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魔族蠢動編
第26話 吸血鬼退治
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呪いを振りまく商人の噂はこの街でぴたりと途絶えた。
しょうがないので、ギルドで依頼を受ける事にした。
依頼を探すと中に勇者限定依頼なんてものがあった。
えーと、スラムに住み着いた怪物を倒して下さいとある。
俺はその依頼書を手に窓口へ行く。
「この勇者限定依頼なんだけど、俺にも受けられるかな」
「それね。変な依頼主なのよ。勇者限定だけど別に冒険者なら誰でも良いらしいわよ」
「へぇ、ちなみに依頼主はどんな人?」
「赤い目の凄い美女だったわ。言葉遣いが偉そうだったから、きっと貴族ね」
「依頼、受けるよ」
「美女と聞いて依頼受けたの?」
「いや、なんか気になって」
手続きをしながら、小前田の問いに俺は答えた。
スラムの奥深くに怪物の出る廃屋は建っていた。
「そこ、ネズミがいるぞ」
「きゃー、ネズミ嫌い」
小前田はそう言うと爆弾をネズミに投げつけた。
ネズミは黒い煙になって小指ほどの魔石を残す。
魔物だったんだな。
うっかり近寄らなくて良かった。
「ネズミは小前田に任せた。気を引き締めて行くぞ」
「ひどい、ネズミ嫌いなのに」
「私も手伝うわ」
俺達は廃屋に踏み込んだ。
通路には骨が散らばって、壁や床には血の跡が一面にあった。
突き当たりにはのっぺらぼうの人形が立っていた。
ん、人形。
近づくと人形は俺の姿になり、俺とクルクルとじゃれた。。
「二人とも、偽物をやっつけろ」
「いや、俺が本物」
「そっくりでどっちが本物か分からないよ。未依子ちゃんはどっちだと思う」
「分からないわ」
「御花畑、気にせず二人とも魔法で撃て」
「そうね、ファイヤーボール、ファイヤーボール」
俺と偽物は腹に魔法を喰らいくの字になって壁に叩きつけられた。
「馬鹿な、能力をコピーしてお前と同じはずだ。なんでこんなに弱い」
「俺は弱いんだよ」
「それなのにお前はなぜ平気なのだ」
「装備まではコピーできないのだろう。俺の装備は不壊だ。衝撃は受けるけどもな」
「そんな神器クラスの装備が……」
魔物は黒い煙になって魔石と黒い水晶をばら撒いた。
「これって例のやつじゃないのか。魔物の仕業だったのか」
「そうなのね。それじゃこの奥にいる親玉を倒せば、みんなの呪いが解けるかも」
「良いわ、ラスボス戦。燃えてくるわ」
「行くぞ」
俺達は扉を開けて中に踏み込む。
中には長い黒髪で赤目の美女が椅子に座って待ち構えていた。
「わらわはエルダーバンパイヤのカタリーヌ。名乗れ」
「名も無き勇者だ」
「獄炎の賢者、ミイコ」
「ポーションの聖女、ヨシミよ」
「勇者には会ったことがある。お前は勇者の偽物か。一瞬で始末してやろう」
「それはどうかな。この状況にぴったりな本がある。『ドラQーラの血塗られた館』だ。いくぞ、カタログスペック100%」
床に手を置いてスキルを発動した。
廃屋は洋館に生まれ変わり、部屋は応接間になった。
「これがお前のスキルか。しゃらくさい。戦場を有利な物に変えたからといって討ち取れると思うなよ」
「よし逃げるぞ。暖炉の抜け穴だ」
俺達は暖炉の抜け穴を通り、隣の部屋へ。
隣の部屋では動く甲冑が待ち構えていた。
これから逃げ廊下に出る。
廊下の突き当りには鏡があって、小前田が覗くと他人の顔が映し出された。
「きゃあ、びっくりした」
「御花畑は恐くないのか」
「よく出来たホラー映画に比べればね」
「種を明かすと面白くないから、ノーヒントで次に行くぞ」
俺達が近くの部屋に入るとそこには婦人の肖像画が掛かっていた。
俺達が近づくと絵の人物は牙をむきだし威嚇する。
「きゃ」
「小前田は恐がりだな」
礼拝堂や地下室などの数々のギミックを通過して、俺達は玄関ホールに出た。
「追い詰めたぞ。覚悟はいいか」
「御花畑、壁を十字架の形に壊せ」
「ファイヤーランス、……ファイヤーランス」
壁には十字架の形に穴が空き、太陽の光が差し込んだ。
太陽の光に当たったカタリーヌは灰になっていく。
「馬鹿な、太陽の光ごときで……魔王様……」
カタリーヌは全て灰になって飛び散り、そして黒い煙になって魔石を残した。
それから応接間に入り黒い水晶の親機を発見し破壊。
小前田によればこれで呪いは解けたとの事。
依頼の結果をギルドに報告するとこの館は観光名所にするらしい。
財宝もいくらかあったので全て寒村の魔物討伐の依頼料に上乗せした。
カタリーヌが言ってた最後の言葉、魔王様が気になる。
だけど、どのみち魔王軍とはやりあわないといけないのだろう。
しょうがないので、ギルドで依頼を受ける事にした。
依頼を探すと中に勇者限定依頼なんてものがあった。
えーと、スラムに住み着いた怪物を倒して下さいとある。
俺はその依頼書を手に窓口へ行く。
「この勇者限定依頼なんだけど、俺にも受けられるかな」
「それね。変な依頼主なのよ。勇者限定だけど別に冒険者なら誰でも良いらしいわよ」
「へぇ、ちなみに依頼主はどんな人?」
「赤い目の凄い美女だったわ。言葉遣いが偉そうだったから、きっと貴族ね」
「依頼、受けるよ」
「美女と聞いて依頼受けたの?」
「いや、なんか気になって」
手続きをしながら、小前田の問いに俺は答えた。
スラムの奥深くに怪物の出る廃屋は建っていた。
「そこ、ネズミがいるぞ」
「きゃー、ネズミ嫌い」
小前田はそう言うと爆弾をネズミに投げつけた。
ネズミは黒い煙になって小指ほどの魔石を残す。
魔物だったんだな。
うっかり近寄らなくて良かった。
「ネズミは小前田に任せた。気を引き締めて行くぞ」
「ひどい、ネズミ嫌いなのに」
「私も手伝うわ」
俺達は廃屋に踏み込んだ。
通路には骨が散らばって、壁や床には血の跡が一面にあった。
突き当たりにはのっぺらぼうの人形が立っていた。
ん、人形。
近づくと人形は俺の姿になり、俺とクルクルとじゃれた。。
「二人とも、偽物をやっつけろ」
「いや、俺が本物」
「そっくりでどっちが本物か分からないよ。未依子ちゃんはどっちだと思う」
「分からないわ」
「御花畑、気にせず二人とも魔法で撃て」
「そうね、ファイヤーボール、ファイヤーボール」
俺と偽物は腹に魔法を喰らいくの字になって壁に叩きつけられた。
「馬鹿な、能力をコピーしてお前と同じはずだ。なんでこんなに弱い」
「俺は弱いんだよ」
「それなのにお前はなぜ平気なのだ」
「装備まではコピーできないのだろう。俺の装備は不壊だ。衝撃は受けるけどもな」
「そんな神器クラスの装備が……」
魔物は黒い煙になって魔石と黒い水晶をばら撒いた。
「これって例のやつじゃないのか。魔物の仕業だったのか」
「そうなのね。それじゃこの奥にいる親玉を倒せば、みんなの呪いが解けるかも」
「良いわ、ラスボス戦。燃えてくるわ」
「行くぞ」
俺達は扉を開けて中に踏み込む。
中には長い黒髪で赤目の美女が椅子に座って待ち構えていた。
「わらわはエルダーバンパイヤのカタリーヌ。名乗れ」
「名も無き勇者だ」
「獄炎の賢者、ミイコ」
「ポーションの聖女、ヨシミよ」
「勇者には会ったことがある。お前は勇者の偽物か。一瞬で始末してやろう」
「それはどうかな。この状況にぴったりな本がある。『ドラQーラの血塗られた館』だ。いくぞ、カタログスペック100%」
床に手を置いてスキルを発動した。
廃屋は洋館に生まれ変わり、部屋は応接間になった。
「これがお前のスキルか。しゃらくさい。戦場を有利な物に変えたからといって討ち取れると思うなよ」
「よし逃げるぞ。暖炉の抜け穴だ」
俺達は暖炉の抜け穴を通り、隣の部屋へ。
隣の部屋では動く甲冑が待ち構えていた。
これから逃げ廊下に出る。
廊下の突き当りには鏡があって、小前田が覗くと他人の顔が映し出された。
「きゃあ、びっくりした」
「御花畑は恐くないのか」
「よく出来たホラー映画に比べればね」
「種を明かすと面白くないから、ノーヒントで次に行くぞ」
俺達が近くの部屋に入るとそこには婦人の肖像画が掛かっていた。
俺達が近づくと絵の人物は牙をむきだし威嚇する。
「きゃ」
「小前田は恐がりだな」
礼拝堂や地下室などの数々のギミックを通過して、俺達は玄関ホールに出た。
「追い詰めたぞ。覚悟はいいか」
「御花畑、壁を十字架の形に壊せ」
「ファイヤーランス、……ファイヤーランス」
壁には十字架の形に穴が空き、太陽の光が差し込んだ。
太陽の光に当たったカタリーヌは灰になっていく。
「馬鹿な、太陽の光ごときで……魔王様……」
カタリーヌは全て灰になって飛び散り、そして黒い煙になって魔石を残した。
それから応接間に入り黒い水晶の親機を発見し破壊。
小前田によればこれで呪いは解けたとの事。
依頼の結果をギルドに報告するとこの館は観光名所にするらしい。
財宝もいくらかあったので全て寒村の魔物討伐の依頼料に上乗せした。
カタリーヌが言ってた最後の言葉、魔王様が気になる。
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