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俺の人生終了のお知らせ

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最近は寒いなー、俺はそんな事を呟きながら銭湯の入り口のドアを開け第一歩目を踏み出した、その瞬間落ちてた石鹸に足を滑らしてし 頭を打ってしまう、気がついたら訳のわからないところにいた
「ここはどこだ?」
「あなたは銭湯で頭を打ち死んでしまいました」
「えっ?まじ言ってんの?」
「はい、悲しいけど本当の事です」
俺は心底後悔してた、なぜ銭湯に入ったんだ?なぜ友達と喧嘩をして仲直りをしなかったんだ?死ぬってわかってたならもう少し親に優しくしとけば良かった、そう思うと涙が自然にわいてくる
「はぁ泣いてたって仕方がないな、ところであなたは女神か何かですか?」
「はい、私は女神エリスです」
「そうか、俺は神居嶺って言うんだまぁ自己紹介をしたって意味ない」
その時大きな怒鳴り声があたりに響いた
「バカモーン、お前何をやってるんじゃぁ!!!」
「大声を出して済まない、わしはお前らで言う所の神だ」
「神様っているんだ初めて見たよ」
「まぁ死ななければ見れるものじゃないしなって、それどころじゃない!!おいエリスなぜこやつを死亡させた?」
「えっ?どう言う事?俺女神様に殺されたの?」
「本来ならばお前は3日意識不明になりその後復活するはずじゃった、しかしこいつは間違えてお前を死亡扱いで天界に呼んでしまった、さらに本来ならば死亡して天界に呼ばれたものはもう現世には戻らないルールがあってじゃな」
「それってつまり、俺の人生は終了したって事?」
「あぁ本当にすまないの」
「ごめんなさい」
「代わりと言ってはなんだが異世界に興味はないか?」
「異世界?」
「あぁいわゆるもう1つの世界じゃ、そこで自由にもう1つの人生を楽しまないか?」
「異世界に行けるのか、行きます行かせてください」
「何か持って行きたいものはあるか?あったら1つだけじゃがなんでも持ってけるぞ」
「なら女神様で」
「えっ?」
「えっ?」
「本当に言ってるのか?間違えとはいえお前を殺したやつじゃし、他にないのか持って行きたいものは?」
「はい彼女で良いんです、知らないところに一人ってのもやだし、それにどうせなら可愛い子と過ごしたいし」
「可愛い……初めて言われた嬉しいなぁ」
「バカモン何浮かれてるのじゃ、まぁその方がわしはこやつを処分せずに済むから楽じゃけどな」
「お願いします」
「そこまで言うなら良かろう、服はお前の好きなやつを選べ現世から持ってきてやろう、家はわしが建てておく」
「ありがとうございます」
「よし目をつぶれ」
そして俺はいつもきてる服を選び
「よし目を開けていいぞ」
するとそこには見たことのない世界が広がってた」
「あの~」
呼ばれ横を向くとそこには女神様がいた
「可愛いなぁ」
「えっ可愛い嬉しいなぁ、じゃなくてありがとうございます、私が殺したようなものなのに、助けてくれて」
「良いって良いって」
「とりあえず家はあれかな」
そう言うと目の前にあった家らしきものに近づく、ふと標識を見ると神居嶺&エリスとかいてある
「俺らの家みたい、早速入るか」
「はい、ふつつかものですがよろしくお願いします」
こうして俺らの異世界生活は始まりを告げた
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