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第一部のあらすじと、各種設定や人物紹介
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二部までのあらすじ(よかったらぜひ、拙作『森蘭丸の弟、異世界に渡る』をお読みいただけると嬉しいです!そちらを先に読むのでネタバレは嫌だ!という方は、これから下は読まずに、前作をお読みくださいね)あらすじの下の方に、人物や用語紹介があります(あらすじはここまで、の表記があります)。
下の方にあります!
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明智光秀が信長の逗留する本能寺を襲った夜、兄たちとともに奮戦していた森力丸長氏は、矢傷を負ったまま異世界トワへと渡らされる。
そこで出会ったマリキシャのアヤラセに、この世界トワのことを色々と教わりながら日々を暮らしていたが、リキ(=森力丸長氏)の持っていた「ハリ玉」を子果清殿におさめるため、住んでいたタリエ村からツトマを目指す。
「ハリ玉」を植えたところ、アヤラセとの性交を繰り返すことによって子果樹に「初子果」が実る。わからないことに右往左往しながらツトマで暮らしていくうちに、リキは『カベワタリ(=異界から来た者)』であることから狙われるようになる。
隙をついて攫われたリキは、繰り返し凌辱されてしまい精神が壊れてしまう。リキの「初子果」から生まれた生物、ユウビがアヤラセとともに救い出すがリキは精神の動きを見せない「ウツロ」になってしまった。
凌辱されたことでリキの子果樹に実ったおどろおどろしい「淀みの子果」は大島主ムルファの手に渡るが、ジャイラ島主国の島都アヌラで大きな災厄を引き起こす。
目覚めたリキはアヤラセのことを忘れてしまっていたが、ユウビやアヤラセとともに災厄と戦い、それによって記憶を取り戻す。
力を使い尽くしたユウビは小さくなって子果樹の作り出した繭の中に入り眠りにつく。
アヤラセとリキは統都アキツマで共に暮らすことになる。
ここまでがあらすじです、以下は各種設定や人物、国の紹介になります。
この世界の基本的設定
カベワタリ‥‥
世界トワを囲む帯壁を越えて渡ってきたヒト、という意味。目と髪の色が違うことが特徴。リキはこれに当たる。
人体‥‥
ヒトは雌雄同体。皆陰裂と呼ばれるスリットがあり、その中に陰と陰茎がある。陰茎は基本的には陰裂の中に収納されている。性的興奮を覚えると肥大化(勃起)して出てくる。筋肉の付き方、乳房の有無、顔つきなどは完全に個性。また、性交は気持ち(愛情、多少の好意でもよい)がないと快楽を得られない。
そのため、売春を生業にする者たちは性交幻覚剤を使っていた。こちらは合法で、効果はそこまで強くない。
生殖‥‥
こどもは、子果清殿に行き、子果樹に祈って子果を授けてもらうことで得られる。伴侶全員で子果樹に祈って子果を授かる。伴侶全員で子果を食べてから性交をすると子どもができる。陰茎を受け入れた方に宿る。
子果は授からないこともあり、子果を食べても稀に子どもが実らないこともある。
子果が実るのは、子果樹だが、その子果樹の種となるハリ玉を握って生まれるのがムリキシャ。ムリキシャは子果清殿に勤め、自分のハリ玉から子果樹を育てて人々に子果を授ける。
ゴリキ‥‥
この世界の人々は皆いずれかの力を持って生まれてくる。
シンリキ(神力) 通の力、精神干渉に長ける。金髪金目を持って生まれてくる。
レイリキ(霊力) 剛の力、物質干渉に長ける。白髪黄色目を持って生まれてくる。
キリキ(気力) 覆の力、気候干渉に長ける。青髪青目を持って生まれてくる。
マリキ(魔力) 魅の力、生体干渉に長ける。黒髪黒目を持って生まれてくる。
ヨーリキ(妖力) 惑の力、状態干渉に長ける。赤髪赤目を持って生まれてくる。
ムリキ(無力) 何の力も持たないし、他のリキシャの力も作用しづらい。生まれる時にハリ玉を握って生まれ、それは子果樹の種となる。自分の子果樹の世話をして生きることがほとんど。髪色や目の色は決まっていない。どこの国でも数は非常に少ない。
ただ、このような力を使った仕事に就くのは(ムリキシャを除き)全体の二割から三割ほどで、全く関係ない職に就くものの方が多い。
異生物‥‥
自然災害的に発生する生物。ニゴリという有害な瘴気を纏っており、早めの討伐が推奨される。生きているうちには害毒しか発しないが、死ぬとその身体が色々な珍しい素材の原料になるので高値で取引される。
退異師‥‥
異生物専門の討伐師。特位、一位、二位、三位、四位、初位の六段階で分けられる。
機工‥‥
セキセイと呼ばれる、キリキシャとヨーリキシャの組によって作られるエネルギーを動力とする仕組み、またはその躯体をも指す。
水道や電気の仕組み、機工車や機工通信、機工飛艇などに多く使われている。
用石‥‥
色々な生活に使われる、用途に合った力の込められた石。比較的安価に買えるものは効果が短い。
水生石=わずかな水につけておくと一定量の水を生み出す
燃用石=火種になる。一定時間燃え続ける
温用石=水に沈めたり機工躯体に嵌めたりすると水をお湯に変じられる。個数や大きさで温度が変わる。
照用石=ランプなどに入れて明かりの代わりにする。
貯力石=主にシンリキやセキセイの力を込めたものを言う。機工や速信鳥士の道具などに嵌めて使う。
などがある。
起動は、機工躯体に嵌め込んでスイッチを入れれば稼働。単体で使うときは、自分の力を少し流すと稼働する。ムリキシャにも流せる力が一応あるので使える。
通貨‥‥
大陸ごとに共通硬貨が発行されている。大陸共通の、金貨、銀貨、銅貨がありそれぞれ、共金貨、共銀貨、共銅貨と呼ばれている。
ここリンクウ大陸でのレートは、共金貨一枚=共銀貨百枚=共銅貨=一万枚。発行はリンクウ大陸造幣局が行っている。硬貨はかさばるため、隊商会の商人などは手形を使うこともある(シンリキ手形)。
人物の見た目‥‥
=六十歳位過ぎから百五十歳くらいまでは、四十歳くらいに見えるのが普通。
二十代くらいに見えるのは五十歳くらいまで、あとは個人差。あまり「老けた」感じに見える者はいない。
死の十年ほど前になると、身体の中に力素をためておくことが難しくなり、少しずつ力素欠乏症になっていく。力素欠乏症が進行すると老けていく。力素欠乏症が重篤になる=老衰で死に至る。
加齢による力素欠乏症には、力素の譲渡がうまくいかないことが多い。
リンクウ大陸にある、この物語によく出てくる国家(全部で十五近い国家があるが、よく出てくるのは三、四か国のみ)
ゴリキ統主統治国(ゴリキ、とかゴリキ統治国、と呼ばれることが多い)
主人公たちの暮らす国。
首都は、統都アキツマ。ヒトの割合がムリキシャ以外ほとんど同じで、他国から羨望の目で見られることが多い。
それぞれの力を持つ統主と議会による合議制の国家。統主は現統主の推薦と議会の承認によって決まる。政治形態は半民主主義一院制(選挙で選ばれた院士による一院で議論がなされ、最終決定はゴリキ統主統治会でなされる)。
聖タイカ合国
首都は、聖都、聖カ・ジュ。六百年ほど前に聖樹国、カタイ、イーガの三国が集まってできた国とされている。
ヒトの割合は、レイリキシャ60%、マリキシャ20%、キリキシャ、ヨーリキシャ、シンリキシャを合わせて15%ほど。残りがムリキシャ。
二院制(上院、下院)。院士は世襲であることがほとんどだが、欠員があったときには資産などの条件をクリアしたものが繰り上がることがある。上院は貴族、下院は平民で成っている。国家元首は合国主と呼ばれ、上院の院士から選出される。
現合国主は、ツイ・ラン、七十歳ヨーリキシャ。
トレルーナ公国
首都は、公都エルツァ。小さな領主たちが寄り集まってできた国。
ヒトの割合は、レイリキシャ55%、マリキシャ10%、ヨーリキシャ20%、シンリキシャとキリキシャを合わせて8%ほど。残りがムリキシャ。
小公、中公と呼ばれる地方領主が寄り集まって公議会という議院で政治決定をしている。国家元首は、世襲の大公。子どもに恵まれなかったり、優れた能力を持った人物がいないときは小公中公のなかから養子を取る決まりになっているが、近年形骸化している。
現大公はラニエリ、五十三歳シンリキシャ。
ジャイラ島主国
首都は、島都アヌラ。ゴリキ統治国の東にある百を超す小島からなる島嶼国。
ヒトの割合は、キリキシャ30%、ヨーリキシャ20%、レイリキシャマリキシャ合わせて20%ほど、シンリキシャ3%ほど、残りがムリキシャ。
各島のリーダーである島主が集まり、島主会議によって国家を運営する合議制を取っている、島主は各島によって選出方法が違う(推薦、世襲、選挙など)。国家元首は島主会議で選出される大島主。
近年、ムリキシャがほとんど生まれなくなり、国家の維持に危機感を持たれていた。そのため、リキの子果樹に実った「淀みの子果」に縋ってしまい大きな危機に陥る。
今はゴリキ統治国の子果清殿に伴侶を派遣させてもらう約束を取り付け急場をしのいでいる。現大島主はムルファ、百二十三歳シンリキシャ。
以下はあらすじにもかかわる人物紹介になります。
主な人物紹介
リキ(森力丸長氏)
二部開始時で十八歳。この世界に渡ってきてから銀髪翠眼になった。ハリ玉を持っていたことからムリキシャだとされる。
自分を見つけ、治療してくれたアヤラセと恋人関係になる。その後、凌辱された衝撃でアヤラセの事を一時記憶から無くしてしまうが、ジャイラでの事件をきっかけに思い出す。アヤラセの事を忘れていた期間にユウビと情を交わしていたことを、アヤラセに申し訳なく思い、恥じている。
アヤラセ
マリキシャ、黒髪黒目。マリキが非常に高い能力者。二位退異師の資格を持つ。二部開始時で二十三歳。
実の上子であるライセンからの執着を向けられたことから、辺境のタリエ村に身を隠しそこで医師をしていた。リキの事をとても大事に思っている。
第一部でリキを助けるため、次代の魔力統主になることを了承し、現在の魔力統主であるフィオナの元で働いている。二位退異師の資格を持つ。
ユウビ
?? リキの子果樹から生まれた異形の生物。丈高く銀髪黒目。背中には薄翅と金色の鱗に包まれた大きな尾を持つ。ジャイラでの戦闘後、身体を縮ませて深い昏睡状態になり、子果樹の作り出した繭の中に包まれる。
リキの事を一番に考え、守る。空も飛べるし海を渡ることもできる。どういう生き物なのか、という問いに対しては「主(=リキ)を守るもの」としか答えない。
ナガエ
ムリキシャ、紫髪紫目。二部開始時で五十八歳。ツトマ子果清殿長。穏やかな見た目にそぐわず、激しい内面も持ち合わせている。ユウビに底知れない恐怖を感じている。
アカーテ
ムリキシャ、緑目緑髪。二部開始時で七十六歳。ツトマ子果清官。リキたちがツトマに来た頃から面倒を見ている。おっとり優しそうに見えて芯が強く、ヤルルアをビビらせたこともある。
ヤルルア
レイリキシャ、白髪黄色目、二部開始時で四十七歳。特級退異師、ランムイの伴侶。身長は177㎝くらいある。美人系の顔でスタイルは峰不〇子っぽいボンキュッボン。しかし異様に力が強く、リンクウ大陸では敵なしではないかと言われるほどの腕前。武器は何でも使える。アヤラセとライセンの親。
ランムイ
シンリキシャ、金髪金目、二部開始時で四十七歳。神力統主(ゴリキ統治国の重鎮の一人)。ヤルルアの伴侶でライセンとアヤラセの親。ヤルルアを心から愛していて執着している。一応国のことも考えているが人生の優先順位は圧倒的にヤルルア。執着の強いライセンを(ヤルルアが産んだということもあり)可愛がっていたが、リキが誘拐された事件によって見限る。
ライセン
ヨーリキシャ、赤髪赤目。二部開始時で二十六歳。アヤラセが六歳くらいの時から「自分の伴侶にする(兄弟で伴侶は珍しくはない)」と言って執着していた。アヤラセはそれを嫌がっていたが、性交幻覚剤を飲ませて無理やり性交に及ぼうとしたところをヤルルアに阻止される。そのことをずっと恨んでいて親であるにも関わらず、いつかヤルルアを殺すと決めている。リキを誘拐してアヤラセを誘いだそうとしたが失敗。違法薬物である強制性交幻覚剤を製造した罪により指名手配となるが、行方をくらましたまま。聖タイカ合国に身を潜めているのではとの報告あり。
エルニ
シンリキシャ、金髪金目。二部開始時で三十七歳。トレルーナ公国出身。カベワタリの情報を聞きかじり、自分が力を得るために手に入れようと画策していたところをライセンに拾われる。リキを繰り返し凌辱した。リキ救出時にアヤラセにより右腕を斬り落とされている。ライセンとともに潜伏しているとみられている。
ファ・ロン
マリキシャ、黒髪黒目。二部開始時で四十三歳。身長は188㎝くらい。
聖タイカ合国の情報部、「影の葉」の「二の葉」首領。冷血無比、目的のためなら手段を選ばない。一つ実であるティ・ロアのためなら何でもすると心に誓っている。以前、自分の『持ち主』であったク・レンとその親を人知れず惨殺している。
二人のお話は、短編でムーンライトノベルズさんに投稿しています(一つ実の物語)。
(余談 聖タイカ合国のヒトの名前は二つ名です。アン・ラン、ティ・ロア、ファ・ロンなど二つで一つの名前になっています。短く呼ぶのは家族か伴侶のみで、関係性が薄いヒトが短く呼ぶのは相当な侮辱にあたります。
また、この世界の人名はすべて四音以内です。氏、苗字に当たるものはありません)
こちらの更新は、週に二回程度になるかと思います。はっきりとした頻度を決められなくてすみません‥。よろしければおつきあいいただけると嬉しいです!
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明智光秀が信長の逗留する本能寺を襲った夜、兄たちとともに奮戦していた森力丸長氏は、矢傷を負ったまま異世界トワへと渡らされる。
そこで出会ったマリキシャのアヤラセに、この世界トワのことを色々と教わりながら日々を暮らしていたが、リキ(=森力丸長氏)の持っていた「ハリ玉」を子果清殿におさめるため、住んでいたタリエ村からツトマを目指す。
「ハリ玉」を植えたところ、アヤラセとの性交を繰り返すことによって子果樹に「初子果」が実る。わからないことに右往左往しながらツトマで暮らしていくうちに、リキは『カベワタリ(=異界から来た者)』であることから狙われるようになる。
隙をついて攫われたリキは、繰り返し凌辱されてしまい精神が壊れてしまう。リキの「初子果」から生まれた生物、ユウビがアヤラセとともに救い出すがリキは精神の動きを見せない「ウツロ」になってしまった。
凌辱されたことでリキの子果樹に実ったおどろおどろしい「淀みの子果」は大島主ムルファの手に渡るが、ジャイラ島主国の島都アヌラで大きな災厄を引き起こす。
目覚めたリキはアヤラセのことを忘れてしまっていたが、ユウビやアヤラセとともに災厄と戦い、それによって記憶を取り戻す。
力を使い尽くしたユウビは小さくなって子果樹の作り出した繭の中に入り眠りにつく。
アヤラセとリキは統都アキツマで共に暮らすことになる。
ここまでがあらすじです、以下は各種設定や人物、国の紹介になります。
この世界の基本的設定
カベワタリ‥‥
世界トワを囲む帯壁を越えて渡ってきたヒト、という意味。目と髪の色が違うことが特徴。リキはこれに当たる。
人体‥‥
ヒトは雌雄同体。皆陰裂と呼ばれるスリットがあり、その中に陰と陰茎がある。陰茎は基本的には陰裂の中に収納されている。性的興奮を覚えると肥大化(勃起)して出てくる。筋肉の付き方、乳房の有無、顔つきなどは完全に個性。また、性交は気持ち(愛情、多少の好意でもよい)がないと快楽を得られない。
そのため、売春を生業にする者たちは性交幻覚剤を使っていた。こちらは合法で、効果はそこまで強くない。
生殖‥‥
こどもは、子果清殿に行き、子果樹に祈って子果を授けてもらうことで得られる。伴侶全員で子果樹に祈って子果を授かる。伴侶全員で子果を食べてから性交をすると子どもができる。陰茎を受け入れた方に宿る。
子果は授からないこともあり、子果を食べても稀に子どもが実らないこともある。
子果が実るのは、子果樹だが、その子果樹の種となるハリ玉を握って生まれるのがムリキシャ。ムリキシャは子果清殿に勤め、自分のハリ玉から子果樹を育てて人々に子果を授ける。
ゴリキ‥‥
この世界の人々は皆いずれかの力を持って生まれてくる。
シンリキ(神力) 通の力、精神干渉に長ける。金髪金目を持って生まれてくる。
レイリキ(霊力) 剛の力、物質干渉に長ける。白髪黄色目を持って生まれてくる。
キリキ(気力) 覆の力、気候干渉に長ける。青髪青目を持って生まれてくる。
マリキ(魔力) 魅の力、生体干渉に長ける。黒髪黒目を持って生まれてくる。
ヨーリキ(妖力) 惑の力、状態干渉に長ける。赤髪赤目を持って生まれてくる。
ムリキ(無力) 何の力も持たないし、他のリキシャの力も作用しづらい。生まれる時にハリ玉を握って生まれ、それは子果樹の種となる。自分の子果樹の世話をして生きることがほとんど。髪色や目の色は決まっていない。どこの国でも数は非常に少ない。
ただ、このような力を使った仕事に就くのは(ムリキシャを除き)全体の二割から三割ほどで、全く関係ない職に就くものの方が多い。
異生物‥‥
自然災害的に発生する生物。ニゴリという有害な瘴気を纏っており、早めの討伐が推奨される。生きているうちには害毒しか発しないが、死ぬとその身体が色々な珍しい素材の原料になるので高値で取引される。
退異師‥‥
異生物専門の討伐師。特位、一位、二位、三位、四位、初位の六段階で分けられる。
機工‥‥
セキセイと呼ばれる、キリキシャとヨーリキシャの組によって作られるエネルギーを動力とする仕組み、またはその躯体をも指す。
水道や電気の仕組み、機工車や機工通信、機工飛艇などに多く使われている。
用石‥‥
色々な生活に使われる、用途に合った力の込められた石。比較的安価に買えるものは効果が短い。
水生石=わずかな水につけておくと一定量の水を生み出す
燃用石=火種になる。一定時間燃え続ける
温用石=水に沈めたり機工躯体に嵌めたりすると水をお湯に変じられる。個数や大きさで温度が変わる。
照用石=ランプなどに入れて明かりの代わりにする。
貯力石=主にシンリキやセキセイの力を込めたものを言う。機工や速信鳥士の道具などに嵌めて使う。
などがある。
起動は、機工躯体に嵌め込んでスイッチを入れれば稼働。単体で使うときは、自分の力を少し流すと稼働する。ムリキシャにも流せる力が一応あるので使える。
通貨‥‥
大陸ごとに共通硬貨が発行されている。大陸共通の、金貨、銀貨、銅貨がありそれぞれ、共金貨、共銀貨、共銅貨と呼ばれている。
ここリンクウ大陸でのレートは、共金貨一枚=共銀貨百枚=共銅貨=一万枚。発行はリンクウ大陸造幣局が行っている。硬貨はかさばるため、隊商会の商人などは手形を使うこともある(シンリキ手形)。
人物の見た目‥‥
=六十歳位過ぎから百五十歳くらいまでは、四十歳くらいに見えるのが普通。
二十代くらいに見えるのは五十歳くらいまで、あとは個人差。あまり「老けた」感じに見える者はいない。
死の十年ほど前になると、身体の中に力素をためておくことが難しくなり、少しずつ力素欠乏症になっていく。力素欠乏症が進行すると老けていく。力素欠乏症が重篤になる=老衰で死に至る。
加齢による力素欠乏症には、力素の譲渡がうまくいかないことが多い。
リンクウ大陸にある、この物語によく出てくる国家(全部で十五近い国家があるが、よく出てくるのは三、四か国のみ)
ゴリキ統主統治国(ゴリキ、とかゴリキ統治国、と呼ばれることが多い)
主人公たちの暮らす国。
首都は、統都アキツマ。ヒトの割合がムリキシャ以外ほとんど同じで、他国から羨望の目で見られることが多い。
それぞれの力を持つ統主と議会による合議制の国家。統主は現統主の推薦と議会の承認によって決まる。政治形態は半民主主義一院制(選挙で選ばれた院士による一院で議論がなされ、最終決定はゴリキ統主統治会でなされる)。
聖タイカ合国
首都は、聖都、聖カ・ジュ。六百年ほど前に聖樹国、カタイ、イーガの三国が集まってできた国とされている。
ヒトの割合は、レイリキシャ60%、マリキシャ20%、キリキシャ、ヨーリキシャ、シンリキシャを合わせて15%ほど。残りがムリキシャ。
二院制(上院、下院)。院士は世襲であることがほとんどだが、欠員があったときには資産などの条件をクリアしたものが繰り上がることがある。上院は貴族、下院は平民で成っている。国家元首は合国主と呼ばれ、上院の院士から選出される。
現合国主は、ツイ・ラン、七十歳ヨーリキシャ。
トレルーナ公国
首都は、公都エルツァ。小さな領主たちが寄り集まってできた国。
ヒトの割合は、レイリキシャ55%、マリキシャ10%、ヨーリキシャ20%、シンリキシャとキリキシャを合わせて8%ほど。残りがムリキシャ。
小公、中公と呼ばれる地方領主が寄り集まって公議会という議院で政治決定をしている。国家元首は、世襲の大公。子どもに恵まれなかったり、優れた能力を持った人物がいないときは小公中公のなかから養子を取る決まりになっているが、近年形骸化している。
現大公はラニエリ、五十三歳シンリキシャ。
ジャイラ島主国
首都は、島都アヌラ。ゴリキ統治国の東にある百を超す小島からなる島嶼国。
ヒトの割合は、キリキシャ30%、ヨーリキシャ20%、レイリキシャマリキシャ合わせて20%ほど、シンリキシャ3%ほど、残りがムリキシャ。
各島のリーダーである島主が集まり、島主会議によって国家を運営する合議制を取っている、島主は各島によって選出方法が違う(推薦、世襲、選挙など)。国家元首は島主会議で選出される大島主。
近年、ムリキシャがほとんど生まれなくなり、国家の維持に危機感を持たれていた。そのため、リキの子果樹に実った「淀みの子果」に縋ってしまい大きな危機に陥る。
今はゴリキ統治国の子果清殿に伴侶を派遣させてもらう約束を取り付け急場をしのいでいる。現大島主はムルファ、百二十三歳シンリキシャ。
以下はあらすじにもかかわる人物紹介になります。
主な人物紹介
リキ(森力丸長氏)
二部開始時で十八歳。この世界に渡ってきてから銀髪翠眼になった。ハリ玉を持っていたことからムリキシャだとされる。
自分を見つけ、治療してくれたアヤラセと恋人関係になる。その後、凌辱された衝撃でアヤラセの事を一時記憶から無くしてしまうが、ジャイラでの事件をきっかけに思い出す。アヤラセの事を忘れていた期間にユウビと情を交わしていたことを、アヤラセに申し訳なく思い、恥じている。
アヤラセ
マリキシャ、黒髪黒目。マリキが非常に高い能力者。二位退異師の資格を持つ。二部開始時で二十三歳。
実の上子であるライセンからの執着を向けられたことから、辺境のタリエ村に身を隠しそこで医師をしていた。リキの事をとても大事に思っている。
第一部でリキを助けるため、次代の魔力統主になることを了承し、現在の魔力統主であるフィオナの元で働いている。二位退異師の資格を持つ。
ユウビ
?? リキの子果樹から生まれた異形の生物。丈高く銀髪黒目。背中には薄翅と金色の鱗に包まれた大きな尾を持つ。ジャイラでの戦闘後、身体を縮ませて深い昏睡状態になり、子果樹の作り出した繭の中に包まれる。
リキの事を一番に考え、守る。空も飛べるし海を渡ることもできる。どういう生き物なのか、という問いに対しては「主(=リキ)を守るもの」としか答えない。
ナガエ
ムリキシャ、紫髪紫目。二部開始時で五十八歳。ツトマ子果清殿長。穏やかな見た目にそぐわず、激しい内面も持ち合わせている。ユウビに底知れない恐怖を感じている。
アカーテ
ムリキシャ、緑目緑髪。二部開始時で七十六歳。ツトマ子果清官。リキたちがツトマに来た頃から面倒を見ている。おっとり優しそうに見えて芯が強く、ヤルルアをビビらせたこともある。
ヤルルア
レイリキシャ、白髪黄色目、二部開始時で四十七歳。特級退異師、ランムイの伴侶。身長は177㎝くらいある。美人系の顔でスタイルは峰不〇子っぽいボンキュッボン。しかし異様に力が強く、リンクウ大陸では敵なしではないかと言われるほどの腕前。武器は何でも使える。アヤラセとライセンの親。
ランムイ
シンリキシャ、金髪金目、二部開始時で四十七歳。神力統主(ゴリキ統治国の重鎮の一人)。ヤルルアの伴侶でライセンとアヤラセの親。ヤルルアを心から愛していて執着している。一応国のことも考えているが人生の優先順位は圧倒的にヤルルア。執着の強いライセンを(ヤルルアが産んだということもあり)可愛がっていたが、リキが誘拐された事件によって見限る。
ライセン
ヨーリキシャ、赤髪赤目。二部開始時で二十六歳。アヤラセが六歳くらいの時から「自分の伴侶にする(兄弟で伴侶は珍しくはない)」と言って執着していた。アヤラセはそれを嫌がっていたが、性交幻覚剤を飲ませて無理やり性交に及ぼうとしたところをヤルルアに阻止される。そのことをずっと恨んでいて親であるにも関わらず、いつかヤルルアを殺すと決めている。リキを誘拐してアヤラセを誘いだそうとしたが失敗。違法薬物である強制性交幻覚剤を製造した罪により指名手配となるが、行方をくらましたまま。聖タイカ合国に身を潜めているのではとの報告あり。
エルニ
シンリキシャ、金髪金目。二部開始時で三十七歳。トレルーナ公国出身。カベワタリの情報を聞きかじり、自分が力を得るために手に入れようと画策していたところをライセンに拾われる。リキを繰り返し凌辱した。リキ救出時にアヤラセにより右腕を斬り落とされている。ライセンとともに潜伏しているとみられている。
ファ・ロン
マリキシャ、黒髪黒目。二部開始時で四十三歳。身長は188㎝くらい。
聖タイカ合国の情報部、「影の葉」の「二の葉」首領。冷血無比、目的のためなら手段を選ばない。一つ実であるティ・ロアのためなら何でもすると心に誓っている。以前、自分の『持ち主』であったク・レンとその親を人知れず惨殺している。
二人のお話は、短編でムーンライトノベルズさんに投稿しています(一つ実の物語)。
(余談 聖タイカ合国のヒトの名前は二つ名です。アン・ラン、ティ・ロア、ファ・ロンなど二つで一つの名前になっています。短く呼ぶのは家族か伴侶のみで、関係性が薄いヒトが短く呼ぶのは相当な侮辱にあたります。
また、この世界の人名はすべて四音以内です。氏、苗字に当たるものはありません)
こちらの更新は、週に二回程度になるかと思います。はっきりとした頻度を決められなくてすみません‥。よろしければおつきあいいただけると嬉しいです!
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身元が判明するまでのあいだ、莉音がその身柄を引き受けることになったが、男の記憶はほどなく回復する。男は、不動産関連の事業を世界的に展開させる、やり手の実業家だった。
この出逢いをきっかけに、身のまわりで起こりはじめる不穏な出来事……。
道端で拾ったのは、超ハイスペックなイケメン社長でした――
※2024.10 投稿時の内容に加筆・修正を加えたものと差し替え済みです。
病み墜ちした騎士を救う方法
無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。
死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。
死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。
どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……?
※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
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