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冒険者ギルド
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設計案はなんとかできたのだがどう考えても伝わらなそうなので結局、詳しいことは決まってから話すことにしてギルドに行く
元々、ギルドから近場の土地だったので直ぐに到着した
冒険者ギルドといえば荒くれ者が絡んでくるといったテンプレなイベントが発生するところなので少しワクワクとドキドキしながら中に入る
酒場とかがあって呑んだくれが多いと思っていたがお役所みたいに綺麗なので少し拍子抜けしてしまう ここはテンプレ通りでいって欲しかったが
いざ、受付に行こう!としたが机には4人居るので少し迷う
これから長い間、その人にお世話になるかもしれないのだ
選ぶのは勿論、慎重になってしまう
4人の内3人は同じような机 1人だけ大きめの机に居る
その1人の机を見るとおのずと答えは分かった
大きい机の付近には少しだが血糊が付着していて掃除したような痕跡があるので討伐の証明や素材売却専用の受付だろう
これであと3人
自分から見て
左に何故かニヤニヤしているオッサン
真ん中に忙しそうに依頼の処理?をしている青年
右に暇なのかボーっとしている女性がいる
色々、おかしい気がする
まずニヤニヤしているオッサン…人を蔑む感じではなく何かイイコトを考えているときのようなニヤニヤだ
正直、身構えそうになる
たぶん子供が見ると泣きそうな顔である
次は真ん中の青年にだけ人が長蛇の列?を作っていること
掲示板?に貼っている依頼の紙を取った冒険者は青年のところに行っている
時々、ベテラン風な人が左のオッサンのところに行っているくらいだ
最後に暇そうな女性
それ自体は不思議でもなんでもないが3人の中では一番 列が出来そうなのに俺が入って考え事している間、誰1人並んでいない
とにかく、列に並びたくない。それとオッサンは何か嫌な気がするので女性のところに行くことにした
まぁ話しかけるなら女の人の方が良いのもないこともない
「あの、すみません」
反応がないようだ
「あの!すみませーん!」
「あっはい 何の御用ですか?」
「依頼の発注をし『おい!そこの坊主』……何か用ですか」
横から声をかけてきたので振り向くと先程まで左の受付でニヤニヤしていたはずのオッサンがいて、受付のところには誰もいない
その分、青年のところに集中している気がするのだが敢えて気にしないことにした
「おまえ新人だろ?こっちに付いてこい」
「はっ?」
「いいから行くぞ」
なにか嫌な気がする
強制的に訓練場の方へ引っ張られて行くので助けて貰おうとして受付の女性の方へ向くと『すみません』という感じに目礼していた
どんどん、ギルドの奥の方へ進むのでどうにか誤解を解こう
「あの~今から何をするのですか?」
「ん?そりゃ力を見にいかんとならんだろ」
「いえ、俺 依頼の発ちゅ「着いたぞ!」…」
このオッサン話しを聞いてくれないタイプだ
「これからオレと闘ってもらうが普通に闘ったら勝負にならんだろう。それにつまらん だからハンデをやるのと、盛り上げるために賭けをしようじゃないか」
「?賭け?」
「あぁ、本格的な賭けはやらんが…そうだなオレが勝ったら賭け金の1.5倍新人が勝ったら3倍でどうだ!」
…いやどうだと言われても
『いいぞ!それでー』
「はぁ?」
後ろから声が響いてきたので振り向くとさっき受付に並んでいた人たちや受付の女性がいる。
「これは?」
「あぁ、賭けに参加するやつらだ」
「え…こんなに参加するのか」
「さあ、ルールを決めるぞ!まず致死性の魔法は禁止、当然だが相手を殺すのも禁止だ それとハンデとして新人はオレに触れることが出来れば勝ちだ勿論、ぶっ飛ばしてくれてもいいぞ。オレの勝利条件は新人を気絶させたら勝ちとしようか
おい!お前らどっちに賭けるか決めろ!」
集計
ギルマス25人、金貨30枚
新人2人、金貨17枚
賭けの人数と賭け金は上のようになった。薄々分かってはいたがオッサンはギルマスだった
圧倒的にギルマスの方が人数が多い、こっちは実質1人である
2人となっているがその内1人分は自分で賭けている 全財産の内ほとんどにあたる15枚を賭けている
忘れているかもしれないが攻撃魔法が使えない反面、体の元々のスペックがとても高い…そこにかけてみた
自分以外で唯一、賭けてくれたのは受付の女性だけだ
後々、聞いた話しであるがその女性はザブマスで人を見る目がとても高いらしい ギルマスもザブマスも暇なのだろうか
「よし!そろそろ始めようか!審判は…周りに見ている奴等がいるからいらんか
合図は誰かしてくれ!」
「分かりました、私がしますね」
いよいよ始まるようである
作戦とよべるか分からないが一応、二通りは考えている
「準備が出来たら始めます」
「オレはできているが新人は大丈夫なのか?もし武器がいるなら木剣か木槍ならギルドから貸し出しできるぞ!」
「では木槍をお願いします」
剣も槍も正直、使えないが少しでもリーチの長いモノをと考えて槍を使うことにした 槍ならとにかく突いたらどうにかなりそうなので
「両者そろそろ大丈夫でしょうか?」
「「おう(はい)」」
「では……始め!」
ギルマスは油断しているように見える、なので油断している間が勝機だと思い最初からだが一気に攻勢にでることにした
槍の真ん中より少し下側を握り潰さないギリギリまで力をこめて握り締め体のスペックにモノをいわせて突進する
この時、自分の足元から地面を抉るような音が聞こえてくるような気がした?がそんなこと気にしていられない
予想以上に早く槍の間合いに入ったためだ
想定では10歩くらいだったのだが実質3歩くらいしか地面を蹴っていない
間合いに入ってしたことは槍を相手に向けてあとはぶれないように綱引きのときのように小脇に抱え込むように支え、勢いを殺すことなく突っ込んだ
ぶつかったと思った瞬間…
頭に異常な衝撃と飛び散る木片が見えギルマスの姿が見えなくなっていた ところまでは分かった…
~治療室~
気がつくとベッドの上に居た
負けたのか?
頭が少し痛いが状況をしりたいのでとりあえず、扉を開けた
~ギルド 受付~
扉を開けたその先はギルドの受付であった
「あっ大丈夫でしたか?」
「あぁ、すっかり元気になりましたが勝負はどうなりました?」
「あなたの勝ちですよ」
「へ?……あの俺、さっきまで気絶していたはずなのですが」
「ご自分でやったこと分かっていないのですか?」
「はい
走ったら目の前にギルマスがいたので槍を突き出したというところまではしっかり覚えているのですが」
「なるほど それでは私が横から見ていた試合の様子を話しますね」
その後、聞いた話しでは
「始め!」の合図をした後、ダンッ!という音とともにギリギリ見えるか のスピードで俺がギルマスに突進
↓
それになんとか反応したギルマスが木剣が振るい槍を受け流そうとする
↓
受け流しが間に合わず剣の腹に槍が突き出される
↓
剣と槍が粉砕し勢いを弱めなかった俺がギルマスにぶつかる
その時、前傾姿勢をとっていたためギルマスの腹に俺の頭突きがあたる
↓
ギルマスがぶっ飛び、俺が倒れる
という流れらしい。
ちなみにギルマスは気絶していた
勝敗の判定だがギルマスに俺が触れた?時はまだ俺は気絶していなかったので俺の勝ちらしい
~ギルド2階 ギルド長室~
「おう!起きたか。早速だが賭けの賞金だ金貨45枚あるのを確認しろ それとオレをぶっ飛ばして気絶させた新人はお前が初めてだ!触れること以上のことをしたお前にオレから賞金として金貨5枚をやろう」
「へ? ありがとうございます」
「あぁ。 次に本題なんだが…特別にギルドランクをCスタートにすることにした、普通ならGからなんだがな」
「上げすぎじゃ?」
「上げすぎじゃねえよ オレのランクはAAだ
それを瞬殺出来るくらいの力持ってんだからもっと上げても良いくらいだ!
だがBからは実地試験があるし試験結果をグラマスにも上げるから仕方なくCにするんだからな!
ほれ、カード作ってるだろ?早く出せ!」
「いえ、ないですよ」
「は?オレが横から話しかけるまでの間に作れるだろ?」
「いや登録しにきたわけじゃないので作ってないです」
「ん?………そ、そうか。まぁ作るぞ!」
~受付~
「……ということで登録頼むぞ!」
「はぁ 分かりました。では、先にギルドカードを作りますね
この申請用紙に書けるだけ書いて下さい」
申請用紙には 名 出身地 スキル 魔法 の欄があるのでステータスを確認しながら出身地以外を書き込むことにした
─────────
『ステータス』
物理力310
魔力310
耐久性310
運100
─────────
・魔法
生活魔法
・スキル
鑑定
槍術
頭突き
・称号
異世界人
スーパールーキー
─────────
色々増えているがここではゆっくり見れないので家に帰ってから見ることにする。
名前は本名を少し弄り『レンカ』という名前にする
数値はこのまま書くと可笑しいと思われる可能性があるので少し下げて110にする まだ高い気もするがギルマスとの対戦でやり過ぎたので数値的には丁度良いだろう…
「これでお願いします」
「はい、お預かりします 出身地以外ですねありがとうござ……」
「どうしました?」
「生活魔法!?」
「はい」
そう言えば、生活魔法ってレアだったっけ…
『……そうですか……生活魔法ですか……これは………』
「あっすみませんでした……
改めて、 ギルドについて説明したいと思いますが今から説明して大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
「では、はじめにランクについてです
ランクにはG~A AA S がありGは新人 Cは一人前と認められると思って下さい
またBからは実地試験というものがあり試験官が付き添いでギルドから決められた依頼をし 基本的には依頼成功で合格となります
AAからの試験はAになった時に伝えます
次に依頼について軽く説明します
基本的に依頼を受けるのは日の出から昼までとなっています
Cランクからは指名依頼があり指名依頼については時間の制限はありません
ギルドについて詳しくはこの冊子に書かれているので読んでおくようお願いします。
自己紹介が随分遅れましたが私、サブギルドマスターをしております『レーナ』と申します。改めてよろしくお願い致します」
「は、はぁ よろしくお願いします それでですね」
「どうしましたか?」
「そろそろ本題だったはずの依頼の発注についてお願いしたいのですが」
「あっはい、そうでしたね!依頼の発注でしたらこの用紙に必要事項を書いて下さい」
─────────
依頼の種類
建築
内容
小屋サイズのものを建ててほしい
追記事項
設計図は既に決まっておりそのために必要な建築材はこちらで用意する
報酬
完成を開始日から2週間とし金貨5枚とする また予定より早くおわれば上乗せあり(金額は要相談)
─────────
「よし!これでお願いします」
「はい 少し報酬が高めかもしれませんが大丈夫ですか?」
「はい」
「了解しました
では、今日は遅いので明日から募集をかけますね」
「お願いします」
元々、ギルドから近場の土地だったので直ぐに到着した
冒険者ギルドといえば荒くれ者が絡んでくるといったテンプレなイベントが発生するところなので少しワクワクとドキドキしながら中に入る
酒場とかがあって呑んだくれが多いと思っていたがお役所みたいに綺麗なので少し拍子抜けしてしまう ここはテンプレ通りでいって欲しかったが
いざ、受付に行こう!としたが机には4人居るので少し迷う
これから長い間、その人にお世話になるかもしれないのだ
選ぶのは勿論、慎重になってしまう
4人の内3人は同じような机 1人だけ大きめの机に居る
その1人の机を見るとおのずと答えは分かった
大きい机の付近には少しだが血糊が付着していて掃除したような痕跡があるので討伐の証明や素材売却専用の受付だろう
これであと3人
自分から見て
左に何故かニヤニヤしているオッサン
真ん中に忙しそうに依頼の処理?をしている青年
右に暇なのかボーっとしている女性がいる
色々、おかしい気がする
まずニヤニヤしているオッサン…人を蔑む感じではなく何かイイコトを考えているときのようなニヤニヤだ
正直、身構えそうになる
たぶん子供が見ると泣きそうな顔である
次は真ん中の青年にだけ人が長蛇の列?を作っていること
掲示板?に貼っている依頼の紙を取った冒険者は青年のところに行っている
時々、ベテラン風な人が左のオッサンのところに行っているくらいだ
最後に暇そうな女性
それ自体は不思議でもなんでもないが3人の中では一番 列が出来そうなのに俺が入って考え事している間、誰1人並んでいない
とにかく、列に並びたくない。それとオッサンは何か嫌な気がするので女性のところに行くことにした
まぁ話しかけるなら女の人の方が良いのもないこともない
「あの、すみません」
反応がないようだ
「あの!すみませーん!」
「あっはい 何の御用ですか?」
「依頼の発注をし『おい!そこの坊主』……何か用ですか」
横から声をかけてきたので振り向くと先程まで左の受付でニヤニヤしていたはずのオッサンがいて、受付のところには誰もいない
その分、青年のところに集中している気がするのだが敢えて気にしないことにした
「おまえ新人だろ?こっちに付いてこい」
「はっ?」
「いいから行くぞ」
なにか嫌な気がする
強制的に訓練場の方へ引っ張られて行くので助けて貰おうとして受付の女性の方へ向くと『すみません』という感じに目礼していた
どんどん、ギルドの奥の方へ進むのでどうにか誤解を解こう
「あの~今から何をするのですか?」
「ん?そりゃ力を見にいかんとならんだろ」
「いえ、俺 依頼の発ちゅ「着いたぞ!」…」
このオッサン話しを聞いてくれないタイプだ
「これからオレと闘ってもらうが普通に闘ったら勝負にならんだろう。それにつまらん だからハンデをやるのと、盛り上げるために賭けをしようじゃないか」
「?賭け?」
「あぁ、本格的な賭けはやらんが…そうだなオレが勝ったら賭け金の1.5倍新人が勝ったら3倍でどうだ!」
…いやどうだと言われても
『いいぞ!それでー』
「はぁ?」
後ろから声が響いてきたので振り向くとさっき受付に並んでいた人たちや受付の女性がいる。
「これは?」
「あぁ、賭けに参加するやつらだ」
「え…こんなに参加するのか」
「さあ、ルールを決めるぞ!まず致死性の魔法は禁止、当然だが相手を殺すのも禁止だ それとハンデとして新人はオレに触れることが出来れば勝ちだ勿論、ぶっ飛ばしてくれてもいいぞ。オレの勝利条件は新人を気絶させたら勝ちとしようか
おい!お前らどっちに賭けるか決めろ!」
集計
ギルマス25人、金貨30枚
新人2人、金貨17枚
賭けの人数と賭け金は上のようになった。薄々分かってはいたがオッサンはギルマスだった
圧倒的にギルマスの方が人数が多い、こっちは実質1人である
2人となっているがその内1人分は自分で賭けている 全財産の内ほとんどにあたる15枚を賭けている
忘れているかもしれないが攻撃魔法が使えない反面、体の元々のスペックがとても高い…そこにかけてみた
自分以外で唯一、賭けてくれたのは受付の女性だけだ
後々、聞いた話しであるがその女性はザブマスで人を見る目がとても高いらしい ギルマスもザブマスも暇なのだろうか
「よし!そろそろ始めようか!審判は…周りに見ている奴等がいるからいらんか
合図は誰かしてくれ!」
「分かりました、私がしますね」
いよいよ始まるようである
作戦とよべるか分からないが一応、二通りは考えている
「準備が出来たら始めます」
「オレはできているが新人は大丈夫なのか?もし武器がいるなら木剣か木槍ならギルドから貸し出しできるぞ!」
「では木槍をお願いします」
剣も槍も正直、使えないが少しでもリーチの長いモノをと考えて槍を使うことにした 槍ならとにかく突いたらどうにかなりそうなので
「両者そろそろ大丈夫でしょうか?」
「「おう(はい)」」
「では……始め!」
ギルマスは油断しているように見える、なので油断している間が勝機だと思い最初からだが一気に攻勢にでることにした
槍の真ん中より少し下側を握り潰さないギリギリまで力をこめて握り締め体のスペックにモノをいわせて突進する
この時、自分の足元から地面を抉るような音が聞こえてくるような気がした?がそんなこと気にしていられない
予想以上に早く槍の間合いに入ったためだ
想定では10歩くらいだったのだが実質3歩くらいしか地面を蹴っていない
間合いに入ってしたことは槍を相手に向けてあとはぶれないように綱引きのときのように小脇に抱え込むように支え、勢いを殺すことなく突っ込んだ
ぶつかったと思った瞬間…
頭に異常な衝撃と飛び散る木片が見えギルマスの姿が見えなくなっていた ところまでは分かった…
~治療室~
気がつくとベッドの上に居た
負けたのか?
頭が少し痛いが状況をしりたいのでとりあえず、扉を開けた
~ギルド 受付~
扉を開けたその先はギルドの受付であった
「あっ大丈夫でしたか?」
「あぁ、すっかり元気になりましたが勝負はどうなりました?」
「あなたの勝ちですよ」
「へ?……あの俺、さっきまで気絶していたはずなのですが」
「ご自分でやったこと分かっていないのですか?」
「はい
走ったら目の前にギルマスがいたので槍を突き出したというところまではしっかり覚えているのですが」
「なるほど それでは私が横から見ていた試合の様子を話しますね」
その後、聞いた話しでは
「始め!」の合図をした後、ダンッ!という音とともにギリギリ見えるか のスピードで俺がギルマスに突進
↓
それになんとか反応したギルマスが木剣が振るい槍を受け流そうとする
↓
受け流しが間に合わず剣の腹に槍が突き出される
↓
剣と槍が粉砕し勢いを弱めなかった俺がギルマスにぶつかる
その時、前傾姿勢をとっていたためギルマスの腹に俺の頭突きがあたる
↓
ギルマスがぶっ飛び、俺が倒れる
という流れらしい。
ちなみにギルマスは気絶していた
勝敗の判定だがギルマスに俺が触れた?時はまだ俺は気絶していなかったので俺の勝ちらしい
~ギルド2階 ギルド長室~
「おう!起きたか。早速だが賭けの賞金だ金貨45枚あるのを確認しろ それとオレをぶっ飛ばして気絶させた新人はお前が初めてだ!触れること以上のことをしたお前にオレから賞金として金貨5枚をやろう」
「へ? ありがとうございます」
「あぁ。 次に本題なんだが…特別にギルドランクをCスタートにすることにした、普通ならGからなんだがな」
「上げすぎじゃ?」
「上げすぎじゃねえよ オレのランクはAAだ
それを瞬殺出来るくらいの力持ってんだからもっと上げても良いくらいだ!
だがBからは実地試験があるし試験結果をグラマスにも上げるから仕方なくCにするんだからな!
ほれ、カード作ってるだろ?早く出せ!」
「いえ、ないですよ」
「は?オレが横から話しかけるまでの間に作れるだろ?」
「いや登録しにきたわけじゃないので作ってないです」
「ん?………そ、そうか。まぁ作るぞ!」
~受付~
「……ということで登録頼むぞ!」
「はぁ 分かりました。では、先にギルドカードを作りますね
この申請用紙に書けるだけ書いて下さい」
申請用紙には 名 出身地 スキル 魔法 の欄があるのでステータスを確認しながら出身地以外を書き込むことにした
─────────
『ステータス』
物理力310
魔力310
耐久性310
運100
─────────
・魔法
生活魔法
・スキル
鑑定
槍術
頭突き
・称号
異世界人
スーパールーキー
─────────
色々増えているがここではゆっくり見れないので家に帰ってから見ることにする。
名前は本名を少し弄り『レンカ』という名前にする
数値はこのまま書くと可笑しいと思われる可能性があるので少し下げて110にする まだ高い気もするがギルマスとの対戦でやり過ぎたので数値的には丁度良いだろう…
「これでお願いします」
「はい、お預かりします 出身地以外ですねありがとうござ……」
「どうしました?」
「生活魔法!?」
「はい」
そう言えば、生活魔法ってレアだったっけ…
『……そうですか……生活魔法ですか……これは………』
「あっすみませんでした……
改めて、 ギルドについて説明したいと思いますが今から説明して大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
「では、はじめにランクについてです
ランクにはG~A AA S がありGは新人 Cは一人前と認められると思って下さい
またBからは実地試験というものがあり試験官が付き添いでギルドから決められた依頼をし 基本的には依頼成功で合格となります
AAからの試験はAになった時に伝えます
次に依頼について軽く説明します
基本的に依頼を受けるのは日の出から昼までとなっています
Cランクからは指名依頼があり指名依頼については時間の制限はありません
ギルドについて詳しくはこの冊子に書かれているので読んでおくようお願いします。
自己紹介が随分遅れましたが私、サブギルドマスターをしております『レーナ』と申します。改めてよろしくお願い致します」
「は、はぁ よろしくお願いします それでですね」
「どうしましたか?」
「そろそろ本題だったはずの依頼の発注についてお願いしたいのですが」
「あっはい、そうでしたね!依頼の発注でしたらこの用紙に必要事項を書いて下さい」
─────────
依頼の種類
建築
内容
小屋サイズのものを建ててほしい
追記事項
設計図は既に決まっておりそのために必要な建築材はこちらで用意する
報酬
完成を開始日から2週間とし金貨5枚とする また予定より早くおわれば上乗せあり(金額は要相談)
─────────
「よし!これでお願いします」
「はい 少し報酬が高めかもしれませんが大丈夫ですか?」
「はい」
「了解しました
では、今日は遅いので明日から募集をかけますね」
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