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男の友情
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少し間を置いて扉を持ち上げると、敷石の床が見える。少し警戒しながらハシゴを降りると、1つの部屋になっていた。幾つかある扉の1つから数人の気配を感じ、ミリィはジェスチャーで扉に近づくことをみんなに伝え、みんなも彼女に続く。
扉に耳をくっつけると、向こう側の声がよく聞こえた。鉄枠もあって見た目は厚そうな扉だが、以外に薄いようだ。中の人たちは、なにやら怒られている。
「お前ら、何をやっているんだ!!」
「しかしマルクスさん、竜巻並みの突風が突然襲ってきて・・・」
マルクスとは砦長の名前だ。会話の中に出てきた竜巻という一言で、中にいる奴らが海賊だということが分かる。精霊呪文の直撃を受けた船に乗っていたやつの生き残りだろう。よく生きていたものだ・・・、いや、そんなことよりも、所長のヤツ親玉だったのか。
「絶対、人為的に作られた風ですよ。あんな強風、精霊術じゃないと・・・」
「くそっ! 確か、牝馬の爪から役人を助け出したやつらの中に、頭の悪そうな精霊使いがいたな」
ムカッ
サラはぷんぷんしながら、扉を勢いよく開いた。
「!?」
「どういうことか聞かせてもらいましょうか? 砦長さん!!」
サラがめらめら燃えている。マルクスは当然ビビッたが、ミリィたちもビビッた。
「くっくそ! お前ら殺れ!!」
幹部と思われる5人の海賊(青ザメ、ヒラメ、カレイ、タコ、海ヘビの魚人)がサーベルを振りかざし襲いかかるが、実力に差がありすぎてあっさりのされてしまった。
「さあ、どうしてくれましょう?」(怒)と詰め寄るサラ。
そんなに砦長にバカ呼ばわりされたこと怒っているのか? サラ・・・。
「っ!先生っ、先生―!!」
後ろに殺気を感じて振り向くと、身の丈以上のバスタードソードを持った男が、異様な殺気で4人をにらみつけている。
どんだけ鍛えているんだか、びっくりするほどほど筋骨隆々な男だ。その後ろで数多くの海賊が、サーベルやモーニングスター、その他もろもろの武器を構えている。
「ラング、こいつで剣の修行をしたらどうだ?」
ウォーロックの一言で、砦長の用心棒とラングの一騎打ちとなった。
「ラングー、がんばれー!!」(ミリィ一同)
「そんなやつひねっちゃってください、バースさん!!」(海賊たち)
海賊の数は圧倒的に多い。応援合戦では大敗に終りそうなので、ミリィはちょっと悔しい。なら、メインのタイマンに勝ってもらえばいいのだが、重く破壊力のあるバスタードソードにラングのシルバーグレードは弾かれて、思ったよりも戦況は悪い。
「ぐわっ!!」
「とんだ噛ませ犬だな」
鎧の肩当ての隙間から入った切っ先は、ラングに流血を招く。
ラングは、続いて襲いくる攻撃をかわそうとソードウェーブを放ち、振り遅される直前だったバスタードソードを封じた。
「何だそれは!? ソードウェーブとは、こうやるんだ!!」
バースは後ろに飛び跳ね、両腕で剣を中段後方に構えた瞬間、ラングとは比べ物にならないほど凄いソードウェーブを放つ。
ミリィのソニックブーム似ているラングのに対し、バースのものは全く異なっていて、津波のようであった。
ラングは、襲い掛かってくるソードウェーブを間一髪でかわす。その名のとおり、鋭い刃のような波がラングの頭上を通り、一瞬で後ろの壁を粉々に破壊し、道を挟んだ向こうの壁も破壊した。
「おぉ~!!」
ミリィたちでさえ思わず声をあげた。
扉に耳をくっつけると、向こう側の声がよく聞こえた。鉄枠もあって見た目は厚そうな扉だが、以外に薄いようだ。中の人たちは、なにやら怒られている。
「お前ら、何をやっているんだ!!」
「しかしマルクスさん、竜巻並みの突風が突然襲ってきて・・・」
マルクスとは砦長の名前だ。会話の中に出てきた竜巻という一言で、中にいる奴らが海賊だということが分かる。精霊呪文の直撃を受けた船に乗っていたやつの生き残りだろう。よく生きていたものだ・・・、いや、そんなことよりも、所長のヤツ親玉だったのか。
「絶対、人為的に作られた風ですよ。あんな強風、精霊術じゃないと・・・」
「くそっ! 確か、牝馬の爪から役人を助け出したやつらの中に、頭の悪そうな精霊使いがいたな」
ムカッ
サラはぷんぷんしながら、扉を勢いよく開いた。
「!?」
「どういうことか聞かせてもらいましょうか? 砦長さん!!」
サラがめらめら燃えている。マルクスは当然ビビッたが、ミリィたちもビビッた。
「くっくそ! お前ら殺れ!!」
幹部と思われる5人の海賊(青ザメ、ヒラメ、カレイ、タコ、海ヘビの魚人)がサーベルを振りかざし襲いかかるが、実力に差がありすぎてあっさりのされてしまった。
「さあ、どうしてくれましょう?」(怒)と詰め寄るサラ。
そんなに砦長にバカ呼ばわりされたこと怒っているのか? サラ・・・。
「っ!先生っ、先生―!!」
後ろに殺気を感じて振り向くと、身の丈以上のバスタードソードを持った男が、異様な殺気で4人をにらみつけている。
どんだけ鍛えているんだか、びっくりするほどほど筋骨隆々な男だ。その後ろで数多くの海賊が、サーベルやモーニングスター、その他もろもろの武器を構えている。
「ラング、こいつで剣の修行をしたらどうだ?」
ウォーロックの一言で、砦長の用心棒とラングの一騎打ちとなった。
「ラングー、がんばれー!!」(ミリィ一同)
「そんなやつひねっちゃってください、バースさん!!」(海賊たち)
海賊の数は圧倒的に多い。応援合戦では大敗に終りそうなので、ミリィはちょっと悔しい。なら、メインのタイマンに勝ってもらえばいいのだが、重く破壊力のあるバスタードソードにラングのシルバーグレードは弾かれて、思ったよりも戦況は悪い。
「ぐわっ!!」
「とんだ噛ませ犬だな」
鎧の肩当ての隙間から入った切っ先は、ラングに流血を招く。
ラングは、続いて襲いくる攻撃をかわそうとソードウェーブを放ち、振り遅される直前だったバスタードソードを封じた。
「何だそれは!? ソードウェーブとは、こうやるんだ!!」
バースは後ろに飛び跳ね、両腕で剣を中段後方に構えた瞬間、ラングとは比べ物にならないほど凄いソードウェーブを放つ。
ミリィのソニックブーム似ているラングのに対し、バースのものは全く異なっていて、津波のようであった。
ラングは、襲い掛かってくるソードウェーブを間一髪でかわす。その名のとおり、鋭い刃のような波がラングの頭上を通り、一瞬で後ろの壁を粉々に破壊し、道を挟んだ向こうの壁も破壊した。
「おぉ~!!」
ミリィたちでさえ思わず声をあげた。
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