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序章 まず俺が時速500キロ超で移動している理由を話そう
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現在地、東京。
恐らく十分もしないで静岡へ入ったのち、また十分もかからずに長野へ入るであろう。
俺こと形無貴己は現在、ある理由で京都へと向かっている。
それもリニアモーターカーに乗って。
ちなみにグリーン車である。
「あ、見て貴己。花火大会やってる」
「うん」
「綺麗だけど、こんな昼間からやる必要あるのかな」
「うん」
「貴己はどう思う?」
「うん」
「聞いてるの?」
「うん……ってちょまぁっ!?」
「うるさいな、電車の中で大きな声出さないで。他のお客さんの迷惑だよ」
「いやここ電車じゃなくて……まぁいいか」
一々コトを正そうとするのは悪い癖だ、と言われたばかりなのを思い出した俺はそのままにした。
ちなみに先ほど驚いたのは彼女が俺の顔を覗き込んできたためだ。
当然の事ながら至近距離に突然女子の顔が現れたら驚く。
しかも彼女の容姿は人並み外れているから尚更だ。
なんと言ってもまず目につくのは髪だ。
腰ほどまで伸びる艷髪は燃えるような紅緋と、極光じみた翡翠が掛かっている。
顔立ちはそら恐ろしく精緻、かつ端正で、その容姿は人間離れしている。
それだけでは飽き足らず、そのスタイルは女優もかくやというほどだ。
気が強そうに見える目元も彼女の芯の強さをよく表している。
名は保崎果琳。
日本有数の魔導の名家のご令嬢であり、跡継ぎ筆頭である。
俺とは幼馴染の関係、らしい。
そんな彼女だが、普段俺と会うときはTシャツにパンツといったラフな格好ばかりだ。
しかし、今日は違う。
涼しげに胸元が開けられたブラウスからはネックレスが覗き、軽量で夏場仕様らしい黒のスカートはふんわりと風に揺られている。
まさに普段とは対極、瀟洒と清潔の体現かのような体裁だった。
気合の入りようが違う。
完全に余所行きの服装。
それもそのはず、俺と彼女が向かっているのは京都にある老舗旅館、そして用があるのはそれを経営する人達だ。
早めの夏休みを利用した、高校生にしては豪華な旅行。
表向きというか傍から見ればそのように見えるであろう。
が、事実は少し異なる。
確かに旅館での宿泊は楽しみだ。
京都観光も出来ることならしたい。
とてもしたい。
が、それは叶わぬ夢であろう。
何故か、と問われれば端的にこう答える。
魔物退治があるからです、と。
先ほど保崎果琳を紹介した時、魔導の名家と言ったがあれは比喩でも何でもなく真実そのままの意味である。
科学が加速度的に進歩していき、世界はとても豊かになった。
リニアモーターカーに乗れば東京から一時間少しで京都まで行ける。
この世全ての真理を解き明かそうと科学が今日も邁進する中、それでもこの世界には解き明かせない謎がいくつも存在する。
オーパーツだとか、超常現象だとか、人類進化の詳細だとか。
魔導もその一つだ。
一切のプロセスが解明出来ない魔の法と術。
それでも、例え一切合切の解明が出来なくとも人々は魔導を用いて発展してきた。
そういった時期も確かに存在したのだ。
現在は科学がそのほとんどを担っているけれど、未だ魔導を必要とする事がある。
それが魔物退治。
正確には幻想種討伐。
生来の生態系からは完全に外れているはずなのに、どこか共通点を多く持つ幻想種。
一説には人々の願いや妄想が集約し具現化した魔導生命体と言われているが詳細は不明である。
話が脱線したが、要するに俺と果琳は幻想種討伐の任を負い、その依頼主の元へ向かっている、という訳である。
本来なら一介の高校生がやる事ではないが、そこは魔導名家の娘。
武者修行的感覚でご両親から言い付けられて行うのだ、拒否権などある筈もない。
そして貴方はこう思うだろう。
何故俺がここにいるのか。と、確かにそれは当然の疑問だ。
どうということは無い。
完全なるとばっちりである。
拒否しても最終的に首根っこ掴んで連行されるので、最初から諦めて同行している次第。
高校入学直後から付き合わされている為、もう一年以上経つ事になる。
人生とは早いものだなぁ、と十五年間分の人生を記憶していない俺が思いながら窓の外を眺める。
一年前、俺はそれまでの己と周囲に関する記憶の一切を失った。
俗に言う全生活史健忘というやつである。
家の近くにある裏山の道中で倒れていた所を折悪しく果琳に発見された、らしい。
俺は何も覚えていないから、伝えられた事が真実そのものだ。
何故、俺がそんな所で倒れていたのか。
何故、果琳が一番最初に発見したのか。
何故、その日に限って〈世界〉が局所的に光り輝いたのか。
俺には何も分からない。
窓の外では景色が高速で後ろに流れて行く。
あまりに速すぎて正直何が何だかわからなくて面白い。
それでも遥か向こうに見える散り散りの雲と〈世界〉ははっきりとわかった。
文字通り、世界最大の謎である〈世界〉。
〈世界〉と俺の記憶喪失に何か関係があったのかはわからない。
けど、別にわからなくたって良い。
それでも彼女は俺を肯定してくれた。
「そういえばさ」
「うん?」
不意に果琳が話し掛けてきてそちらを向いた。
またも果琳の顔が至近距離にあり、反射的に顔を反らしてしまいそうになる。
「あっ! 今顔背けようとしたでしょ」
「いやしてない」
「嘘」
「嘘です」
「な~んでこの男はそうやってすぐバレる嘘をつくかね! まったくもう」
「なんだって良いだろ。それで果琳は何が言いたかったんだ?」
俺は恥ずかしさからすぐに話を元に戻す。
「あ、そうそう。今から向かう所って、実は貴己も昔からの知り合いだった所だよ」
「…………マジ?」
「マジマジ」
「果琳出発前にそんなの一言も言わなかったよな?」
「サプライズになるかと思って」
「適当~~……ぅぉぉぉおおお!?」
言いながら無気力に身を任せ、背凭れに体を預けた。
するとどうやらグリーン車の座席はリクライニングソファのようになっているらしい。
まさかそのまま寝る体勢になるとは思わなくて驚きの声が出た。
「へー! 寝られるんだ! 私もやろうっと」
果琳が唯一日本人らしい見た目である黒目を爛々と輝かせながら俺と同じ体勢になる。
そのままの体勢でやんややんやと話していると、車内販売のアナウンスが聞こえてきた。
前方からアテンダントが飲み物や軽食を積んだワゴンを押してくるのが見える。
「Would you care for drinks and foods?(お飲み物やお食事はいかがですか?)」
なんと車内販売の標準語は英語らしい。
咄嗟の返答に俺が窮していると、横から果琳が見事な発音ですらすらと注文する。
「Please by two coke and Pocky.(コーラとポッキーを二つずつください)」
代金を支払い品物を受け取ると、それらを一つずつ渡してきた。
「ありがとう」
「どういたしまして! それじゃあ……将棋しますか!」
言って、果琳が何処からともなく取り出したのは持ち運びに便利なマグネットタイプの将棋盤だった。
二つ折りで結構値の張るやつ。
こいつ、こんなものまで買い揃えてやがったのか……
「良いけど、負けた方はまた何かするのか? 出来れば平和な将棋が指したいんだけど」
俺と果琳は度々将棋を指すことがある。
記憶を失くした俺に頭を使うことをさせたいと果琳が言って始めたことだが、負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くという特別ルールから察するに、要はパシリにしたいだけだろう。
「負けた方は勝った方の荷物持ちね!」
「無茶言うな。スーツケースだぞ。学校帰りじゃ無いんだから」
「スーツケースだからこそだよ。あれコロコロ付いてるから持ち運びやすいって」
「……負けても文句言うなよ」
「そっちこそね! それじゃあ始めよう!」
京都に到着するまではあと四十分ほどある。
一勝負つけるには丁度いい時間だろう。
座席に備え付けてある折りたたみ式のミニテーブルを広げ、俺は果琳と額合わせで盤面に駒を並べ始めた。
恐らく十分もしないで静岡へ入ったのち、また十分もかからずに長野へ入るであろう。
俺こと形無貴己は現在、ある理由で京都へと向かっている。
それもリニアモーターカーに乗って。
ちなみにグリーン車である。
「あ、見て貴己。花火大会やってる」
「うん」
「綺麗だけど、こんな昼間からやる必要あるのかな」
「うん」
「貴己はどう思う?」
「うん」
「聞いてるの?」
「うん……ってちょまぁっ!?」
「うるさいな、電車の中で大きな声出さないで。他のお客さんの迷惑だよ」
「いやここ電車じゃなくて……まぁいいか」
一々コトを正そうとするのは悪い癖だ、と言われたばかりなのを思い出した俺はそのままにした。
ちなみに先ほど驚いたのは彼女が俺の顔を覗き込んできたためだ。
当然の事ながら至近距離に突然女子の顔が現れたら驚く。
しかも彼女の容姿は人並み外れているから尚更だ。
なんと言ってもまず目につくのは髪だ。
腰ほどまで伸びる艷髪は燃えるような紅緋と、極光じみた翡翠が掛かっている。
顔立ちはそら恐ろしく精緻、かつ端正で、その容姿は人間離れしている。
それだけでは飽き足らず、そのスタイルは女優もかくやというほどだ。
気が強そうに見える目元も彼女の芯の強さをよく表している。
名は保崎果琳。
日本有数の魔導の名家のご令嬢であり、跡継ぎ筆頭である。
俺とは幼馴染の関係、らしい。
そんな彼女だが、普段俺と会うときはTシャツにパンツといったラフな格好ばかりだ。
しかし、今日は違う。
涼しげに胸元が開けられたブラウスからはネックレスが覗き、軽量で夏場仕様らしい黒のスカートはふんわりと風に揺られている。
まさに普段とは対極、瀟洒と清潔の体現かのような体裁だった。
気合の入りようが違う。
完全に余所行きの服装。
それもそのはず、俺と彼女が向かっているのは京都にある老舗旅館、そして用があるのはそれを経営する人達だ。
早めの夏休みを利用した、高校生にしては豪華な旅行。
表向きというか傍から見ればそのように見えるであろう。
が、事実は少し異なる。
確かに旅館での宿泊は楽しみだ。
京都観光も出来ることならしたい。
とてもしたい。
が、それは叶わぬ夢であろう。
何故か、と問われれば端的にこう答える。
魔物退治があるからです、と。
先ほど保崎果琳を紹介した時、魔導の名家と言ったがあれは比喩でも何でもなく真実そのままの意味である。
科学が加速度的に進歩していき、世界はとても豊かになった。
リニアモーターカーに乗れば東京から一時間少しで京都まで行ける。
この世全ての真理を解き明かそうと科学が今日も邁進する中、それでもこの世界には解き明かせない謎がいくつも存在する。
オーパーツだとか、超常現象だとか、人類進化の詳細だとか。
魔導もその一つだ。
一切のプロセスが解明出来ない魔の法と術。
それでも、例え一切合切の解明が出来なくとも人々は魔導を用いて発展してきた。
そういった時期も確かに存在したのだ。
現在は科学がそのほとんどを担っているけれど、未だ魔導を必要とする事がある。
それが魔物退治。
正確には幻想種討伐。
生来の生態系からは完全に外れているはずなのに、どこか共通点を多く持つ幻想種。
一説には人々の願いや妄想が集約し具現化した魔導生命体と言われているが詳細は不明である。
話が脱線したが、要するに俺と果琳は幻想種討伐の任を負い、その依頼主の元へ向かっている、という訳である。
本来なら一介の高校生がやる事ではないが、そこは魔導名家の娘。
武者修行的感覚でご両親から言い付けられて行うのだ、拒否権などある筈もない。
そして貴方はこう思うだろう。
何故俺がここにいるのか。と、確かにそれは当然の疑問だ。
どうということは無い。
完全なるとばっちりである。
拒否しても最終的に首根っこ掴んで連行されるので、最初から諦めて同行している次第。
高校入学直後から付き合わされている為、もう一年以上経つ事になる。
人生とは早いものだなぁ、と十五年間分の人生を記憶していない俺が思いながら窓の外を眺める。
一年前、俺はそれまでの己と周囲に関する記憶の一切を失った。
俗に言う全生活史健忘というやつである。
家の近くにある裏山の道中で倒れていた所を折悪しく果琳に発見された、らしい。
俺は何も覚えていないから、伝えられた事が真実そのものだ。
何故、俺がそんな所で倒れていたのか。
何故、果琳が一番最初に発見したのか。
何故、その日に限って〈世界〉が局所的に光り輝いたのか。
俺には何も分からない。
窓の外では景色が高速で後ろに流れて行く。
あまりに速すぎて正直何が何だかわからなくて面白い。
それでも遥か向こうに見える散り散りの雲と〈世界〉ははっきりとわかった。
文字通り、世界最大の謎である〈世界〉。
〈世界〉と俺の記憶喪失に何か関係があったのかはわからない。
けど、別にわからなくたって良い。
それでも彼女は俺を肯定してくれた。
「そういえばさ」
「うん?」
不意に果琳が話し掛けてきてそちらを向いた。
またも果琳の顔が至近距離にあり、反射的に顔を反らしてしまいそうになる。
「あっ! 今顔背けようとしたでしょ」
「いやしてない」
「嘘」
「嘘です」
「な~んでこの男はそうやってすぐバレる嘘をつくかね! まったくもう」
「なんだって良いだろ。それで果琳は何が言いたかったんだ?」
俺は恥ずかしさからすぐに話を元に戻す。
「あ、そうそう。今から向かう所って、実は貴己も昔からの知り合いだった所だよ」
「…………マジ?」
「マジマジ」
「果琳出発前にそんなの一言も言わなかったよな?」
「サプライズになるかと思って」
「適当~~……ぅぉぉぉおおお!?」
言いながら無気力に身を任せ、背凭れに体を預けた。
するとどうやらグリーン車の座席はリクライニングソファのようになっているらしい。
まさかそのまま寝る体勢になるとは思わなくて驚きの声が出た。
「へー! 寝られるんだ! 私もやろうっと」
果琳が唯一日本人らしい見た目である黒目を爛々と輝かせながら俺と同じ体勢になる。
そのままの体勢でやんややんやと話していると、車内販売のアナウンスが聞こえてきた。
前方からアテンダントが飲み物や軽食を積んだワゴンを押してくるのが見える。
「Would you care for drinks and foods?(お飲み物やお食事はいかがですか?)」
なんと車内販売の標準語は英語らしい。
咄嗟の返答に俺が窮していると、横から果琳が見事な発音ですらすらと注文する。
「Please by two coke and Pocky.(コーラとポッキーを二つずつください)」
代金を支払い品物を受け取ると、それらを一つずつ渡してきた。
「ありがとう」
「どういたしまして! それじゃあ……将棋しますか!」
言って、果琳が何処からともなく取り出したのは持ち運びに便利なマグネットタイプの将棋盤だった。
二つ折りで結構値の張るやつ。
こいつ、こんなものまで買い揃えてやがったのか……
「良いけど、負けた方はまた何かするのか? 出来れば平和な将棋が指したいんだけど」
俺と果琳は度々将棋を指すことがある。
記憶を失くした俺に頭を使うことをさせたいと果琳が言って始めたことだが、負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くという特別ルールから察するに、要はパシリにしたいだけだろう。
「負けた方は勝った方の荷物持ちね!」
「無茶言うな。スーツケースだぞ。学校帰りじゃ無いんだから」
「スーツケースだからこそだよ。あれコロコロ付いてるから持ち運びやすいって」
「……負けても文句言うなよ」
「そっちこそね! それじゃあ始めよう!」
京都に到着するまではあと四十分ほどある。
一勝負つけるには丁度いい時間だろう。
座席に備え付けてある折りたたみ式のミニテーブルを広げ、俺は果琳と額合わせで盤面に駒を並べ始めた。
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