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1.訪れの時
1.ある始まり
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ようやく遅い春が訪れて川岸の桜の木々が花を芽吹かせ始めた頃、神波 駿は通い始めた予備校に今日も足を運ぶべく、いそいそと大通りを大股に歩いていた。去年までは高校生として授業や部活動に参加したりしていた日常であったが、受験競争という人生でも数少ないイベントの波に翻弄され、気づいてみると勉強に追われる毎日を過ごしている自分が認識できたのは、ようやく大学受験現役合格失敗という結果が終わった直後のことだった。
神波は理系の大学を志望していた。ただ、去年は学部として生物学部と物理化学部とを何となく受験していたという、漠然とした想いでしか受験の動機と呼べるものは無かった。いわば流されるまま受験教育の方針として偏差値において合格可能な大学や学部をただ他人や教師からあてがわれて受けてみたという感覚だけしかなかった。
そしてこれまた流されるままに大学受験浪人生として、近所にある「ミスカテック」予備校へ通うこととなった。いつもの様に予備校のあるビルの建物に入る。彼の所属する教室は「理系標準クラス」だ。今日の午前の授業は、生物・生物基礎の予定だった。
「あーあ、生物かあ・・・。退屈だなあ。少し先生をからかってやるか。」と神波は思った。確かに退屈な授業だった、彼にとっては。講師の授業はもうありきたりの内容で、彼の知悉している事項ばかりなためにただただ退屈なだけだった。だけれどもテストの成績は現役時代は平均点以下。勉強方法を含め、何かしらの改革が必要なのは、自分でもイヤという程、分かりきっていた。
教室には既に百人位の予備校生たちが着席していて、講師の到着と授業が始まるのとを待ちわびている様子だ。神波が教室に入って10分ほど経過した頃、ようやく長い黒髪でストレートヘアの長身女子が教壇へと登壇して来た。
「さ、始めるよ。」と女が言って端末に文字を書き込み始める。生物を担当する講師の真岡 花美だ。黒のタンクトップに短パンジーンズといった出で立ちで年齢は20歳前後だと思われる。生徒各自の端末画面に真岡の書き込む文字が板書として羅列されていく。今日の講義テーマは「生殖」のようだ。
生殖の理解は、特に有性生殖の場合、仮想相手の存在を意識して自分との関係や行動を夢想すると格段に理解が早くなる。有性生殖は異なる生殖細胞どうしが合体して生殖を行うが、その合体する生殖細胞を「配偶子」、合体してできた新たな細胞を「接合子」と呼ぶ。配偶子にはいろいろな種類があるが、ヒトの場合「卵」と「精子」が配偶子となる。一方、接合子の方も形や大きさによって区別があり、特に大きさが異なるという点から「異形配偶子接合」と呼ばれる配偶子接合があって、その中でもいわゆる「受精」と呼ばれる接合がヒトの場合の生殖方法となる。
ここで受験生が生物でつまづく最初のポイントが「有糸分裂」の理解の混乱だ。
なぜか、一般的な教科書や参考書では有性生殖や受精を教えた後、次に有性生殖特有の細胞分裂として「減数分裂」のみを教えるプロセスが多い。しかしこれが正確な理解の妨げとなっているのだ。細胞分裂には体細胞分裂と減数分裂の二つがあるが、その違いやしくみがよく分からないまま授業が進行してしまうことが多い。さらに動物と植物との両者における配偶子の作られ方の違いなども、普通の細胞分裂(体細胞分裂)と減数分裂の理解を混乱させる一因ともなったりしており、ここの予備校生の間でもいまだに体細胞分裂と減数分裂との違いやしくみがよく分からず、ひどい者に至っては同じ分裂だと思っている者もいる位だ。
と、ここまで真岡講師のレクチュアーが進んだところで神波が挙手をした。
「ですが先生、有性生殖が無性生殖より有利となる点というのが分かりません。今の説明だと新たな環境に対処していける点が有性生殖のメリットの一つだというお話ですが、遺伝子の組み合わせが異なったからといって必ずしも環境に対応していける形質が発現するとは限らないんじゃないですか。新たな環境に対応できる遺伝子が必ず作られるという保証はないと思いますが。」とツッコミを入れる。
すると真岡センセー、「ここではあくまでも無性生殖との比較で有利か不利かを論じてるんだよ。無性生殖では、遺伝子の配列は極端な話、永遠不変に変わらないだろ。環境が変われば明らかに対処できないわな。でも有性生殖の場合、可能性としてのレベルだが、環境に対応していける遺伝子の組み合わせが出てくる可能性があるだろ。その意味では有性の方が種の維持、存続には有利だろうが!。」と男も震え上がる様な口調で答えを返してきた。
こうして神波は自分の頭の悪さがまた一つ露見したなと思いつつ、チェックをしながら今の答えを端末に書き留めていった。
生物の講義の後、神波は予備校校舎の最上階の食堂で遅い朝食と昼食とを兼ねた食事を摂っていた。ここの料理メニューは和洋中華となんでもありという豊富さがウリで、今日は「てんこ盛り蕎麦」とビーフカレーのダブルセットを食べることにした。食べながらも、さっきの真岡センセーは見た目はあんなにも男受けする様な美貌の持ち主なのに性格はなぜか男顔負けの猛者ぶりなのは、やはり残念美人だと思ったりする。
「ここ、空いてる?。」と声をかけてきた者がいる。振り返ると同じ「理系標準コース」の人形坂 真知子だ。
「空いてるよ~。」と素っ気ない答えを返す神波。
「今日の講義、駿の負けだったね。」と上目使いに語る人形坂。これもいつもの会話のワンパターンだった。
「ああ、このところ負けが込んでるからな。でもさ、確かに無性生殖と比べりゃ可能性とは言え有性生殖の方がメリットあるとは言うけどさ、でも環境の変化なんかそんなにしょっちゅうあるわけじゃないっしょ。それにそもそも面倒くさいじゃん、わざわざカップル1組成立しなきゃやれない生殖方法とかさ。」と神波。
すると人形坂が顔を赤らめながら、「な、なに想像してるのよ、イヤらしい。」。幼馴染とはいえ人形坂は女だ。
「想像って、あの真岡も授業で言ってたろ、仮想相手と自分との関係をだな、夢想すればとか・・・。」と言ったところで神波は口を噤んでしまった。
午後の授業の数学Ⅰ・Aも終わり、神波は1人で繁華街を歩いていた。夕食も近くのファミレスで軽く済ませ、その後は大型の書店で参考書や問題集の類でも漁る目的だった。参考書売り場のコーナーであれこれと物色していると同じコーナーに先ほどから立って読書している男子と目が合った。といっても、顔見知りでもなく向こうもこちらを胡散臭そうな目つきで睨んだだけだったが。
このところ、現役時代とは異なり教科書中心主義的な学習ではなく、教科書以上のレベルの参考書や問題集、予備校のテキストを主な学習資料として選択する方針に切り替えていた。神波にとって学習は強制的に行うものではない、という自覚が今ではある。いわば、受験とは一種の「ゲーム」の様な自発的な挑戦形式の試合だと考えるようになったのだ。もちろん目的は志望校の合格ではあったが、合格したその先につまり大学で何を学びたいかという目標はただ、いまだ漠然としていたままだった。
だが、神波本人はそのビジョンも半年中には確固たるものに昇華させたいという希望はあった。それに理系科目の「数学」、「物理」、「化学」、「生物」はどれも好きだった。もちろん、努力すればテストや模試の得点も上るという手ごたえもさることながら、これらの科目には何か神波の心をくすぐる様な快楽にも似た喜びが、「学ぶ」という過程の中に伴って味わえる感覚があったからだ。それは、この世界や宇宙の客観的な法則を身に着けることによって、自分というちっぽけな存在が全治全能の「神」という存在に少しずつ近づき、昇格していく様な興奮と感動とを彼の魂に刻み続けたと言っても過言ではなかった。それは何かの使命の様なものでもあった。ただ単に得意だからだとか興味がある、面白いといった類のものではなく、自分の魂をより洗練されたものにするための生まれ変わりの過程、俗っぽく言えば神や人を超えるための「修行」の様なものでもあったのだ。
「そういえばさ、春の第1回全国模試が1週間後にあるけど対策とかしている?。」と探るような目つきで人形坂が訊いてきた。しかし神波には別の思惑で頭が一杯の様だ。
「模試対策は考えているさ。それよりも・・・俺自身の細胞を使って無性生殖の実験をやってみたいなと思ってるんだ。」と突拍子も無いことを突然口走った。
「無性生殖の実験?。何それ!?。」「いわば、クローンだよ、俺のね。俺の体細胞を増殖、培養してもう1人の俺の分身を作製する実験だよ。」「そ、そんなことが可能なの?。今までも羊のドリーの例とかウシとかで成功例があるとは聞いてるけど、人間で成功したなんて話は聞いたためしがないわ。」と人形坂はやはり否定的な意見だ。
というより、一介の受験生に過ぎない凡庸な若者が突然、人類全体の存亡に関わるような大事業的で壮大な実験を口走ったのだから、そちらのほうが大問題であろう。見方によっては神波が発狂したと受け取られても仕方がないとも言えるかも知れない。しかし、神波は本気だった。実は既にネットでクラウドファンディングも展開しており、その企画書までもが策定されているというから驚きだ。それは『無性生殖プロジェクト』とネーミングされた企画だった。
そんな空想めいたことを言ってから数日が過ぎたある日のことだった。その日の午後の授業は「数学Ⅱ・B」だったが、授業終了直後、スマホを眺めていた神波が大きな声で突然、「やった!資金が集まったぜ!」とガッツポーズで叫んだのだ。
そう、その日こそが彼の夢の一部が叶うと同時に冒険の始まりの時でもあったのである。
神波は理系の大学を志望していた。ただ、去年は学部として生物学部と物理化学部とを何となく受験していたという、漠然とした想いでしか受験の動機と呼べるものは無かった。いわば流されるまま受験教育の方針として偏差値において合格可能な大学や学部をただ他人や教師からあてがわれて受けてみたという感覚だけしかなかった。
そしてこれまた流されるままに大学受験浪人生として、近所にある「ミスカテック」予備校へ通うこととなった。いつもの様に予備校のあるビルの建物に入る。彼の所属する教室は「理系標準クラス」だ。今日の午前の授業は、生物・生物基礎の予定だった。
「あーあ、生物かあ・・・。退屈だなあ。少し先生をからかってやるか。」と神波は思った。確かに退屈な授業だった、彼にとっては。講師の授業はもうありきたりの内容で、彼の知悉している事項ばかりなためにただただ退屈なだけだった。だけれどもテストの成績は現役時代は平均点以下。勉強方法を含め、何かしらの改革が必要なのは、自分でもイヤという程、分かりきっていた。
教室には既に百人位の予備校生たちが着席していて、講師の到着と授業が始まるのとを待ちわびている様子だ。神波が教室に入って10分ほど経過した頃、ようやく長い黒髪でストレートヘアの長身女子が教壇へと登壇して来た。
「さ、始めるよ。」と女が言って端末に文字を書き込み始める。生物を担当する講師の真岡 花美だ。黒のタンクトップに短パンジーンズといった出で立ちで年齢は20歳前後だと思われる。生徒各自の端末画面に真岡の書き込む文字が板書として羅列されていく。今日の講義テーマは「生殖」のようだ。
生殖の理解は、特に有性生殖の場合、仮想相手の存在を意識して自分との関係や行動を夢想すると格段に理解が早くなる。有性生殖は異なる生殖細胞どうしが合体して生殖を行うが、その合体する生殖細胞を「配偶子」、合体してできた新たな細胞を「接合子」と呼ぶ。配偶子にはいろいろな種類があるが、ヒトの場合「卵」と「精子」が配偶子となる。一方、接合子の方も形や大きさによって区別があり、特に大きさが異なるという点から「異形配偶子接合」と呼ばれる配偶子接合があって、その中でもいわゆる「受精」と呼ばれる接合がヒトの場合の生殖方法となる。
ここで受験生が生物でつまづく最初のポイントが「有糸分裂」の理解の混乱だ。
なぜか、一般的な教科書や参考書では有性生殖や受精を教えた後、次に有性生殖特有の細胞分裂として「減数分裂」のみを教えるプロセスが多い。しかしこれが正確な理解の妨げとなっているのだ。細胞分裂には体細胞分裂と減数分裂の二つがあるが、その違いやしくみがよく分からないまま授業が進行してしまうことが多い。さらに動物と植物との両者における配偶子の作られ方の違いなども、普通の細胞分裂(体細胞分裂)と減数分裂の理解を混乱させる一因ともなったりしており、ここの予備校生の間でもいまだに体細胞分裂と減数分裂との違いやしくみがよく分からず、ひどい者に至っては同じ分裂だと思っている者もいる位だ。
と、ここまで真岡講師のレクチュアーが進んだところで神波が挙手をした。
「ですが先生、有性生殖が無性生殖より有利となる点というのが分かりません。今の説明だと新たな環境に対処していける点が有性生殖のメリットの一つだというお話ですが、遺伝子の組み合わせが異なったからといって必ずしも環境に対応していける形質が発現するとは限らないんじゃないですか。新たな環境に対応できる遺伝子が必ず作られるという保証はないと思いますが。」とツッコミを入れる。
すると真岡センセー、「ここではあくまでも無性生殖との比較で有利か不利かを論じてるんだよ。無性生殖では、遺伝子の配列は極端な話、永遠不変に変わらないだろ。環境が変われば明らかに対処できないわな。でも有性生殖の場合、可能性としてのレベルだが、環境に対応していける遺伝子の組み合わせが出てくる可能性があるだろ。その意味では有性の方が種の維持、存続には有利だろうが!。」と男も震え上がる様な口調で答えを返してきた。
こうして神波は自分の頭の悪さがまた一つ露見したなと思いつつ、チェックをしながら今の答えを端末に書き留めていった。
生物の講義の後、神波は予備校校舎の最上階の食堂で遅い朝食と昼食とを兼ねた食事を摂っていた。ここの料理メニューは和洋中華となんでもありという豊富さがウリで、今日は「てんこ盛り蕎麦」とビーフカレーのダブルセットを食べることにした。食べながらも、さっきの真岡センセーは見た目はあんなにも男受けする様な美貌の持ち主なのに性格はなぜか男顔負けの猛者ぶりなのは、やはり残念美人だと思ったりする。
「ここ、空いてる?。」と声をかけてきた者がいる。振り返ると同じ「理系標準コース」の人形坂 真知子だ。
「空いてるよ~。」と素っ気ない答えを返す神波。
「今日の講義、駿の負けだったね。」と上目使いに語る人形坂。これもいつもの会話のワンパターンだった。
「ああ、このところ負けが込んでるからな。でもさ、確かに無性生殖と比べりゃ可能性とは言え有性生殖の方がメリットあるとは言うけどさ、でも環境の変化なんかそんなにしょっちゅうあるわけじゃないっしょ。それにそもそも面倒くさいじゃん、わざわざカップル1組成立しなきゃやれない生殖方法とかさ。」と神波。
すると人形坂が顔を赤らめながら、「な、なに想像してるのよ、イヤらしい。」。幼馴染とはいえ人形坂は女だ。
「想像って、あの真岡も授業で言ってたろ、仮想相手と自分との関係をだな、夢想すればとか・・・。」と言ったところで神波は口を噤んでしまった。
午後の授業の数学Ⅰ・Aも終わり、神波は1人で繁華街を歩いていた。夕食も近くのファミレスで軽く済ませ、その後は大型の書店で参考書や問題集の類でも漁る目的だった。参考書売り場のコーナーであれこれと物色していると同じコーナーに先ほどから立って読書している男子と目が合った。といっても、顔見知りでもなく向こうもこちらを胡散臭そうな目つきで睨んだだけだったが。
このところ、現役時代とは異なり教科書中心主義的な学習ではなく、教科書以上のレベルの参考書や問題集、予備校のテキストを主な学習資料として選択する方針に切り替えていた。神波にとって学習は強制的に行うものではない、という自覚が今ではある。いわば、受験とは一種の「ゲーム」の様な自発的な挑戦形式の試合だと考えるようになったのだ。もちろん目的は志望校の合格ではあったが、合格したその先につまり大学で何を学びたいかという目標はただ、いまだ漠然としていたままだった。
だが、神波本人はそのビジョンも半年中には確固たるものに昇華させたいという希望はあった。それに理系科目の「数学」、「物理」、「化学」、「生物」はどれも好きだった。もちろん、努力すればテストや模試の得点も上るという手ごたえもさることながら、これらの科目には何か神波の心をくすぐる様な快楽にも似た喜びが、「学ぶ」という過程の中に伴って味わえる感覚があったからだ。それは、この世界や宇宙の客観的な法則を身に着けることによって、自分というちっぽけな存在が全治全能の「神」という存在に少しずつ近づき、昇格していく様な興奮と感動とを彼の魂に刻み続けたと言っても過言ではなかった。それは何かの使命の様なものでもあった。ただ単に得意だからだとか興味がある、面白いといった類のものではなく、自分の魂をより洗練されたものにするための生まれ変わりの過程、俗っぽく言えば神や人を超えるための「修行」の様なものでもあったのだ。
「そういえばさ、春の第1回全国模試が1週間後にあるけど対策とかしている?。」と探るような目つきで人形坂が訊いてきた。しかし神波には別の思惑で頭が一杯の様だ。
「模試対策は考えているさ。それよりも・・・俺自身の細胞を使って無性生殖の実験をやってみたいなと思ってるんだ。」と突拍子も無いことを突然口走った。
「無性生殖の実験?。何それ!?。」「いわば、クローンだよ、俺のね。俺の体細胞を増殖、培養してもう1人の俺の分身を作製する実験だよ。」「そ、そんなことが可能なの?。今までも羊のドリーの例とかウシとかで成功例があるとは聞いてるけど、人間で成功したなんて話は聞いたためしがないわ。」と人形坂はやはり否定的な意見だ。
というより、一介の受験生に過ぎない凡庸な若者が突然、人類全体の存亡に関わるような大事業的で壮大な実験を口走ったのだから、そちらのほうが大問題であろう。見方によっては神波が発狂したと受け取られても仕方がないとも言えるかも知れない。しかし、神波は本気だった。実は既にネットでクラウドファンディングも展開しており、その企画書までもが策定されているというから驚きだ。それは『無性生殖プロジェクト』とネーミングされた企画だった。
そんな空想めいたことを言ってから数日が過ぎたある日のことだった。その日の午後の授業は「数学Ⅱ・B」だったが、授業終了直後、スマホを眺めていた神波が大きな声で突然、「やった!資金が集まったぜ!」とガッツポーズで叫んだのだ。
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