24 / 46
第2章 ダンジョン嫌いニキ、裏方に戻る
第22話 スーパーの女王?
金属音の正体は、無機質な灰色の封筒だった。
郵便受けから抜き取ったそれは、やけに分厚い上質紙でできている。
表面には内閣府の紋章と、赤い『至急』のスタンプ。
差出人欄には、探索庁・特別対策課の文字。
いかにも「公的機関からです」と主張していた。
「……嫌な予感しかしないな」
喉の奥がひりつく。
ごくりと音を立てて唾を飲み込み、俺は封を切った。
中身は簡潔だった。
新ダンジョンに対処するための「特殊攻略部隊」編成。
その候補者として、黒野凍希の名を挙げる。
参加の意思確認のため、指定日までに返信を……。
最後まで読み終えたところで、俺は天井を仰いだ。
「……やっぱりか」
先ほど見た動画で、天城ルクシアが言っていた。
米軍が攻略に失敗した超高難度ダンジョンに、世界各国のトップ配信者を集めて挑む、と。
その誘いが、まさか俺に来るだなんてありえない、と思っていた。
だが同時に、ほんの僅かな可能性を認識してもいた。
姫宮のチャンネルであるとはいえ、ここ最近の人気の上昇具合は凄まじい。
そして曲りなりにも、世界トップのルクシアを倒したという実績があるからだ。
紙を持つ指先が、じわりと汗ばむ。
参加するかどうか。
その選択を、頭の中で転がす。
高難度ダンジョン特有の、むせかえるほど魔力濃度の濃い空間。
肺の奥で粘つくような、重たい空気。
一瞬の油断で命が失われる緊張感。
ひりつく戦闘、仲間の叫び、血の匂い。
「――ゼェ……ハァ……っ」
頭の中でシミュレートした瞬間、呼吸が乱れた。
胸が締め付けられ、視界も狭まる。
紙面の文字が滲んで読めなくなる。
汗が額から顎へ伝い落ち、手が勝手に震え出す。
「くそっ……」
協力したい気持ちはある。
ダンジョンを安定化させなければ、被害は広がる。
あの頃のような事故を、二度と繰り返したくはない。
……それに、ドルヴァノの件もある。
だが、こんな状態で行ったところで、足手まといにしからならない。
「……無理だ」
気づけば、俺は封筒ごと紙を握り潰していた。
やがて、びり、と乾いた音が響く。
さらに引き裂く。
何度も何度も、文字が読めなくなるまで。
そして細切れになった紙片を、ゴミ箱に叩き込んだ。
しかし、数分もすると別の感情がじわじわと滲み出してくる。
これでよかったのか?
逃げただけじゃないのか?
俺にもやれることがあったんじゃないのか?
「……くそ」
いつも通りなら、こんな日は仕事に打ち込んで、淀んだ思考を振り払う。
だが今日に限って、有休を取ってしまっていた。
個人的には休みなど必要ないのだが、労基法の都合で年五日は必須。
社長を犯罪者にするわけにもいかない。
部屋の静寂が、やけに重い。
しばらく天井を睨んだあと、俺は息を吐いた。
「……よし」
何かしていないと、余計なことばかり考える。
スマホと部屋の鍵を掴んで、外へ出た。
------
「いらっしゃいませー」
自動ドアを抜けると、明るい蛍光灯の光と暖房の風が迎えた。
そこは、安さがウリの近所のスーパーだ。
俺はカウンターの奥の店員に、軽く会釈をして通り過ぎる。
今日の目的はコーヒーと甘いもの。
カフェインと糖分で、不安ばかり生み出す脳を黙らせる算段だ。
「……お、安い」
ふと通路の真ん中の、冷蔵特売ワゴンが目に入る。
賞味期限間近の鶏もも肉が、1パックだけぽつんと取り残されていた。
それには赤い半額シールが貼られている。
俺は普段、料理をしない。
必要最低限の栄養を、インスタントやサプリで摂れればいいというスタンスだ。
ただ、調理器具は一通り揃っている。
今のアパートに住み始めた時に、羽生田社長が無理やり寄越してきたものだ。
今日は仕事も休みで、時間がある。
何か作業をした方が、気も紛れるかもしれない。
……夕飯用に、買うか。
そう思って手を伸ばした瞬間。
「「あっ」」
声が重なった。
ワゴンの向こうから伸びてきた誰かの手と、俺の手が、同じパックの上で触れ合ったのだ。
「すみません」
反射的に手を引き、視線を上げる。
まず目に映ったのは、もこもこのダウンコート。
そして大き目のサングラスに、目深に被ったキャップ。
人相の大半を隠す格好をした女性が、そこに立っていた。
どんな人物かはわからないが、さきほどの声は若った。
……しかも、どこか聞き覚えがある。
変装した女優とかだろうか。
それなら、聞き覚えがあってもおかしくない。
まあ仮にこの人が女優でも、俺は芸能人に詳しくないし、特に興味もない。
早い話が、どうでもよかった。
「これ、どうぞ」
俺はパックを手で示した。
「あっ……あっ、えっ……」
相手はしどろもどろになりながら、小さく会釈する。
「どうも……ですわ」
「……ん?」
「あっ」
女は慌てたように肉を掴み、カゴへ放り込み、足早に去ろうとする。
その背中に、俺は80%程度の推測を持って、声を飛ばした。
「天城ルクシアか?」
ぴたり、と女の動きが止まる。
そして、くるりと振り返ったかと思うと、つかつかとこちらへ詰め寄ってきた。
「わっ、とっと……おいっ」
俺は押されるまま棚の影へ追いやられる。
ぐいぐい押してくるために、距離が近い。
で、わかった。
サングラスの奥、わずかに覗く瞳が……深紅だ。
「な、なんで貴方がこんな所にいるんですのよぉ……!」
ボリュームをできる限り抑えつつ、女――配信の女王こと天城ルクシアは、俺に尋ねてきた。
「やっぱお前だったか。なんでって……近所だからだけど」
「近所ぉ!? そ、そんな、こんな身近に……」
ルクシアはわなわなと震えだす。
そんな彼女の腕にかかった買い物カゴが、俺の視界に入った。
肉や魚、野菜に卵と色々な食材を購入しているが、ほぼ全てが割引シール付き。
半額、三割引、商品入れ替えの見切り品。
「いや、お前こそ何でこんな所に……しかも、そのカゴの中……」
目の前の女は、世界最大の企業イグニス=ギアの看板ストリーマーで、世界で最も多くの視聴者から愛された配信者で、そもそも生まれも名家の令嬢で……。
ドがいくつあっても足りない、超絶金持ちだったはずだ。
なのに、なぜ割引商品ばかりを……というか、なぜこんな普通のスーパーに。
「い、色々と事情があるっ! ……んですのよっ」
ルクシアは声を荒げかけ、慌てて抑える。
「もうっ……今まで完璧に隠し通して来たのに、なんでよりによって貴方にバレてしまうんですのっ」
「……お前もしかして、貧乏だったり? ……いや、流石にそんなわけ——」
ぴたり。
ルクシアの動きが完全に固まった。
そんなわけないですの! みたいな否定が飛んでこない。
「……マジ?」
思わず一歩引く。
ルクシアはキッとこちらを睨みつけ、やがてため息を吐いた。
そのサングラスの奥の瞳は、心なしか潤んでいるように見える。
「……説明いたします。ですから、どうか他言はしないでいただきたいですの……」
「あ、ああ」
「……それじゃ、いきますわよ」
「え、どこに——」
「……決まっているじゃありませんの。私の家ですわ」
「はあ!?」
つかつかと歩き出すルクシア。
俺はその背を、半ば呆然と追う。
「おいっ……ま、待てよ!」
そう呼びかけると、ルクシアはぴたり足を止める。
何か言い返すのかと思えば、そんなことはなく。
彼女は脇の棚から徳用のパン耳の袋をひとつ掴み、無言でカゴに入れた。
透明な袋の中、ぎっしり詰まったパン耳の端切れ。
配信で何億も稼いでいる女の買い物とは、とても思えない。
「……よ、予想外過ぎる」
俺の呟きは、店内BGMにかき消された。
郵便受けから抜き取ったそれは、やけに分厚い上質紙でできている。
表面には内閣府の紋章と、赤い『至急』のスタンプ。
差出人欄には、探索庁・特別対策課の文字。
いかにも「公的機関からです」と主張していた。
「……嫌な予感しかしないな」
喉の奥がひりつく。
ごくりと音を立てて唾を飲み込み、俺は封を切った。
中身は簡潔だった。
新ダンジョンに対処するための「特殊攻略部隊」編成。
その候補者として、黒野凍希の名を挙げる。
参加の意思確認のため、指定日までに返信を……。
最後まで読み終えたところで、俺は天井を仰いだ。
「……やっぱりか」
先ほど見た動画で、天城ルクシアが言っていた。
米軍が攻略に失敗した超高難度ダンジョンに、世界各国のトップ配信者を集めて挑む、と。
その誘いが、まさか俺に来るだなんてありえない、と思っていた。
だが同時に、ほんの僅かな可能性を認識してもいた。
姫宮のチャンネルであるとはいえ、ここ最近の人気の上昇具合は凄まじい。
そして曲りなりにも、世界トップのルクシアを倒したという実績があるからだ。
紙を持つ指先が、じわりと汗ばむ。
参加するかどうか。
その選択を、頭の中で転がす。
高難度ダンジョン特有の、むせかえるほど魔力濃度の濃い空間。
肺の奥で粘つくような、重たい空気。
一瞬の油断で命が失われる緊張感。
ひりつく戦闘、仲間の叫び、血の匂い。
「――ゼェ……ハァ……っ」
頭の中でシミュレートした瞬間、呼吸が乱れた。
胸が締め付けられ、視界も狭まる。
紙面の文字が滲んで読めなくなる。
汗が額から顎へ伝い落ち、手が勝手に震え出す。
「くそっ……」
協力したい気持ちはある。
ダンジョンを安定化させなければ、被害は広がる。
あの頃のような事故を、二度と繰り返したくはない。
……それに、ドルヴァノの件もある。
だが、こんな状態で行ったところで、足手まといにしからならない。
「……無理だ」
気づけば、俺は封筒ごと紙を握り潰していた。
やがて、びり、と乾いた音が響く。
さらに引き裂く。
何度も何度も、文字が読めなくなるまで。
そして細切れになった紙片を、ゴミ箱に叩き込んだ。
しかし、数分もすると別の感情がじわじわと滲み出してくる。
これでよかったのか?
逃げただけじゃないのか?
俺にもやれることがあったんじゃないのか?
「……くそ」
いつも通りなら、こんな日は仕事に打ち込んで、淀んだ思考を振り払う。
だが今日に限って、有休を取ってしまっていた。
個人的には休みなど必要ないのだが、労基法の都合で年五日は必須。
社長を犯罪者にするわけにもいかない。
部屋の静寂が、やけに重い。
しばらく天井を睨んだあと、俺は息を吐いた。
「……よし」
何かしていないと、余計なことばかり考える。
スマホと部屋の鍵を掴んで、外へ出た。
------
「いらっしゃいませー」
自動ドアを抜けると、明るい蛍光灯の光と暖房の風が迎えた。
そこは、安さがウリの近所のスーパーだ。
俺はカウンターの奥の店員に、軽く会釈をして通り過ぎる。
今日の目的はコーヒーと甘いもの。
カフェインと糖分で、不安ばかり生み出す脳を黙らせる算段だ。
「……お、安い」
ふと通路の真ん中の、冷蔵特売ワゴンが目に入る。
賞味期限間近の鶏もも肉が、1パックだけぽつんと取り残されていた。
それには赤い半額シールが貼られている。
俺は普段、料理をしない。
必要最低限の栄養を、インスタントやサプリで摂れればいいというスタンスだ。
ただ、調理器具は一通り揃っている。
今のアパートに住み始めた時に、羽生田社長が無理やり寄越してきたものだ。
今日は仕事も休みで、時間がある。
何か作業をした方が、気も紛れるかもしれない。
……夕飯用に、買うか。
そう思って手を伸ばした瞬間。
「「あっ」」
声が重なった。
ワゴンの向こうから伸びてきた誰かの手と、俺の手が、同じパックの上で触れ合ったのだ。
「すみません」
反射的に手を引き、視線を上げる。
まず目に映ったのは、もこもこのダウンコート。
そして大き目のサングラスに、目深に被ったキャップ。
人相の大半を隠す格好をした女性が、そこに立っていた。
どんな人物かはわからないが、さきほどの声は若った。
……しかも、どこか聞き覚えがある。
変装した女優とかだろうか。
それなら、聞き覚えがあってもおかしくない。
まあ仮にこの人が女優でも、俺は芸能人に詳しくないし、特に興味もない。
早い話が、どうでもよかった。
「これ、どうぞ」
俺はパックを手で示した。
「あっ……あっ、えっ……」
相手はしどろもどろになりながら、小さく会釈する。
「どうも……ですわ」
「……ん?」
「あっ」
女は慌てたように肉を掴み、カゴへ放り込み、足早に去ろうとする。
その背中に、俺は80%程度の推測を持って、声を飛ばした。
「天城ルクシアか?」
ぴたり、と女の動きが止まる。
そして、くるりと振り返ったかと思うと、つかつかとこちらへ詰め寄ってきた。
「わっ、とっと……おいっ」
俺は押されるまま棚の影へ追いやられる。
ぐいぐい押してくるために、距離が近い。
で、わかった。
サングラスの奥、わずかに覗く瞳が……深紅だ。
「な、なんで貴方がこんな所にいるんですのよぉ……!」
ボリュームをできる限り抑えつつ、女――配信の女王こと天城ルクシアは、俺に尋ねてきた。
「やっぱお前だったか。なんでって……近所だからだけど」
「近所ぉ!? そ、そんな、こんな身近に……」
ルクシアはわなわなと震えだす。
そんな彼女の腕にかかった買い物カゴが、俺の視界に入った。
肉や魚、野菜に卵と色々な食材を購入しているが、ほぼ全てが割引シール付き。
半額、三割引、商品入れ替えの見切り品。
「いや、お前こそ何でこんな所に……しかも、そのカゴの中……」
目の前の女は、世界最大の企業イグニス=ギアの看板ストリーマーで、世界で最も多くの視聴者から愛された配信者で、そもそも生まれも名家の令嬢で……。
ドがいくつあっても足りない、超絶金持ちだったはずだ。
なのに、なぜ割引商品ばかりを……というか、なぜこんな普通のスーパーに。
「い、色々と事情があるっ! ……んですのよっ」
ルクシアは声を荒げかけ、慌てて抑える。
「もうっ……今まで完璧に隠し通して来たのに、なんでよりによって貴方にバレてしまうんですのっ」
「……お前もしかして、貧乏だったり? ……いや、流石にそんなわけ——」
ぴたり。
ルクシアの動きが完全に固まった。
そんなわけないですの! みたいな否定が飛んでこない。
「……マジ?」
思わず一歩引く。
ルクシアはキッとこちらを睨みつけ、やがてため息を吐いた。
そのサングラスの奥の瞳は、心なしか潤んでいるように見える。
「……説明いたします。ですから、どうか他言はしないでいただきたいですの……」
「あ、ああ」
「……それじゃ、いきますわよ」
「え、どこに——」
「……決まっているじゃありませんの。私の家ですわ」
「はあ!?」
つかつかと歩き出すルクシア。
俺はその背を、半ば呆然と追う。
「おいっ……ま、待てよ!」
そう呼びかけると、ルクシアはぴたり足を止める。
何か言い返すのかと思えば、そんなことはなく。
彼女は脇の棚から徳用のパン耳の袋をひとつ掴み、無言でカゴに入れた。
透明な袋の中、ぎっしり詰まったパン耳の端切れ。
配信で何億も稼いでいる女の買い物とは、とても思えない。
「……よ、予想外過ぎる」
俺の呟きは、店内BGMにかき消された。
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
ダンジョンで迷惑配信者をやっていた俺。うっかりアイドル配信者を襲ってたドラゴンをぶっ飛ばした結果、良い人バレして鬼バズる
果 一@【弓使い】2巻刊行決定!!
ファンタジー
矢上一樹は、ダンジョンでマナー違反行為を繰り返す迷惑系配信者だ。
他人の獲物を奪う、弱いモンスターをいたぶる、下品な言葉遣い。やりたい放題やって人気を得ていた彼だったが――ある日、うっかり配信を切り忘れて律儀な一面がバレてしまう。
焦った一樹はキャラを取り繕うも、時すでに遅し。一樹の素は大々的に拡散され話題沸騰していて――さらには、助けた美少女が人気アイドル配信者だったことで、全国レベルでバズってしまい!?
これは、炎上系配信者が最強でただのいいヤツだった的な、わりとよくある物語。
※本作はカクヨムでも連載しています。そちらでのタイトルは「ダンジョンで迷惑配信者をやっていた俺。うっかりアイドル配信者を助けた結果、良い人バレして鬼バズってしまう~もう元のキャラには戻れないかもしれない〜」となります。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。