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sideシーちゃん
※sideシーちゃん:更に貪る~兄妹の変化
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あぁ。もう止めてあげようと思ったのに、こんなことされたら止まらない。
「ヨウちゃんのせいだからね。」
先に注ぎ込んだ白濁が流れ出てきた上にかき混ぜられて泡立っているのも、イキすぎたヨウちゃんが掠れた声をだしながら、僕にすがってくるのも全部が愛しくて全部全部注ぎ込んだ。激しく体を跳ねさせて中もぎゅうぎゅうに締め付けた後、失禁しながらヨウちゃんは意識を飛ばした。
初恋で童貞を拗らせていた自覚はあったけど、まだ慣れないヨウちゃんに流石にやり過ぎたと反省した。雄として好きな子に求められたことは、妄想では到底追い付かないほどの破壊力だった。べっちゃべちゃのシーツを剥ぎ取り、ヨウちゃんをタオルで包みながら抱きしめ余韻に顔を緩めると、ヨウちゃんが僕に頬を擦り寄せてくる。
「んん……。シーちゃん大好きぃ。」
反則でしょ?目覚めたヨウちゃんには、かなり叱られてしまった。早朝からヨウちゃんを抱っこして砂浜を散歩した。邪魔する有象無象は、睨んで蹴散らした。それでも声をかけてくるやつには
「新婚旅行です。邪魔しないで!これ以上付きまとうなら警察呼ぶ。」
と釘を刺した。腕の中でヨウちゃんが慌てたり恥ずかしがっているのが堪らない。二人で家族風呂を予約して、まだ動きづらいヨウちゃんのお世話をしながら温泉を楽しんだ。
サービスエリアでソフトクリームを食べて、お土産を沢山買う頃にはかなり上機嫌になったヨウちゃんを見ながらチョロ過ぎて心配になる。天然無自覚のこの可愛い恋人を守っていくのは、大変そうだ。ヨウちゃんの口の端についた溶けたソフトクリームをぺろりと舐めとりながら思った。ヨウちゃんが真っ赤な顔で騒いでいて可愛い。
毎回、ヨウちゃんが自分のマンションに帰ってしまうのが嫌で、何度も懇願して最終的にベッドの上で同棲の言質をとった。気が変わらないうちにと、ヨウちゃんが寝ている隙に引っ越しの手続きをした。ヨウちゃんの荷物はそっくりそのまま、『ヨウちゃんの部屋』に運び込まれた。自分の部屋や服がずっと前から用意されていると知ったヨウちゃんは、僕に胡乱な目を向けていたが気づかないフリをした。
住所変更を田村部長に伝える。部長は僕には物言いたげに、ヨウちゃんには心配そうな視線を投げかけていた。この人はライバルではなく『お母さん』だったか、とようやく気がついた。
家にヨウちゃんがいる。嬉しい気持ちが過ぎて、毎日愛しい気持ちが止まらない。見るからによれよれになっているヨウちゃんを医務室に行けと伝えた部長に呼び出されて僕は説教されることになった。ヨウちゃんとも話し合って、平日は止めようと決めたのに、たまに平日もヨウちゃんが煽ってくると止まらなくなって、翌日に部長に即バレて怒られたりしている。やっぱりお母さんだな。
滉耀と瑠花は、付き合うことも後から知った同棲にも猛反対していて、僕の携帯には滉耀から毎日のように『お前たちの交際も同棲も認めない。』と、怨念のようなメッセージが複数回送られてきていた。たまたま通知でそれを見てしまったヨウちゃんがショックを受けて落ち込んでしまったので、二人に責任をとらせるため、会う時間をとってもらった。
「賛成してくれないのは男同士だから?俺の事が嫌いだから?」
二人に直接聞きながら涙目で見つめて、あっという間に二人は折れて公認となった。ずっとヨウちゃんを大好きなのに不器用であまりにも不憫な二人に同情心が湧き、気付いたら『月に一回別荘で食事会』の提案をしていた。昔と違い今は邪魔する外野もいないし、居ても蹴散らせる力は各々にある。不足していたヨウちゃんを補っていけば、外にも気持ちが向き少しヨウちゃんへの執着も減ると思いたい。
食事会の対価に、仕込まれた盗聴や追跡アプリ全ての撤収を要求した。やや不満気ではあった二人だったが、定期的なヨウちゃんとの交流はかなり魅力的だったみたいで最終的に同意した。処理しきれなかったものは、業者も含めて手配して全て排除した。排除した日、滉耀から一言『お前は鬼。』とメッセージが入っていた。
僕のコレクションは、日々増えている。大切な恋人を守るためでもあるし、長年の趣味でもある。ヨウちゃんには内緒だ。
滉耀と瑠花は、食事会を経て、少しずつではあるが順調にヨウちゃんと埋められなかった距離を埋めて心が満ちてきたようで、執着は少しずつ薄れてきてやや歪なものの『普通の兄妹』に近づいてきたように思う。
僕に対しても、恩を感じているらしくて態度が徐々に軟化してきた。こうやって懐いてくると、ヨウちゃんにも似ているところがあるのは兄妹だからかな。同僚やマネージャーからも、彼らに人間味が出て仕事の幅が広がったと感謝された。
二人の操縦手腕?!を認められて、ヘッドハンティングを受けたのだけどすぐにお断りした。今度は、ヨウちゃんを勧誘し始めたらしい、押しに弱いので心配していたのだけど……。
「俺は、今の職場でやりたいことがあるし、尊敬している人もいるから無理ですね。」
意外にもきっぱりと断っていた。だけど、田村部長を思い浮かべるともやもやとした気持ちになる。でも、今日は、金曜日。僕のこの重い愛をヨウちゃんに、全部受け止めてもらおう。そう考えながら、週末の巣籠もりの準備を始めた。
END
「ヨウちゃんのせいだからね。」
先に注ぎ込んだ白濁が流れ出てきた上にかき混ぜられて泡立っているのも、イキすぎたヨウちゃんが掠れた声をだしながら、僕にすがってくるのも全部が愛しくて全部全部注ぎ込んだ。激しく体を跳ねさせて中もぎゅうぎゅうに締め付けた後、失禁しながらヨウちゃんは意識を飛ばした。
初恋で童貞を拗らせていた自覚はあったけど、まだ慣れないヨウちゃんに流石にやり過ぎたと反省した。雄として好きな子に求められたことは、妄想では到底追い付かないほどの破壊力だった。べっちゃべちゃのシーツを剥ぎ取り、ヨウちゃんをタオルで包みながら抱きしめ余韻に顔を緩めると、ヨウちゃんが僕に頬を擦り寄せてくる。
「んん……。シーちゃん大好きぃ。」
反則でしょ?目覚めたヨウちゃんには、かなり叱られてしまった。早朝からヨウちゃんを抱っこして砂浜を散歩した。邪魔する有象無象は、睨んで蹴散らした。それでも声をかけてくるやつには
「新婚旅行です。邪魔しないで!これ以上付きまとうなら警察呼ぶ。」
と釘を刺した。腕の中でヨウちゃんが慌てたり恥ずかしがっているのが堪らない。二人で家族風呂を予約して、まだ動きづらいヨウちゃんのお世話をしながら温泉を楽しんだ。
サービスエリアでソフトクリームを食べて、お土産を沢山買う頃にはかなり上機嫌になったヨウちゃんを見ながらチョロ過ぎて心配になる。天然無自覚のこの可愛い恋人を守っていくのは、大変そうだ。ヨウちゃんの口の端についた溶けたソフトクリームをぺろりと舐めとりながら思った。ヨウちゃんが真っ赤な顔で騒いでいて可愛い。
毎回、ヨウちゃんが自分のマンションに帰ってしまうのが嫌で、何度も懇願して最終的にベッドの上で同棲の言質をとった。気が変わらないうちにと、ヨウちゃんが寝ている隙に引っ越しの手続きをした。ヨウちゃんの荷物はそっくりそのまま、『ヨウちゃんの部屋』に運び込まれた。自分の部屋や服がずっと前から用意されていると知ったヨウちゃんは、僕に胡乱な目を向けていたが気づかないフリをした。
住所変更を田村部長に伝える。部長は僕には物言いたげに、ヨウちゃんには心配そうな視線を投げかけていた。この人はライバルではなく『お母さん』だったか、とようやく気がついた。
家にヨウちゃんがいる。嬉しい気持ちが過ぎて、毎日愛しい気持ちが止まらない。見るからによれよれになっているヨウちゃんを医務室に行けと伝えた部長に呼び出されて僕は説教されることになった。ヨウちゃんとも話し合って、平日は止めようと決めたのに、たまに平日もヨウちゃんが煽ってくると止まらなくなって、翌日に部長に即バレて怒られたりしている。やっぱりお母さんだな。
滉耀と瑠花は、付き合うことも後から知った同棲にも猛反対していて、僕の携帯には滉耀から毎日のように『お前たちの交際も同棲も認めない。』と、怨念のようなメッセージが複数回送られてきていた。たまたま通知でそれを見てしまったヨウちゃんがショックを受けて落ち込んでしまったので、二人に責任をとらせるため、会う時間をとってもらった。
「賛成してくれないのは男同士だから?俺の事が嫌いだから?」
二人に直接聞きながら涙目で見つめて、あっという間に二人は折れて公認となった。ずっとヨウちゃんを大好きなのに不器用であまりにも不憫な二人に同情心が湧き、気付いたら『月に一回別荘で食事会』の提案をしていた。昔と違い今は邪魔する外野もいないし、居ても蹴散らせる力は各々にある。不足していたヨウちゃんを補っていけば、外にも気持ちが向き少しヨウちゃんへの執着も減ると思いたい。
食事会の対価に、仕込まれた盗聴や追跡アプリ全ての撤収を要求した。やや不満気ではあった二人だったが、定期的なヨウちゃんとの交流はかなり魅力的だったみたいで最終的に同意した。処理しきれなかったものは、業者も含めて手配して全て排除した。排除した日、滉耀から一言『お前は鬼。』とメッセージが入っていた。
僕のコレクションは、日々増えている。大切な恋人を守るためでもあるし、長年の趣味でもある。ヨウちゃんには内緒だ。
滉耀と瑠花は、食事会を経て、少しずつではあるが順調にヨウちゃんと埋められなかった距離を埋めて心が満ちてきたようで、執着は少しずつ薄れてきてやや歪なものの『普通の兄妹』に近づいてきたように思う。
僕に対しても、恩を感じているらしくて態度が徐々に軟化してきた。こうやって懐いてくると、ヨウちゃんにも似ているところがあるのは兄妹だからかな。同僚やマネージャーからも、彼らに人間味が出て仕事の幅が広がったと感謝された。
二人の操縦手腕?!を認められて、ヘッドハンティングを受けたのだけどすぐにお断りした。今度は、ヨウちゃんを勧誘し始めたらしい、押しに弱いので心配していたのだけど……。
「俺は、今の職場でやりたいことがあるし、尊敬している人もいるから無理ですね。」
意外にもきっぱりと断っていた。だけど、田村部長を思い浮かべるともやもやとした気持ちになる。でも、今日は、金曜日。僕のこの重い愛をヨウちゃんに、全部受け止めてもらおう。そう考えながら、週末の巣籠もりの準備を始めた。
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