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第一章 リンドウの街 編
四話 ノーパンの幼女、カレーは辛ぇものだと知る
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「この辺りにしますか」
ランプの明かりで照らしながら、月明かりはあるものの暗い森の奥へとしばらく進む二人。
木々がまるでその場を避けるかのような空間へと出てきた。
上空から射す月光が空間の中央に当たっており、神秘的な雰囲気を醸し出している。
アカツキは馬を一本の木に繋ぐと、馬に背負わせていた桶を取り外し、空間の切れ目に右手を突っ込む。
空間から飼い葉を取り出し、桶に入れて馬に与えた。
「ん~……むにゃ……いちごじゃ……ぐふふ」
いつの間にか気持ち良さそうに馬の背中で眠るルスカ。
口から流す涎の量と寝言から、何の夢を見ているのか一目瞭然だ。
アカツキはそこらに落ちている小枝や枯れ葉を集めると、ランプの明かりから火種を着けて、集めた小枝や枯れ葉を燃やし始めた。
「この静寂さはいつまで経っても慣れませんね」
パチパチと火が枯れ葉や枝を燃やす音がするし、時折風が森の木々の葉を揺らす音もする。
しかし、それも静寂に感じるのは、この世界に来てからずっと孤独を感じていたから。
アカツキの転移先は帝国の首都だった。
しかし、転移の儀式が行われた場所ではない。
突然、知らない街に放り込まれたのだ。
当時高校の制服を来ていたアカツキは、その珍しい服装故に目立った。
絡まれては逃げる、それの繰り返し。
帝国の貴族に拾われ囲われていた時も、ギルドのパーティーに入った時も、皆どこか壁を作っており孤独を感じていた。
「ぶえぇ~っくしょん!!」
背後から突然大きなくしゃみが聞こえ、アカツキの感じていた静寂を打ち破る。
「アカツキ、アカツキ!」
くしゃみの主が呼ぶ声にどこか安堵したような表情になるアカツキは、くしゃみの主の元へ行く。
「馬から降ろすのじゃ、アカツキ!」
くしゃみの主ルスカは、一応自力で馬から降りようと片足を伸ばすが全く届かず、片足をプラプラと揺らしながら、アカツキに助けを求めてきた。
「はい、どうぞ」
アカツキはルスカに向かって両手を差し出すと、胸に飛び込むように抱きついて、そのまま地面へと降ろした。
出会ってからまだ一日。
しかし、今自分に向かって屈託のない笑顔を見せる幼女に、この世界に来てから初めて暖かさを感じていた。
◇◇◇
「何をしておるのじゃ?」
「何って、夕食の準備ですよ?」
ルスカは眉間に皺を寄せながら、アカツキがかき混ぜている鍋の中を覗く。
「変な色じゃのう。それに匂いじゃ。鼻がツンとするのじゃ」
鍋の中には、茶色の液体が。
液体の中にはアカツキが“材料調達”で取り出した人参、ジャガイモ、玉ねぎ、そして、少量だが牛肉が入っている。
底が焦げないように鍋の中をお玉でかき混ぜ続けていた。
「少し味見しますか?」
「するのじゃ!」
アカツキは鍋から液体をほんの少しお玉に掬うと、皿に入れて、ルスカに手渡す。
小ぶりの鼻をひくひく動かし、何度も匂いを確認したあと、恐る恐る舌先につけてみる。
「か、か、辛いのじゃあ~!」
つけた舌先に軽い痺れを感じた後、ヒリヒリと痛みがやって来る。
我慢出来ずに馬ぶら下がる皮の水筒の蓋を抜き、喉の、口の中の辛みを取ろうと水を浴びるように飲んでいる。
空間の亀裂に手を突っ込み、目の前にある鍋に使った材料の一つを取り出して、アカツキは確認する。
──バラモントカレー《甘口》──
「これでも辛かったですか。次からはプリピュアカレーにでもしますか」
再び空間の亀裂にバラモントカレーをしまい、代わりに蜂蜜を取り出し鍋へと投入した。
◇◇◇
「はい、出来ましたよ」
ルスカの前に蜂蜜たっぷりのカレールーとパンが置かれる。
ライスは火が一つしかない為に今回は断念した。
木製のスプーンでカレールーを掬うと怪訝な顔をしながらジッと見ているのは、先程の事もあり警戒しているようだ。
少しとろみのあるルーはジャガイモと共に湯気が立ち、刺激のある匂いが鼻につく。
「熱いから気をつけてくださいね」
ルスカは、木製のスプーンに乗った茶色の液体に向け口を尖らし、フーッ、フーッと息を吹きかけ、その小さい口を目一杯大きく開けてスプーンを差し込む。
「んん~!」
ルスカの顔がパッと明るくなった。
「さっきのは辛かったが、これは上手いのじゃ。ちょっとピリッとするが、それがまたいい。
この黄色いのは芋じゃな? 芋はパサパサしとるから好きじゃないが、これはホクホクしてピリッとした辛さが、却って芋の甘みを増してるのじゃ」
ルスカはカレーを掬っては口に放り込む。
アカツキも食べるが甘過ぎて顔がひきつる。
「おかわりじゃ」
綺麗にさらえた皿を差し出してくるので、追加を入れてやると、一口も食べていないパンを見てアドバイスをしてやる。
「パンを浸けて、食べてみてください。柔らかくなりますよ」
アカツキの言葉に従い、パンにルーを浸けると固いパンにルーが染み込んでいき、一気にかぶりつく。
「んん~! これも美味しいのじゃ。固くて味気ないのに、柔らかくなり食べやすい。味もカレーが染みて一変するのじゃ」
ルスカは手を休める事なく、カレーを食べ続けた。
◇◇◇
「もう無理じゃ~」
結局四回おかわりしたルスカは、お腹を押さえながらその場で寝転ぶ。
鍋の中のカレーはキレイに無くなっていた。
「ほら、ルスカ。お手伝いしてくれるのでしょう?
片付けないと」
アカツキが寝転んでいるルスカの側に立ち見下ろす。
食べ過ぎてぽっこりお腹のルスカは、白樺の杖を支えに立ち上がるが、かなり苦しそうであった。
「うう……アカツキ、魔法で水を出すから今日は勘弁して欲しいのじゃ」
水は貴重である。
砂漠を抜けたと言ってもまだまだ旅の途中。
アカツキは水を入れる為、飼い葉が入っていた桶を取りに行った。
「仕方ないですね。今日だけですよ。あ、あまり強力な魔法は駄目ですよ」
ルスカは、ぽっこりのお腹を押さえながら喜びと苦しみの半々の表情をする。
“ウォータードロップ”
ルスカの人差し指の先に白い光が現れ、指を動かすと桶の真上で止まり、光からポタポタと水滴が垂れ始める。
落ちてくる水滴の数は増え続け、あっという間に桶を水で満たした。
この魔法、ルスカが喉を潤そうと砂漠で使って失敗した魔法である。
「魔法で作った水じゃから、魔法が切れれば消えるのじゃ。早くした方がいいのじゃ」
自分の失敗を棚上げするルスカ。アカツキは、鍋に水を入れそこに食器類を突っ込むと、タワシに似た物で力強く擦り、汚れを落としていった。
大方洗い終えたアカツキは、食器類を要らないボロ布で拭いていく。
食器類は木製である以上、水分は大敵である。
が、今日の水分は魔法だ。
魔法が切れれば消える。
放って置けばキレイに乾く事に二人は気づいていなかった。
「ありがとうございました、ルスカ」
ルスカの頭に手を乗せ撫でてやると、目を細めて実に嬉しそうな表情を見せた。
「さ、私が火の番をしているので、ルスカは寝てください」
それを聞いたルスカの頬は膨れていく。
「バカを言うななのじゃ、アカツキ! 火の番は順番じゃ。
しばらくしたら起こすのじゃ」
ルスカは不満な表情をしながら、その場に横になるとすぐにイビキをかきだす。
勇者パーティーにいた頃、ただの一度も火の番などしなかったが、それだけアカツキに対して対等でいたいと言うことなのだろうか? 寝ている表情は先程までと違い、とても満足そうに見えた。
ルスカが寝返りをうつと、服がめくれて下半身が丸出しになり、アカツキは苦笑いしつつも、自分のマントをかけてやった。
◇◇◇
翌朝。
結局ルスカを一度も起こさず夜を明かしたアカツキに対して、ルスカは激怒した。
「な、なんで起こさぬのじゃ! ワシは起こせと言ったはずじゃ! ワシじゃ頼りにならぬのか!?」
怒られるとは予想外だった。
ルスカの目線に合わすべく、しゃがんだアカツキの胸をポカポカ叩いてくる。その目にはうっすら涙が貯まっていた。
「す、すいません。ルスカの寝顔をずっと見ていたら、つい」
「な、なに!? ずっと見ていたのか?」
思わぬ答えを聞いたルスカの顔は、どんどん赤くなっていく。
もちろん、怒ってではない。
そっぽを向いて、顔をアカツキから反らした。
「つ、次からは、気をつけるのじゃ」
「わかりました。次はお願いしますね」
ルスカは腕組みしながら顔を横に向け、表情はわからないが、その口元は笑みをこぼしているように見えた。
ランプの明かりで照らしながら、月明かりはあるものの暗い森の奥へとしばらく進む二人。
木々がまるでその場を避けるかのような空間へと出てきた。
上空から射す月光が空間の中央に当たっており、神秘的な雰囲気を醸し出している。
アカツキは馬を一本の木に繋ぐと、馬に背負わせていた桶を取り外し、空間の切れ目に右手を突っ込む。
空間から飼い葉を取り出し、桶に入れて馬に与えた。
「ん~……むにゃ……いちごじゃ……ぐふふ」
いつの間にか気持ち良さそうに馬の背中で眠るルスカ。
口から流す涎の量と寝言から、何の夢を見ているのか一目瞭然だ。
アカツキはそこらに落ちている小枝や枯れ葉を集めると、ランプの明かりから火種を着けて、集めた小枝や枯れ葉を燃やし始めた。
「この静寂さはいつまで経っても慣れませんね」
パチパチと火が枯れ葉や枝を燃やす音がするし、時折風が森の木々の葉を揺らす音もする。
しかし、それも静寂に感じるのは、この世界に来てからずっと孤独を感じていたから。
アカツキの転移先は帝国の首都だった。
しかし、転移の儀式が行われた場所ではない。
突然、知らない街に放り込まれたのだ。
当時高校の制服を来ていたアカツキは、その珍しい服装故に目立った。
絡まれては逃げる、それの繰り返し。
帝国の貴族に拾われ囲われていた時も、ギルドのパーティーに入った時も、皆どこか壁を作っており孤独を感じていた。
「ぶえぇ~っくしょん!!」
背後から突然大きなくしゃみが聞こえ、アカツキの感じていた静寂を打ち破る。
「アカツキ、アカツキ!」
くしゃみの主が呼ぶ声にどこか安堵したような表情になるアカツキは、くしゃみの主の元へ行く。
「馬から降ろすのじゃ、アカツキ!」
くしゃみの主ルスカは、一応自力で馬から降りようと片足を伸ばすが全く届かず、片足をプラプラと揺らしながら、アカツキに助けを求めてきた。
「はい、どうぞ」
アカツキはルスカに向かって両手を差し出すと、胸に飛び込むように抱きついて、そのまま地面へと降ろした。
出会ってからまだ一日。
しかし、今自分に向かって屈託のない笑顔を見せる幼女に、この世界に来てから初めて暖かさを感じていた。
◇◇◇
「何をしておるのじゃ?」
「何って、夕食の準備ですよ?」
ルスカは眉間に皺を寄せながら、アカツキがかき混ぜている鍋の中を覗く。
「変な色じゃのう。それに匂いじゃ。鼻がツンとするのじゃ」
鍋の中には、茶色の液体が。
液体の中にはアカツキが“材料調達”で取り出した人参、ジャガイモ、玉ねぎ、そして、少量だが牛肉が入っている。
底が焦げないように鍋の中をお玉でかき混ぜ続けていた。
「少し味見しますか?」
「するのじゃ!」
アカツキは鍋から液体をほんの少しお玉に掬うと、皿に入れて、ルスカに手渡す。
小ぶりの鼻をひくひく動かし、何度も匂いを確認したあと、恐る恐る舌先につけてみる。
「か、か、辛いのじゃあ~!」
つけた舌先に軽い痺れを感じた後、ヒリヒリと痛みがやって来る。
我慢出来ずに馬ぶら下がる皮の水筒の蓋を抜き、喉の、口の中の辛みを取ろうと水を浴びるように飲んでいる。
空間の亀裂に手を突っ込み、目の前にある鍋に使った材料の一つを取り出して、アカツキは確認する。
──バラモントカレー《甘口》──
「これでも辛かったですか。次からはプリピュアカレーにでもしますか」
再び空間の亀裂にバラモントカレーをしまい、代わりに蜂蜜を取り出し鍋へと投入した。
◇◇◇
「はい、出来ましたよ」
ルスカの前に蜂蜜たっぷりのカレールーとパンが置かれる。
ライスは火が一つしかない為に今回は断念した。
木製のスプーンでカレールーを掬うと怪訝な顔をしながらジッと見ているのは、先程の事もあり警戒しているようだ。
少しとろみのあるルーはジャガイモと共に湯気が立ち、刺激のある匂いが鼻につく。
「熱いから気をつけてくださいね」
ルスカは、木製のスプーンに乗った茶色の液体に向け口を尖らし、フーッ、フーッと息を吹きかけ、その小さい口を目一杯大きく開けてスプーンを差し込む。
「んん~!」
ルスカの顔がパッと明るくなった。
「さっきのは辛かったが、これは上手いのじゃ。ちょっとピリッとするが、それがまたいい。
この黄色いのは芋じゃな? 芋はパサパサしとるから好きじゃないが、これはホクホクしてピリッとした辛さが、却って芋の甘みを増してるのじゃ」
ルスカはカレーを掬っては口に放り込む。
アカツキも食べるが甘過ぎて顔がひきつる。
「おかわりじゃ」
綺麗にさらえた皿を差し出してくるので、追加を入れてやると、一口も食べていないパンを見てアドバイスをしてやる。
「パンを浸けて、食べてみてください。柔らかくなりますよ」
アカツキの言葉に従い、パンにルーを浸けると固いパンにルーが染み込んでいき、一気にかぶりつく。
「んん~! これも美味しいのじゃ。固くて味気ないのに、柔らかくなり食べやすい。味もカレーが染みて一変するのじゃ」
ルスカは手を休める事なく、カレーを食べ続けた。
◇◇◇
「もう無理じゃ~」
結局四回おかわりしたルスカは、お腹を押さえながらその場で寝転ぶ。
鍋の中のカレーはキレイに無くなっていた。
「ほら、ルスカ。お手伝いしてくれるのでしょう?
片付けないと」
アカツキが寝転んでいるルスカの側に立ち見下ろす。
食べ過ぎてぽっこりお腹のルスカは、白樺の杖を支えに立ち上がるが、かなり苦しそうであった。
「うう……アカツキ、魔法で水を出すから今日は勘弁して欲しいのじゃ」
水は貴重である。
砂漠を抜けたと言ってもまだまだ旅の途中。
アカツキは水を入れる為、飼い葉が入っていた桶を取りに行った。
「仕方ないですね。今日だけですよ。あ、あまり強力な魔法は駄目ですよ」
ルスカは、ぽっこりのお腹を押さえながら喜びと苦しみの半々の表情をする。
“ウォータードロップ”
ルスカの人差し指の先に白い光が現れ、指を動かすと桶の真上で止まり、光からポタポタと水滴が垂れ始める。
落ちてくる水滴の数は増え続け、あっという間に桶を水で満たした。
この魔法、ルスカが喉を潤そうと砂漠で使って失敗した魔法である。
「魔法で作った水じゃから、魔法が切れれば消えるのじゃ。早くした方がいいのじゃ」
自分の失敗を棚上げするルスカ。アカツキは、鍋に水を入れそこに食器類を突っ込むと、タワシに似た物で力強く擦り、汚れを落としていった。
大方洗い終えたアカツキは、食器類を要らないボロ布で拭いていく。
食器類は木製である以上、水分は大敵である。
が、今日の水分は魔法だ。
魔法が切れれば消える。
放って置けばキレイに乾く事に二人は気づいていなかった。
「ありがとうございました、ルスカ」
ルスカの頭に手を乗せ撫でてやると、目を細めて実に嬉しそうな表情を見せた。
「さ、私が火の番をしているので、ルスカは寝てください」
それを聞いたルスカの頬は膨れていく。
「バカを言うななのじゃ、アカツキ! 火の番は順番じゃ。
しばらくしたら起こすのじゃ」
ルスカは不満な表情をしながら、その場に横になるとすぐにイビキをかきだす。
勇者パーティーにいた頃、ただの一度も火の番などしなかったが、それだけアカツキに対して対等でいたいと言うことなのだろうか? 寝ている表情は先程までと違い、とても満足そうに見えた。
ルスカが寝返りをうつと、服がめくれて下半身が丸出しになり、アカツキは苦笑いしつつも、自分のマントをかけてやった。
◇◇◇
翌朝。
結局ルスカを一度も起こさず夜を明かしたアカツキに対して、ルスカは激怒した。
「な、なんで起こさぬのじゃ! ワシは起こせと言ったはずじゃ! ワシじゃ頼りにならぬのか!?」
怒られるとは予想外だった。
ルスカの目線に合わすべく、しゃがんだアカツキの胸をポカポカ叩いてくる。その目にはうっすら涙が貯まっていた。
「す、すいません。ルスカの寝顔をずっと見ていたら、つい」
「な、なに!? ずっと見ていたのか?」
思わぬ答えを聞いたルスカの顔は、どんどん赤くなっていく。
もちろん、怒ってではない。
そっぽを向いて、顔をアカツキから反らした。
「つ、次からは、気をつけるのじゃ」
「わかりました。次はお願いしますね」
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