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間章 ある男の独白
しおりを挟む僕はこの世界が嫌いだ。
僕を見てくれない両親が嫌いだ。
僕をあんな目で見てくるあの子達が嫌いだ。
僕がこんな運命を辿る事にした世界が嫌いだ。
周りの奴らも、道ゆく奴らも、知らない奴らも、みんな嫌いだ。
自分じゃどうしようもない所で世界が回っていく。
僕を置いて世界は勝手に変わっていく。
誰も僕のことを見てくれない。
無力だから。
無益だから。
無能だから。
それでも僕は諦めたくない。
だから僕はこいつの手を取った。
それくらいしか僕には残されていないのだから。
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