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ロマンチストな海ガメの話
お別れじゃないよ、新しい世界に旅立つんだ
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モモタは満天の星空の下、昨日サメがいた砂浜にいました。1日の間に満潮と干潮があって、もうサメはいません。
寂しそうにお座りするモモタのそばにカメがやって来て、言いました。
「モモタ君、お別れよ、私海に帰らないといけないの」
「そんな、どうして行っちゃうの?卵がかえるまで待ってれば良いじゃない?」
「そうしたいのは山山だけれど、こんな浅瀬では生きていけないもの」
お友達のサメが死んで、海ガメママのいなくなるなんて、モモタは絶えられません。
「僕、1匹ぼっちになっちゃうよ。
行かないで、行かないで」
泣き出したモモタに、海ガメは言いました。
「そう、仲が良かったサメがお星さまになったのね。
それが悲しいのね」
「うん、流れ星になるってカメさんが教えてくれたから、お空を見てたんだ」
陽が暮れてからだいぶ経ちますが、1つも星は流れません。
「泣きたい泣けばいいわ、涙は結晶になって、宝石になるのよ。
空に浮かぶお星さまと一緒で、私達がいるここもお星さまなの。
お星さまは、命でできているから、心のこもった涙で輝くの。
もし輝くなら、モモタちゃんは、悲しい涙で輝きたい?それとも嬉しい涙で輝きたい?」
「もちろん、嬉しい涙だよ」
「じゃあ、サメの新しい旅立ちを喜んで送ってあげなくちゃ」
「どういうこと?」
カメは空を見上げて、教えてくれました。
「見て、とても綺麗でしょう?あの星々には、私達みないなお友達がたくさん住んでいるのよ。
流れ星になったサメは、そう言う星を探しに旅立ったの、だから流れ星は流れていくのよ。
昼間は真っ青な空、夜は満天の空、あんなに綺麗な空をいっぱい泳げるなんて、サメは幸せ者よ、とても楽しいはずだわ」
モモタは元気が出てきました。
「僕だったら、お星さまの上をピョンピョンして遊ぶかな」
「サメの星は流れていないわ、どうしてだと思う?」
「わかんない」
「お友達のモモタ君が寂しがっているから、可愛そうで旅行に行けないからよ」
「大変だ、僕サメさんが幸せになれるなら、ちゃんとお見送りしたいよ」
モモタは、何日も流れ星を待ちました。サメにお別れを言うまで、海ガメはモモタといてくれました。
寂しそうにお座りするモモタのそばにカメがやって来て、言いました。
「モモタ君、お別れよ、私海に帰らないといけないの」
「そんな、どうして行っちゃうの?卵がかえるまで待ってれば良いじゃない?」
「そうしたいのは山山だけれど、こんな浅瀬では生きていけないもの」
お友達のサメが死んで、海ガメママのいなくなるなんて、モモタは絶えられません。
「僕、1匹ぼっちになっちゃうよ。
行かないで、行かないで」
泣き出したモモタに、海ガメは言いました。
「そう、仲が良かったサメがお星さまになったのね。
それが悲しいのね」
「うん、流れ星になるってカメさんが教えてくれたから、お空を見てたんだ」
陽が暮れてからだいぶ経ちますが、1つも星は流れません。
「泣きたい泣けばいいわ、涙は結晶になって、宝石になるのよ。
空に浮かぶお星さまと一緒で、私達がいるここもお星さまなの。
お星さまは、命でできているから、心のこもった涙で輝くの。
もし輝くなら、モモタちゃんは、悲しい涙で輝きたい?それとも嬉しい涙で輝きたい?」
「もちろん、嬉しい涙だよ」
「じゃあ、サメの新しい旅立ちを喜んで送ってあげなくちゃ」
「どういうこと?」
カメは空を見上げて、教えてくれました。
「見て、とても綺麗でしょう?あの星々には、私達みないなお友達がたくさん住んでいるのよ。
流れ星になったサメは、そう言う星を探しに旅立ったの、だから流れ星は流れていくのよ。
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モモタは元気が出てきました。
「僕だったら、お星さまの上をピョンピョンして遊ぶかな」
「サメの星は流れていないわ、どうしてだと思う?」
「わかんない」
「お友達のモモタ君が寂しがっているから、可愛そうで旅行に行けないからよ」
「大変だ、僕サメさんが幸せになれるなら、ちゃんとお見送りしたいよ」
モモタは、何日も流れ星を待ちました。サメにお別れを言うまで、海ガメはモモタといてくれました。
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