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第1章ー前世ー
最期
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「やっと…見付けた…やっと…会えた…」
「──ひぃ───っ!」
ーどうして!?何故、彼が…ここに居るの!?ー
私を後ろから抱きしめているのは、元婚約者の彼だった。
「ずっと…探してたんだ…会いたかったんだ。会って…謝りたかったんだ。謝って…赦してもらって…また婚約を結び直したかったんだ……」
彼はそう言うと、更に私を抱きしめる腕に力を入れた。
「あれは…惑わされていたんだ。俺の意思じゃなかったんだ!あの……アイツのせいで!」
抱きしめられたまま声を荒げられ、あの記憶がまた蘇る。
「──や……はなし……て……」
「なぁ、アドリーヌ、また、俺と……俺の婚約者になって、結婚しよう?」
ーこの人は……何を言っているの?ー
あんな事をされて、また婚約できると本気で思っているの?しかも、自分はもう既に、隣国の公爵家に婿入りする事が決まっているのに。その上、私も既に俗世から離れているから、婚約や結婚なんて有り得ない。喩え、それが可能だと言われても…この人とだけは絶対に無理だ。
「───はなし……て!」
「─っ!アドリーヌ!?」
震える体に力を入れて何とか彼を押し退け、彼から距離を取るように離れる。
「アドリーヌ」
「いや!来ないで!」
彼が一歩私に近付くと、私も彼から一歩後退る。
「可哀想なアドリーヌ。こんな所に追いやられて…。俺が助けてあげるから、俺の手を取って。一緒に…逃げよう?」
この人は、本当に何を言っているのか─。私が修道院に居るのは、父や母に捨てられたから─と思っているんだろうか?
「ひょっとして、来るのが遅くて…怒ってる?」
「………」
「アドリーヌの父君に訊いても、俺の父に訊いても誰もアドリーヌの居場所を教えてくれなくて…。そしたら…ようやく侯爵夫妻がアドリーヌに会いに行くと知って…こっそり付いて来たんだ…」
あぁ、私に会いに来てくれた父と母の馬車を追って来たのか。だとすれば……王都からここ迄は3日掛かる。なら、邸から居なくなった彼を、家の者達が探している筈。その探す先に、きっと…修道院も入っている……よね?
ー怖いー
怖い…けど…頑張って…逃げないと。
「ちがっ……わたし…は、自分の意思で…修道院に来たの…。だから…どこにも行かない。ここに…居るわ。」
「アドリーヌ、そんな嘘をつかなくても良いんだ」
「嘘じゃないわ。だから……わたしは……貴方の手を…取る事もないし…婚約者に戻ることも…ない…わ」
「「アドリーヌ!」」
私が拒絶を表わした途端、彼が一気に私との距離を詰め、私の名前を呼びながら手を伸ばしたのと同時に、もう一つの声が響いた。
「アーニーさん!?」
その声はアーニーさんで、私を庇うように、彼と私の間に立ちはだかった。
「ここは男性立入禁止よ!今すぐ出て行きなさい!でなければ、護衛の者を呼ぶわよ!」
「ちっ─平民のクセに、俺とアドリーヌの邪魔をするな」
バシッ──
「アーニーさん!!」
「──っ!馬鹿アドリーヌ!私の事は良いから…逃げなさい!早く!」
彼に叩かれたアーニーさんを置いて逃げる─なんてしたくはない…けど…彼の目的が私なら……私がアーニーさんの側に居ない方が良いのかもしれない。
「アーニーさん、ごめんなさい!」
私はアーニーさんに謝ると、未だ震える足に力を入れて修道院の方へと駆け出した。
修道院まで戻れば護衛が居る。彼等の所まで行けば、アーニーさんも助けに行ってもらえる──
その一心で足を必死に動かして走った。
それなのに───
「───きゃあっ!」
ドサッ──
「アドリーヌ……」
直ぐに彼に追いつかれて、背中を押されてその場に倒れ込んでしまった。それでも、すぐに立ち上がろうとした時、肩を掴まれて仰向きに倒された。その時の痛みを耐えて目を開けると、すぐ近くに彼の、あの時と同じ冷たい目があった。
「アドリーヌ…そんなに…俺が嫌?赦してくれない?」
「……あ…………」
チラリと彼の後方に視線を向けると、アーニーさんが倒れているのが見えた。
「……そんなに…俺を見るのも嫌だって言うなら……もう…仕方無いよね?」
「……え?───っ!?」
“何が仕方無いのか”─と訊こうとした言葉は口に出す事はできなかった。彼は、あの時と同じ冷たい目をしたまま、私の首に両手を掛けた。
「───っ!」
「アドリーヌが…悪いんだ。俺を……見捨てたから……」
そう言いながら、更に両手に力を入れる彼の目からは涙が零れ、その涙が私の顔を濡らしていく。
「好きだったのに───」
本当に…この人は一体何を…言っているのか──
朦朧とした意識の中、何故か冷静な自分が居た。
何故、私がこんな目に遭わなければならないのか。
何故、こんな最期を迎えなければいけないのか。
子爵令嬢に騙された私が悪かったのか。
自由を手にして楽しんだ私が悪かったのか。
もし、“来世”と言うモノがあるのなら……自由な私で……ありたい──
もし、願いが叶うなら……どうか…アーニーさんが……無事でありますように───
それが、私─アドリーヌ=スペイシーの最期だった。
「──ひぃ───っ!」
ーどうして!?何故、彼が…ここに居るの!?ー
私を後ろから抱きしめているのは、元婚約者の彼だった。
「ずっと…探してたんだ…会いたかったんだ。会って…謝りたかったんだ。謝って…赦してもらって…また婚約を結び直したかったんだ……」
彼はそう言うと、更に私を抱きしめる腕に力を入れた。
「あれは…惑わされていたんだ。俺の意思じゃなかったんだ!あの……アイツのせいで!」
抱きしめられたまま声を荒げられ、あの記憶がまた蘇る。
「──や……はなし……て……」
「なぁ、アドリーヌ、また、俺と……俺の婚約者になって、結婚しよう?」
ーこの人は……何を言っているの?ー
あんな事をされて、また婚約できると本気で思っているの?しかも、自分はもう既に、隣国の公爵家に婿入りする事が決まっているのに。その上、私も既に俗世から離れているから、婚約や結婚なんて有り得ない。喩え、それが可能だと言われても…この人とだけは絶対に無理だ。
「───はなし……て!」
「─っ!アドリーヌ!?」
震える体に力を入れて何とか彼を押し退け、彼から距離を取るように離れる。
「アドリーヌ」
「いや!来ないで!」
彼が一歩私に近付くと、私も彼から一歩後退る。
「可哀想なアドリーヌ。こんな所に追いやられて…。俺が助けてあげるから、俺の手を取って。一緒に…逃げよう?」
この人は、本当に何を言っているのか─。私が修道院に居るのは、父や母に捨てられたから─と思っているんだろうか?
「ひょっとして、来るのが遅くて…怒ってる?」
「………」
「アドリーヌの父君に訊いても、俺の父に訊いても誰もアドリーヌの居場所を教えてくれなくて…。そしたら…ようやく侯爵夫妻がアドリーヌに会いに行くと知って…こっそり付いて来たんだ…」
あぁ、私に会いに来てくれた父と母の馬車を追って来たのか。だとすれば……王都からここ迄は3日掛かる。なら、邸から居なくなった彼を、家の者達が探している筈。その探す先に、きっと…修道院も入っている……よね?
ー怖いー
怖い…けど…頑張って…逃げないと。
「ちがっ……わたし…は、自分の意思で…修道院に来たの…。だから…どこにも行かない。ここに…居るわ。」
「アドリーヌ、そんな嘘をつかなくても良いんだ」
「嘘じゃないわ。だから……わたしは……貴方の手を…取る事もないし…婚約者に戻ることも…ない…わ」
「「アドリーヌ!」」
私が拒絶を表わした途端、彼が一気に私との距離を詰め、私の名前を呼びながら手を伸ばしたのと同時に、もう一つの声が響いた。
「アーニーさん!?」
その声はアーニーさんで、私を庇うように、彼と私の間に立ちはだかった。
「ここは男性立入禁止よ!今すぐ出て行きなさい!でなければ、護衛の者を呼ぶわよ!」
「ちっ─平民のクセに、俺とアドリーヌの邪魔をするな」
バシッ──
「アーニーさん!!」
「──っ!馬鹿アドリーヌ!私の事は良いから…逃げなさい!早く!」
彼に叩かれたアーニーさんを置いて逃げる─なんてしたくはない…けど…彼の目的が私なら……私がアーニーさんの側に居ない方が良いのかもしれない。
「アーニーさん、ごめんなさい!」
私はアーニーさんに謝ると、未だ震える足に力を入れて修道院の方へと駆け出した。
修道院まで戻れば護衛が居る。彼等の所まで行けば、アーニーさんも助けに行ってもらえる──
その一心で足を必死に動かして走った。
それなのに───
「───きゃあっ!」
ドサッ──
「アドリーヌ……」
直ぐに彼に追いつかれて、背中を押されてその場に倒れ込んでしまった。それでも、すぐに立ち上がろうとした時、肩を掴まれて仰向きに倒された。その時の痛みを耐えて目を開けると、すぐ近くに彼の、あの時と同じ冷たい目があった。
「アドリーヌ…そんなに…俺が嫌?赦してくれない?」
「……あ…………」
チラリと彼の後方に視線を向けると、アーニーさんが倒れているのが見えた。
「……そんなに…俺を見るのも嫌だって言うなら……もう…仕方無いよね?」
「……え?───っ!?」
“何が仕方無いのか”─と訊こうとした言葉は口に出す事はできなかった。彼は、あの時と同じ冷たい目をしたまま、私の首に両手を掛けた。
「───っ!」
「アドリーヌが…悪いんだ。俺を……見捨てたから……」
そう言いながら、更に両手に力を入れる彼の目からは涙が零れ、その涙が私の顔を濡らしていく。
「好きだったのに───」
本当に…この人は一体何を…言っているのか──
朦朧とした意識の中、何故か冷静な自分が居た。
何故、私がこんな目に遭わなければならないのか。
何故、こんな最期を迎えなければいけないのか。
子爵令嬢に騙された私が悪かったのか。
自由を手にして楽しんだ私が悪かったのか。
もし、“来世”と言うモノがあるのなら……自由な私で……ありたい──
もし、願いが叶うなら……どうか…アーニーさんが……無事でありますように───
それが、私─アドリーヌ=スペイシーの最期だった。
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