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実食です!
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モグモグと咀嚼していくうちに、シンの眉間によったシワが薄くなっていった。
「……んん? なんだこれ。生臭いかと思ったらそんなことをねぇし、ねっとり濃厚な肉って感じだな……」
シンは飲み込んだ後、名残惜しそうな表情でそう言った。
「どう? 内臓だって下処理を丁寧にしたら美味しくいただけるのよ」
「ああ、予想外に美味くてびっくりしてる。でもさすがにこれは貧民街で食べてないと思うぞ?」
「うーん、そうかもね。ミルクで臭みをとったり、こんな味付けでたっぷりの油を使って揚げたりするのは難しいだろうし……」
「いや、そういう意味じゃなくて」
「? あっ! そろそろ夕食の時間だわ。後はよろしくね?」
私はインベントリから熱々の竜田揚げを取り出してシンに預け、料理長他料理人達に内臓料理と知られないためにかけていた遮音魔法を解除した。そして料理長達を近づけないよう見張ってくれていた黒銀と真白を連れて一旦自室へ戻ったのだった。
「あっ、おい! ……ったく。あいつ、自分で何を作ったのか自覚ねぇだろ、あの様子じゃ……って、ちょ、料理長! これは量が少ないんで試食無しっすよ!」
私は、シンが料理長達から試食と言う名の強奪から料理を守りきったことを後日ボロボロの姿になっていたシンから聞き、感謝したのだった。
間もなく夕食の時間となった。
お父様達には予備知識なしで出してみることに。だって、お母様は内臓料理と聞いただけで悲鳴をあげて食べてくれなさそうじゃない?
念のため、一口食べてダメそうなら代わりにオーク肉の生姜焼きを出してもらうように頼んでおいた。
お父様は着席するなり、竜田揚げに注目した。ううむ、目ざとい。
「……む、今日のこれは新作か? ただ肉を揚げただけのようにも見えるが……」
「これは竜田揚げという料理ですわ。下味を付けていますからそのままでどうぞ」
「タツタアゲ、か。ふむ、いただこう……む⁉︎ こ、これは!」
お父様は竜田揚げを口にした途端、目を見開き、その後はひたすら無言でバクバクと食べ続けた。
……お父様は気に入ったみたい。
「まあ。何だか、いつものお肉より濃厚な味わいなのね。味もしっかりついているからか、食べやすくて美味しいわ」
お母様も気に入ったみたいだけれど、普段の肉との違いには気づいたみたいね。
でもさすがにレバー……内臓とは思わないだろうなあ。正体を知ったらどうなるんだろうか……秘密にした方がいいかな?
二人の食べっぷりを見るに、どうやら気に入ったみたい。
私は、この様子ならレバニラ炒めとかレバーペーストとか出しても平気そうだと、安心して竜田揚げを食べ始めた。
「……ところで、これは何の肉を使ったのだ? このような味わいの肉は食べた記憶が無いのだが」
「そうね。何のお肉なの? また食べられるかしら」
「むぐっ? ケホッ、あの、これはその……」
そりゃ気になるよね……どうしよう。
食べた時の反応は良かったし、言っちゃってもいいのかな? いやでもなぁ……
「オーク、ですわ」
「オークだと? オーク肉はこんな味ではないはずだ」
「そうよね。オーク肉はもっと脂が主張しているというか……」
うぐぅ。さすが食レポ夫婦だけあってしっかり味わい分けていらっしゃる。
普段食べ慣れている肉とは別物だと確信してますね。
「そ、そうですわね。普段食べる部位とは違いますから」
「……部位が違う? まさか……」
うわぁ、お父様の眉間にシワが。これはもう勘付かれたわね。
「……オークの肝を使いました」
「「えっ⁉︎」」
お父様とお母様はお肉の正体を聞いて驚き、絶句してしまった。
……えーと、やっぱりレバー……内臓だって教えたのはまずかったかな?
「……道理でな」
「えっ?」
「先程から、食べ進めていくうちに力が漲るような気がしていたのだ」
「ええ……私も、今朝から体調が優れなかったのに。今はスッキリしていますもの」
「……えっ?」
確かに、お母様は今朝から貧血気味なのかなと思うほど顔色が悪かったけれど、今は頰に赤みもさしてツヤツヤしている。
お父様もなんだか若々しく見える。
「其方は知らぬと思うが、オークや魔物の肝は魔法薬の素材になるのだ」
「ふへっ?」
魔法薬? 素材?
「魔法薬は素材によっては使い方次第で毒にもなるものがあるゆえ、学園で学べばよいと思って家庭教師をつけずにいたのだが。まさか料理に使ってしまうとは……」
「変に知識をつけてはと思ったのがいけませんでしたわね……薬草なども料理に利用していますもの。体によいものばかりでしたから問題ありませんでしたけど……」
は? え? どういうこと?
「其方が内臓料理を作るとは聞いていたが、魔法薬の素材を使うとは思ってもみなかった。……このレシピは外に出さないように。わかったな?」
「……は、はい」
「どのように調薬したのか知らぬが、回復薬ほどではないにしろ、それに似たような効果がありそうだ」
「ええ。そうですわね。料理にそんな効果があるとは思いませんでしたわ」
「ふむ。なかなか興味深い……が、これは魔法薬の研究者どもに知られると面倒だ。しばらくは内密にしておこう」
「もちろんですわ。クリステアが考案したレシピだと知られたら、いらぬ噂がまた広まりかねませんもの」
えええっ? 何それ?
内臓料理を作る悪食令嬢が、薬もどきの料理を作ったとかそういう怪しげな噂にってこと? うそ、やだやだ! 更なる二つ名はごめんだってば!
「あの……内臓料理はこれがメインではなかったのですが、この竜田揚げも含め、もう作らない方がよいのでしょうか?」
「いや。我が家で作る分には問題ない。我々が効果の有無を検分しよう。特にこのタツタアゲは定期的に出しなさい」
「はあ……」
「他の料理もあるのならば使ってよい素材か私に相談しなさい。良いな?」
「は、はい……」
食いしん坊の食レポ夫婦にとって、内臓料理は問題なかったみたいだけれど、レバーで魔法薬もどきな料理になっちゃうなんて、知らなかったよー!
---------------------------
11月14日(木)に漫画版「転生令嬢は庶民の味に飢えている」第4話が更新されています!
まだの方はぜひお読みください♪
「……んん? なんだこれ。生臭いかと思ったらそんなことをねぇし、ねっとり濃厚な肉って感じだな……」
シンは飲み込んだ後、名残惜しそうな表情でそう言った。
「どう? 内臓だって下処理を丁寧にしたら美味しくいただけるのよ」
「ああ、予想外に美味くてびっくりしてる。でもさすがにこれは貧民街で食べてないと思うぞ?」
「うーん、そうかもね。ミルクで臭みをとったり、こんな味付けでたっぷりの油を使って揚げたりするのは難しいだろうし……」
「いや、そういう意味じゃなくて」
「? あっ! そろそろ夕食の時間だわ。後はよろしくね?」
私はインベントリから熱々の竜田揚げを取り出してシンに預け、料理長他料理人達に内臓料理と知られないためにかけていた遮音魔法を解除した。そして料理長達を近づけないよう見張ってくれていた黒銀と真白を連れて一旦自室へ戻ったのだった。
「あっ、おい! ……ったく。あいつ、自分で何を作ったのか自覚ねぇだろ、あの様子じゃ……って、ちょ、料理長! これは量が少ないんで試食無しっすよ!」
私は、シンが料理長達から試食と言う名の強奪から料理を守りきったことを後日ボロボロの姿になっていたシンから聞き、感謝したのだった。
間もなく夕食の時間となった。
お父様達には予備知識なしで出してみることに。だって、お母様は内臓料理と聞いただけで悲鳴をあげて食べてくれなさそうじゃない?
念のため、一口食べてダメそうなら代わりにオーク肉の生姜焼きを出してもらうように頼んでおいた。
お父様は着席するなり、竜田揚げに注目した。ううむ、目ざとい。
「……む、今日のこれは新作か? ただ肉を揚げただけのようにも見えるが……」
「これは竜田揚げという料理ですわ。下味を付けていますからそのままでどうぞ」
「タツタアゲ、か。ふむ、いただこう……む⁉︎ こ、これは!」
お父様は竜田揚げを口にした途端、目を見開き、その後はひたすら無言でバクバクと食べ続けた。
……お父様は気に入ったみたい。
「まあ。何だか、いつものお肉より濃厚な味わいなのね。味もしっかりついているからか、食べやすくて美味しいわ」
お母様も気に入ったみたいだけれど、普段の肉との違いには気づいたみたいね。
でもさすがにレバー……内臓とは思わないだろうなあ。正体を知ったらどうなるんだろうか……秘密にした方がいいかな?
二人の食べっぷりを見るに、どうやら気に入ったみたい。
私は、この様子ならレバニラ炒めとかレバーペーストとか出しても平気そうだと、安心して竜田揚げを食べ始めた。
「……ところで、これは何の肉を使ったのだ? このような味わいの肉は食べた記憶が無いのだが」
「そうね。何のお肉なの? また食べられるかしら」
「むぐっ? ケホッ、あの、これはその……」
そりゃ気になるよね……どうしよう。
食べた時の反応は良かったし、言っちゃってもいいのかな? いやでもなぁ……
「オーク、ですわ」
「オークだと? オーク肉はこんな味ではないはずだ」
「そうよね。オーク肉はもっと脂が主張しているというか……」
うぐぅ。さすが食レポ夫婦だけあってしっかり味わい分けていらっしゃる。
普段食べ慣れている肉とは別物だと確信してますね。
「そ、そうですわね。普段食べる部位とは違いますから」
「……部位が違う? まさか……」
うわぁ、お父様の眉間にシワが。これはもう勘付かれたわね。
「……オークの肝を使いました」
「「えっ⁉︎」」
お父様とお母様はお肉の正体を聞いて驚き、絶句してしまった。
……えーと、やっぱりレバー……内臓だって教えたのはまずかったかな?
「……道理でな」
「えっ?」
「先程から、食べ進めていくうちに力が漲るような気がしていたのだ」
「ええ……私も、今朝から体調が優れなかったのに。今はスッキリしていますもの」
「……えっ?」
確かに、お母様は今朝から貧血気味なのかなと思うほど顔色が悪かったけれど、今は頰に赤みもさしてツヤツヤしている。
お父様もなんだか若々しく見える。
「其方は知らぬと思うが、オークや魔物の肝は魔法薬の素材になるのだ」
「ふへっ?」
魔法薬? 素材?
「魔法薬は素材によっては使い方次第で毒にもなるものがあるゆえ、学園で学べばよいと思って家庭教師をつけずにいたのだが。まさか料理に使ってしまうとは……」
「変に知識をつけてはと思ったのがいけませんでしたわね……薬草なども料理に利用していますもの。体によいものばかりでしたから問題ありませんでしたけど……」
は? え? どういうこと?
「其方が内臓料理を作るとは聞いていたが、魔法薬の素材を使うとは思ってもみなかった。……このレシピは外に出さないように。わかったな?」
「……は、はい」
「どのように調薬したのか知らぬが、回復薬ほどではないにしろ、それに似たような効果がありそうだ」
「ええ。そうですわね。料理にそんな効果があるとは思いませんでしたわ」
「ふむ。なかなか興味深い……が、これは魔法薬の研究者どもに知られると面倒だ。しばらくは内密にしておこう」
「もちろんですわ。クリステアが考案したレシピだと知られたら、いらぬ噂がまた広まりかねませんもの」
えええっ? 何それ?
内臓料理を作る悪食令嬢が、薬もどきの料理を作ったとかそういう怪しげな噂にってこと? うそ、やだやだ! 更なる二つ名はごめんだってば!
「あの……内臓料理はこれがメインではなかったのですが、この竜田揚げも含め、もう作らない方がよいのでしょうか?」
「いや。我が家で作る分には問題ない。我々が効果の有無を検分しよう。特にこのタツタアゲは定期的に出しなさい」
「はあ……」
「他の料理もあるのならば使ってよい素材か私に相談しなさい。良いな?」
「は、はい……」
食いしん坊の食レポ夫婦にとって、内臓料理は問題なかったみたいだけれど、レバーで魔法薬もどきな料理になっちゃうなんて、知らなかったよー!
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11月14日(木)に漫画版「転生令嬢は庶民の味に飢えている」第4話が更新されています!
まだの方はぜひお読みください♪
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