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番外編 神となった悠斗。現代日本に現れる
布教活動(side財前)
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「う、うーん……。ここは?」
目を覚ますと、真っ暗な空間にいた。
おかしいな?
ワシは病院の外に散歩に出ていた筈……。
何故、この様な場所に?
「…………」
いや……。思い出してきたぞ。
ワシは確か病院の前で倒れて……。
そうか、ワシは死んだのか……。
思い返して見れば、そう悪くない人生であった。
終戦後、若くにして起業し、晩年には年商数千億円を稼ぐ大企業へと成長。最近まで会長として、後進の社長候補育成に励んでいたが、持病が悪化し、付き合いのある病院に入院。
そこで告げられたのは、余命一ヶ月間という死の宣告だった。
そこから先は、どん底の病院生活。
余命一ヶ月と聞いてか、入院して一週間は役員達が病室に見舞いに来てはくれたが、その後、パッタリ人の出が途絶える。
いつの間にか、一身上の都合で会長職を退任という取締役会決議までされており、会社に戻る事は絶望的。
終わった事はもういい。
会社の創業者が……。それも会長であるワシが急に亡くなった等という事が公表されれば、会社の株価は間違いなく落ちる。
社員達も不安に感じる事だろう。
経営のトップにあった者として、それは避けなければならない事だと理解できる。
心残りがあるとすれば、孫の事。
今年、一歳になる孫は心臓に先天性の疾患を宿し、集中治療室での生活を余儀なくされている。
会社を大きくする事だけに捧げてきた人生。
妻や子には随分と寂しい思いをさせてしまった。
金を持っていてもどうにもならない事はある。
ままならないものだ……。
そんな事を考えながら項垂れていると、空から何かが降ってくるのを感じた。
「うん? なぁっ!?」
そう呟きながら顔を上にあげると、神々しい光が降り注ぎ、空に百を超える天の使いが現れる。
そして、天使が列を成すと、奥から神々しい光を纏い不思議な民族衣装を着た少年が現れた。
光で顔は見えないが荘厳な雰囲気だ。
死後の世界にいるワシだからこそわかる。
あれは神……。間違いない。あれは神と呼ばれる存在だ。
空から降り注ぐ神々しい光。
この光を浴びているだけで浄化されたかの様な気分だ。
神様の出現にワシは病院のベッドの上で平伏した。
何故、病院のベッドがここにあるのかはよくわからない。
しかし、今はそんな事、どうでもいい。
生前は神という存在を信じていなかったが、実際、目にすると違う。
ワシの宗派に天使や神という概念はなかったと思うが、それも些事だ。
そんな事を考えながら、神が告げる言葉を待つ。
すると、思いもよらない言葉を告げられた。
「あなたの病気は完治させました。お孫さんももう無事です。これから快方へ向かうでしょう。しかし、私にできるのは病気を完治させる事まで、人間の業は神には雪げません」
「そ、それは、一体、どういう事でしょうか?」
畏れ多いと思いながらも、意を決してそう尋ねる。
神の言葉の中に、ワシの病気。そして、孫は無事であるという言葉が出てきた為だ。
「あなたの身体には邪気が……。人の身に病気を起こす悪い気が蔓延っております。これは神である私にも雪げぬ事……」
「ワ、ワシの身体にそんなものが……。いや、そんな事はどうでもいい! 孫は、ワシの孫が無事というのはどういう事ですか? ま、まさか、あなた様が……」
そう声を上げると、神様が微笑みを浮かべたような気がした。
相変わらず光で顔は見えない。しかし、孫の事はもう心配するなと言わんばかりに降り注ぐ神々しい光がワシの不安を打ち消していく。
「言葉の通りです。お孫さんの疾患は俺が……。失礼致しました。お孫さんの疾患は私が完治させました。しかし、言葉だけでは納得できないでしょう。これをあの者に……」
そう言うと、神は近くにいる天使に水晶の様な物を持たせる。
天使は、ワシの目の前に降り立つと水晶玉を目の前に差し出してきた。
水晶を覗き込むと、そこには涙を浮かべながら孫を抱きしめる娘の姿があった。
ワシは思わず水晶を手に取り涙を流す。
孫が……、孫が生命維持管理装置から出て手足を動かしている。
声を出して泣いている。
それだけで、ただそれだけの当り前の光景が愛おしい。
もう駄目だと思った事は何度でもある。覚悟を決めた事もあった。
「……あ、ありがとうございます。ありがとうございます!」
「いえ、私は当然の事をした迄、あなたの日頃の行いが良かったのでしょう。日頃の行いが良かったからこそ、私はあなたの前に現れ、病気を治し、あなたの大切とする者を治す事ができました。ただそんな私にもできぬ事があります。それはあなたに取り憑いている邪気を雪ぐ事。人間の業は人間にしか雪ぐ事ができぬのです……」
「そ、そうなのですか!? では、一体どうしたら……」
「現世に戻ったら神興会を訪ねなさい。そこの教祖様があなたに取り憑いた邪気を雪いでくれるでしょう」
「神興会……」
なんだか胡散臭い名前の宗教団体だ。
しかし、身を以って受けた御業は本物……。
恐らく、この神は神興会が祀る神様なのだろう。
「……わかりました。必ず神興会を訪ねます」
「それでは、あなたを現世に導きます。ああ、忘れておりました。こちらもお持ち下さい」
神がそう言うと、天使が二本の瓶を手渡してくる。
「こ、これは?」
「それは万能薬。全てを癒し治す薬です。今後、現代の医療ではどうしようもない病に罹った時、飲みなさい」
「あ、ありがとうございます!」
瓶をベッドの上に置き平伏すると、降り注ぐ光が強くなる。
あまりの眩しさに目を瞑り、次に目を開けた時、いつもの病室に戻っていた。
「ワ、ワシは夢を見ていたのか?」
呆然とした表情を浮かべそう言うと、スマートフォンが音を立てる。
充電中のスマートフォンを手に取ると、娘からの電話だった。
何か胸騒ぎがする。
「はい。ワシだが……。な、なにっ!? それは本当か!」
娘からの電話。それは孫の容体が快方に向かっているという電話だった。
電話の向こうでは、娘が喜びの涙を浮かべている。
孫の容体が快方に向かっているという事は……。
ベッドを見ると、そこには二本の瓶と神興会のパンフレットが置かれていた。
どうやら、あれは夢ではなかったらしい。
その日、神興会に一人の狂信者が生まれた。
狂信者の名前は、財前友則。
一代にして年商数千億円を稼ぐ会社を立ち上げたやり手の起業家である。
目を覚ますと、真っ暗な空間にいた。
おかしいな?
ワシは病院の外に散歩に出ていた筈……。
何故、この様な場所に?
「…………」
いや……。思い出してきたぞ。
ワシは確か病院の前で倒れて……。
そうか、ワシは死んだのか……。
思い返して見れば、そう悪くない人生であった。
終戦後、若くにして起業し、晩年には年商数千億円を稼ぐ大企業へと成長。最近まで会長として、後進の社長候補育成に励んでいたが、持病が悪化し、付き合いのある病院に入院。
そこで告げられたのは、余命一ヶ月間という死の宣告だった。
そこから先は、どん底の病院生活。
余命一ヶ月と聞いてか、入院して一週間は役員達が病室に見舞いに来てはくれたが、その後、パッタリ人の出が途絶える。
いつの間にか、一身上の都合で会長職を退任という取締役会決議までされており、会社に戻る事は絶望的。
終わった事はもういい。
会社の創業者が……。それも会長であるワシが急に亡くなった等という事が公表されれば、会社の株価は間違いなく落ちる。
社員達も不安に感じる事だろう。
経営のトップにあった者として、それは避けなければならない事だと理解できる。
心残りがあるとすれば、孫の事。
今年、一歳になる孫は心臓に先天性の疾患を宿し、集中治療室での生活を余儀なくされている。
会社を大きくする事だけに捧げてきた人生。
妻や子には随分と寂しい思いをさせてしまった。
金を持っていてもどうにもならない事はある。
ままならないものだ……。
そんな事を考えながら項垂れていると、空から何かが降ってくるのを感じた。
「うん? なぁっ!?」
そう呟きながら顔を上にあげると、神々しい光が降り注ぎ、空に百を超える天の使いが現れる。
そして、天使が列を成すと、奥から神々しい光を纏い不思議な民族衣装を着た少年が現れた。
光で顔は見えないが荘厳な雰囲気だ。
死後の世界にいるワシだからこそわかる。
あれは神……。間違いない。あれは神と呼ばれる存在だ。
空から降り注ぐ神々しい光。
この光を浴びているだけで浄化されたかの様な気分だ。
神様の出現にワシは病院のベッドの上で平伏した。
何故、病院のベッドがここにあるのかはよくわからない。
しかし、今はそんな事、どうでもいい。
生前は神という存在を信じていなかったが、実際、目にすると違う。
ワシの宗派に天使や神という概念はなかったと思うが、それも些事だ。
そんな事を考えながら、神が告げる言葉を待つ。
すると、思いもよらない言葉を告げられた。
「あなたの病気は完治させました。お孫さんももう無事です。これから快方へ向かうでしょう。しかし、私にできるのは病気を完治させる事まで、人間の業は神には雪げません」
「そ、それは、一体、どういう事でしょうか?」
畏れ多いと思いながらも、意を決してそう尋ねる。
神の言葉の中に、ワシの病気。そして、孫は無事であるという言葉が出てきた為だ。
「あなたの身体には邪気が……。人の身に病気を起こす悪い気が蔓延っております。これは神である私にも雪げぬ事……」
「ワ、ワシの身体にそんなものが……。いや、そんな事はどうでもいい! 孫は、ワシの孫が無事というのはどういう事ですか? ま、まさか、あなた様が……」
そう声を上げると、神様が微笑みを浮かべたような気がした。
相変わらず光で顔は見えない。しかし、孫の事はもう心配するなと言わんばかりに降り注ぐ神々しい光がワシの不安を打ち消していく。
「言葉の通りです。お孫さんの疾患は俺が……。失礼致しました。お孫さんの疾患は私が完治させました。しかし、言葉だけでは納得できないでしょう。これをあの者に……」
そう言うと、神は近くにいる天使に水晶の様な物を持たせる。
天使は、ワシの目の前に降り立つと水晶玉を目の前に差し出してきた。
水晶を覗き込むと、そこには涙を浮かべながら孫を抱きしめる娘の姿があった。
ワシは思わず水晶を手に取り涙を流す。
孫が……、孫が生命維持管理装置から出て手足を動かしている。
声を出して泣いている。
それだけで、ただそれだけの当り前の光景が愛おしい。
もう駄目だと思った事は何度でもある。覚悟を決めた事もあった。
「……あ、ありがとうございます。ありがとうございます!」
「いえ、私は当然の事をした迄、あなたの日頃の行いが良かったのでしょう。日頃の行いが良かったからこそ、私はあなたの前に現れ、病気を治し、あなたの大切とする者を治す事ができました。ただそんな私にもできぬ事があります。それはあなたに取り憑いている邪気を雪ぐ事。人間の業は人間にしか雪ぐ事ができぬのです……」
「そ、そうなのですか!? では、一体どうしたら……」
「現世に戻ったら神興会を訪ねなさい。そこの教祖様があなたに取り憑いた邪気を雪いでくれるでしょう」
「神興会……」
なんだか胡散臭い名前の宗教団体だ。
しかし、身を以って受けた御業は本物……。
恐らく、この神は神興会が祀る神様なのだろう。
「……わかりました。必ず神興会を訪ねます」
「それでは、あなたを現世に導きます。ああ、忘れておりました。こちらもお持ち下さい」
神がそう言うと、天使が二本の瓶を手渡してくる。
「こ、これは?」
「それは万能薬。全てを癒し治す薬です。今後、現代の医療ではどうしようもない病に罹った時、飲みなさい」
「あ、ありがとうございます!」
瓶をベッドの上に置き平伏すると、降り注ぐ光が強くなる。
あまりの眩しさに目を瞑り、次に目を開けた時、いつもの病室に戻っていた。
「ワ、ワシは夢を見ていたのか?」
呆然とした表情を浮かべそう言うと、スマートフォンが音を立てる。
充電中のスマートフォンを手に取ると、娘からの電話だった。
何か胸騒ぎがする。
「はい。ワシだが……。な、なにっ!? それは本当か!」
娘からの電話。それは孫の容体が快方に向かっているという電話だった。
電話の向こうでは、娘が喜びの涙を浮かべている。
孫の容体が快方に向かっているという事は……。
ベッドを見ると、そこには二本の瓶と神興会のパンフレットが置かれていた。
どうやら、あれは夢ではなかったらしい。
その日、神興会に一人の狂信者が生まれた。
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