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お家で出会ったお友達の話
続けていくこと、積み重ねていくことが大事なんだ
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お庭で虫達が演奏会を開いていまいた。
モモタは、素敵な音色を楽しんでから、1匹のコオロギに訊きました。
「みんなは、いつも音楽を奏でているけど、他の時間は何をしてるの?」
「他の時間?寝ているだけだよ。
起きてる時は、ずっと演奏しているからね」
「大変じゃないの?僕だったら続かないな、途中で飽きちゃうし」
それを聞いたコオロギは言います。
「君は何が好きなのかな?1日やっても飽きない事ってあるでしょう?」
モモタは考えました。
「猫じゃらしをはたくのとか、毛糸の玉を追いかけるのとかかな?でも、1日やったら飽きちゃうかな」
続けてモモタは訊きました。
「君達は、こんなに小さいのに、なぜ素敵で大きな音で演奏出来るの?しかもずっと」
「それは音楽が大好きだからさ。
大好きな事って、いくらやっても飽きないだろう?気がついたら、何時間も経っているんだ」
コオロギは笑って言いました。モモタは、不思議でなりません。
「疲れるでしょう?」
「疲れないよ。
本当に好きなことは、疲れないのさ。
疲れるにしても、心地よい疲れで、とてもよい気分なんだ」
「音楽の才能があるなんて、羨ましいな。
僕にも綺麗に鳴く声があったら、1日中歌うのにな」
コオロギは考え込んだ様子です。
「僕達は、始めから上手だったわけではないよ。
音楽が大好きで、大好きで、堪らなかったから、毎日練習していたんだ。
だから、こんなにも上手くなれたんだよ」
「そんな趣味があるなんて、羨ましいな。
どうしたら、そんな趣味がみつかるかな?」
モモタの質問に、コオロギが聞き返します。
「君にはハマれることは無いのかい?気がつくと何時間も過ぎていて、しかも全然辛くないやつがさ」
「無いかな」
コオロギは、続けて訊きます。
「いつも高いところにいるじゃない?高いところが好きでしょう?」
「そうだね、高い所は結構好きだよ」
「なら、好きなだけやってごらん。
もし本当に好きなことなら、庭のテーブルなんかより、もっと高いところにだって行けるようになるさ」
そう言われて、モモタはウキウキしてきました。
それからのモモタは、色々な高い所をお散歩しました。
「あのコオロギの言った通りだ。
とても高い木にも登れるようになったし、屋根にも行けるようになったよ」
今まで、お家の庭から出たことのなかったモモタでしたが、高い屋根の上から見た景気は、夕焼けに赤く染まって、とても綺麗でした。
塀の外には、沢山のお家がある事を知りました。
モモタは、素敵な音色を楽しんでから、1匹のコオロギに訊きました。
「みんなは、いつも音楽を奏でているけど、他の時間は何をしてるの?」
「他の時間?寝ているだけだよ。
起きてる時は、ずっと演奏しているからね」
「大変じゃないの?僕だったら続かないな、途中で飽きちゃうし」
それを聞いたコオロギは言います。
「君は何が好きなのかな?1日やっても飽きない事ってあるでしょう?」
モモタは考えました。
「猫じゃらしをはたくのとか、毛糸の玉を追いかけるのとかかな?でも、1日やったら飽きちゃうかな」
続けてモモタは訊きました。
「君達は、こんなに小さいのに、なぜ素敵で大きな音で演奏出来るの?しかもずっと」
「それは音楽が大好きだからさ。
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「疲れるでしょう?」
「疲れないよ。
本当に好きなことは、疲れないのさ。
疲れるにしても、心地よい疲れで、とてもよい気分なんだ」
「音楽の才能があるなんて、羨ましいな。
僕にも綺麗に鳴く声があったら、1日中歌うのにな」
コオロギは考え込んだ様子です。
「僕達は、始めから上手だったわけではないよ。
音楽が大好きで、大好きで、堪らなかったから、毎日練習していたんだ。
だから、こんなにも上手くなれたんだよ」
「そんな趣味があるなんて、羨ましいな。
どうしたら、そんな趣味がみつかるかな?」
モモタの質問に、コオロギが聞き返します。
「君にはハマれることは無いのかい?気がつくと何時間も過ぎていて、しかも全然辛くないやつがさ」
「無いかな」
コオロギは、続けて訊きます。
「いつも高いところにいるじゃない?高いところが好きでしょう?」
「そうだね、高い所は結構好きだよ」
「なら、好きなだけやってごらん。
もし本当に好きなことなら、庭のテーブルなんかより、もっと高いところにだって行けるようになるさ」
そう言われて、モモタはウキウキしてきました。
それからのモモタは、色々な高い所をお散歩しました。
「あのコオロギの言った通りだ。
とても高い木にも登れるようになったし、屋根にも行けるようになったよ」
今まで、お家の庭から出たことのなかったモモタでしたが、高い屋根の上から見た景気は、夕焼けに赤く染まって、とても綺麗でした。
塀の外には、沢山のお家がある事を知りました。
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