると片付けた暗殺者の遺体がない。
手回しの良い奴らだ。
「寝る場所を変えるぞ。そうだな、テントはどうだ」
「うん、楽しそう」
寝る所はこれで良いとして、暗殺者はうっとうしい。
特にアニータを狙われると厄介だ。
翌朝、俺達は宝石魔導士会の本部に身を寄せた。
「迷惑を掛ける。レベッカは鉱山に行っているのか」
俺はジャスミンに話し掛けた。
「ええ、鉱山の方が落ち着くみたい」
「とにかく気をつけてくれ」
「本部にいれば、魔導士でない暗殺者なんて何ともないわよ」
「でも手練れな感じなんだよな」
「どんな奴らだったの」
「黒ずくめの奴らさ。悲鳴も漏らさない不気味な連中だったな」
「リウ暗殺団じゃないでしょうね」
「それはどんな奴らだ」
「証拠を一切、残さないらしいわよ」
「他にヒントは」
「噂では舌に入れ墨に似たトカゲの模様があるとか」
「おう、それは良い事を聞いた。収納箱」
「ちょっと、死体なんかいきなり出さないで」
「悪い悪い」
えっと舌だな。
死後硬直で堅くなった顎を無理やりこじ開け舌を確認する。
あった、トカゲのマークだ。
「どうやらリウ暗殺団で当たりのようだ」
「やつらしつこいわよ。依頼が解除されない限り目標を諦めないとも聞いたわ」
「じゃあ、奴らのアジトを探して、こっちから襲撃を掛けてやるよ。その前に宝石魔導士会の本部に、探知式照明とチャイムを付けてやろう」
「便利な道具なら大歓迎だわ」
これで奇襲はやりづらいだろう。
探知式照明を設置したので丸わかりだ。
探知式照明はチャイムと連動するようになっている。
それをスラムの住居に取り付けておいたのだ。
「アニータ、お客さんだ。起きろ」
隣のベッドで寝ているアニータを起こす。
「朝ごはん?」
「食えない客だ」
「なら寝るぅ」
仕方ない。
アニータは寝かせておこう。
チャイムが鳴ったので暗殺者も俺が気づいたのを知っているはずだ。
正面突破だな。
レベル強者の強みを活かしドアを蹴破る。
ドアの正面にいた暗殺者が巻き込まれてリタイヤした。
探知式照明に照らされた暗殺者達は黒ずくめで、本格的な輩に見える。
「お前らどこの手の者だ?」
その問いには答えずに探知式照明に水を掛けた。
こいつら馬鹿か。
LED照明が水で消える訳ないだろう。
異世界の品だから分からないのも無理はないが。
驚いている暗殺者の一人をメイスで始末した。
暗殺者が散開する。
そして、投げられた手裏剣みたいな物がLED照明に突き刺さる。
辺りは暗闇が支配した。
馬鹿は撤回。
なかなかやる。
暗視スコープを被る。
短剣で数人が腹を刺しに来た。
魔力壁で平気だが、うっとうしい。
メイスでまたひとりやっつけた。
こいつら一言も喋らない。
苦鳴や悲鳴はおろか断末魔すらない。
よく訓練されてやがる。
その時背後で気配がした。
振り返ると壁に穴を開けて侵入した暗殺者がアニータをさらって行くのが見えた。
「アニータぁ!!」
俺の叫びも虚しくアニータは遠ざかって行く。
隙だと思ったのか暗殺者が一斉に短剣を俺に突き立てる。
「邪魔だ」
俺はメイスで回転するように薙ぎ払い暗殺者達を転ばせた。
そしてメイスで止めを刺した。
ちくしょう手間取ってしまった。
さらわれたアニータを追いかける。
こんな時の為に電波発信機を仕掛けてある。
ペット用だから有効範囲は狭い。
だが、受信機は電波をしっかりと捉えていた。
追いかけながら考える。
アニータが狙いだった訳ではないよな。
たぶんアニータを人質に取って動くなとやるつもりだったんだろう。
さらったのは俺が強すぎるので脅しが効かないと思ったからか。
さらわれたアニータを担いだ暗殺者が見えてきた。
俺は100均の鉄アレイで作ったボーラを投げる。
ボーラは回転しながら飛び、暗殺者の足をからめとった。
「近づくな。近づけば娘の命はないぞ」
暗殺者が喋ったと思ったら第一声がこれか。
「拘束」
土魔法で暗殺者を身動きできなくする。
こういう輩は指示に従っても、俺と一緒にアニータも殺されて終わりだ。
俺はメイスで暗殺者の額を割った。
「アニータ、怖かっただろう。大丈夫か」
「うん、平気。助けてくれると分かっていたから」
暗殺者の懐を探る。
武器以外なにも持っていない。
まあそうだよな。
依頼書を持ってた魔導士が間抜けだっただけで、普通はこうだよな。
スラムの家に戻ると片付けた暗殺者の遺体がない。
手回しの良い奴らだ。
「寝る場所を変えるぞ。そうだな、テントはどうだ」
「うん、楽しそう」
寝る所はこれで良いとして、暗殺者はうっとうしい。
特にアニータを狙われると厄介だ。
翌朝、俺達は宝石魔導士会の本部に身を寄せた。
「迷惑を掛ける。レベッカは鉱山に行っているのか」
俺はジャスミンに話し掛けた。
「ええ、鉱山の方が落ち着くみたい」
「とにかく気をつけてくれ」
「本部にいれば、魔導士でない暗殺者なんて何ともないわよ」
「でも手練れな感じなんだよな」
「どんな奴らだったの」
「黒ずくめの奴らさ。悲鳴も漏らさない不気味な連中だったな」
「リウ暗殺団じゃないでしょうね」
「それはどんな奴らだ」
「証拠を一切、残さないらしいわよ」
「他にヒントは」
「噂では舌に入れ墨に似たトカゲの模様があるとか」
「おう、それは良い事を聞いた。収納箱」
「ちょっと、死体なんかいきなり出さないで」
「悪い悪い」
えっと舌だな。
死後硬直で堅くなった顎を無理やりこじ開け舌を確認する。
あった、トカゲのマークだ。
「どうやらリウ暗殺団で当たりのようだ」
「やつらしつこいわよ。依頼が解除されない限り目標を諦めないとも聞いたわ」
「じゃあ、奴らのアジトを探して、こっちから襲撃を掛けてやるよ。その前に宝石魔導士会の本部に、探知式照明とチャイムを付けてやろう」
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