76 / 249
閑話
エレク湖の湖畔にて、しばしの休息 その壱
しおりを挟む
いつものアカツキ達一行の他にエリー達ファーマーギルドの“茨の道”と“姫とお供たち”、流星とカホは、ファーマーの街とアイルの街の間にあるエレク湖に来ていた。
何故、エレク湖に来たのかと言うと、話は一時間前に遡る。
◇◇◇
アカツキ達はワズ大公からゴブリンとの関係の改善を取り付けた流星達と一度別れた後、怪我人を搬送するためにとゴブリンの洞窟までの案内を任される。
再び合流したアカツキ達と流星達は、怪我人とゴブリン達を連れてファーマーに戻り、ゴブリン達をワズ大公に預けたアカツキ達は、服を新調するために服屋へと向かっていた。
「大きい街とはいえ、数日前まで荒れていましたから、品揃えは期待出来ませんが、やむを得ませんね。私もルスカも服が破れたままというわけにはいきませんから」
「なぁ、田代。そのボロボロになった服、くれよ。ゴブリン達が掃除に使うからさぁ」
流星が手を合わせて頼み込むが、アカツキの顔は眉をひそめていた。
「何を言っているのですか。後で繕って洗ってまた着るに決まってるでしょう」
「お前、おばあちゃんか」
アカツキと流星のやり取りを聞いていた一行は、通りの真ん中で大声で笑い出す。
「どうして笑うのですか!? 全く……ほら、服屋に着きましたよ。って、あれ……」
少しむくれたアカツキの視線の先に見知った者達が、現れる。
「あ、アイシャセンパ~イ。皆さんもどうしたのです」
「エリーさん、それにハイネルさんとヤーヤーさん達こそ」
「あたい達は服を新調しに来たんです」
「だったら、同じですね」
エリーや“茨の道”と“姫とお供たち”も、アカツキ達と同じ目的だった様で、それなら一緒にとアカツキ達は服屋に入って行った。
店内に入ると真っ先に駆けて奥へと入って行ったのは、やはり女性達。
弥生を筆頭にカホ、アイシャ、エリー、そしてヤーヤーが我先にと女性用の棚を物色していった。
「あれ? ルスカは行かないのですか?」
アカツキと手を繋いだままのルスカは、興味なさそうだ。
「ワシのはアカツキが選べばいいのじゃ。どうせ、こんな店にグリゼの製品が置いて──な、なんじゃと!!?」
街は大きいものの、グルメールほどではないし、王国入口のリンドウほど交易が盛んではない。
片田舎と馬鹿にするルスカの視線は、店内の一番奥に飾られている服に向かう。
「あ、あれは幻のグリゼ製品! “熊ちゃん印の水着セット、麦わら帽子付き”!!」
ルスカはアカツキの手を離し、店奥に向かっていった。
お目当ての製品を目にして、ルスカの目が輝き出す。
もっと近くで見たいが、棚の一番上に飾られており背の低いルスカには良く見えない。
ルスカは一旦、自分の服を選んでいたアカツキの元に戻ると、激しく手を引っ張る。
「アカツキ、アカツキ! ちょっと来て欲しいのじゃ!」
ルスカに手を引かれ、連れて来られたのは女性用の水着売り場。
ルスカの目的が水着なのだから、当然置いてある場所は水着売り場になる。
さすがにアカツキでも二の足を踏む。決してアカツキ自身、来たことない領域ではない。
妹の初めてのブラジャーを購入しに行ったこともある。
それでも慣れる場所ではなかった。
「る、ルスカ! ここはちょっと……」
「あれが良く見たいのじゃ。アカツキ、抱き上げて欲しいのじゃ」
それならばアイシャや弥生に代わってもらおうと、弥生達の方を見るが、二人の視線がこちらを向いておらず呼ぼうとするが、「早く、早く!」と急かしてくる。
覚悟を決めたアカツキは、ルスカを売り場の入口で抱え、そのままルスカのお目当ての前に行く。
「ルスカ、どうですか? まだですか?」
「うーむ、本物みたいじゃ……」
「あの、よろしければ試着出来ますよ」
突如後ろから声をかけられ、アカツキの心臓は鼻から飛び出るくらいに驚く。
後ろを振り向くと、女性の店員がニッコリと微笑んでいた。
「それじゃ、そうしましょ。さ、ルスカ」
「うむ」
ルスカは店員に連れられて試着室に入っていく。
「この世界の女性店員は、心臓に悪いですね」
リンドウの街の服屋の店員を思い浮かべたアカツキが、そう呟き売り場を出ようと振り向くと、弥生達全員がアカツキを見てニヤニヤと笑っていた。
若干気取った所もあるハイネルですら、笑いを必死に押さえている。
アカツキの顔はみるみる赤く変わり、店を飛び出して行ってしまった。
「アカツキ、どうじゃ? 似合うかの? あれ、アカツキ?」
照れ臭そうにしているルスカが試着室を出ると、アカツキがおらず、小首を傾げるしかなかった。
◇◇◇
一度出ていったアカツキが再び戻る頃には、ほとんどの者が買い物を終えており、残りはアカツキとルスカの分の支払いのみとなっていた。
「ねぇ、アカツキくん」
弥生が話しかけるが、アカツキは返事をせずに黙々と自分の服を選ぶ。
「ちょっと、アカツキくん! 聞いてるの!?」
アカツキの耳元で叫ぶ弥生に対し、アカツキはジトッとした目で見てくる。
「……なんですか?」
アカツキは完全に拗ねていた。
しかし、弥生も負けていない。良い意味でマイペース、悪く言えば厚顔無恥。
持ち前の明るさで、アカツキが拗ねていようがお構い無しに話を続けてくる。
「うん。ルスカちゃんの水着見ていたら、みんなで泳ぎに行こうってなって。だから、アカツキくんも水着買ってね」
「私は行きませんよ……私は忙しいのです。縫い物したり、洗濯したり、料理の下ごしらえしたり、あなた達をどうしてやろうかと作戦考えたり……」
「え? 私達、何かしたっけ?」
キョトンとした顔をする弥生は、本当に思い当たる節がないようだった。
「はぁ……もう、いいです。水着ですね。それじゃ弥生さんが、適当に選んできて下さい」
大きなため息をついアカツキは、仕返しとばかりに弥生を男性用水着売り場へと誘導する。
「うん、わかった。じゃあ、ちょっと行ってくる」
全く気にせずに、ズカズカと男性用水着売り場へと向かう。
アカツキの仕返しは全く通用しなかった。
◇◇◇
急遽水着を購入した一行は、弥生の提案でファーマー近くの湖、エレク湖へと骨休みを兼ねてやって来たのである。
「それではワタクシ達、女子達は向こうの岩山の陰で着替えて参りますわ」
ヤーヤーを先頭に、女性達は着替えに向かい始める時、誰かがポツリと呟いた。
「女子って歳じゃないだろ……」
「今、何か言いまして!?」
目付き鋭く振り向いてきたヤーヤーに、アカツキ達は首を横に振る。
アカツキはチラリと横にいる“姫とお供たち”のメンバーを見た。
「ほら、ルスカちゃんも来るの」
「ワシはいいのじゃ……」
どこか元気の無いルスカだが、弥生が強引に引っ張って行った。
「それじゃ、私たちも着替えますか」
「え? 田代、覗きに行かないのか?」
流星の言葉に気のせいか男性陣全員が色めき立つ、アカツキ以外は。
「え? なぜ、覗きに行くのですか?」
「田代、お前本当に俺と同じ歳か?」
などと、男性陣が着替えながら話をしている時、女性陣らも同じく会話で盛り上がっていた。
「誰も覗きに来ないね。流星なら来そうなんだけど」
何故か不満そうなカホに弥生、この際聞いておきたいことがあった。
「来て貰いたいの!? と言うより流星くんと付き合ってるんだよね、カホ。それでいいの?」
二人の雰囲気が昔と違い、距離が近いように感じていた。
しかし、弥生はこのあと更に驚くことになる。
「え!? 付き合っってないよ。もう結婚したんだし。それより、やよちゃんはどうなの? 田代くん? ナックさん? どっちなの?」
「え……? わ、私? ……いやいや、それより結婚!? 二人結婚してたの!?」
「結婚……」
驚きのあまり弥生は、履きかけた水着の下を膝の辺りで止めたまま、カホの肩を両手で掴みかかる。
そしてヤーヤーの表情が暗くなっていった。
「やよちゃん、水着、水着! 七年も一緒だもん。成り行き……って訳じゃないけど、そういう感情が芽生えてもおかしくないよ」
「僅か七年……こっちは二十年一緒なのに……」
ますます表情が暗く落ち込んでいくヤーヤーのパーティー“姫とお供たち”は、二十年来メンバーは変わらずにいた。
「そうなんだ……カホが大人に見える……同じ二十四なのに……」
「四十手前の、ワタクシはどうしたら……」
ヤーヤーは、今年三十八。若く美しかった女魔法使いは、姫と呼ばれて二十年が経っていた。
着替えながら弥生とカホが女子特有の恋愛話に花を咲かせているが、時折ヤーヤーが自虐的な毒で合いの手を入れてくるため、気まずい空気の中、弥生は突っ立ったままのルスカに視線を移す。
「えーっと……あれ、ルスカちゃん着替えないの?」
「ん、あぁ、着替えるのじゃ」
ルスカは弥生達が着替え終えた後、モソモソと水着に着替えるのだった。
何故、エレク湖に来たのかと言うと、話は一時間前に遡る。
◇◇◇
アカツキ達はワズ大公からゴブリンとの関係の改善を取り付けた流星達と一度別れた後、怪我人を搬送するためにとゴブリンの洞窟までの案内を任される。
再び合流したアカツキ達と流星達は、怪我人とゴブリン達を連れてファーマーに戻り、ゴブリン達をワズ大公に預けたアカツキ達は、服を新調するために服屋へと向かっていた。
「大きい街とはいえ、数日前まで荒れていましたから、品揃えは期待出来ませんが、やむを得ませんね。私もルスカも服が破れたままというわけにはいきませんから」
「なぁ、田代。そのボロボロになった服、くれよ。ゴブリン達が掃除に使うからさぁ」
流星が手を合わせて頼み込むが、アカツキの顔は眉をひそめていた。
「何を言っているのですか。後で繕って洗ってまた着るに決まってるでしょう」
「お前、おばあちゃんか」
アカツキと流星のやり取りを聞いていた一行は、通りの真ん中で大声で笑い出す。
「どうして笑うのですか!? 全く……ほら、服屋に着きましたよ。って、あれ……」
少しむくれたアカツキの視線の先に見知った者達が、現れる。
「あ、アイシャセンパ~イ。皆さんもどうしたのです」
「エリーさん、それにハイネルさんとヤーヤーさん達こそ」
「あたい達は服を新調しに来たんです」
「だったら、同じですね」
エリーや“茨の道”と“姫とお供たち”も、アカツキ達と同じ目的だった様で、それなら一緒にとアカツキ達は服屋に入って行った。
店内に入ると真っ先に駆けて奥へと入って行ったのは、やはり女性達。
弥生を筆頭にカホ、アイシャ、エリー、そしてヤーヤーが我先にと女性用の棚を物色していった。
「あれ? ルスカは行かないのですか?」
アカツキと手を繋いだままのルスカは、興味なさそうだ。
「ワシのはアカツキが選べばいいのじゃ。どうせ、こんな店にグリゼの製品が置いて──な、なんじゃと!!?」
街は大きいものの、グルメールほどではないし、王国入口のリンドウほど交易が盛んではない。
片田舎と馬鹿にするルスカの視線は、店内の一番奥に飾られている服に向かう。
「あ、あれは幻のグリゼ製品! “熊ちゃん印の水着セット、麦わら帽子付き”!!」
ルスカはアカツキの手を離し、店奥に向かっていった。
お目当ての製品を目にして、ルスカの目が輝き出す。
もっと近くで見たいが、棚の一番上に飾られており背の低いルスカには良く見えない。
ルスカは一旦、自分の服を選んでいたアカツキの元に戻ると、激しく手を引っ張る。
「アカツキ、アカツキ! ちょっと来て欲しいのじゃ!」
ルスカに手を引かれ、連れて来られたのは女性用の水着売り場。
ルスカの目的が水着なのだから、当然置いてある場所は水着売り場になる。
さすがにアカツキでも二の足を踏む。決してアカツキ自身、来たことない領域ではない。
妹の初めてのブラジャーを購入しに行ったこともある。
それでも慣れる場所ではなかった。
「る、ルスカ! ここはちょっと……」
「あれが良く見たいのじゃ。アカツキ、抱き上げて欲しいのじゃ」
それならばアイシャや弥生に代わってもらおうと、弥生達の方を見るが、二人の視線がこちらを向いておらず呼ぼうとするが、「早く、早く!」と急かしてくる。
覚悟を決めたアカツキは、ルスカを売り場の入口で抱え、そのままルスカのお目当ての前に行く。
「ルスカ、どうですか? まだですか?」
「うーむ、本物みたいじゃ……」
「あの、よろしければ試着出来ますよ」
突如後ろから声をかけられ、アカツキの心臓は鼻から飛び出るくらいに驚く。
後ろを振り向くと、女性の店員がニッコリと微笑んでいた。
「それじゃ、そうしましょ。さ、ルスカ」
「うむ」
ルスカは店員に連れられて試着室に入っていく。
「この世界の女性店員は、心臓に悪いですね」
リンドウの街の服屋の店員を思い浮かべたアカツキが、そう呟き売り場を出ようと振り向くと、弥生達全員がアカツキを見てニヤニヤと笑っていた。
若干気取った所もあるハイネルですら、笑いを必死に押さえている。
アカツキの顔はみるみる赤く変わり、店を飛び出して行ってしまった。
「アカツキ、どうじゃ? 似合うかの? あれ、アカツキ?」
照れ臭そうにしているルスカが試着室を出ると、アカツキがおらず、小首を傾げるしかなかった。
◇◇◇
一度出ていったアカツキが再び戻る頃には、ほとんどの者が買い物を終えており、残りはアカツキとルスカの分の支払いのみとなっていた。
「ねぇ、アカツキくん」
弥生が話しかけるが、アカツキは返事をせずに黙々と自分の服を選ぶ。
「ちょっと、アカツキくん! 聞いてるの!?」
アカツキの耳元で叫ぶ弥生に対し、アカツキはジトッとした目で見てくる。
「……なんですか?」
アカツキは完全に拗ねていた。
しかし、弥生も負けていない。良い意味でマイペース、悪く言えば厚顔無恥。
持ち前の明るさで、アカツキが拗ねていようがお構い無しに話を続けてくる。
「うん。ルスカちゃんの水着見ていたら、みんなで泳ぎに行こうってなって。だから、アカツキくんも水着買ってね」
「私は行きませんよ……私は忙しいのです。縫い物したり、洗濯したり、料理の下ごしらえしたり、あなた達をどうしてやろうかと作戦考えたり……」
「え? 私達、何かしたっけ?」
キョトンとした顔をする弥生は、本当に思い当たる節がないようだった。
「はぁ……もう、いいです。水着ですね。それじゃ弥生さんが、適当に選んできて下さい」
大きなため息をついアカツキは、仕返しとばかりに弥生を男性用水着売り場へと誘導する。
「うん、わかった。じゃあ、ちょっと行ってくる」
全く気にせずに、ズカズカと男性用水着売り場へと向かう。
アカツキの仕返しは全く通用しなかった。
◇◇◇
急遽水着を購入した一行は、弥生の提案でファーマー近くの湖、エレク湖へと骨休みを兼ねてやって来たのである。
「それではワタクシ達、女子達は向こうの岩山の陰で着替えて参りますわ」
ヤーヤーを先頭に、女性達は着替えに向かい始める時、誰かがポツリと呟いた。
「女子って歳じゃないだろ……」
「今、何か言いまして!?」
目付き鋭く振り向いてきたヤーヤーに、アカツキ達は首を横に振る。
アカツキはチラリと横にいる“姫とお供たち”のメンバーを見た。
「ほら、ルスカちゃんも来るの」
「ワシはいいのじゃ……」
どこか元気の無いルスカだが、弥生が強引に引っ張って行った。
「それじゃ、私たちも着替えますか」
「え? 田代、覗きに行かないのか?」
流星の言葉に気のせいか男性陣全員が色めき立つ、アカツキ以外は。
「え? なぜ、覗きに行くのですか?」
「田代、お前本当に俺と同じ歳か?」
などと、男性陣が着替えながら話をしている時、女性陣らも同じく会話で盛り上がっていた。
「誰も覗きに来ないね。流星なら来そうなんだけど」
何故か不満そうなカホに弥生、この際聞いておきたいことがあった。
「来て貰いたいの!? と言うより流星くんと付き合ってるんだよね、カホ。それでいいの?」
二人の雰囲気が昔と違い、距離が近いように感じていた。
しかし、弥生はこのあと更に驚くことになる。
「え!? 付き合っってないよ。もう結婚したんだし。それより、やよちゃんはどうなの? 田代くん? ナックさん? どっちなの?」
「え……? わ、私? ……いやいや、それより結婚!? 二人結婚してたの!?」
「結婚……」
驚きのあまり弥生は、履きかけた水着の下を膝の辺りで止めたまま、カホの肩を両手で掴みかかる。
そしてヤーヤーの表情が暗くなっていった。
「やよちゃん、水着、水着! 七年も一緒だもん。成り行き……って訳じゃないけど、そういう感情が芽生えてもおかしくないよ」
「僅か七年……こっちは二十年一緒なのに……」
ますます表情が暗く落ち込んでいくヤーヤーのパーティー“姫とお供たち”は、二十年来メンバーは変わらずにいた。
「そうなんだ……カホが大人に見える……同じ二十四なのに……」
「四十手前の、ワタクシはどうしたら……」
ヤーヤーは、今年三十八。若く美しかった女魔法使いは、姫と呼ばれて二十年が経っていた。
着替えながら弥生とカホが女子特有の恋愛話に花を咲かせているが、時折ヤーヤーが自虐的な毒で合いの手を入れてくるため、気まずい空気の中、弥生は突っ立ったままのルスカに視線を移す。
「えーっと……あれ、ルスカちゃん着替えないの?」
「ん、あぁ、着替えるのじゃ」
ルスカは弥生達が着替え終えた後、モソモソと水着に着替えるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる