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第一章 リンドウの街 編
六話 パンツを履けた幼女、青年にパンツを洗われる
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「アカツキ、アカツキ」
考え事をしていたアカツキのズボンを、ルスカが引っ張り訴えてきた。
「どうかしましたか? ルスカ」
「トイレ行きたいのじゃ」
足をモジモジと動かし我慢している様子のルスカ。
もし、万が一こんな通りで漏らしてしまったら注目の的である。
そうなると、先ほどの服屋の時みたいに、ルスカの事で下手な言い訳をしなくてはならない。
アカツキは、辺りをキョロキョロ見回すと宿らしき看板を発見する。
ルスカの両脇を手で持ち上げ、宿らしき看板目掛けて走りだす。
──酒と宿の店 セリー──
看板の文字を確認したアカツキは、店へと駆け込む。
「すいません、トイレ貸してください!」
「ほへっ? あ、え?」
店へと入ったアカツキは、頭に白いリボンをつけ、肩まで伸びた茶色の髪の受付の少女に、トイレを貸してと訴えるが、少女は突然の事に呆けている。
「あ、あのトイレを……」
「アカツキ~、漏れそうじゃ~」
再度訴えるアカツキに、限界近そうなルスカ。
その様子にようやく少女は気づいた。
「あ、トイレはその横ですぅ」
受付の少女の間延びした声に素早く反応したアカツキは、扉を開けて、ルスカをトイレに入れるとすぐに扉を閉めた。
「ふぅー。あ、お嬢さん」
「ほへっ? わ、わたしですかぁ?」
ボーッとアカツキ達の様子を見ていた受付の少女に声をかける。
「慌てていたので、馬を忘れてしまいました。ちょっと取りに行くので、トイレにいる子が出てきたらここで待つように伝えて貰えませんか?」
「は、はい。わかりましたぁ」
少女にルスカの事をお願いして、アカツキは宿から出ていった後、しばらくすると、トイレの扉が開き中からルスカが出てくる。
「アカツキ~、新しいパンツ欲しいのじゃ~」
大惨事は回避したルスカ。
しかし、アカツキからの返事は帰って来ず代わりに受付の少女がやって来た。
「さっきの男の人なら、馬を取りに行くって出て行ったよぉ」
少女がそう言うと、ルスカは困った顔をする。
大惨事は免れたが小惨事は免れておらず、股の間をモジモジしていた。
その様子にピンと来た少女は、完全にルスカを年下扱いし、膝を曲げ、目線を合わせて話かけてくる。
「えっと……お名前は何て言うのぉ?」
「ルスカじゃ」
「ルスカちゃん、良かったらお姉さんのパンツ履くぅ?」
まだまだ幼い少女に年下扱いされれば、本来のルスカなら激怒しそうだが、今はそれどころではない。
緊急の事態である。
「グリゼのパンツ?」
「やだぁ、そんなお子様パンツじゃないよぉ」
「それだったら、いらんのじゃ!」
グリゼのパンツにこだわるルスカはプイッと横を向くと、少女は困った表情をする。
そこに宿の入り口の扉を開けてアカツキが戻ってきた。
「あ! アカツキ~」
小走りでアカツキに駆けよると、足にしがみついて上目遣いで訴える。
「アカツキ~、新しいパンツ出してなのじゃ~」
「え? 間に合わなかったのですか?」
「ちょっとだけじゃ」とか「このままでも問題ないが、気持ち悪いからじゃ」などと言い訳を必死に言うので、真新しいパンツを渡してトイレで着替えるように伝えた。
ルスカが再びトイレに籠っている間にアカツキは、店を見回す。
間違いなくここは宿屋のようで、受付のカウンターの隣には二階へと上がる石の階段になっており、隣の部屋は食堂のようだ。
改めて、受付の少女を見ると、背も低く顔立ちも幼い。どう見積もっても十歳くらいだろう。恐らく親子で経営しているのではないかと推測できる。
「お嬢さん、ここは宿ですよね? 部屋空いてますか?」
ルスカが着替えている間に、受付の少女に話かける。
「はい。一部屋なら空いてますよぉ。一泊銅貨五枚ですぅ。良ければこちらにお名前を記入して欲しいのぉ」
決して安くはないが高くもない。
宿帳に自分とルスカの名前を書いていく。
「あれぇ? あの子と名前がぁ……」
先ほどの服屋の件もあり、親子で通そうと思った矢先に思わず本名で書いてしまっていた。
「実は、私はあの子の従者なんです。ほら、あの子、私の事を“アカツキ”って呼んだでしょ」
苦し紛れの嘘に少女は首を捻り考える素振りを見せる。そして、何かに気づいたようだ。
「そう言えば、ちょっと我が儘っぽいですもんねぇ。大変でしょう、あの子の従者はぁ」
嘘を信じてくれたみたいだが、申し訳なさからアカツキは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「アカツキ~、これ~」
着替えを終えたルスカは、アカツキの側に行くと今まで履いていたパンツを摘まんで差し出してくる。
アイテムボックスを兼ねている“材料調達”のスキルの空間には食材が、ルスカの荷袋の中には本が、手元の袋には先ほど買った真新しい服が入っているのに、何処に仕舞えと言うのか。
「ルスカ。それは自分で持ちなさい。今、宿を取ったので、すぐそこまでですから」
そう言われ口を尖らし、不満気な顔をするルスカ。
「それじゃ部屋まで案内しますぅ。あ、水は裏庭からどうぞ。それと、食事は一階で出来ますからぁ」
受付の少女がカウンター内から鍵を取り出すと、横にある階段を登って二階へと向かう。
二人も少女の後をついて行くと、二階へと上がった正面の扉を開けて、部屋の中へと誘導した。
部屋の真ん中に置かれたベッドは綺麗な白いシーツがされており、この宿屋の意識の高さが伺える。
他にはテーブルと二脚の椅子、備え付けられたクローゼットとトイレがあるだけの部屋だった。
「出かける時、鍵は必ずかけてくださいねぇ。あと、お湯とランプは各銅貨一枚ですぅ」
少女はそう言うと、一階へと降りていく。
「ルスカ。すいませんが、また水をお願いできませんか? 洗濯をしないといけませんから」
アカツキは荷物をクローゼットへとしまうと、桶を用意してトイレへと向かう。
万一、水を溢さないようにするためだ。
続いてルスカの持っていたパンツを受け取り桶に入れた。
ルスカは白樺の杖を桶の上に傾ける。
“ウォータードロップ”
杖の先に白い光が輝くと、ポタポタと水滴が落ちていく。
その量は増えていき、桶の中に水が溜まりルスカのパンツがプカプカと浮いていた。
桶の前に座り、水が床に零れないようにアカツキは、丁寧に慎重にパンツを洗う。
その様子を見ていたルスカは、部屋の中を彷徨いて落ち着きがない。
「どうかしましたか、ルスカ?」
自分の後ろをチョロチョロ歩くルスカが視界の端に入り、声をかけたのだが、ルスカは何も言わない。
「ルスカ?」
気になり後ろを振り返ってみると、ルスカの顔は真っ赤になっていた。
「ちょっと! ルスカ、大丈夫ですか?」
「…………じゃ」
「え? 何ですか?」
風邪でも引いたのかと、洗濯の手を止め近づいて声をかけるが、小声で何を言っているのかわからず、益々心配になる。
「ぱ、パンツを人に洗われるのが、こんなに恥ずかしいとは思わなかったのじゃ!!」
声に出すと、却って恥ずかしくなり顔は益々赤くなっていく。
アカツキは優しく見守るような目をしながら、笑顔でルスカの両肩をしっかり掴み顔を近づけ、自分の気持ちを伝える。
「ルスカ。恥ずかしいのは私の方ですよ」
至極当然の話である。元の世界で妹の世話は、よくしてきたが、ルスカは他人だ。別に意識しているわけではないが、パンツを洗っている自分の姿が恥ずかしい。
「う、うむ。ありがとうございますなのじゃ」
アカツキの顔は笑っていて、優しい目をしているが、心が笑っていない。そう感じたルスカは、体をブルッと震わし、おかしなお礼を言う。
「今度から気をつけて下さいね」
「う、うむ。善処するのじゃ」
ルスカ・シャウザード。
大賢者と呼ばれ、前回の魔王アドメラルクを倒した一人。年齢三百歳以上。
ただ今、お漏らしをしないように善処中。
考え事をしていたアカツキのズボンを、ルスカが引っ張り訴えてきた。
「どうかしましたか? ルスカ」
「トイレ行きたいのじゃ」
足をモジモジと動かし我慢している様子のルスカ。
もし、万が一こんな通りで漏らしてしまったら注目の的である。
そうなると、先ほどの服屋の時みたいに、ルスカの事で下手な言い訳をしなくてはならない。
アカツキは、辺りをキョロキョロ見回すと宿らしき看板を発見する。
ルスカの両脇を手で持ち上げ、宿らしき看板目掛けて走りだす。
──酒と宿の店 セリー──
看板の文字を確認したアカツキは、店へと駆け込む。
「すいません、トイレ貸してください!」
「ほへっ? あ、え?」
店へと入ったアカツキは、頭に白いリボンをつけ、肩まで伸びた茶色の髪の受付の少女に、トイレを貸してと訴えるが、少女は突然の事に呆けている。
「あ、あのトイレを……」
「アカツキ~、漏れそうじゃ~」
再度訴えるアカツキに、限界近そうなルスカ。
その様子にようやく少女は気づいた。
「あ、トイレはその横ですぅ」
受付の少女の間延びした声に素早く反応したアカツキは、扉を開けて、ルスカをトイレに入れるとすぐに扉を閉めた。
「ふぅー。あ、お嬢さん」
「ほへっ? わ、わたしですかぁ?」
ボーッとアカツキ達の様子を見ていた受付の少女に声をかける。
「慌てていたので、馬を忘れてしまいました。ちょっと取りに行くので、トイレにいる子が出てきたらここで待つように伝えて貰えませんか?」
「は、はい。わかりましたぁ」
少女にルスカの事をお願いして、アカツキは宿から出ていった後、しばらくすると、トイレの扉が開き中からルスカが出てくる。
「アカツキ~、新しいパンツ欲しいのじゃ~」
大惨事は回避したルスカ。
しかし、アカツキからの返事は帰って来ず代わりに受付の少女がやって来た。
「さっきの男の人なら、馬を取りに行くって出て行ったよぉ」
少女がそう言うと、ルスカは困った顔をする。
大惨事は免れたが小惨事は免れておらず、股の間をモジモジしていた。
その様子にピンと来た少女は、完全にルスカを年下扱いし、膝を曲げ、目線を合わせて話かけてくる。
「えっと……お名前は何て言うのぉ?」
「ルスカじゃ」
「ルスカちゃん、良かったらお姉さんのパンツ履くぅ?」
まだまだ幼い少女に年下扱いされれば、本来のルスカなら激怒しそうだが、今はそれどころではない。
緊急の事態である。
「グリゼのパンツ?」
「やだぁ、そんなお子様パンツじゃないよぉ」
「それだったら、いらんのじゃ!」
グリゼのパンツにこだわるルスカはプイッと横を向くと、少女は困った表情をする。
そこに宿の入り口の扉を開けてアカツキが戻ってきた。
「あ! アカツキ~」
小走りでアカツキに駆けよると、足にしがみついて上目遣いで訴える。
「アカツキ~、新しいパンツ出してなのじゃ~」
「え? 間に合わなかったのですか?」
「ちょっとだけじゃ」とか「このままでも問題ないが、気持ち悪いからじゃ」などと言い訳を必死に言うので、真新しいパンツを渡してトイレで着替えるように伝えた。
ルスカが再びトイレに籠っている間にアカツキは、店を見回す。
間違いなくここは宿屋のようで、受付のカウンターの隣には二階へと上がる石の階段になっており、隣の部屋は食堂のようだ。
改めて、受付の少女を見ると、背も低く顔立ちも幼い。どう見積もっても十歳くらいだろう。恐らく親子で経営しているのではないかと推測できる。
「お嬢さん、ここは宿ですよね? 部屋空いてますか?」
ルスカが着替えている間に、受付の少女に話かける。
「はい。一部屋なら空いてますよぉ。一泊銅貨五枚ですぅ。良ければこちらにお名前を記入して欲しいのぉ」
決して安くはないが高くもない。
宿帳に自分とルスカの名前を書いていく。
「あれぇ? あの子と名前がぁ……」
先ほどの服屋の件もあり、親子で通そうと思った矢先に思わず本名で書いてしまっていた。
「実は、私はあの子の従者なんです。ほら、あの子、私の事を“アカツキ”って呼んだでしょ」
苦し紛れの嘘に少女は首を捻り考える素振りを見せる。そして、何かに気づいたようだ。
「そう言えば、ちょっと我が儘っぽいですもんねぇ。大変でしょう、あの子の従者はぁ」
嘘を信じてくれたみたいだが、申し訳なさからアカツキは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「アカツキ~、これ~」
着替えを終えたルスカは、アカツキの側に行くと今まで履いていたパンツを摘まんで差し出してくる。
アイテムボックスを兼ねている“材料調達”のスキルの空間には食材が、ルスカの荷袋の中には本が、手元の袋には先ほど買った真新しい服が入っているのに、何処に仕舞えと言うのか。
「ルスカ。それは自分で持ちなさい。今、宿を取ったので、すぐそこまでですから」
そう言われ口を尖らし、不満気な顔をするルスカ。
「それじゃ部屋まで案内しますぅ。あ、水は裏庭からどうぞ。それと、食事は一階で出来ますからぁ」
受付の少女がカウンター内から鍵を取り出すと、横にある階段を登って二階へと向かう。
二人も少女の後をついて行くと、二階へと上がった正面の扉を開けて、部屋の中へと誘導した。
部屋の真ん中に置かれたベッドは綺麗な白いシーツがされており、この宿屋の意識の高さが伺える。
他にはテーブルと二脚の椅子、備え付けられたクローゼットとトイレがあるだけの部屋だった。
「出かける時、鍵は必ずかけてくださいねぇ。あと、お湯とランプは各銅貨一枚ですぅ」
少女はそう言うと、一階へと降りていく。
「ルスカ。すいませんが、また水をお願いできませんか? 洗濯をしないといけませんから」
アカツキは荷物をクローゼットへとしまうと、桶を用意してトイレへと向かう。
万一、水を溢さないようにするためだ。
続いてルスカの持っていたパンツを受け取り桶に入れた。
ルスカは白樺の杖を桶の上に傾ける。
“ウォータードロップ”
杖の先に白い光が輝くと、ポタポタと水滴が落ちていく。
その量は増えていき、桶の中に水が溜まりルスカのパンツがプカプカと浮いていた。
桶の前に座り、水が床に零れないようにアカツキは、丁寧に慎重にパンツを洗う。
その様子を見ていたルスカは、部屋の中を彷徨いて落ち着きがない。
「どうかしましたか、ルスカ?」
自分の後ろをチョロチョロ歩くルスカが視界の端に入り、声をかけたのだが、ルスカは何も言わない。
「ルスカ?」
気になり後ろを振り返ってみると、ルスカの顔は真っ赤になっていた。
「ちょっと! ルスカ、大丈夫ですか?」
「…………じゃ」
「え? 何ですか?」
風邪でも引いたのかと、洗濯の手を止め近づいて声をかけるが、小声で何を言っているのかわからず、益々心配になる。
「ぱ、パンツを人に洗われるのが、こんなに恥ずかしいとは思わなかったのじゃ!!」
声に出すと、却って恥ずかしくなり顔は益々赤くなっていく。
アカツキは優しく見守るような目をしながら、笑顔でルスカの両肩をしっかり掴み顔を近づけ、自分の気持ちを伝える。
「ルスカ。恥ずかしいのは私の方ですよ」
至極当然の話である。元の世界で妹の世話は、よくしてきたが、ルスカは他人だ。別に意識しているわけではないが、パンツを洗っている自分の姿が恥ずかしい。
「う、うむ。ありがとうございますなのじゃ」
アカツキの顔は笑っていて、優しい目をしているが、心が笑っていない。そう感じたルスカは、体をブルッと震わし、おかしなお礼を言う。
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