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第一章 最強呪符使い故郷を追われる
エイシャの町に入町
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「はえっ? い、いま、なにを……」
「えっ? どうかしましたか?」
亜空間から銀貨を取り出し手渡したら門番さんが変な声を出し唖然とした表情を浮かべた。
もしかしたら、ボクが銀貨を持っていることに驚いたのかもしれない。
なにせ、ボクはまだ十二歳だからね。
でも、このお金も不正して稼いだお金じゃない。
普通に呪符を売って稼いだものだ。
すまし顔で門番さんの事をじーっと見つめていると、門番さんが首を横に振る。
「し、失礼しました。それでは、お連れのモンスターにこちらの首輪を……。首輪を付け終わりましたら、こちらの水晶に手を乗せて下さい。青色に光った場合、そのまま町に入って頂いて構いません」
「それ以外の色になったらどうなるんですか?」
そう聞いて見ると、門番さんは苦い表情を浮かべる。
「……それ以外の色が出た場合は、残念ですがその場で拘束させて頂きます」
「へえー。そうなんですか」
その場で拘束か。穏やかじゃないな。
まあボクには関係ないか。
水晶に手を軽く乗せると、青く発光する。
「問題ないようですね。どうぞ門をお通り下さい。ああ、それと、お節介かもしれませんが冒険者ギルドか商業ギルドで身分証を発行してもらった方がいいですよ。お金はかかりますが、簡単に作ってもらえると思いますので……」
「そうなんですか? それじゃあ、冒険者ギルドに行ってみたいと思います! 門番さん。ありがとうございます!」
「ええ、それでは、改めまして、ようこそ。エイシャの町へ。冒険者ギルドは、この道をまっすぐ進んだところにあるからね。気を付けて行ってくるんだよ」
「はい!」
なんて気さくでいい門番さんなんだろう。
冒険者ギルドの場所まで教えてくれるなんて。
とはいえ、宿探しが先だ。
門番さんには悪いけど、まずはゆっくり休む場所を確保したい。
エイシャの町に入ったボクが最初に行ったこと。
それは宿探しだった。
「うーん。中々、見つからないなぁ……」
宿は町のいたる所に建っているけど、厩舎完備でペット可の宿が中々見つからない。
「うーん。どうしよう……。ペット可の宿は見つけたんだけどなぁ――」
バトルホースのバトちゃんに視線を向ける。
「ブルッ、ブルッ(な、なんだよ……)」
「――やっぱり、解体して肉にした方が後腐れもなくていいかな? 厩舎完備でペット可の宿を探すの疲れてきたし……」
「ヒ、ヒヒィーン!(た、助けてー!)」
何気なくそう呟くと、バトちゃんが走り出す。
「あっ、こらバトちゃん! どこに行くのっ!」
「ブルッ、ブルッブルッ!(こ、殺される。ここにいたら殺される!)」
「冗談だって! 半分位……。だから待って! 走っちゃダメェー!」
「ブルッ、ブルッブルッ!?(は、半分そう考えていたの!? 解体して肉にするつもりだったのっ!?)」
「もう、しょうがないな……」
宙をなぞり亜空間から『身体強化』の呪符を取り出すと、呪符の力で身体を強化し、思い切り跳躍すると、バトちゃんの頭に拳骨を入れる。
拳骨を入れた瞬間、バトちゃんが泡を噴いて横に倒れた。
「まったく。町の中を駆け回ったら危ないでしょ。ポメちゃんを見習わなきゃダメじゃないか」
「クーン、クーン(怖いよー。この人頭おかしいよー)」
ポメちゃんの頭を軽く撫でると、なぜかポメちゃんが震え出した。
突然、バトちゃんが走り出したから驚かせてしまったのかもしれない。
「仕方がない。バトちゃんもポメちゃんサイズにしてペット可の宿に泊まろうか」
最初からそうすれば良かった。
泡を噴いて横たわるバトちゃんに『縮小』と『治癒』の呪符を貼ると、バトちゃんがポメちゃんサイズまで縮んでいく。
バトちゃんをそっと抱き上げると、ポメちゃんと共にペット可の宿に向かった。
「おや、あんたはさっきの……。厩舎完備でペット可の宿は見つかったかい?」
このおばさ……。もとい、腹筋の割れた恰幅のいいお姉さん(推定四十五歳)は『憩いの宿マッチョン』の店主さんだ。
ボクは首を横に振りながら答える。
「うんうん。マッチョンお姉さんの言う通り厩舎完備でペット可の宿なんて全然見つからなかったよ……」
「そうだろう。そうだろう? だから言ったのさ。この町で宿を取りたきゃバトルホースを売るか肉にして食っちまいなって」
「うん。でも、町の外で並んでいた時、結構、馬車が並んでいたよ? その人達はどこに泊まるの?」
「ああ、そういった奴らは商業ギルドにバトルホースを預けるのさ。結構高い金を払ってね。あんたも金があるならそうしたらいい。まあ厩舎を利用するには商業ギルドに加入する必要があるけどね」
「へえー。そうなんですか」
そんな方法があったとは知らなかった。
どうりで厩舎付きの宿が見つからないはずだ。
「それで、バトルホースはどうしたんだい?」
「うん。厩舎がないみたいだったからね。ペットサイズにして持ってきたよ。これならいいでしょ?」
抱きかかえたバトちゃんを見せると、マッチョンお姉さんは唖然とした表情を浮かべる。
「えっ? どうかしましたか?」
亜空間から銀貨を取り出し手渡したら門番さんが変な声を出し唖然とした表情を浮かべた。
もしかしたら、ボクが銀貨を持っていることに驚いたのかもしれない。
なにせ、ボクはまだ十二歳だからね。
でも、このお金も不正して稼いだお金じゃない。
普通に呪符を売って稼いだものだ。
すまし顔で門番さんの事をじーっと見つめていると、門番さんが首を横に振る。
「し、失礼しました。それでは、お連れのモンスターにこちらの首輪を……。首輪を付け終わりましたら、こちらの水晶に手を乗せて下さい。青色に光った場合、そのまま町に入って頂いて構いません」
「それ以外の色になったらどうなるんですか?」
そう聞いて見ると、門番さんは苦い表情を浮かべる。
「……それ以外の色が出た場合は、残念ですがその場で拘束させて頂きます」
「へえー。そうなんですか」
その場で拘束か。穏やかじゃないな。
まあボクには関係ないか。
水晶に手を軽く乗せると、青く発光する。
「問題ないようですね。どうぞ門をお通り下さい。ああ、それと、お節介かもしれませんが冒険者ギルドか商業ギルドで身分証を発行してもらった方がいいですよ。お金はかかりますが、簡単に作ってもらえると思いますので……」
「そうなんですか? それじゃあ、冒険者ギルドに行ってみたいと思います! 門番さん。ありがとうございます!」
「ええ、それでは、改めまして、ようこそ。エイシャの町へ。冒険者ギルドは、この道をまっすぐ進んだところにあるからね。気を付けて行ってくるんだよ」
「はい!」
なんて気さくでいい門番さんなんだろう。
冒険者ギルドの場所まで教えてくれるなんて。
とはいえ、宿探しが先だ。
門番さんには悪いけど、まずはゆっくり休む場所を確保したい。
エイシャの町に入ったボクが最初に行ったこと。
それは宿探しだった。
「うーん。中々、見つからないなぁ……」
宿は町のいたる所に建っているけど、厩舎完備でペット可の宿が中々見つからない。
「うーん。どうしよう……。ペット可の宿は見つけたんだけどなぁ――」
バトルホースのバトちゃんに視線を向ける。
「ブルッ、ブルッ(な、なんだよ……)」
「――やっぱり、解体して肉にした方が後腐れもなくていいかな? 厩舎完備でペット可の宿を探すの疲れてきたし……」
「ヒ、ヒヒィーン!(た、助けてー!)」
何気なくそう呟くと、バトちゃんが走り出す。
「あっ、こらバトちゃん! どこに行くのっ!」
「ブルッ、ブルッブルッ!(こ、殺される。ここにいたら殺される!)」
「冗談だって! 半分位……。だから待って! 走っちゃダメェー!」
「ブルッ、ブルッブルッ!?(は、半分そう考えていたの!? 解体して肉にするつもりだったのっ!?)」
「もう、しょうがないな……」
宙をなぞり亜空間から『身体強化』の呪符を取り出すと、呪符の力で身体を強化し、思い切り跳躍すると、バトちゃんの頭に拳骨を入れる。
拳骨を入れた瞬間、バトちゃんが泡を噴いて横に倒れた。
「まったく。町の中を駆け回ったら危ないでしょ。ポメちゃんを見習わなきゃダメじゃないか」
「クーン、クーン(怖いよー。この人頭おかしいよー)」
ポメちゃんの頭を軽く撫でると、なぜかポメちゃんが震え出した。
突然、バトちゃんが走り出したから驚かせてしまったのかもしれない。
「仕方がない。バトちゃんもポメちゃんサイズにしてペット可の宿に泊まろうか」
最初からそうすれば良かった。
泡を噴いて横たわるバトちゃんに『縮小』と『治癒』の呪符を貼ると、バトちゃんがポメちゃんサイズまで縮んでいく。
バトちゃんをそっと抱き上げると、ポメちゃんと共にペット可の宿に向かった。
「おや、あんたはさっきの……。厩舎完備でペット可の宿は見つかったかい?」
このおばさ……。もとい、腹筋の割れた恰幅のいいお姉さん(推定四十五歳)は『憩いの宿マッチョン』の店主さんだ。
ボクは首を横に振りながら答える。
「うんうん。マッチョンお姉さんの言う通り厩舎完備でペット可の宿なんて全然見つからなかったよ……」
「そうだろう。そうだろう? だから言ったのさ。この町で宿を取りたきゃバトルホースを売るか肉にして食っちまいなって」
「うん。でも、町の外で並んでいた時、結構、馬車が並んでいたよ? その人達はどこに泊まるの?」
「ああ、そういった奴らは商業ギルドにバトルホースを預けるのさ。結構高い金を払ってね。あんたも金があるならそうしたらいい。まあ厩舎を利用するには商業ギルドに加入する必要があるけどね」
「へえー。そうなんですか」
そんな方法があったとは知らなかった。
どうりで厩舎付きの宿が見つからないはずだ。
「それで、バトルホースはどうしたんだい?」
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抱きかかえたバトちゃんを見せると、マッチョンお姉さんは唖然とした表情を浮かべる。
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