191 / 249
第二章 ドラクマ編
七話 青年、魔石を探す
しおりを挟む
アカツキは流星と共に、グランツリーにある城の一角の部屋に案内されて体を休める。
そもそもグルメール王国のアイルという街で流星は、カホとクリストファーという老魔法使いと共に暮らしているはずである。
流星だけが、かなり距離もありザンバラ砂漠を越えてまでグランツ王国に来ているとは、アカツキも予想外であった。
アカツキと流星は、用意されたお茶が置かれたテーブルを挟んで座りアカツキがお茶に口をつけながら、流星に此処に何の用があるのか聞いてみる。
「いや、実はな。お前とルスカちゃんが此処に来ていると聞いて会いに来たんだよ」
「わざわざ、お一人でですか? カホさんはどうしたんです?」
「カホはお前ん家に居るよ。流石に赤ん坊連れて砂漠は渡れないからな」
「ああ、産まれたのですね。おめでとうございます」
カホが妊娠中であった事は出発前から手紙……というより、カホのスキル“通紙”で知ってはいた。
しかし、産まれたとしても最近のはず。
アイルの街からアカツキの家のあるリンドウの街に産後の体や産まれたばかりの赤ん坊を連れて移動するのは大変であると、予想は容易い。
「何か、あったのですか!?」
「ん……クリストファーの爺さんがな、死んだ」
ルスカを除けばこの世界で最高峰の魔導師クリストファー。改造魔族にされた弟子でもある麗華との戦い、馬渕の側近であったリリスとの戦いで生きているのも奇跡的な状態であり、弟子である流星とカホが看病をしながら一緒に暮らしていたのだが、カホの出産を見届けた後、息を引き取ったという。
ルスカの弟子を勝手に名乗り、多くの弟子を育て上げたクリストファー。
齢百三十二。魔王を倒す勇者パーティーに憧れたものの、魔王は百五十年周期で復活するために、産まれた年が悪かった。
それでも、アスモデス、そして馬渕という未曾有の危機に奮闘した偉大な老導師は、弟子に見守られてその生涯を閉じたのだった。
「それでな、爺さんが昔ルスカちゃんに貰ったっていう杖をな、返して欲しいと頼まれてだな。俺が持ってきた」
アカツキは、細長い麻袋から取り出した杖を受け取るとその先端に付いた赤い石を見て驚く。
「これ、魔石じゃないですか!」
ハッキリとしたことはルスカに見て貰わなければ真偽は不明だが、ずっとヨミーの魔石を預かっていたこともあり、恐らく間違いないとアカツキは感じるのであった。
大きさは、ヨミーのものに比べたら一回り小さい。
それでも、アカツキにとってはありがたい。何せ、見つかるかどうかも怪しい代物。偶然とは言え、今後にも希望が僅かに見えてきた。
「それがどうしたんだ?」
アカツキは流星に事情を話す。ルメール教のこと、ローレライの元の住人に会わなければならないこと、その為には魔石が必要なこと。流石にルスカに関しては伏せたが、粗方の事情を流星に教えると、流星は自分の胸を強く叩いて任せろと言う。
「今からリンドウに戻るのか? 忘れるなよ、今リンドウにはカホが居るんだぜ。スキル“通紙”で、グルメールの方はカホに任せりゃいい」
「いいのですか? 手伝って貰って……」
「ばっか、手伝うに決まってるだろ」
流星は大口を開けて笑い、アカツキの肩を何度も叩く。
「それじゃ、早速……」
「あ、ちょっと待って下さい。流星に聞いておきたいことが」
アカツキは、馬渕が作った方のルメール教の中に転移者らしい者が居たと話す。
「じゃあ、俺達のクラスメイトの中に馬渕に手を貸した奴がいるってことなのか!?」
「はい。それで私も考えたのです。誰が馬渕に手を貸そうとするか」
「あ? アカツキ、お前、クラスメイトの顔覚えていねぇじゃねぇか。俺とカホも忘れていたよなあ」
「いや、本当にお恥ずかしい……」
「うん、あれは本当に酷いからな。俺、まだ根に持ってるからな」
流星は唇を尖らせて膨れっ面をする。
「それで。そいつはどんな人相なんだ?」
「わかりません。ですが、人と形は、おおよその予想はつきます」
「へぇ、どんな……いや、待て。分かった、多くのクラスメイトを騙した位だから、かなり人望はあるな、ソイツ」
「逆ですよ。いいですか、ルメール教は馬渕が中心なんです。馬渕は優等生の仮面を被っていましたからね。こんな奴が、馬渕に従っているなら、間違いないと思わせる人物が的確でしょう。クラスメイトに居ませんか、そんな人?」
「クラスメイトに……って、お前も同じクラス……まぁ、いいか。うーん、そんなに当時の馬渕と対照的な奴って……」
流星は、頭を悩ませる。既にこちらに転移してきて八年経つ。仲の良い相手ならともかく、三十人以上のクラスメイト一人一人を思い出すには時間がかかる。
目を瞑り、出席番号順に一人一人を思い出す。
そして、流星はゆっくりと目を開いた。
「一人いた。原田勇蔵。当時は背はかなり低くて、かなりぽっちゃりしている男だ。やたらと汗かきだった印象くらいしかないが、確かにクラスメイト、特に女子からは嫌われていた気がする」
「覚えてませんね」
「だろうな、お前は」
その夜、流星はカホとスキルで連絡を取る。アカツキに付き合う事を伝え、弥生と一緒にグルメールでも魔石の在りかを探って欲しいと伝えた。
「ああ、原田の事も聞いておくか」
紙に日本語で、原田について知っている事があれば教えて欲しいと書く。
しばらくして、紙に勝手に字が浮かび返事が返ってきた。
“あまり思い出したい相手じゃないなぁ。あの時、流星は野球に夢中で女子に興味なかったから、知らないと思うけど、色々ヤバいよ。盗撮、下着泥棒、更衣室の覗きと、色々騒ぎになって必ず容疑者の名前に原田の名前が挙がるくらいだもん。盗撮写真で脅して関係を迫ったこともあるって噂も出るくらい。これはあたしの勘だけど、やよちゃんの事もジロジロ見てたし……当時、やよちゃん誰にも優しかったし、勘違いするタイプかも。今隣で、やよちゃん鳥肌立ったって”
「だとよ、アカツキ」
流星は、カホからの返信を流星から受け取ると、怪訝な表情をする。
アカツキは、弥生宛に気をつけるように念を押すように紙に書いた。
「ひとまず、アイシャのところにはカホと弥生が行ってくれるだろう。エルフに関しても、リンドウのギルドにいる受付からエルフの住み処を聞いてくれるってよ。で、俺達は、どうする?」
「ここのグランツ王国の建国者がルスカの昔の仲間らしいので、明日にでもイミル女王に聞いてみましょう」
流星は、自分の部屋に戻り床に就く。アカツキも自室のベッドに入り、天井を見上げながら、原田という男を思い出そうとしていたが、結局顔すら思い出せなかった。
◇◇◇
一方、ルスカは巨大なパペットの調整に勤しむ。
まずは、軽量化。
今でもヨミーよりも軽いのだが、それでも少しでも魔石の量を減らす為に必要な事であった。
「なんじゃ、お主らは?」
巨大なパペットの前で頭を捻るルスカの背後には、魔族がズラリと取り囲むように現れる。
ヨミーが「ナンヤナンヤ、ワイガ相手ニナッタルデ」と、シャドーボクシングを行い威嚇するが、魔族達は顔色一つ変えずにいた。
「あんたが、ルスカ・シャウザードなのか?」
「そうじゃが、お主らもしかしてアスモデスの一派か? ワシに喧嘩売るつもりか?」
ルスカは白樺の杖を突き出して、一歩前へと出る。ルスカを取り囲んでいた三十人以上は居ると思われる魔族達は、一斉に頭を下げた。
「頼む! 魔王様になってくれ!」
「お断りじゃ」
ルスカは、間を置かず直ぐ様断るのであった。
そもそもグルメール王国のアイルという街で流星は、カホとクリストファーという老魔法使いと共に暮らしているはずである。
流星だけが、かなり距離もありザンバラ砂漠を越えてまでグランツ王国に来ているとは、アカツキも予想外であった。
アカツキと流星は、用意されたお茶が置かれたテーブルを挟んで座りアカツキがお茶に口をつけながら、流星に此処に何の用があるのか聞いてみる。
「いや、実はな。お前とルスカちゃんが此処に来ていると聞いて会いに来たんだよ」
「わざわざ、お一人でですか? カホさんはどうしたんです?」
「カホはお前ん家に居るよ。流石に赤ん坊連れて砂漠は渡れないからな」
「ああ、産まれたのですね。おめでとうございます」
カホが妊娠中であった事は出発前から手紙……というより、カホのスキル“通紙”で知ってはいた。
しかし、産まれたとしても最近のはず。
アイルの街からアカツキの家のあるリンドウの街に産後の体や産まれたばかりの赤ん坊を連れて移動するのは大変であると、予想は容易い。
「何か、あったのですか!?」
「ん……クリストファーの爺さんがな、死んだ」
ルスカを除けばこの世界で最高峰の魔導師クリストファー。改造魔族にされた弟子でもある麗華との戦い、馬渕の側近であったリリスとの戦いで生きているのも奇跡的な状態であり、弟子である流星とカホが看病をしながら一緒に暮らしていたのだが、カホの出産を見届けた後、息を引き取ったという。
ルスカの弟子を勝手に名乗り、多くの弟子を育て上げたクリストファー。
齢百三十二。魔王を倒す勇者パーティーに憧れたものの、魔王は百五十年周期で復活するために、産まれた年が悪かった。
それでも、アスモデス、そして馬渕という未曾有の危機に奮闘した偉大な老導師は、弟子に見守られてその生涯を閉じたのだった。
「それでな、爺さんが昔ルスカちゃんに貰ったっていう杖をな、返して欲しいと頼まれてだな。俺が持ってきた」
アカツキは、細長い麻袋から取り出した杖を受け取るとその先端に付いた赤い石を見て驚く。
「これ、魔石じゃないですか!」
ハッキリとしたことはルスカに見て貰わなければ真偽は不明だが、ずっとヨミーの魔石を預かっていたこともあり、恐らく間違いないとアカツキは感じるのであった。
大きさは、ヨミーのものに比べたら一回り小さい。
それでも、アカツキにとってはありがたい。何せ、見つかるかどうかも怪しい代物。偶然とは言え、今後にも希望が僅かに見えてきた。
「それがどうしたんだ?」
アカツキは流星に事情を話す。ルメール教のこと、ローレライの元の住人に会わなければならないこと、その為には魔石が必要なこと。流石にルスカに関しては伏せたが、粗方の事情を流星に教えると、流星は自分の胸を強く叩いて任せろと言う。
「今からリンドウに戻るのか? 忘れるなよ、今リンドウにはカホが居るんだぜ。スキル“通紙”で、グルメールの方はカホに任せりゃいい」
「いいのですか? 手伝って貰って……」
「ばっか、手伝うに決まってるだろ」
流星は大口を開けて笑い、アカツキの肩を何度も叩く。
「それじゃ、早速……」
「あ、ちょっと待って下さい。流星に聞いておきたいことが」
アカツキは、馬渕が作った方のルメール教の中に転移者らしい者が居たと話す。
「じゃあ、俺達のクラスメイトの中に馬渕に手を貸した奴がいるってことなのか!?」
「はい。それで私も考えたのです。誰が馬渕に手を貸そうとするか」
「あ? アカツキ、お前、クラスメイトの顔覚えていねぇじゃねぇか。俺とカホも忘れていたよなあ」
「いや、本当にお恥ずかしい……」
「うん、あれは本当に酷いからな。俺、まだ根に持ってるからな」
流星は唇を尖らせて膨れっ面をする。
「それで。そいつはどんな人相なんだ?」
「わかりません。ですが、人と形は、おおよその予想はつきます」
「へぇ、どんな……いや、待て。分かった、多くのクラスメイトを騙した位だから、かなり人望はあるな、ソイツ」
「逆ですよ。いいですか、ルメール教は馬渕が中心なんです。馬渕は優等生の仮面を被っていましたからね。こんな奴が、馬渕に従っているなら、間違いないと思わせる人物が的確でしょう。クラスメイトに居ませんか、そんな人?」
「クラスメイトに……って、お前も同じクラス……まぁ、いいか。うーん、そんなに当時の馬渕と対照的な奴って……」
流星は、頭を悩ませる。既にこちらに転移してきて八年経つ。仲の良い相手ならともかく、三十人以上のクラスメイト一人一人を思い出すには時間がかかる。
目を瞑り、出席番号順に一人一人を思い出す。
そして、流星はゆっくりと目を開いた。
「一人いた。原田勇蔵。当時は背はかなり低くて、かなりぽっちゃりしている男だ。やたらと汗かきだった印象くらいしかないが、確かにクラスメイト、特に女子からは嫌われていた気がする」
「覚えてませんね」
「だろうな、お前は」
その夜、流星はカホとスキルで連絡を取る。アカツキに付き合う事を伝え、弥生と一緒にグルメールでも魔石の在りかを探って欲しいと伝えた。
「ああ、原田の事も聞いておくか」
紙に日本語で、原田について知っている事があれば教えて欲しいと書く。
しばらくして、紙に勝手に字が浮かび返事が返ってきた。
“あまり思い出したい相手じゃないなぁ。あの時、流星は野球に夢中で女子に興味なかったから、知らないと思うけど、色々ヤバいよ。盗撮、下着泥棒、更衣室の覗きと、色々騒ぎになって必ず容疑者の名前に原田の名前が挙がるくらいだもん。盗撮写真で脅して関係を迫ったこともあるって噂も出るくらい。これはあたしの勘だけど、やよちゃんの事もジロジロ見てたし……当時、やよちゃん誰にも優しかったし、勘違いするタイプかも。今隣で、やよちゃん鳥肌立ったって”
「だとよ、アカツキ」
流星は、カホからの返信を流星から受け取ると、怪訝な表情をする。
アカツキは、弥生宛に気をつけるように念を押すように紙に書いた。
「ひとまず、アイシャのところにはカホと弥生が行ってくれるだろう。エルフに関しても、リンドウのギルドにいる受付からエルフの住み処を聞いてくれるってよ。で、俺達は、どうする?」
「ここのグランツ王国の建国者がルスカの昔の仲間らしいので、明日にでもイミル女王に聞いてみましょう」
流星は、自分の部屋に戻り床に就く。アカツキも自室のベッドに入り、天井を見上げながら、原田という男を思い出そうとしていたが、結局顔すら思い出せなかった。
◇◇◇
一方、ルスカは巨大なパペットの調整に勤しむ。
まずは、軽量化。
今でもヨミーよりも軽いのだが、それでも少しでも魔石の量を減らす為に必要な事であった。
「なんじゃ、お主らは?」
巨大なパペットの前で頭を捻るルスカの背後には、魔族がズラリと取り囲むように現れる。
ヨミーが「ナンヤナンヤ、ワイガ相手ニナッタルデ」と、シャドーボクシングを行い威嚇するが、魔族達は顔色一つ変えずにいた。
「あんたが、ルスカ・シャウザードなのか?」
「そうじゃが、お主らもしかしてアスモデスの一派か? ワシに喧嘩売るつもりか?」
ルスカは白樺の杖を突き出して、一歩前へと出る。ルスカを取り囲んでいた三十人以上は居ると思われる魔族達は、一斉に頭を下げた。
「頼む! 魔王様になってくれ!」
「お断りじゃ」
ルスカは、間を置かず直ぐ様断るのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。
森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。
一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。
これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる