62 / 249
第三章 迫る因果編
十話 幼女、再び激昂する
しおりを挟む
倒れ込んだ状態で、しかも剣を手放してしまったアカツキに対して、フォレストタイガーは低く唸りながら涎をダラダラと垂れ流して今にも襲いかかれるように身体を低くして溜めを作っていた。
直ぐには襲って来ないのは、アカツキが左右どちらに動いて逃がさない為だろうか。
アカツキにもそれが分かっているのか体が動かず、膠着状態になっていた。
だが、それも長くは続かない。
アカツキの受けた胸の傷から血が止まらないのだ。
このまま出血が続けば、動くどころか死んでしまう。
背中に背負った死の恐怖にアカツキは震える身体を抑え込む。
動いても死、動かなくても死という極限状態にありながら、アカツキは先日誓った決意を思い出す。
死の運命に最後まで抵抗する!
アカツキの横の空間に亀裂が入り、アカツキは右手を差し入れる。
それと同時にフォレストタイガーも逃がさぬように爪ではなく噛みつく事を選択し、大きな口を開けて襲いかかってきた。
アカツキが亀裂から取り出したのは革袋。そして、中身を襲いかかってくるフォレストタイガーの大口に向かって撒き散らした。
しかしフォレストタイガーの勢いは止まらずアカツキを押し倒して、その口で噛みつく──その刹那。
フォレストタイガーは、声にならない声をあげて地面を転がり出した。
アカツキが投げたものは以前ゴッツォに貰った“火炎ペッパー”。
袋に溜まった揮発性の刺激臭もろともぶっかけたのである。
これにはフォレストタイガーも耐えられず、最早アカツキどころじゃない。
揮発性の刺激臭は、アカツキの傷にも響く。只でさえ深い傷を更に開かれた気分になる。
だが、余裕を見せていたフォレストタイガーとは違って、アカツキは既に覚悟を決めていた。
素早く手放した剣を拾うと、フォレストタイガーの元に行き一気に振り下ろす。
しかし、運悪く剣は暴れる爪に当たり、簡単に折れてしまった。
このままフォレストタイガーが逃げてくれればいいが、その保障はどこにもない。
アカツキは、アイテムボックスを開きながら思いきってマウントを取る。
アイテムボックスから取り出したのは、アカツキ最大の武器。
力を込めて、アカツキは首もと目掛けて振り下ろす。
鮮血が飛び散りアカツキにかかる。しかし、お構いなしにアカツキは何度も何度も振り下ろす。
肉を突き刺すとそれに抗い反発する感触が手に残り、断末魔が耳にこびりつく。やがて刺しても抵抗が感じられなくなると同じくしてアカツキ最大の武器も折れた。
マウントの状態から立ち上がり、覚束ない足取りでフォレストタイガーの亡骸から離れると、震える手を押さえながら木に、もたれかかる。
「はぁ……」
ズルズルと木を背に地面へ、へたりこんでしまったアカツキの耳に、遠くからルスカとアイシャの声が入る。
「アカツキー!!」
「アカツキさん、大丈夫ですか!?」
アカツキを見つけたルスカとアイシャは駆け寄ってくると、二人の顔は血だらけのアカツキの体を見て蒼白になる。
「アカツキ、傷を見せるのじゃ!」
「ルスカ……私はもう駄目です……」
「何を馬鹿な事言ってるのじゃ! 嫌じゃ、ワシを一人にするな!」
弱気な表情のアカツキに、ルスカは叱咤激励するが目に覇気が戻らない。
「私の……私の……」
「へ? 何じゃ?」
「私の包丁が折れました。立ち直れません……」
ルスカとアイシャは考えが追いつかず、しばらく黙ってしまう。
「あれ? 何か目が……イタタタッ!」
「アカツキ、これって……うー、痛いのじゃ……」
初めはアカツキの心配で気にならなかったが、正気に戻った瞬間、辺りに撒かれた“火炎パウダー”で目が痛み出す二人。
アカツキはアカツキで長年愛用していた包丁を失ったショックなのか、傷の痛みのせいか気を失ってしまう。
「!! アカツキ! すまぬ、アイシャ。アカツキ運ぶのを手伝って欲しいのじゃ! うー、目が……我慢、我慢じゃ」
「はい! ってイタタタッ」
二人は目の痛みに堪えながら、“火炎パウダー”の被害の少ない場所へとアカツキの身体を移した。
◇◇◇
「うっ……」
「あ! 気付いたのじゃ!」
フォレストタイガーと戦っていた時は、まだ日が高かったが目を覚ましたアカツキが見たのは、暗闇の中でパチパチと音を鳴らす焚き火による明かりに写るアイシャとルスカの二人。
倒れたアカツキの治療の為に一度移動すると、返り血にまみれたアカツキの服を脱がしてルスカが魔法をかける。
“キュアヒール”
白樺の杖の先に空色の光が集まり、アカツキの胸の傷の上に置く。
空色の光に包まれた傷からは、血が流れるのが止まるとゆっくりと時間をかけて癒していく。
急激に傷を治す魔法もあるが、アカツキの体力を考えてゆっくり治す方法を選択した。
「アカツキ、傷はまだ、痛むのじゃ?」
「傷?」
そう言えば胸に深い傷を負わされたなと思い出すが、それほど痛みはなくアカツキは体を起こし立ち上がろうとする。
しかし、眩暈が激しく足にも力が入らない。
「まだ無茶なのじゃ。多く血を失ったのじゃ、無理するな。魔法で血までは作れぬし」
「しかし、早く行かなければ……」
アカツキは近くの木を支えに再び立ち上がろうと試みる。
「ルスカ様の言う通りですよ! 無茶はいけません!」
「そうじゃ、元々アイシャのせいなのじゃ。遅れて既に解決して報酬が入らなくてもアイシャが悪いのじゃ」
「早く、早く首都に行って新しい包丁を買わねば……」
ただアイシャはアカツキを心配し、ルスカはアイシャのせいだと言い張り、アカツキは包丁の心配をする。
三者三様、それぞれの思いは異なっていた。
「はぁ……死ぬ寸前だったんですよ。包丁なんて後でいくらでも買えばいいじゃないですか」
「馬鹿な! 長く使うことで手に馴染み使いやすくなるのですよ!」
アイシャは開いた口が塞がらず心配するのも馬鹿らしくなってくる。
だが、ルスカだけは違う。
アカツキに迫る死の因果を知るルスカは、本当にこのままアカツキが死ぬのではないかと治療をしていても不安に駆られたのだ。
「お願いじゃ。養生して欲しいのじゃ」
今にも泣きそうなルスカが顔を覗きこんでくると、本当に不安にさせたのだなと、アカツキはルスカの目尻を指で拭い、ルスカの背に腕を回し抱き締めた。
端で見ていたアイシャは、完全に場違いな空気に居たたまれず、ただ黙って焚き火の揺れる火を眺めていた。
◇◇◇
まだ、朝靄のかかる中、焚き火を始末して三人は出発する。
「アカツキ、無茶は駄目なのじゃ」
「大丈夫ですよ、馬を扱うくらい」
アカツキは強がって見せるが、馬に乗る際に何度も鐙を踏み外す。
特に傷に響くわけではないが、馬の揺れは時折眩暈をひどくする。
三人を乗せた二頭の馬はグルメールに向けてゆっくりと進む。
フォレストタイガーに追われた間、馬を飛ばした為か、朝靄が晴れる頃には街道の先にグルメールが見え始めた。
「もうすぐですね。早くベッドで休みたいです」
何だかんだ言ってもアイシャもフォレストタイガーを一頭仕留めている。
疲れがないはずはなかった。
昼前には街の城門へと辿り着き、城兵に検査を受けた三人は、まずは宿屋をとキョロキョロしながら街を闊歩する。
「アカツキ、ヤヨイーの様子見に行くのじゃ。そろそろ魔法を使っても大丈夫な筈じゃ」
「えー、先に宿屋に寄りましょうよ、ルスカ様ぁ」
すぐにでも宿屋のベッドでぐっすりと寝たいアイシャだったが、反対され渋々ついていく事にした。
城の中庭に建てられた筈の保護施設にヤヨイは居るはずだと、街の中心にある城へと向かって行く。
気のせいだろうか、アカツキは街の人々から視線を感じていた。
城の門前へと辿り着いたルスカ達は、城の現状に唖然となる。
どうりで先ほどから街中から視線を受けていると、アカツキは思った。
「な、な、な、なんなのじゃこれは~~!!」
ルスカは大きな奇声を上げる。
それは城の表側の外壁にデカデカと飾られた自分の肖像画。
街の人達は常日頃から、肖像画が目に入るだろう。
その肖像画本人が街中を歩けば、本人だとは思わなくても似た人程度には気に留めてしまう。
「ワズ大公め!! もう許さんのじゃ!!」
顔を真っ赤にしたルスカは眉を吊り上げ、白樺の杖を振り回して怒りを露にするのだった。
直ぐには襲って来ないのは、アカツキが左右どちらに動いて逃がさない為だろうか。
アカツキにもそれが分かっているのか体が動かず、膠着状態になっていた。
だが、それも長くは続かない。
アカツキの受けた胸の傷から血が止まらないのだ。
このまま出血が続けば、動くどころか死んでしまう。
背中に背負った死の恐怖にアカツキは震える身体を抑え込む。
動いても死、動かなくても死という極限状態にありながら、アカツキは先日誓った決意を思い出す。
死の運命に最後まで抵抗する!
アカツキの横の空間に亀裂が入り、アカツキは右手を差し入れる。
それと同時にフォレストタイガーも逃がさぬように爪ではなく噛みつく事を選択し、大きな口を開けて襲いかかってきた。
アカツキが亀裂から取り出したのは革袋。そして、中身を襲いかかってくるフォレストタイガーの大口に向かって撒き散らした。
しかしフォレストタイガーの勢いは止まらずアカツキを押し倒して、その口で噛みつく──その刹那。
フォレストタイガーは、声にならない声をあげて地面を転がり出した。
アカツキが投げたものは以前ゴッツォに貰った“火炎ペッパー”。
袋に溜まった揮発性の刺激臭もろともぶっかけたのである。
これにはフォレストタイガーも耐えられず、最早アカツキどころじゃない。
揮発性の刺激臭は、アカツキの傷にも響く。只でさえ深い傷を更に開かれた気分になる。
だが、余裕を見せていたフォレストタイガーとは違って、アカツキは既に覚悟を決めていた。
素早く手放した剣を拾うと、フォレストタイガーの元に行き一気に振り下ろす。
しかし、運悪く剣は暴れる爪に当たり、簡単に折れてしまった。
このままフォレストタイガーが逃げてくれればいいが、その保障はどこにもない。
アカツキは、アイテムボックスを開きながら思いきってマウントを取る。
アイテムボックスから取り出したのは、アカツキ最大の武器。
力を込めて、アカツキは首もと目掛けて振り下ろす。
鮮血が飛び散りアカツキにかかる。しかし、お構いなしにアカツキは何度も何度も振り下ろす。
肉を突き刺すとそれに抗い反発する感触が手に残り、断末魔が耳にこびりつく。やがて刺しても抵抗が感じられなくなると同じくしてアカツキ最大の武器も折れた。
マウントの状態から立ち上がり、覚束ない足取りでフォレストタイガーの亡骸から離れると、震える手を押さえながら木に、もたれかかる。
「はぁ……」
ズルズルと木を背に地面へ、へたりこんでしまったアカツキの耳に、遠くからルスカとアイシャの声が入る。
「アカツキー!!」
「アカツキさん、大丈夫ですか!?」
アカツキを見つけたルスカとアイシャは駆け寄ってくると、二人の顔は血だらけのアカツキの体を見て蒼白になる。
「アカツキ、傷を見せるのじゃ!」
「ルスカ……私はもう駄目です……」
「何を馬鹿な事言ってるのじゃ! 嫌じゃ、ワシを一人にするな!」
弱気な表情のアカツキに、ルスカは叱咤激励するが目に覇気が戻らない。
「私の……私の……」
「へ? 何じゃ?」
「私の包丁が折れました。立ち直れません……」
ルスカとアイシャは考えが追いつかず、しばらく黙ってしまう。
「あれ? 何か目が……イタタタッ!」
「アカツキ、これって……うー、痛いのじゃ……」
初めはアカツキの心配で気にならなかったが、正気に戻った瞬間、辺りに撒かれた“火炎パウダー”で目が痛み出す二人。
アカツキはアカツキで長年愛用していた包丁を失ったショックなのか、傷の痛みのせいか気を失ってしまう。
「!! アカツキ! すまぬ、アイシャ。アカツキ運ぶのを手伝って欲しいのじゃ! うー、目が……我慢、我慢じゃ」
「はい! ってイタタタッ」
二人は目の痛みに堪えながら、“火炎パウダー”の被害の少ない場所へとアカツキの身体を移した。
◇◇◇
「うっ……」
「あ! 気付いたのじゃ!」
フォレストタイガーと戦っていた時は、まだ日が高かったが目を覚ましたアカツキが見たのは、暗闇の中でパチパチと音を鳴らす焚き火による明かりに写るアイシャとルスカの二人。
倒れたアカツキの治療の為に一度移動すると、返り血にまみれたアカツキの服を脱がしてルスカが魔法をかける。
“キュアヒール”
白樺の杖の先に空色の光が集まり、アカツキの胸の傷の上に置く。
空色の光に包まれた傷からは、血が流れるのが止まるとゆっくりと時間をかけて癒していく。
急激に傷を治す魔法もあるが、アカツキの体力を考えてゆっくり治す方法を選択した。
「アカツキ、傷はまだ、痛むのじゃ?」
「傷?」
そう言えば胸に深い傷を負わされたなと思い出すが、それほど痛みはなくアカツキは体を起こし立ち上がろうとする。
しかし、眩暈が激しく足にも力が入らない。
「まだ無茶なのじゃ。多く血を失ったのじゃ、無理するな。魔法で血までは作れぬし」
「しかし、早く行かなければ……」
アカツキは近くの木を支えに再び立ち上がろうと試みる。
「ルスカ様の言う通りですよ! 無茶はいけません!」
「そうじゃ、元々アイシャのせいなのじゃ。遅れて既に解決して報酬が入らなくてもアイシャが悪いのじゃ」
「早く、早く首都に行って新しい包丁を買わねば……」
ただアイシャはアカツキを心配し、ルスカはアイシャのせいだと言い張り、アカツキは包丁の心配をする。
三者三様、それぞれの思いは異なっていた。
「はぁ……死ぬ寸前だったんですよ。包丁なんて後でいくらでも買えばいいじゃないですか」
「馬鹿な! 長く使うことで手に馴染み使いやすくなるのですよ!」
アイシャは開いた口が塞がらず心配するのも馬鹿らしくなってくる。
だが、ルスカだけは違う。
アカツキに迫る死の因果を知るルスカは、本当にこのままアカツキが死ぬのではないかと治療をしていても不安に駆られたのだ。
「お願いじゃ。養生して欲しいのじゃ」
今にも泣きそうなルスカが顔を覗きこんでくると、本当に不安にさせたのだなと、アカツキはルスカの目尻を指で拭い、ルスカの背に腕を回し抱き締めた。
端で見ていたアイシャは、完全に場違いな空気に居たたまれず、ただ黙って焚き火の揺れる火を眺めていた。
◇◇◇
まだ、朝靄のかかる中、焚き火を始末して三人は出発する。
「アカツキ、無茶は駄目なのじゃ」
「大丈夫ですよ、馬を扱うくらい」
アカツキは強がって見せるが、馬に乗る際に何度も鐙を踏み外す。
特に傷に響くわけではないが、馬の揺れは時折眩暈をひどくする。
三人を乗せた二頭の馬はグルメールに向けてゆっくりと進む。
フォレストタイガーに追われた間、馬を飛ばした為か、朝靄が晴れる頃には街道の先にグルメールが見え始めた。
「もうすぐですね。早くベッドで休みたいです」
何だかんだ言ってもアイシャもフォレストタイガーを一頭仕留めている。
疲れがないはずはなかった。
昼前には街の城門へと辿り着き、城兵に検査を受けた三人は、まずは宿屋をとキョロキョロしながら街を闊歩する。
「アカツキ、ヤヨイーの様子見に行くのじゃ。そろそろ魔法を使っても大丈夫な筈じゃ」
「えー、先に宿屋に寄りましょうよ、ルスカ様ぁ」
すぐにでも宿屋のベッドでぐっすりと寝たいアイシャだったが、反対され渋々ついていく事にした。
城の中庭に建てられた筈の保護施設にヤヨイは居るはずだと、街の中心にある城へと向かって行く。
気のせいだろうか、アカツキは街の人々から視線を感じていた。
城の門前へと辿り着いたルスカ達は、城の現状に唖然となる。
どうりで先ほどから街中から視線を受けていると、アカツキは思った。
「な、な、な、なんなのじゃこれは~~!!」
ルスカは大きな奇声を上げる。
それは城の表側の外壁にデカデカと飾られた自分の肖像画。
街の人達は常日頃から、肖像画が目に入るだろう。
その肖像画本人が街中を歩けば、本人だとは思わなくても似た人程度には気に留めてしまう。
「ワズ大公め!! もう許さんのじゃ!!」
顔を真っ赤にしたルスカは眉を吊り上げ、白樺の杖を振り回して怒りを露にするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる