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戦闘の後
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おやつのため買っておいた木苺のクッキーとハーブティを口にしていると、ようやく迎えの兵士がきた。見ると、迎えの兵士というより、ビップを護衛する騎士といった物々しい装備をしている。
白いマントのついた純金で装飾された鎧に、騎士の身の丈ほどもある大きな楯、その裏には、銀製と思われる槍とショートソードがある。しかもゴールドバスタードという金細工を刀身に施したバスタードソードが腰にぶら下がっており、明らかにハイナイトであることが分かる。ミリィの隣に、むかえに来た騎士たちに敬意を表するラングの姿もあった。
聞くと、昨日のゴブリンの一団は、マッドとあだ名のつけられたゴブリンロードに率いられ、ここら辺一帯の覇権を握っていたグループだったらしい。マッドの一団が倒されたことによる報復や覇権争いに巻き込まれないよう、国王に客として招かれた2人と、表彰ものの働きをしたラングの安全のため、わざわざ出向いてきてくれた、ということだ。
王の命令ではなかったが、フル装備の王室騎士が5人も迎えにくるというのは、大変すごいとだ。王室騎士から見れば、大変見劣りするローナイトクラスの騎士も5人いる。階級は、ラングより一つ下のようだ。
3人は、スモールドラゴンに騎乗した王室騎士に護衛され、東衛砦へ馬車で向かった。フィーリアンは、北のスウェムス山脈から湧き出る2本の大河に囲まれている。まさに天然の要害に守られた王国だ。更に王都とその周辺の都市に行くには、首都圏を囲む四つの砦にある橋を渡らないといけない。
森を抜けて運河沿いに南下すると、すぐに東衛砦が見えてきた。古代樹の生い茂る森の外は景色を遮るもののない大平原で、あるのは巨大な砦だけであった。
大河の向こう岸にある白い砦は、とんがり帽子をかぶったような円錐形の塔を後方にして、ドーナツ状の城壁からなっている。見たところ、ファサードは簡単な作りの新古典様式。橋に面する城門は珍しい形をしていて、正面から見ると三角形の形をしていた。
王室騎士が珍しいらしく、遊覧船の甲板からから人々が手を振っている。騎士たちもそれに応え手を振る。普通はパレートか何かでしか見られない光景だった。
この道は、薄暗い森の中とは違い直射日光が照りつける。少し肌寒い空気から、暖かい光が守ってくれるのは、とても心地よく眠くなる環境だ。
大河には、ローレライという名の淡水の魚人がいるらしい。ローレライはマーメイド同様、ラブディバーという相手に好意を植え付ける術を得意とし、精心攻撃に対して大変強い精霊獣だ。精霊使いの呼びかけで、人魚の息吹という回復系の力を貸してくれる。
樹海の中にいたときには気にも留めなかったが、青や赤に光る鳥が飛び交っている。運河の向こうを双眼鏡で見ると、遠くのほうには牧場が広がっており、草食性で気のおとなしいスモールドラゴンが、騎兵用に飼育されていた。戦闘用としては小さすぎるため、騎兵用として使用しているのは、この国だけだ。
午後の日差しがとても気持ちよくてまどろみかけたミリィであったが、突然暴れだしたドラゴンや馬の鳴き声で目がさめた。大きく揺れる馬車の中で、バランスをとろうと必死に身構える。
何事かと思って3人が窓から顔をだすと、案の定、十数匹のゴブリンがいた。1匹は若いゴブリンロードだ。最初は、マッドの息子か何かが仇をとろうと出てきたか、と思ったが、どうも違うらしい。上を向いて威嚇の唸り声をあげている。
ミリィが顔を上げると、なんと1体の天使がいた。
白いマントのついた純金で装飾された鎧に、騎士の身の丈ほどもある大きな楯、その裏には、銀製と思われる槍とショートソードがある。しかもゴールドバスタードという金細工を刀身に施したバスタードソードが腰にぶら下がっており、明らかにハイナイトであることが分かる。ミリィの隣に、むかえに来た騎士たちに敬意を表するラングの姿もあった。
聞くと、昨日のゴブリンの一団は、マッドとあだ名のつけられたゴブリンロードに率いられ、ここら辺一帯の覇権を握っていたグループだったらしい。マッドの一団が倒されたことによる報復や覇権争いに巻き込まれないよう、国王に客として招かれた2人と、表彰ものの働きをしたラングの安全のため、わざわざ出向いてきてくれた、ということだ。
王の命令ではなかったが、フル装備の王室騎士が5人も迎えにくるというのは、大変すごいとだ。王室騎士から見れば、大変見劣りするローナイトクラスの騎士も5人いる。階級は、ラングより一つ下のようだ。
3人は、スモールドラゴンに騎乗した王室騎士に護衛され、東衛砦へ馬車で向かった。フィーリアンは、北のスウェムス山脈から湧き出る2本の大河に囲まれている。まさに天然の要害に守られた王国だ。更に王都とその周辺の都市に行くには、首都圏を囲む四つの砦にある橋を渡らないといけない。
森を抜けて運河沿いに南下すると、すぐに東衛砦が見えてきた。古代樹の生い茂る森の外は景色を遮るもののない大平原で、あるのは巨大な砦だけであった。
大河の向こう岸にある白い砦は、とんがり帽子をかぶったような円錐形の塔を後方にして、ドーナツ状の城壁からなっている。見たところ、ファサードは簡単な作りの新古典様式。橋に面する城門は珍しい形をしていて、正面から見ると三角形の形をしていた。
王室騎士が珍しいらしく、遊覧船の甲板からから人々が手を振っている。騎士たちもそれに応え手を振る。普通はパレートか何かでしか見られない光景だった。
この道は、薄暗い森の中とは違い直射日光が照りつける。少し肌寒い空気から、暖かい光が守ってくれるのは、とても心地よく眠くなる環境だ。
大河には、ローレライという名の淡水の魚人がいるらしい。ローレライはマーメイド同様、ラブディバーという相手に好意を植え付ける術を得意とし、精心攻撃に対して大変強い精霊獣だ。精霊使いの呼びかけで、人魚の息吹という回復系の力を貸してくれる。
樹海の中にいたときには気にも留めなかったが、青や赤に光る鳥が飛び交っている。運河の向こうを双眼鏡で見ると、遠くのほうには牧場が広がっており、草食性で気のおとなしいスモールドラゴンが、騎兵用に飼育されていた。戦闘用としては小さすぎるため、騎兵用として使用しているのは、この国だけだ。
午後の日差しがとても気持ちよくてまどろみかけたミリィであったが、突然暴れだしたドラゴンや馬の鳴き声で目がさめた。大きく揺れる馬車の中で、バランスをとろうと必死に身構える。
何事かと思って3人が窓から顔をだすと、案の定、十数匹のゴブリンがいた。1匹は若いゴブリンロードだ。最初は、マッドの息子か何かが仇をとろうと出てきたか、と思ったが、どうも違うらしい。上を向いて威嚇の唸り声をあげている。
ミリィが顔を上げると、なんと1体の天使がいた。
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