14 / 26
静かな森大作戦⑤
しおりを挟む
「な、なんでお兄ちゃんがここにいるの。今日休みじゃなかったの?」
キッとお兄ちゃんを睨みながら言うと、お兄ちゃんは腕を組みこちらを見やる。
「急遽出勤にしたんだよ。……この前から怪しいとは思ってたんだ。スマホを見る度にお前一喜一憂してるし、普段俺のバイトのシフトなんて気にしないお前が確認してきたりな。まさかとは思ってたが、まさかこんな、こんな……」
お兄ちゃんがワナワナと震えながら倉敷くんの方を見やる。目には涙を浮かべ、勢いよく倉敷くんを指さすと、
「こんな軟弱そうなもやし野郎を彼氏に選ぶとは……許しません、許しませんよお兄ちゃんはぁ!」
「ななな、何言ってんのお兄ちゃん!? 倉敷くんはただの友達で、かかか彼氏なんかじゃ……、ねぇ倉敷くん!?」
「ただの……なんかじゃ……——」
「倉敷くん!?」
倉敷くんが俯いてなんかボソボソ言ってる!? よく聞こえないけどなんかマズイこと言ったっぽいどうしよう、とにかく弁明を!
「ちちち違うの倉敷くん、あのえと、言葉のあやで、私なんかが彼女に見られたら倉敷くんがかわいそうって思って……」
「……!? そ、そんなことは、神泉さんだったら俺は……——!」
「え、そんなことは?」
「あ、いやその……」
私の言葉に倉敷くんが立ち上がって反応し、目が合う。
そんなことは……なんだろう、倉敷くんがそのまま黙って固まってしまっている。何を言いたかったんだろう。すごく気になるのに……固まったままの倉敷くんとずっと目が合っていてそれどころじゃない!
なんだか倉敷くんの顔も赤くなっているように見えるけど、見上げるように目が合っているから、電球の明かりが逆光して倉敷くんの顔色がよくわからない!
うぅ気になる、でもそれどころじゃないし、倉敷くんの瞳に吸い込まれそうだし、どどどどうしよ……——、
「……ウォッホン!」
「「——……!?」」
ビクンッと、私と倉敷くんがお兄ちゃんの咳払いに跳ね上がる。
今お兄ちゃんのこと完全に忘れてたぁ……。そして今のビックリでなに考えてたかも吹っ飛んじゃったじゃん、なんだったっけ?
「あ~とにかくだ、俺は——」
「お、お兄さん!」
「……お兄さ——!?」
突然倉敷くんに呼ばれ、お兄ちゃんも一瞬肩を跳ねさせる。
「あの、僕の名前は倉敷藤之助と申します。し……栞里さんとはクラスメイトで、この度僕のとある失敗により栞里さんに迷惑をかけてしまい、本日はその謝罪も込めてご飯をご馳走する約束で馳せ参じました。ど、どうかご容赦願えないでしょうか?」
倉敷くんがお兄ちゃんに深々と頭を下げている。やっぱり倉敷くんは誠実な人だ。私との約束を守るため、失礼極まりないこのお兄ちゃんに弁明をしている。
……でも、私はそんな事をさせたくてこのお店を選んだわけじゃない。倉敷くんと美味しいご飯を食べたいから……楽しくデートしたいから、私は絵里香さんのお店を選んだんだ。私の好きなこのお店を、倉敷くんにも好きになってもらいたいから。
だから私は、そんなお兄ちゃんにだんだん腹が立ってきた訳で。
「お、おう。そうか、いやそういう理由なら……——」
「お兄ちゃん!」
「ん、どうした栞里。そういう事だったら別にだな」
さっきのお兄ちゃんと同じ目つきをしながら立ち上がり、
「お兄ちゃん、サイッテー! 大っ嫌い!」
「——!!???」
雷に打たれでもしたかのように、お兄ちゃんはハニワのような表情を浮かべ、
「し、栞里……?」
「倉敷くんにこんな事させて……もう話しかけないで!」
「————!!??!?」
ムンクの叫びよろしく、そのままお兄ちゃんは動かなくなってしまった。
すると、奥から絵里香さんが出てきて、
「何事かと思ったら、あ~……ごめんね栞里ちゃん、今日康太の出勤許しちゃって。今日はコイツもう上がらせるから」
どうやら私の叫びにビックリして、厨房から出てきたようだ。
「絵里香さんは悪くない。お兄ちゃんがひどいだけ」
私の追撃にお兄ちゃんの頬がさらにゲッソリしていくのが見て取れる。そのまま反省しなさい!
絵里香さんがお兄ちゃんの首根っこを掴んでバックヤードへと引き下がっていく。
とりあえずは一難去ったけど、倉敷くんには悪い事をしたなぁ。——……そういえば、私の怒った顔を見られてしまったんだった。やばい、あの目つきを見られてしまったらもう……!
先ほどからずっと黙っている倉敷くんの方を恐る恐る見やると、倉敷くんも驚いたように目を見開いていた。
「し、神泉さん……」
「あっあの倉敷くん! そのこれは、あぁいやそんな事より、今回は本当にごめ」
「神泉さんも、怒る事あるんだ!」
「……え?」
倉敷くんの予想外の反応に、私は目が点になってしまう。
「神泉さんてすごく穏やかな人だったから、なんというか、すごくレアな表情を見れて嬉しいっていうか」
穏やか? 私が?
私がポカンとしていると、それを見て何か感じたのか、倉敷くんがアタフタしだし、
「いっいやごめん! 怒ってるところを見て嬉しいなんて、言われた側は気持ちよくないよね。ちょっと配慮が足りなかったよ、ごめん」
「え、あのそうじゃなくてね、私の怒った顔、怖くなかったの?」
絶対怖いはず。あれを見て怖くない人なんている訳ない。
私の質問に、倉敷くんは不思議そうな表情を浮かべて、
「いや、怖かったよ?」
ですよねー。あぁ、私の恋は終わった……もう完全にダメだこれ。泣きそう、どうしよう。せっかく今日は楽しい日になると思ったのに、まさかの失恋日になるとは……。
言われた瞬間、もう倉敷くんの顔は見れなかった。私は力なく椅子に腰掛け俯く。鼻の頭がツーンとしてくる。これは涙が込み上げてくる合図だ。ただでさえ怒った顔を見られたのに、泣き顔まで見られるなんて……。
私が絶望に駆られ目に涙を溜め始めると、「でもね」と倉敷くんが話を続け、
「でも、怒って怖くない人なんているの?」
と、不思議そうな声で聞いてくる。
「きっと俺が怒ったって怖い自信あるよ! 神泉さんも俺に二度と近寄りたくないほど怖いよきっと! ……それにさ」
倉敷くんが少しおチャラけた声音でそう言うと、深く深呼吸し、
「神泉さん、俺のために怒ってくれたんだろう? 俺のために怒ってくれるって、実はすごい事だと思うんだ。俺そんな事してもらったの初めてで……。だから本当はこんな事言うの不謹慎なんだろうけど、神泉さん、その……ありがとう」
倉敷くんの言葉に、私の涙腺は崩壊してしまった。
「……え!? 神泉さんもしかして泣いて……え!? どどどどうしようなんか俺ひどい事言って……!?」
「ち、ちが、違うの倉敷くん!」
涙が次から次へと溢れてくる。止まらないものは仕方ないので、私は嗚咽混じりに倉敷くんの名前を呼び、
「そ、そんな事言ってもらえるなんて、思っていなくて……。私嬉しくて……」
倉敷くんの前で泣くのはこれで二度目だ。我ながらよく泣く女である。そして……——、
「え、えと……はいコレ、ハンカチ」
こうしてハンカチを貸してくれるのも、二度目だね。
「ありがとう、倉敷くん」
久しぶり借りた倉敷くんのハンカチは、以前と違ってもう知っている匂いだった。
キッとお兄ちゃんを睨みながら言うと、お兄ちゃんは腕を組みこちらを見やる。
「急遽出勤にしたんだよ。……この前から怪しいとは思ってたんだ。スマホを見る度にお前一喜一憂してるし、普段俺のバイトのシフトなんて気にしないお前が確認してきたりな。まさかとは思ってたが、まさかこんな、こんな……」
お兄ちゃんがワナワナと震えながら倉敷くんの方を見やる。目には涙を浮かべ、勢いよく倉敷くんを指さすと、
「こんな軟弱そうなもやし野郎を彼氏に選ぶとは……許しません、許しませんよお兄ちゃんはぁ!」
「ななな、何言ってんのお兄ちゃん!? 倉敷くんはただの友達で、かかか彼氏なんかじゃ……、ねぇ倉敷くん!?」
「ただの……なんかじゃ……——」
「倉敷くん!?」
倉敷くんが俯いてなんかボソボソ言ってる!? よく聞こえないけどなんかマズイこと言ったっぽいどうしよう、とにかく弁明を!
「ちちち違うの倉敷くん、あのえと、言葉のあやで、私なんかが彼女に見られたら倉敷くんがかわいそうって思って……」
「……!? そ、そんなことは、神泉さんだったら俺は……——!」
「え、そんなことは?」
「あ、いやその……」
私の言葉に倉敷くんが立ち上がって反応し、目が合う。
そんなことは……なんだろう、倉敷くんがそのまま黙って固まってしまっている。何を言いたかったんだろう。すごく気になるのに……固まったままの倉敷くんとずっと目が合っていてそれどころじゃない!
なんだか倉敷くんの顔も赤くなっているように見えるけど、見上げるように目が合っているから、電球の明かりが逆光して倉敷くんの顔色がよくわからない!
うぅ気になる、でもそれどころじゃないし、倉敷くんの瞳に吸い込まれそうだし、どどどどうしよ……——、
「……ウォッホン!」
「「——……!?」」
ビクンッと、私と倉敷くんがお兄ちゃんの咳払いに跳ね上がる。
今お兄ちゃんのこと完全に忘れてたぁ……。そして今のビックリでなに考えてたかも吹っ飛んじゃったじゃん、なんだったっけ?
「あ~とにかくだ、俺は——」
「お、お兄さん!」
「……お兄さ——!?」
突然倉敷くんに呼ばれ、お兄ちゃんも一瞬肩を跳ねさせる。
「あの、僕の名前は倉敷藤之助と申します。し……栞里さんとはクラスメイトで、この度僕のとある失敗により栞里さんに迷惑をかけてしまい、本日はその謝罪も込めてご飯をご馳走する約束で馳せ参じました。ど、どうかご容赦願えないでしょうか?」
倉敷くんがお兄ちゃんに深々と頭を下げている。やっぱり倉敷くんは誠実な人だ。私との約束を守るため、失礼極まりないこのお兄ちゃんに弁明をしている。
……でも、私はそんな事をさせたくてこのお店を選んだわけじゃない。倉敷くんと美味しいご飯を食べたいから……楽しくデートしたいから、私は絵里香さんのお店を選んだんだ。私の好きなこのお店を、倉敷くんにも好きになってもらいたいから。
だから私は、そんなお兄ちゃんにだんだん腹が立ってきた訳で。
「お、おう。そうか、いやそういう理由なら……——」
「お兄ちゃん!」
「ん、どうした栞里。そういう事だったら別にだな」
さっきのお兄ちゃんと同じ目つきをしながら立ち上がり、
「お兄ちゃん、サイッテー! 大っ嫌い!」
「——!!???」
雷に打たれでもしたかのように、お兄ちゃんはハニワのような表情を浮かべ、
「し、栞里……?」
「倉敷くんにこんな事させて……もう話しかけないで!」
「————!!??!?」
ムンクの叫びよろしく、そのままお兄ちゃんは動かなくなってしまった。
すると、奥から絵里香さんが出てきて、
「何事かと思ったら、あ~……ごめんね栞里ちゃん、今日康太の出勤許しちゃって。今日はコイツもう上がらせるから」
どうやら私の叫びにビックリして、厨房から出てきたようだ。
「絵里香さんは悪くない。お兄ちゃんがひどいだけ」
私の追撃にお兄ちゃんの頬がさらにゲッソリしていくのが見て取れる。そのまま反省しなさい!
絵里香さんがお兄ちゃんの首根っこを掴んでバックヤードへと引き下がっていく。
とりあえずは一難去ったけど、倉敷くんには悪い事をしたなぁ。——……そういえば、私の怒った顔を見られてしまったんだった。やばい、あの目つきを見られてしまったらもう……!
先ほどからずっと黙っている倉敷くんの方を恐る恐る見やると、倉敷くんも驚いたように目を見開いていた。
「し、神泉さん……」
「あっあの倉敷くん! そのこれは、あぁいやそんな事より、今回は本当にごめ」
「神泉さんも、怒る事あるんだ!」
「……え?」
倉敷くんの予想外の反応に、私は目が点になってしまう。
「神泉さんてすごく穏やかな人だったから、なんというか、すごくレアな表情を見れて嬉しいっていうか」
穏やか? 私が?
私がポカンとしていると、それを見て何か感じたのか、倉敷くんがアタフタしだし、
「いっいやごめん! 怒ってるところを見て嬉しいなんて、言われた側は気持ちよくないよね。ちょっと配慮が足りなかったよ、ごめん」
「え、あのそうじゃなくてね、私の怒った顔、怖くなかったの?」
絶対怖いはず。あれを見て怖くない人なんている訳ない。
私の質問に、倉敷くんは不思議そうな表情を浮かべて、
「いや、怖かったよ?」
ですよねー。あぁ、私の恋は終わった……もう完全にダメだこれ。泣きそう、どうしよう。せっかく今日は楽しい日になると思ったのに、まさかの失恋日になるとは……。
言われた瞬間、もう倉敷くんの顔は見れなかった。私は力なく椅子に腰掛け俯く。鼻の頭がツーンとしてくる。これは涙が込み上げてくる合図だ。ただでさえ怒った顔を見られたのに、泣き顔まで見られるなんて……。
私が絶望に駆られ目に涙を溜め始めると、「でもね」と倉敷くんが話を続け、
「でも、怒って怖くない人なんているの?」
と、不思議そうな声で聞いてくる。
「きっと俺が怒ったって怖い自信あるよ! 神泉さんも俺に二度と近寄りたくないほど怖いよきっと! ……それにさ」
倉敷くんが少しおチャラけた声音でそう言うと、深く深呼吸し、
「神泉さん、俺のために怒ってくれたんだろう? 俺のために怒ってくれるって、実はすごい事だと思うんだ。俺そんな事してもらったの初めてで……。だから本当はこんな事言うの不謹慎なんだろうけど、神泉さん、その……ありがとう」
倉敷くんの言葉に、私の涙腺は崩壊してしまった。
「……え!? 神泉さんもしかして泣いて……え!? どどどどうしようなんか俺ひどい事言って……!?」
「ち、ちが、違うの倉敷くん!」
涙が次から次へと溢れてくる。止まらないものは仕方ないので、私は嗚咽混じりに倉敷くんの名前を呼び、
「そ、そんな事言ってもらえるなんて、思っていなくて……。私嬉しくて……」
倉敷くんの前で泣くのはこれで二度目だ。我ながらよく泣く女である。そして……——、
「え、えと……はいコレ、ハンカチ」
こうしてハンカチを貸してくれるのも、二度目だね。
「ありがとう、倉敷くん」
久しぶり借りた倉敷くんのハンカチは、以前と違ってもう知っている匂いだった。
0
あなたにおすすめの小説
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました
七鳳
恋愛
竜王が治める王国で、落ちこぼれのエルフである主人公は、次代の竜王となる王子の乳母として仕えることになる。わがままで甘えん坊な彼に振り回されながらも、成長を見守る日々。しかし、王族の結婚制度が明かされるにつれ、彼女の立場は次第に変化していく。
「お前は俺のものだろ?」
次第に強まる独占欲、そして彼の真意に気づいたとき、主人公の運命は大きく動き出す。異種族の壁を超えたロマンスが紡ぐ、ほのぼのファンタジー!
※恋愛系、女主人公で書くのが初めてです。変な表現などがあったらコメント、感想で教えてください。
※全60話程度で完結の予定です。
※いいね&お気に入り登録励みになります!
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる