伝説の魔法使いは怠惰だか、最強な件。

あくび

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1話 今日も怠惰に過ごすはずだった

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 僕の名前はベルフェゴール・オリヴァー。年齢は秘密。そんな僕は、今日も怠惰にベッドに寝転びながら日々を過ごしていた。最高な日常だ。どれぐらい怠惰かというと、ほぼベッドに寝転んで本を読んで過ごして余程の事が無い限り、家からも出ない。まぁ、引きこもりというやつだ。
 不摂生な生活だって?僕にはこれぐらいが丁度いいのさ。なんて、思っていると「コンコン」と家の扉をノックする音が聞こえた。

 え~。こんな朝早くに誰かな…。僕はまだ寝ていたいし、うん、無視をしよう。僕は自分の都合を優先して、来客者を無視する事にした。だか、「コンコン」としつこくノックは続く。それでも、僕は無視をすると次は先程よりも「ダンッダンッ!」と激しくノックをする音が家中に響く。

 流石にうるさい…もうっ、仕方ないな。僕は仕方なく立ち上がると頭を掻きながら玄関の扉を開ける。

「は~い。こんな朝早くから誰ですか~」
「朝早くにすみません。私の名前はジェームズ・アレン。王国騎士団団長をしている者です」
「はぁ…そうですか」

 目の前には王国騎士団団長を名乗る男が立っていた。
 一体、王国騎士団団長が何の用でこんな田舎まで来たのだろうか。全く分からない。それにしても、眠いな。

「今日は、王の命令で貴方の事を迎えに来ました。一緒に城に来て頂けませんか?」
「えっ、嫌だよ」
「そこを何とか、国家の一大事なのです」
「一大事って?」
「それは、王から直接お話すると言っていました」
「え~」

 何それ、面倒臭い。それに、王様が僕みたい魔法使に何の用があると言うんだろ。厄介事の匂いしかしない。

「あ~。人違いじゃない?」
「貴方は、ベルフェゴール・オリヴァーさんでは?」
「うん。確かにそうだけどさ~」
「なら、人間違いではありません」

 適当に違う人だって言えば良かったかなあ?

「はぁ…分かったよ。行くよ。準備するから待ってて」

 本当は行きたくないけど、王様の命令なら行かないと最悪処刑になってしまうかもしれない。それだけはら嫌だ。まだまだ、読みたい本とか魔法の研究とかあるのに。
 僕は怠い体を無理矢理動かす。着替えと、出かける準備を済まして外へ出ると、家の前には馬車が一台止まっていた。

「どうぞ、馬車にお乗り下さい」
「うん」

 僕は言われた通りに馬車に乗り込むと、ふかふかの座席に腰を下ろした。ジェームズが、運転する馬車はゆっくりと、城を目指して動くのだった。
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