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エリオスは隣国に住む姉達の買い物に毎日つきあわされていた。犬たちも暇そうだった。なので街に散歩に出かけていた。そう言うことだった。
だからたまたま月に一度買い物に出るアドラー家の人間たちと、たまたま会合で1人で過ごすようにと言われて目を輝かせて街並みを歩くレイナードと遭遇したのも、全てただの偶然である。
(ま、そんな訳ないけどね…)
「わわわっ!おっきなワンちゃん怖いよぉぉ…!」
大型犬2匹は、かつてのオモチャもとい友達に再会してあまりの嬉しさに突進して行ったのだが、完全に油断しきっていたレイナードは小さくなってぷるぷる震えていた。おいおい。
「モリィ、バディ!ステイ!」
愛犬たちの名前を呼んで、紐を軽く引くと、賢いエリオスの友人達はすぐさまお座りをする。
「久しぶりだね、レイ」
顔中滑られてぺたんと道路にへたり込んだレイナードは、馴染みのある声に顔をあげた。
「……エリオス?」
「うん。言っただろう?そう遠くないうちにまた会えるって」
エリオスはそう言って微笑む。そしてレイナードの手を掴むと引っ張りあげた。
「ひぇ……おっきぃ……」
自分より大きな犬2匹に囲まれて、レイナードは腰が抜けているようだった。その様子に苦笑しながらエリオスは言った。
「大丈夫、この子たちにはちゃんと躾けてあるから。噛みついたりしないよ」
「……ほ、ほんと?」
恐る恐るといった様子でレイナードが尋ねると、エリオスはにっこり笑う。その笑顔を見て安心したようにほっと息を吐く。
「顔色もいいし、アザも何も無い。大事にしてもらえてるみたいだね、レイ」
「…うん」
レイナードはコクンと頷いたが、笑顔には力がない。新しい環境に慣れようと必死で忘れていた寂しさが、エリオスに会ったことで一気に押し寄せてくる。レイナードはきゅっと口を結ぶと、エリオスに抱きついた。
「っと……どうしたの?」
「……寂しかった」
小さく吐き出された本音に苦笑しながら背中をぽんぽん叩くと、優しく声をかけた。
「僕もだよ」
「………」
その言葉に安心したのか、小さく頷く。鼻をすする音が聞こえなくなるまで、エリオスはじっと待った。
「…レイ、忘れちゃダメだよ。どうして今、あの家に居るのかを」
「うん…わかってる…」
ぐすん、ともう一度だけ鼻をすする。
(そろそろ、親子が戻ってくる時間だな)
察したエリオスはぱっと身体を離す。
「また手紙書いてね。体に気をつけて。会えてよかったよ、レイ」
エリオスはそう言うともう待ち切れないと言わんばかりの2匹の犬たちへと顔を向ける。
「エリオス…!」
「またね、レイ」
ワンワン!と2匹の吠える音がレンガ作りの街並みに響く。
「おや、レイ…」
「レイナード!大丈夫か?」
犬に襲われたと思ったような慌てぶりでヴィルヘルムが近づいてくる。その横をすれ違うようにエリオスは歩き出す。
「だ、大丈夫です!ちょっと、ワンちゃんにぺろぺろされただけです!」
「うわ、べったべたじゃないか!ほら、拭くからな!」
ヴィルヘルムはポケットからハンカチを取り出すとレイナードの顔をごしごしと拭き始めた。
「あ、ありがとうございます…」
「全く……お前は本当に世話が焼けるな」
「うぅ……ごめんなさい……」
背中越しに聞こえてくる会話は、兄弟そのもののようで、エリオスはレイナードの潜入が上手く行っていることを改めて認識した。
(それにしても…)
2匹の犬たちは散歩が嬉しくて仕方がないと言わんばかりにはしゃいでいる。そのリードをしっかり掴みながら、エリオスは先ほど見せたあの貴族の嫡男の表情を思い返す。
一瞬だけだったが、それは「自分の居ない間に自分の大事なものに何かをした」相手に対する殺意が込められたような目をしていた。
恐らく、レイの服はあの少年が選んでいるのだろう。センスはいいと思う。もこもこの服は、寒くさせまいという想いとレイの可愛らしさが最大限に活かせるデザインで、防寒と愛らしさが同居している。あの冷ややかな目は「自分がこの子のために選んでやった服」を汚されたことに怒りを覚えていた。
順調と言えば順調。うまくレイは取り入っているのだろう。だが少し、レイに向けた感情が妙な方向へ行きそうな危うさが、あの少年にはある。
(……これはちょっと、まずいかな)
エリオスは姉たちとの待ち合わせ場所へと向かいながら、心の中でそう呟いたのだった。
***
その晩。エリオスとの再会は、慣れつつあったアドラー家での日々で忘れていたことを、レイナードに思い出させていた。
(嬉しいのに…嬉しかったのに…)
レイナードはぎゅっと手を握りしめる。クリストファーとヴィルヘルムと街に出かけることが好きだ。仕方ないなって顔をしながらも、ヴィルヘルムが本を読んでくれるのが好きだ。クリストファーの膝の上に乗って、暖炉の火を見るのが好きだ。でもこれは、失った故郷の生活と引き換えになったものだ。この家に来なければ、広い家の中で、水の流れる音を聞きながら、今もエリオスと一緒に楽しく過ごせたかもしれないのに。
「………」
レイナードは、ぎゅっと手を握りしめる。
(でも……)
アドラー家に来てから、レイナードは幸せだった。
『……また手紙書いてね。体に気をつけて。会えてよかったよ、レイ』
エリオスの声が頭の中で響く。
『忘れちゃダメだよ』
(僕は……)
ひとりが怖くなった。
暗い部屋にいると、エリオスの「忘れちゃダメだよ」という言葉が呪いのように頭の中で反響する。
故郷を、使命を、忘れてはいけない。この屋敷での幸せは、仮初めのものなのだから。
(……でも、今夜だけは)
寂しさに耐えきれず、レイナードは枕を抱きしめた。
温もりが欲しかった。たとえそれが、いつか自分が裏切らなければならない相手のものだとしても。
コンコン。
ノックの音に、中から「入れ」と低い声が聞こえた。
「どうした?」
「……一緒に寝てもいいですか?」
「はぁ!? な、なんで」
動揺するヴィルヘルムを見て、レイナードは胸が詰まった。
ごめんなさい。僕は、貴方を騙す悪い子です。
「えと、その……怖い夢を見て」
「はぁ!?な、なんで」
ヴィルヘルムは動揺して思わず立ち上がる。その拍子に椅子がガタンと音を立てた。だがレイナードは気にも止めず、そのまま部屋の中へと入ってくる。そしてベッドの傍まで行くとちょこんと座った。
「えと、その……怖い夢を見て」
「……怖い?」
こくりとレイナードが頷く。少し潤んだ瞳が見上げてくるので、思わず息を飲んだ。本を置くとベッドに腰かけ、ぽんぽんと自分の隣を叩く。
「こっち、来いよ」
そう言うと、おずおずと近寄ってきて隣にちょこんと座ると上目遣いで見つめてきた。
「ありがとう、ございます……」
(この顔がいけないんだよな……)
別に初めてではないのに、何故か変に緊張する自分がいる。初日に連れ込んだベッドに、今は自分からこの子がやってきた。それだけで妙に落ち着かない気持ちになるのだ。
「……怖い夢って?」
「えと……あの、その……」
言いづらそうにレイナードが口ごもる。
「別に、言いたくなければ言わなくていい」
「はい…」
枕に埋もれるように顔を埋めてレイナードは小さく答える。
「ヴィルヘルム様のベッド、枕たくさん…」
「あ、ああ。ぬいぐるみばっかりだとカッコ悪いから」
「…ふふっ」
レイナードがそっとヴィルヘルムの方を見る。その顔には先ほどまでの不安げな表情は浮かんでいなかった。その笑顔に思わずドキッとする。
「僕、このベッド好きです。大きくて、広くて、あったかいです」
「…そう」
「…はい」
嬉しそうに笑うレイナードを見ていると、何故か胸の奥がざわついてしまう。
「あ……」
ふと見ると、もうレイナードの目はうとうとしている。そのまま夢の世界に旅立ってしまいそうだ。
「………」
ヴィルヘルムは、そっとレイナードを引き寄せると、そのまま肩口に顔を乗せる。
「…お前は、母上みたいに、突然居なくなったりするなよ…」
「………」
レイナードは答えない。もう眠気の限界なのだろう、すやすやと寝息をたてている。ヴィルヘルムはその寝顔を見ながら目尻を軽く拭って呟いた。
「……おやすみ、レイ」
***
だからたまたま月に一度買い物に出るアドラー家の人間たちと、たまたま会合で1人で過ごすようにと言われて目を輝かせて街並みを歩くレイナードと遭遇したのも、全てただの偶然である。
(ま、そんな訳ないけどね…)
「わわわっ!おっきなワンちゃん怖いよぉぉ…!」
大型犬2匹は、かつてのオモチャもとい友達に再会してあまりの嬉しさに突進して行ったのだが、完全に油断しきっていたレイナードは小さくなってぷるぷる震えていた。おいおい。
「モリィ、バディ!ステイ!」
愛犬たちの名前を呼んで、紐を軽く引くと、賢いエリオスの友人達はすぐさまお座りをする。
「久しぶりだね、レイ」
顔中滑られてぺたんと道路にへたり込んだレイナードは、馴染みのある声に顔をあげた。
「……エリオス?」
「うん。言っただろう?そう遠くないうちにまた会えるって」
エリオスはそう言って微笑む。そしてレイナードの手を掴むと引っ張りあげた。
「ひぇ……おっきぃ……」
自分より大きな犬2匹に囲まれて、レイナードは腰が抜けているようだった。その様子に苦笑しながらエリオスは言った。
「大丈夫、この子たちにはちゃんと躾けてあるから。噛みついたりしないよ」
「……ほ、ほんと?」
恐る恐るといった様子でレイナードが尋ねると、エリオスはにっこり笑う。その笑顔を見て安心したようにほっと息を吐く。
「顔色もいいし、アザも何も無い。大事にしてもらえてるみたいだね、レイ」
「…うん」
レイナードはコクンと頷いたが、笑顔には力がない。新しい環境に慣れようと必死で忘れていた寂しさが、エリオスに会ったことで一気に押し寄せてくる。レイナードはきゅっと口を結ぶと、エリオスに抱きついた。
「っと……どうしたの?」
「……寂しかった」
小さく吐き出された本音に苦笑しながら背中をぽんぽん叩くと、優しく声をかけた。
「僕もだよ」
「………」
その言葉に安心したのか、小さく頷く。鼻をすする音が聞こえなくなるまで、エリオスはじっと待った。
「…レイ、忘れちゃダメだよ。どうして今、あの家に居るのかを」
「うん…わかってる…」
ぐすん、ともう一度だけ鼻をすする。
(そろそろ、親子が戻ってくる時間だな)
察したエリオスはぱっと身体を離す。
「また手紙書いてね。体に気をつけて。会えてよかったよ、レイ」
エリオスはそう言うともう待ち切れないと言わんばかりの2匹の犬たちへと顔を向ける。
「エリオス…!」
「またね、レイ」
ワンワン!と2匹の吠える音がレンガ作りの街並みに響く。
「おや、レイ…」
「レイナード!大丈夫か?」
犬に襲われたと思ったような慌てぶりでヴィルヘルムが近づいてくる。その横をすれ違うようにエリオスは歩き出す。
「だ、大丈夫です!ちょっと、ワンちゃんにぺろぺろされただけです!」
「うわ、べったべたじゃないか!ほら、拭くからな!」
ヴィルヘルムはポケットからハンカチを取り出すとレイナードの顔をごしごしと拭き始めた。
「あ、ありがとうございます…」
「全く……お前は本当に世話が焼けるな」
「うぅ……ごめんなさい……」
背中越しに聞こえてくる会話は、兄弟そのもののようで、エリオスはレイナードの潜入が上手く行っていることを改めて認識した。
(それにしても…)
2匹の犬たちは散歩が嬉しくて仕方がないと言わんばかりにはしゃいでいる。そのリードをしっかり掴みながら、エリオスは先ほど見せたあの貴族の嫡男の表情を思い返す。
一瞬だけだったが、それは「自分の居ない間に自分の大事なものに何かをした」相手に対する殺意が込められたような目をしていた。
恐らく、レイの服はあの少年が選んでいるのだろう。センスはいいと思う。もこもこの服は、寒くさせまいという想いとレイの可愛らしさが最大限に活かせるデザインで、防寒と愛らしさが同居している。あの冷ややかな目は「自分がこの子のために選んでやった服」を汚されたことに怒りを覚えていた。
順調と言えば順調。うまくレイは取り入っているのだろう。だが少し、レイに向けた感情が妙な方向へ行きそうな危うさが、あの少年にはある。
(……これはちょっと、まずいかな)
エリオスは姉たちとの待ち合わせ場所へと向かいながら、心の中でそう呟いたのだった。
***
その晩。エリオスとの再会は、慣れつつあったアドラー家での日々で忘れていたことを、レイナードに思い出させていた。
(嬉しいのに…嬉しかったのに…)
レイナードはぎゅっと手を握りしめる。クリストファーとヴィルヘルムと街に出かけることが好きだ。仕方ないなって顔をしながらも、ヴィルヘルムが本を読んでくれるのが好きだ。クリストファーの膝の上に乗って、暖炉の火を見るのが好きだ。でもこれは、失った故郷の生活と引き換えになったものだ。この家に来なければ、広い家の中で、水の流れる音を聞きながら、今もエリオスと一緒に楽しく過ごせたかもしれないのに。
「………」
レイナードは、ぎゅっと手を握りしめる。
(でも……)
アドラー家に来てから、レイナードは幸せだった。
『……また手紙書いてね。体に気をつけて。会えてよかったよ、レイ』
エリオスの声が頭の中で響く。
『忘れちゃダメだよ』
(僕は……)
ひとりが怖くなった。
暗い部屋にいると、エリオスの「忘れちゃダメだよ」という言葉が呪いのように頭の中で反響する。
故郷を、使命を、忘れてはいけない。この屋敷での幸せは、仮初めのものなのだから。
(……でも、今夜だけは)
寂しさに耐えきれず、レイナードは枕を抱きしめた。
温もりが欲しかった。たとえそれが、いつか自分が裏切らなければならない相手のものだとしても。
コンコン。
ノックの音に、中から「入れ」と低い声が聞こえた。
「どうした?」
「……一緒に寝てもいいですか?」
「はぁ!? な、なんで」
動揺するヴィルヘルムを見て、レイナードは胸が詰まった。
ごめんなさい。僕は、貴方を騙す悪い子です。
「えと、その……怖い夢を見て」
「はぁ!?な、なんで」
ヴィルヘルムは動揺して思わず立ち上がる。その拍子に椅子がガタンと音を立てた。だがレイナードは気にも止めず、そのまま部屋の中へと入ってくる。そしてベッドの傍まで行くとちょこんと座った。
「えと、その……怖い夢を見て」
「……怖い?」
こくりとレイナードが頷く。少し潤んだ瞳が見上げてくるので、思わず息を飲んだ。本を置くとベッドに腰かけ、ぽんぽんと自分の隣を叩く。
「こっち、来いよ」
そう言うと、おずおずと近寄ってきて隣にちょこんと座ると上目遣いで見つめてきた。
「ありがとう、ございます……」
(この顔がいけないんだよな……)
別に初めてではないのに、何故か変に緊張する自分がいる。初日に連れ込んだベッドに、今は自分からこの子がやってきた。それだけで妙に落ち着かない気持ちになるのだ。
「……怖い夢って?」
「えと……あの、その……」
言いづらそうにレイナードが口ごもる。
「別に、言いたくなければ言わなくていい」
「はい…」
枕に埋もれるように顔を埋めてレイナードは小さく答える。
「ヴィルヘルム様のベッド、枕たくさん…」
「あ、ああ。ぬいぐるみばっかりだとカッコ悪いから」
「…ふふっ」
レイナードがそっとヴィルヘルムの方を見る。その顔には先ほどまでの不安げな表情は浮かんでいなかった。その笑顔に思わずドキッとする。
「僕、このベッド好きです。大きくて、広くて、あったかいです」
「…そう」
「…はい」
嬉しそうに笑うレイナードを見ていると、何故か胸の奥がざわついてしまう。
「あ……」
ふと見ると、もうレイナードの目はうとうとしている。そのまま夢の世界に旅立ってしまいそうだ。
「………」
ヴィルヘルムは、そっとレイナードを引き寄せると、そのまま肩口に顔を乗せる。
「…お前は、母上みたいに、突然居なくなったりするなよ…」
「………」
レイナードは答えない。もう眠気の限界なのだろう、すやすやと寝息をたてている。ヴィルヘルムはその寝顔を見ながら目尻を軽く拭って呟いた。
「……おやすみ、レイ」
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