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クッキー作り
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全員手を洗い異世界初のクッキーに挑戦します。
「では材料は小麦、砂糖、バターになります。材料は揃ってあるかな?」とシンジュはエメとギルドマスターに声をかけた。
エメはうーーーーーん、と唸りながら目の前のテーブルを指さし、「こむぎでしょ、さとうはこれ?バターある。」と食材を確認するように言った。
うんうんと頷いたシンジュは、
折角ならばサトウキビと甜菜等どっちも作ってみようかな、と考えた。味の違いを比べるくことで、次に活かしより良いものを作りたいと思った。
「エメ君正解だよ。今日は砂糖の食べ比べをしてみよう。」と言いながら材料を目分量で分けていく。
秤がないため自分の勘を信じるしかなかった。
パンケーキの時と違ってクッキーならばベタつかないように作るだけなので問題なさそうだ。
べた付けば少し小麦を増やそう、水分が多いようならば冷やしながら作業をしようと思った。
自分の分を作り終えて隣を確認するとエメが一生懸命混ぜていた。
「エメ君捏ねるのが上手だね?」
「しゅごいでしょ!ぼく上手にできるもん。」
シンジュに褒められてエメはご満悦だった。
その後まとまってきた生地を500円玉くらいの円柱状に細長く伸ばし、包丁を使って幅2cmに切った。
エメの隣では1つ1つ生地を混ぜるごとに「うわぁーー」「ギャー」「クッソ」と大騒ぎしていたギルドマスターも作業が終わったようで、シンジュは声をかけた。
「ギルドマスターの生地には側面に砂糖をまぶして欲しい。」
「は??まじかよ。砂糖つけるとかやべぇ。贅沢すぎて怖い。」とギルドマスターは信じられないような顔でシンジュを見たが、「問題無いよ」とシンジュから返事が返ってきたため、ギルドマスターは考えることを放棄し、言われたとおりに砂糖をまぶした。
その後全員の生地を入り切る分だけオーブンで焼いていく。
焼き上がりは15分程度待つだけだったので、その間にササッとホットミルクを作って待っていると焼き上がった。
オーブンを空けるとバターの香りがふわぁ~と広がった。
するとエメとギルドマスターがソワソワし始めたので、天板を取り出し温かいままのクッキーをお皿に乗せて提供すると、2人は一斉にアチッ、あちゅっと声を上げながらパクっと食べた。
「なにこりぇーーーおいちぃすぎる。」とエメが蕩けた笑顔で言うと、ギルドマスターは「じゃりじゃりしねぇクッキーなんて初めてだ。」とボソボソと呟いた。
その顔はエメと同じく蕩けており食べる手が止まらない様子だった。
シンジュはそんな2人を見て食べたい気持ちを我慢して、第2弾の焼く準備をしながら、
こんなに喜んでもらえてよかった。と安堵した。
やはり目分量は難しかった。コップを使いながら計量し、ほぼ同じ分量で3人ともにクッキーの生地を作ったが、エメのは柔らかくなりすぎて小麦を追加した。
逆にギルドマスターは水分が足りず生地がまとまりにくかった。
同じ種類でも味や硬さ、ボサボサ加減が違っていた。
また砂糖の種類によっても風味だけでなく食感が違うことに驚いた。ザクザクやザラザラと2種類の触感を楽しむことができた。他の砂糖も使ってどれが美味しいのか試してみたいと考えた。
その後第2弾を焼き上げると既に食べ終わってお皿を悲しく見つめる2人の元へ新しいクッキーを運ぶのだった。
楽しいおやつの時間を過ごしお昼を食べることなく夕食の時間になってしまった。
夕食は市場で買ったトロールの肉を使って作ることにした。
とりあえず鑑定魔法をかけてみると、
鑑定魔法
名前 トロールの肉
鮮度 朝採れ新鮮(下処理済みのため臭くない。)
料理 煮込み料理、低温でじっくり焼いても美味しい。
備考 どんなスパイスと合わせても美味しい。君が持ってるコリアンダーと合わせてみて。おすすめの部位はお腹だよ。お腹の脂肪は最高!腕や足は人間には硬いから何日も煮込むといいよ。
一度考えたシンジュはオーブンで低温で焼くことにした。
トロールのお腹がどこだから分からないけれど、脂が多そうな部位に塩とコリアンダー、ノビルを塗り込み一緒にじゃがいもやクレソンと一緒にオーブンに入れた。
低温だと1時間くらいかかるため、その間にミゾソバを茹でてトメートと塩だけで味付けしたサラダと、アイテムボックスにあったミルクをすべて使ってクレソンと芋のスープを作った。
久々に1人で全部作ったため時間がかかった。
実はシンジュの料理中、エメは嫌々ながらもギルドマスターに言い包められて竜化の練習をしに家の地下に行っていた。
地下はエメぐらいの竜なら竜化しても問題なく広く、練習にはもってこいの場所だったようだ。
ギルドマスター曰く、「この地下は防音魔法もかかっているからいくら騒いでも大丈夫だぞ?」と言っていた。
もともとは研究したりする場所だったようで火事にならないように防災対策もされていた。
今度から何か練習する時は地下を使うことが決まった。
もちろんスキルも地下を使うことになったため、今日皆が寝静まった後に地下で練習をしようとシンジュは決意したのだった。
その前にオーブンで焼いていたトロール肉が焼き上がったので3人でとろとろ柔らかなトロール料理を満喫するのだった。
「では材料は小麦、砂糖、バターになります。材料は揃ってあるかな?」とシンジュはエメとギルドマスターに声をかけた。
エメはうーーーーーん、と唸りながら目の前のテーブルを指さし、「こむぎでしょ、さとうはこれ?バターある。」と食材を確認するように言った。
うんうんと頷いたシンジュは、
折角ならばサトウキビと甜菜等どっちも作ってみようかな、と考えた。味の違いを比べるくことで、次に活かしより良いものを作りたいと思った。
「エメ君正解だよ。今日は砂糖の食べ比べをしてみよう。」と言いながら材料を目分量で分けていく。
秤がないため自分の勘を信じるしかなかった。
パンケーキの時と違ってクッキーならばベタつかないように作るだけなので問題なさそうだ。
べた付けば少し小麦を増やそう、水分が多いようならば冷やしながら作業をしようと思った。
自分の分を作り終えて隣を確認するとエメが一生懸命混ぜていた。
「エメ君捏ねるのが上手だね?」
「しゅごいでしょ!ぼく上手にできるもん。」
シンジュに褒められてエメはご満悦だった。
その後まとまってきた生地を500円玉くらいの円柱状に細長く伸ばし、包丁を使って幅2cmに切った。
エメの隣では1つ1つ生地を混ぜるごとに「うわぁーー」「ギャー」「クッソ」と大騒ぎしていたギルドマスターも作業が終わったようで、シンジュは声をかけた。
「ギルドマスターの生地には側面に砂糖をまぶして欲しい。」
「は??まじかよ。砂糖つけるとかやべぇ。贅沢すぎて怖い。」とギルドマスターは信じられないような顔でシンジュを見たが、「問題無いよ」とシンジュから返事が返ってきたため、ギルドマスターは考えることを放棄し、言われたとおりに砂糖をまぶした。
その後全員の生地を入り切る分だけオーブンで焼いていく。
焼き上がりは15分程度待つだけだったので、その間にササッとホットミルクを作って待っていると焼き上がった。
オーブンを空けるとバターの香りがふわぁ~と広がった。
するとエメとギルドマスターがソワソワし始めたので、天板を取り出し温かいままのクッキーをお皿に乗せて提供すると、2人は一斉にアチッ、あちゅっと声を上げながらパクっと食べた。
「なにこりぇーーーおいちぃすぎる。」とエメが蕩けた笑顔で言うと、ギルドマスターは「じゃりじゃりしねぇクッキーなんて初めてだ。」とボソボソと呟いた。
その顔はエメと同じく蕩けており食べる手が止まらない様子だった。
シンジュはそんな2人を見て食べたい気持ちを我慢して、第2弾の焼く準備をしながら、
こんなに喜んでもらえてよかった。と安堵した。
やはり目分量は難しかった。コップを使いながら計量し、ほぼ同じ分量で3人ともにクッキーの生地を作ったが、エメのは柔らかくなりすぎて小麦を追加した。
逆にギルドマスターは水分が足りず生地がまとまりにくかった。
同じ種類でも味や硬さ、ボサボサ加減が違っていた。
また砂糖の種類によっても風味だけでなく食感が違うことに驚いた。ザクザクやザラザラと2種類の触感を楽しむことができた。他の砂糖も使ってどれが美味しいのか試してみたいと考えた。
その後第2弾を焼き上げると既に食べ終わってお皿を悲しく見つめる2人の元へ新しいクッキーを運ぶのだった。
楽しいおやつの時間を過ごしお昼を食べることなく夕食の時間になってしまった。
夕食は市場で買ったトロールの肉を使って作ることにした。
とりあえず鑑定魔法をかけてみると、
鑑定魔法
名前 トロールの肉
鮮度 朝採れ新鮮(下処理済みのため臭くない。)
料理 煮込み料理、低温でじっくり焼いても美味しい。
備考 どんなスパイスと合わせても美味しい。君が持ってるコリアンダーと合わせてみて。おすすめの部位はお腹だよ。お腹の脂肪は最高!腕や足は人間には硬いから何日も煮込むといいよ。
一度考えたシンジュはオーブンで低温で焼くことにした。
トロールのお腹がどこだから分からないけれど、脂が多そうな部位に塩とコリアンダー、ノビルを塗り込み一緒にじゃがいもやクレソンと一緒にオーブンに入れた。
低温だと1時間くらいかかるため、その間にミゾソバを茹でてトメートと塩だけで味付けしたサラダと、アイテムボックスにあったミルクをすべて使ってクレソンと芋のスープを作った。
久々に1人で全部作ったため時間がかかった。
実はシンジュの料理中、エメは嫌々ながらもギルドマスターに言い包められて竜化の練習をしに家の地下に行っていた。
地下はエメぐらいの竜なら竜化しても問題なく広く、練習にはもってこいの場所だったようだ。
ギルドマスター曰く、「この地下は防音魔法もかかっているからいくら騒いでも大丈夫だぞ?」と言っていた。
もともとは研究したりする場所だったようで火事にならないように防災対策もされていた。
今度から何か練習する時は地下を使うことが決まった。
もちろんスキルも地下を使うことになったため、今日皆が寝静まった後に地下で練習をしようとシンジュは決意したのだった。
その前にオーブンで焼いていたトロール肉が焼き上がったので3人でとろとろ柔らかなトロール料理を満喫するのだった。
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