123 / 249
第五章 救済編
十八話 クリストファー、決死の覚悟
しおりを挟む
ローレライ全土で開始された魔族の進行。レイン帝国に迫って来た魔族の軍勢はヨミーの一人勝ちに終わりを見せた。
ドワーフの援軍で混乱しているところを、ヨミーに突撃されて魔族、魔物は散り散りになる。
ヨミーを魔物と勘違いして逃げ出したドワーフ達も、元勇者ロックの説得により帝都レインハルトへと戻ってきていた。
ヨミーと唯一面識のあるロックは今、ヨミーの頭上で振り回されている。
「うわぁあああああぁぁ‼️ だ、誰か降ろしてくれー‼️」
涙目になりながら今にも掴まれた服が脱げて飛んでいきそうになっているロックは、助けを求める。
「オ前ガ、全テノ元凶ヤ~‼️ ルスカサマハ連レ出スシ、シカモ、ワレ何ヤ。何デドワーフ共ト一緒ニナッテ逃ゲテンネン‼️ 一度会ッタヤロガァ‼️」
ロックはルスカと初めて出会った時にヨミーと出会っていたのだが、先ほどはヨミーを見て、いの一番に逃げ出したのである。途中、その事を思い出すまでは。
「あの……ヨミーさん」
ロックを振り回すのに忙しいヨミーの背後から声をかけたのルーカスの娘ヴァレッタ。その隣には親友であり盲目のメイラの姿も。
二人は汗だくで息を切らせている様子から、走って来たのだろう。
補助をしていたとは言え、盲目であるメイラを走らせるのは危険なのは一目瞭然である。
つまり二人は、それほど緊急の用事でヨミーの元へと来たのであった。
「ナンヤ? 今忙シイネン」
「あの、ヨミーさんはシャウザードの森に住んでいたんですよね。私たちをグランツ王国まで森を案内してもらえないでしょうか?」
「ルスカサマニココヲ守レテ言ワレテンネン。勝手ナコト出来ルカイナ」
主人であるルスカの命令しか聞かないと融通の利かないヨミーに対して、メイラが怒鳴る。
「そのルスカサマに用があって会いに行くのだよ‼️ アカツキの……アカツキの救う薬の材料が三つの内、二つが分かったのさ。あんたの大好きなルスカサマが喜ぶ知らせだよ。それでもかい?」
「ソレヲ早ヨ言エヤ。任セトキィ、案内クライ朝飯前ヤ。ワイ飯食ワンケド」
ヴァレッタはメイラと共に、メイラの人脈を使い様々な方法でアカツキの薬に関する情報を集めて回っていた。
そして見つかったのである。元々は薬として使われていないモノなので、帝国の研究者も模索していたが、薬に拘り解明に至らなかったのだ。
それに対してヴァレッタ達は、薬に拘ることなく情報を集めた為に昔の料理に使われていた調味料なのだと判明したのである。
同じものも見つかり、帝国の研究者達にも確認してもらった後、ヨミーの元へと向かったのであった。
◇◇◇
朗報が舞い込む帝国に比べて苦戦を強いられていたのはグルメール王国であった。
ワズ大公率いる軍勢がエルラン山脈の麓で迎え打って出たのだが、今はジリジリと後退させられていた。
原因は麗華が変貌した改造魔族。クリストファーが単体で対応していたのだが、改造魔族には魔法反射が施されており魔法使いであるクリストファーは攻め手がなく、防戦一方であった。
ヨミーよりも大きい改造魔族からは伸縮自在の肉の塊が飛んで来るは、魔物の大群に苦戦するはで被害は増えるばかり。それでもクリストファーは機転を利かし、ヨミーの魔法耐性とは違い魔法反射であることを利用する。
反射なのだから斜めに当たれば、きっちりと予想する方に跳ね返るのだ。クリストファーは角度を何度となく変えながら、跳ね返った魔法が魔物の大群に向かうように調整を重ねる。
杖を突きながらも走り回るクリストファーに、年寄りに負けてたまるかとワズ大公の軍勢の士気も上がりなんとか踏みとどまることに成功していた。
「くそぉ。あの巨人、なんとかならぬのか!?」
魔法が効かないなら、軍で押して物理で当たるしかないが、ここまでで半分まで減らしておりワズ大公も攻め手に喘いでいた。
「ぐるわあァァァァァァッ‼️‼️」
改造魔族の雄叫びがビリビリと鼓膜を刺激してワズ大公や兵士は思わず耳を塞ぐ。
このまま後退すると、ファーマーの街にまで被害が及びかねない。
クリストファーも老体にむち打ち、体力の限界も近い。足がもつれて倒れそうにも何度となくなる。
しかし腐っても自称ルスカの弟子である。一手、一手だけ手は残されていたが、今の状況では無理であった。
そんな苦戦しているワズ大公の元に伝令が駆け寄る。
「ワズ大公‼️ ダラス様が王国本隊を率いてすぐ側まで来ております。もう少しのご辛抱を‼️」
伝令を聞いたワズ大公の軍勢は一段と活気付く。
「大公! 師匠!」
しばらくすると東の方からダラスを先頭に今のワズ大公の軍勢の倍近い兵力を率いてやって来てくれた。
そして、ダラスの隣で並走して馬を走らせるナックの姿も。
パク──エルヴィス国王として一世一代の大博打。首都のグルメールにはほとんど兵士が残っておらず、全てワズ大公の救援に差し向けたのだった。
ダラス一人、クリストファーの元へと駆けつける為に軍から離れると、指揮はナックへと移りそのまま魔物の大群へと突入していく。
ナックは剣を抜くと、初めは馬に乗りながら剣を振るうが半ばまで入っていくなり馬から飛び降りる。
元々傭兵業をしていたナックにとって、馬上からとういうのは本来のスタイルではない。ルスカにさえ、認めさせたナックの剣の前に魔物の死体の山を築く。
ワズ大公もいずれは自分の姪の婿になる男の奮戦に負けじと、自ら先頭に立ち勢いは更に増す。
「師匠‼️ あれは、一体!?」
ダラスも報告で聞いていただけで、初めて見るその巨体に目を丸くする。
「ダラスよ、待っておったぞ」
何度となく体勢を崩しかけていたクリストファーは、ダラスの背中をパーーッンと気合いを入れるように叩く。
「ダラス、よく聞け‼️ 今から作戦を話す」
ダラスにしか聞こえないくらいの小さな声で、作戦内容を話す。
それはダラス自身も危険を伴うが、何よりクリストファーの命にも関わる。
ダラスは無言のまま頷き、自分の馬の背にクリストファーを乗せると、改造魔族から離れるように距離を取った。
「師匠……ご武運をお祈りします」
それだけ言うとダラスは再び戦場へと戻っていくと、ダラスは改造魔族の気を逸らすべく角度をつけて魔法を反射させていく。
ワズ大公の側まで戻ってきたダラスはクリストファーの作戦内容を伝える。
チラリとクリストファーの方に視線をやったワズ大公の目には、すでに準備を始めている姿が遠目に見える。
「死ぬなよ、クリストファー……」
ワズ大公も準備に入る。ダラスと別れたワズ大公は、わずかな手勢を率いてナックへと合流する。
「なにぃ!? あの巨体の動きを止めて兵士で一斉に襲うだぁ!? 出来るのかよ、そんなこと‼️」
クリストファーの魔法で動きを止めた後、軍勢で足元を狙い引き倒し更に追撃を加える。ナックの心配はもっともで、あのルスカですらあの改造魔族を倒した後は疲弊していた。
老体のクリストファーで可能なのか、この作戦の肝はまさしくそこだった。
ドワーフの援軍で混乱しているところを、ヨミーに突撃されて魔族、魔物は散り散りになる。
ヨミーを魔物と勘違いして逃げ出したドワーフ達も、元勇者ロックの説得により帝都レインハルトへと戻ってきていた。
ヨミーと唯一面識のあるロックは今、ヨミーの頭上で振り回されている。
「うわぁあああああぁぁ‼️ だ、誰か降ろしてくれー‼️」
涙目になりながら今にも掴まれた服が脱げて飛んでいきそうになっているロックは、助けを求める。
「オ前ガ、全テノ元凶ヤ~‼️ ルスカサマハ連レ出スシ、シカモ、ワレ何ヤ。何デドワーフ共ト一緒ニナッテ逃ゲテンネン‼️ 一度会ッタヤロガァ‼️」
ロックはルスカと初めて出会った時にヨミーと出会っていたのだが、先ほどはヨミーを見て、いの一番に逃げ出したのである。途中、その事を思い出すまでは。
「あの……ヨミーさん」
ロックを振り回すのに忙しいヨミーの背後から声をかけたのルーカスの娘ヴァレッタ。その隣には親友であり盲目のメイラの姿も。
二人は汗だくで息を切らせている様子から、走って来たのだろう。
補助をしていたとは言え、盲目であるメイラを走らせるのは危険なのは一目瞭然である。
つまり二人は、それほど緊急の用事でヨミーの元へと来たのであった。
「ナンヤ? 今忙シイネン」
「あの、ヨミーさんはシャウザードの森に住んでいたんですよね。私たちをグランツ王国まで森を案内してもらえないでしょうか?」
「ルスカサマニココヲ守レテ言ワレテンネン。勝手ナコト出来ルカイナ」
主人であるルスカの命令しか聞かないと融通の利かないヨミーに対して、メイラが怒鳴る。
「そのルスカサマに用があって会いに行くのだよ‼️ アカツキの……アカツキの救う薬の材料が三つの内、二つが分かったのさ。あんたの大好きなルスカサマが喜ぶ知らせだよ。それでもかい?」
「ソレヲ早ヨ言エヤ。任セトキィ、案内クライ朝飯前ヤ。ワイ飯食ワンケド」
ヴァレッタはメイラと共に、メイラの人脈を使い様々な方法でアカツキの薬に関する情報を集めて回っていた。
そして見つかったのである。元々は薬として使われていないモノなので、帝国の研究者も模索していたが、薬に拘り解明に至らなかったのだ。
それに対してヴァレッタ達は、薬に拘ることなく情報を集めた為に昔の料理に使われていた調味料なのだと判明したのである。
同じものも見つかり、帝国の研究者達にも確認してもらった後、ヨミーの元へと向かったのであった。
◇◇◇
朗報が舞い込む帝国に比べて苦戦を強いられていたのはグルメール王国であった。
ワズ大公率いる軍勢がエルラン山脈の麓で迎え打って出たのだが、今はジリジリと後退させられていた。
原因は麗華が変貌した改造魔族。クリストファーが単体で対応していたのだが、改造魔族には魔法反射が施されており魔法使いであるクリストファーは攻め手がなく、防戦一方であった。
ヨミーよりも大きい改造魔族からは伸縮自在の肉の塊が飛んで来るは、魔物の大群に苦戦するはで被害は増えるばかり。それでもクリストファーは機転を利かし、ヨミーの魔法耐性とは違い魔法反射であることを利用する。
反射なのだから斜めに当たれば、きっちりと予想する方に跳ね返るのだ。クリストファーは角度を何度となく変えながら、跳ね返った魔法が魔物の大群に向かうように調整を重ねる。
杖を突きながらも走り回るクリストファーに、年寄りに負けてたまるかとワズ大公の軍勢の士気も上がりなんとか踏みとどまることに成功していた。
「くそぉ。あの巨人、なんとかならぬのか!?」
魔法が効かないなら、軍で押して物理で当たるしかないが、ここまでで半分まで減らしておりワズ大公も攻め手に喘いでいた。
「ぐるわあァァァァァァッ‼️‼️」
改造魔族の雄叫びがビリビリと鼓膜を刺激してワズ大公や兵士は思わず耳を塞ぐ。
このまま後退すると、ファーマーの街にまで被害が及びかねない。
クリストファーも老体にむち打ち、体力の限界も近い。足がもつれて倒れそうにも何度となくなる。
しかし腐っても自称ルスカの弟子である。一手、一手だけ手は残されていたが、今の状況では無理であった。
そんな苦戦しているワズ大公の元に伝令が駆け寄る。
「ワズ大公‼️ ダラス様が王国本隊を率いてすぐ側まで来ております。もう少しのご辛抱を‼️」
伝令を聞いたワズ大公の軍勢は一段と活気付く。
「大公! 師匠!」
しばらくすると東の方からダラスを先頭に今のワズ大公の軍勢の倍近い兵力を率いてやって来てくれた。
そして、ダラスの隣で並走して馬を走らせるナックの姿も。
パク──エルヴィス国王として一世一代の大博打。首都のグルメールにはほとんど兵士が残っておらず、全てワズ大公の救援に差し向けたのだった。
ダラス一人、クリストファーの元へと駆けつける為に軍から離れると、指揮はナックへと移りそのまま魔物の大群へと突入していく。
ナックは剣を抜くと、初めは馬に乗りながら剣を振るうが半ばまで入っていくなり馬から飛び降りる。
元々傭兵業をしていたナックにとって、馬上からとういうのは本来のスタイルではない。ルスカにさえ、認めさせたナックの剣の前に魔物の死体の山を築く。
ワズ大公もいずれは自分の姪の婿になる男の奮戦に負けじと、自ら先頭に立ち勢いは更に増す。
「師匠‼️ あれは、一体!?」
ダラスも報告で聞いていただけで、初めて見るその巨体に目を丸くする。
「ダラスよ、待っておったぞ」
何度となく体勢を崩しかけていたクリストファーは、ダラスの背中をパーーッンと気合いを入れるように叩く。
「ダラス、よく聞け‼️ 今から作戦を話す」
ダラスにしか聞こえないくらいの小さな声で、作戦内容を話す。
それはダラス自身も危険を伴うが、何よりクリストファーの命にも関わる。
ダラスは無言のまま頷き、自分の馬の背にクリストファーを乗せると、改造魔族から離れるように距離を取った。
「師匠……ご武運をお祈りします」
それだけ言うとダラスは再び戦場へと戻っていくと、ダラスは改造魔族の気を逸らすべく角度をつけて魔法を反射させていく。
ワズ大公の側まで戻ってきたダラスはクリストファーの作戦内容を伝える。
チラリとクリストファーの方に視線をやったワズ大公の目には、すでに準備を始めている姿が遠目に見える。
「死ぬなよ、クリストファー……」
ワズ大公も準備に入る。ダラスと別れたワズ大公は、わずかな手勢を率いてナックへと合流する。
「なにぃ!? あの巨体の動きを止めて兵士で一斉に襲うだぁ!? 出来るのかよ、そんなこと‼️」
クリストファーの魔法で動きを止めた後、軍勢で足元を狙い引き倒し更に追撃を加える。ナックの心配はもっともで、あのルスカですらあの改造魔族を倒した後は疲弊していた。
老体のクリストファーで可能なのか、この作戦の肝はまさしくそこだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる