異世界への転生じゃなかった

水野(仮)

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魔法が使えるの私の身体

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知らない言葉を話す、黒髪黒目じゃない両親とメイドが居たから異世界転生だと思ったんだ。
だから魔法とかの練習したんだ、そしたら出来たんだ、だから異世界転生を疑わなかったんだ。

この国の名前がリヒテンシュタイン公国って知ったときも、公国キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! とか思ったんだ。
でも、違った、ここは異世界じゃなかった。
日本で普通に暮らしててリヒテンシュタイン公国なんて名前を聞くことなんて無かったんだよ!
外国語なんて英語とカッコいい発音だから覚えたドイツ語数個くらいしか知らないんだよ!
そうだよ、リヒテンシュタイン公国でそれっぽい言葉や単語は聴いたさ! でも、似てるな~とか他にも転生者が居たのかもな~とか思っただけなんだ、だって魔法が有るんだぜ! 魔法が使えるんだよこの身体!
魔法が使えるのに地球に居るとか思わないだろ?!

地球だとわかってからも魔法の練習はしたさ!
使えるのなら使いこなせるようになりたいだろう! そういうものだろう!

成人してからも魔法を使うような状況は発生しない。
何のために魔法が使える? ファンタジー世界から地球に侵略者が送られてくるとかダンジョンが出来るなんてこともなく、見つかったら魔女狩りギロチンかもと怯えながら生活してるだけなんだけど…。
魔法を使えることがバレるのが怖いので練習時間を減らそう…。

結婚して子供が出来た。
いつしか魔法の練習もしなくなり、普通の人になった。
使おうと思えば使えるんだろうけど、今の生活に魔法は必要無いからな。
見られて怯えられる方が嫌だし魔女狩り牧師とかが来るのはもっと嫌だ。

目が覚めると息子や孫に囲まれていた。
ああ、そう言えば魔法を使ったんだったな。
理由はわからないが旅客機が街に落ちてくると聞いて、魔法を使って被害を抑えたんだったか。
自然公園に旅客機を静かし下ろした後に中へ乗り込んだら武装した連中が居たんで眠らせて、家に帰るために外へ出たところ誰かに撃たれたんだよな…。
やっぱりヨーロッパには魔女狩りの習慣が残っていたんだな…。
俺の子供や孫は悪魔の家族だとか言われ教会に拷問されたりするのだろうか…。

「俺のせいで迷惑をかけるな…、すまなかっ」

*****
リヒテンシュタイン公国
オーストリアの近くにあるヨーロッパの国
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