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第3章 消えた街
第18話 水の都アクアポート③
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明くる日の海は非常に穏やかであった。
先日食事処で聞いた通り、大きな建物の中心には総合案内所が存在し、そこに魔水晶の存在は確認できたのだった。
「こちらで上級職への転職は可能か?」
もちろん確認したのだが、そもそもがこの街、冒険者という存在が少ないのである。
ほとんどが商売のための施設であり、魔水晶のエネルギーは安全の為のみに使われるのだそうだ。
「またダメやったやん、こんなんならリキングバウトで誰か1人でも上級職になっとけば良かったやん……」
ローズがそう言うものだから、俺までそんな気になってしまう。
その時は勢いで『全員一緒に!』なんて言ったけれど、ここまで状況がアレなら、もうそんな事気にする必要が無かったと思う。
ともかく今は魚介を売りにきたわけで。
「持ち込みなんですけど、海の魔物からのドロップ品で食材が多く手に入ったので買い取ってもらいたくて」
「え、えぇ……もちろん買い取らせていただきます……。
あのぅ……冷やかしじゃないですよね?」
ここでも随分と疑われてしまうようだ。
それほどに疑われる品の数々をインベントリから取り出していく。俺は最近、このインベントリを隠すのが面倒になっていたのもあったのだが、何日も滞在する場所でもないのに、いちいち構ってられなかったのだ。
事前に隠れて取り出して、重いものを運んでやるなど考えただけでも面倒くさい。
俺はそこまでして売ろうなどとは思わなかったまでのことである。
「す、凄いです! これなら街中の飲食店に行き渡ります!」
まぁ当然『どうやって入手したのか?』『どこでこんなに獲れるのか?』そんな事を聞いてくるのだが、こちらも流石にそこまでは教えるつもりは無かった。
「少し高値で買い取らせていただきますので、ぜひ次もまたお願いします。」
そう言って引き取られた食材たちは、速やかに運ばれていく。
数分後、ベルが鳴らされると多くの者が集っていて、名前と購入量を控えられているようである。
「じゃあ、俺たちはもう少し狩りをするか。困っている人も多いみたいだし、稼げそうだしな」
「いや、市場にあまり干渉し過ぎても良くないじゃろ。
そうだな、儂は発生する渦とやらの方が気になるのじゃが」
ミドとローズはよくわからないけど地形の変化か大きな魔物でも棲みついたかしたんじゃないかと言ってそこまで関心は無さそうである。
「とんでもない化け物でも出てきて、街に被害が出るよりは、そっとしておいた方が良いんじゃないか?」
「う、うむ。それもそうじゃの……」
今日1日は補給も兼ねて滞在するつもりであったし、とにかく様子を見ながら街を回る事にしていた。
主に矢や消費アイテムなどの調達に男4人が、ミドとローズは自由行動。だったのだが、荷物運びが別行動は困ると言い出して俺が一緒に付いて行く事になる。
どう考えても男側の買い物の方が重いはずなのだが……。
先日食事処で聞いた通り、大きな建物の中心には総合案内所が存在し、そこに魔水晶の存在は確認できたのだった。
「こちらで上級職への転職は可能か?」
もちろん確認したのだが、そもそもがこの街、冒険者という存在が少ないのである。
ほとんどが商売のための施設であり、魔水晶のエネルギーは安全の為のみに使われるのだそうだ。
「またダメやったやん、こんなんならリキングバウトで誰か1人でも上級職になっとけば良かったやん……」
ローズがそう言うものだから、俺までそんな気になってしまう。
その時は勢いで『全員一緒に!』なんて言ったけれど、ここまで状況がアレなら、もうそんな事気にする必要が無かったと思う。
ともかく今は魚介を売りにきたわけで。
「持ち込みなんですけど、海の魔物からのドロップ品で食材が多く手に入ったので買い取ってもらいたくて」
「え、えぇ……もちろん買い取らせていただきます……。
あのぅ……冷やかしじゃないですよね?」
ここでも随分と疑われてしまうようだ。
それほどに疑われる品の数々をインベントリから取り出していく。俺は最近、このインベントリを隠すのが面倒になっていたのもあったのだが、何日も滞在する場所でもないのに、いちいち構ってられなかったのだ。
事前に隠れて取り出して、重いものを運んでやるなど考えただけでも面倒くさい。
俺はそこまでして売ろうなどとは思わなかったまでのことである。
「す、凄いです! これなら街中の飲食店に行き渡ります!」
まぁ当然『どうやって入手したのか?』『どこでこんなに獲れるのか?』そんな事を聞いてくるのだが、こちらも流石にそこまでは教えるつもりは無かった。
「少し高値で買い取らせていただきますので、ぜひ次もまたお願いします。」
そう言って引き取られた食材たちは、速やかに運ばれていく。
数分後、ベルが鳴らされると多くの者が集っていて、名前と購入量を控えられているようである。
「じゃあ、俺たちはもう少し狩りをするか。困っている人も多いみたいだし、稼げそうだしな」
「いや、市場にあまり干渉し過ぎても良くないじゃろ。
そうだな、儂は発生する渦とやらの方が気になるのじゃが」
ミドとローズはよくわからないけど地形の変化か大きな魔物でも棲みついたかしたんじゃないかと言ってそこまで関心は無さそうである。
「とんでもない化け物でも出てきて、街に被害が出るよりは、そっとしておいた方が良いんじゃないか?」
「う、うむ。それもそうじゃの……」
今日1日は補給も兼ねて滞在するつもりであったし、とにかく様子を見ながら街を回る事にしていた。
主に矢や消費アイテムなどの調達に男4人が、ミドとローズは自由行動。だったのだが、荷物運びが別行動は困ると言い出して俺が一緒に付いて行く事になる。
どう考えても男側の買い物の方が重いはずなのだが……。
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