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第二章 旅立ち編
第62話 第二回作戦会議
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俺は城に戻った後、肉体も精神も深く眠った。ユヅキも同様だった。アレクの体に戻り記憶を取り戻した事、アレクの肉体をあさひに【同化】させた事。色々なことが起こりすぎた。
目を覚ました時は日が暮れる頃だった。
6時間程寝ただろうか………まだ頭がボーッとして体が重い感じがする。
『ダーリンおはよう』
ユヅキ起きてたのか?
『私もさっき起きたところ。あさひ、頭も体もきつそうだね』
ああ、けっこうきてるな。無理しすぎたかも。
『そうね。私もさっきから記憶と心の整理で精一杯よ』
だよな。俺も一度整理しなくては。オスカー達との食事まではまだもう少し時間あるな。
こんな時は本当に思考加速先生が頼りになる。
ユヅキ!このまま、もう少しルームにいてくれ。俺も記憶と現状を確認したいから、認識を共有してほしい。
『オッケー。そのつもりよ』
俺は高速で思考していく。
『ちょっと待ったー!その前に!あさひ、やるべきことがあるでしょう!』
ん?なんだ?やるべきことって?
『第二回 今後どうやって世界最強になろうか!作戦会議ーーー!ぱちぱちぱちっ』
ユヅキはノリノリでパチパチ拍手をしている。
『あさひ、ノリが悪いわね!やり直し。久しぶりの第二回なんだからちゃんとしないとユヅキちゃん怒るよ』
ユヅキはプンプンしている。
こ、このやりとりは懐かしいな………なんて思ってると
『第二回 今後どうやって世界最強になろうか!作戦会議ーーー!ぱちぱちぱちっ』
『おおお、パチパチパチパチパチパチっ』
俺も一生懸命盛り上げた。
『ふむ、よろしい』
納得してくれたようだ………
『あさひ、随分面倒臭そうね………』
……………
さて、気を取り直して
まず、現状。
俺はアレクの記憶を持った状態の新堂あさひだ。
人格はあさひ。日本という環境で育ったあさひの性格や考え方が大部分を占めている。
ただし、アレクの記憶や考え方が今の俺にかなり影響を与えている。
今まで考えもしていなかった事を自然と考えられる。
その一つ。まずは【地下迷宮】で目立たないようにひっそりと力を付けるべきだ。あそこはレベル上げをするのに最適だ。
今のあさひの力では魔王クラス、その幹部クラスにはとても勝てない。オスカーやアメリア、ソフィア、他にも常人離れした人族や獣人族もいる。
今の状態で【創造眼】を世間に知られるのは危険だ。
それと共に今まで考えもしていなかった、【地下迷宮】を攻略してみたいと欲求が湧いて来る。これはアレクの願望が大きいだろう。
力を付けたら、ガイアや竜王にも挑みたい。そんな危険な事まで考えてしまう。ガイアはいつかボコボコにする。必ずする。それが元師匠への恩返しだ。ガイアは好きだけど。やられたらやり返す。1000倍返しだ。
『ダーリン、それ………本当好きね。ぷぷぷっ』
次に、ステラに与えた【魔眼】を慣れさせていく必要がある。これはすぐには無理だ。じっくり時間をかけて徐々に使いこなして貰う。
どちらかというと【地下迷宮】に潜る前に、ステラの【魔眼】を慣れさせてからの方がいいだろう。
『そうね。絶対その方がいいわ』
ユヅキもルナの肉体に戻ったばかりだ。20年以上肉体と魂が離れていた事を考えると、時間をかけて馴染ませるべきだ。
そう考えると、アルバ大森林の拠点に一度三人で戻った方がいいな。あそこなら人目を避けられる。ステラの【魔眼】の修行。ユヅキもルナの肉体でいても目立たない。ゆっくり馴染ませることができる。
おお、これはいい!ナイスアイデアだ!
そして、三人で暮らす。ぐふっ。ぐふふふふっ。
『ダーリン、物凄くエッチな事考えてるわね……でも、ついに私もダーリンと心と体が結ばれる時が………きゃー、きゃー、悪くないわ。ダーリン、ナイスアイデアよ。ステラともちゃんと話さなきゃ。うふふっ』
そうだ。ステラもユヅキも俺は好きだ。どっちかなんて選べない。ここは日本ではない。一夫一妻が常識というのはこの世界にはない。俺にはアレクの常識もしっかり刻まれている。
ルナの記憶を持つユヅキもこの世界の常識は身についているだろう。ん?いや、逆か。ユヅキの記憶を持つルナか?
『うーん、今私も気持ちを整理しているところなんだけど、ユヅキの影響を多大に受けているルナって感じかな。でもあさひにユヅキって呼ばれるのはしっくりくるわね。どっちだろ?………どっちでもいいわ♪』
なるほど。まあ今は結論出す必要もないな。とりあえず、よし!一度アルバ大森林に戻る事は決定事項。
『賛成ー!パチパチパチパチっ』
次に考えるべきは俺の能力【パーティ化】だ。
この能力は改めて破格だ。アレクもルナも使えなかった力だ。
ユヅキ、今の状態で【パーティ化】作れそうか?
『無理ね。【パーティ化】は【創造眼】とあさひとユヅキちゃんで作った奇跡のスキルよ!パーティのリーダーはあさひよ。もしも、私が【パーティ化】を作ることができたら。あさひのパーティから抜けてしまう気がするわ。それは絶対嫌。私はあさひの最初のパーティメンバーよ。ずっとあさひのパーティにいる』
ユヅキ、嬉しい事言ってくれるな。そうだな。それが良い。
『うんうん♪』
で、話を戻すが、今のパーティメンバーはユヅキ、ステラ、ルーシー、ミケネ、カレン、フーカ、サーシャだ。
この後、【パーティ化】の能力をオスカー、アメリア、ソフィアに話す必要がある。
そして三人にもパーティに入ってもらうかどうかだ。
『とりあえず、三人に【パーティ化】のことは話しましょう。私から説明する。きっと三人共食い付いてくるわよ。経験値共有化、念話、相乗効果、配下、全ての能力が破格過ぎる。三人が入れば相乗効果であさひは更に強くなる。私達も強くなる。正直、良いことしかなくて怖くなるわ……』
そうなんだよな。怖いくらいの力だ。
今後パーティメンバーをドンドン増やしていくやり方もあるけど『お互い心から信頼できる関係』これは正直簡単ではないと思う。オスカー達は問題無い。ルーシー達も色々あってそういう関係になれた。
俺が他者と計算しながら良い関係を作っても『お互い心から信頼できる関係』とは全然違うと思う。
パーティメンバーは無理して増やさない。決めた。むしろ、もう十分だ。
『わかったわ。私もそう思う!でも、配下っていうのもあるのよね』
そ、そうだった。
【配下】
あさひを心から崇拝する者のみ配下になれる。
経験値共有化、念話、相乗効果、使用可能になる。
配下になった者はあさひへの忠誠が更に増す。
配下相乗効果
あさひは配下全員のステータス合計の一定割合(小)を、強化することができる。
配下はあさひのステータス合計値の一定割合(小)を強化することができる。
配下………イカサマ宗教みたいで俺はかなり抵抗がある。日本人の感覚がそうさせる。俺は神ではない。ずるい事も悪い事も考える。日本で犯罪をしたことは無いが、聖人なんかじゃない。エロい事も考えるし、感情に任せて行動してしまう事もある。
配下スキルは非常に有能だ。有能だけどかなり抵抗がある。あまり考えたくない……
『いいじゃない。あさひは考えなければ!考える必要ないよっ。そういう事はたぶんカレン辺りが考えると思うけど……あとアメリア………』
うっ、あの二人は考えそうだな。額から冷や汗が出てきた。嫌な予感がする………アメリアとカレン、あの二人は優秀だ。それ故に恐ろしい。まあ、でも悪い奴らではない………変な事はしないと思うけど。どうするか。
『私からほどほどにするように言っておくわ』
ユヅキ、頼む。なんて頼もしいんだ。ユヅキ様。
『えへへー。ユヅキちゃんに感謝しなさいよ』
よし、【パーティ化】はオスカー達に話す。あとは成り行きでいいや。
『賛成ー!パチパチパチパチっ』
次は、大魔王バレルの【魔眼】を回収したと思われる黒幕。
黒幕の予想はアレクとルナの記憶を頼りにお互い話合った。怪しいと思える奴は何名かいた。ただし、推測の域でしかないので確定はさせなかった。
それに今の俺の状態ではそいつらに勝てない。寧ろこちらが下手に動いてバレたら、俺の【創造眼】ユヅキの【神眼】ステラの【魔眼】が危険であると考えて、暫くは力を付けることに専念しようと結論付けた。
あとは俺個人、アレクの願望、やりたい事は他にもあるがタイミングを見ながらやっていこう。
ユヅキ、そんなところか?
『あさひ、大事な事を忘れてるわ』
ん?なんだ?あっ、創造神様からのお願い………
『そうよ!ダーリン、絶対忘れちゃダメなことよ!この世界の食文化のレベルを上げるんでしょ!創造神様は自由に生きろと仰ってくれた。でも感謝の気持ちは絶対忘れちゃダメよ!』
そうだ。ダメだ。創造神様、女神様のおかげだ。いや、これからは他の神々にも感謝しよう。
『そうよ。これは絶対よ。そして私も肉体が戻った。これからは日本での記憶を頼りに美味しい食事、スイーツ、お酒を作るわ。なぜなら私も食べたいから!そういうわけで私は体を慣らしながら商品開発に時間を費やすわ。幸い、イーグリアには沢山の食材が集まってるみたいだし。米よ。ラーメンよ。カレーよ。パスタよ。焼きそばよ。コロッケよ!生姜焼きよ!!和洋中、なんでも作ってやるわ!待ってなさい!ユヅキちゃんが全て作ってみせるわ。チョコ!アイス!ケーキ!ポテチ!美味しいジュース、コーヒー!沢山作ってみせるわ!燃えるわっ!世界最強よりも燃えるわっ』
おおおおお!ユヅキ姉さん!素晴らしいぞ!それは神々もきっとお喜びになる!あと酒だ!キンキンに冷えたビールが飲みたい!俺は酒の良さを完全に覚えた!ユヅキ様頼むぞ!
『お酒もいいわね!ふふふ、このユヅキシェフに任せなさい。あっ、ステラにも手伝って貰おう!アメリアにもお世話になるし、少しずつ教えてイーグリアの特産品にでもしてあげようかしら。うふふ。いいわね……あさひ!私達もニート脱却よ!』
ニート脱却!あっ、ついでにストレージに腐るほど入ってる魔物や魔石もアメリアに言って買ってもらうか?
『いいわねー!ところであさひ、今なら鑑定水晶とか作れるんじゃない?』
ちょっと試行錯誤すれば作れるかもな。あれは付与魔法だ。今ならわかる。そうだ!付与魔法で拠点を快適に変えよう!
『いいわね!そっちはあさひに任せた!トイレよ!水洗トイレを作るのよ。温水洗浄便座よ。あ、あと、ついでにお風呂広くしましょうよ!』
おお、いいな風呂広くしよう!俺とユヅキとステラ三人で入れる大きさ、ゲヘヘヘっ。
『ゲ、ゲスいわ、ダーリン。笑い方が……品が無いわ………』
うっ、すまん。妄想したら、ついつい。風呂はまず第一にやる!グッ!俺は拳を強く握りしめた。
こうして、俺達の第二回作戦会議は盛り上がった。
目を覚ました時は日が暮れる頃だった。
6時間程寝ただろうか………まだ頭がボーッとして体が重い感じがする。
『ダーリンおはよう』
ユヅキ起きてたのか?
『私もさっき起きたところ。あさひ、頭も体もきつそうだね』
ああ、けっこうきてるな。無理しすぎたかも。
『そうね。私もさっきから記憶と心の整理で精一杯よ』
だよな。俺も一度整理しなくては。オスカー達との食事まではまだもう少し時間あるな。
こんな時は本当に思考加速先生が頼りになる。
ユヅキ!このまま、もう少しルームにいてくれ。俺も記憶と現状を確認したいから、認識を共有してほしい。
『オッケー。そのつもりよ』
俺は高速で思考していく。
『ちょっと待ったー!その前に!あさひ、やるべきことがあるでしょう!』
ん?なんだ?やるべきことって?
『第二回 今後どうやって世界最強になろうか!作戦会議ーーー!ぱちぱちぱちっ』
ユヅキはノリノリでパチパチ拍手をしている。
『あさひ、ノリが悪いわね!やり直し。久しぶりの第二回なんだからちゃんとしないとユヅキちゃん怒るよ』
ユヅキはプンプンしている。
こ、このやりとりは懐かしいな………なんて思ってると
『第二回 今後どうやって世界最強になろうか!作戦会議ーーー!ぱちぱちぱちっ』
『おおお、パチパチパチパチパチパチっ』
俺も一生懸命盛り上げた。
『ふむ、よろしい』
納得してくれたようだ………
『あさひ、随分面倒臭そうね………』
……………
さて、気を取り直して
まず、現状。
俺はアレクの記憶を持った状態の新堂あさひだ。
人格はあさひ。日本という環境で育ったあさひの性格や考え方が大部分を占めている。
ただし、アレクの記憶や考え方が今の俺にかなり影響を与えている。
今まで考えもしていなかった事を自然と考えられる。
その一つ。まずは【地下迷宮】で目立たないようにひっそりと力を付けるべきだ。あそこはレベル上げをするのに最適だ。
今のあさひの力では魔王クラス、その幹部クラスにはとても勝てない。オスカーやアメリア、ソフィア、他にも常人離れした人族や獣人族もいる。
今の状態で【創造眼】を世間に知られるのは危険だ。
それと共に今まで考えもしていなかった、【地下迷宮】を攻略してみたいと欲求が湧いて来る。これはアレクの願望が大きいだろう。
力を付けたら、ガイアや竜王にも挑みたい。そんな危険な事まで考えてしまう。ガイアはいつかボコボコにする。必ずする。それが元師匠への恩返しだ。ガイアは好きだけど。やられたらやり返す。1000倍返しだ。
『ダーリン、それ………本当好きね。ぷぷぷっ』
次に、ステラに与えた【魔眼】を慣れさせていく必要がある。これはすぐには無理だ。じっくり時間をかけて徐々に使いこなして貰う。
どちらかというと【地下迷宮】に潜る前に、ステラの【魔眼】を慣れさせてからの方がいいだろう。
『そうね。絶対その方がいいわ』
ユヅキもルナの肉体に戻ったばかりだ。20年以上肉体と魂が離れていた事を考えると、時間をかけて馴染ませるべきだ。
そう考えると、アルバ大森林の拠点に一度三人で戻った方がいいな。あそこなら人目を避けられる。ステラの【魔眼】の修行。ユヅキもルナの肉体でいても目立たない。ゆっくり馴染ませることができる。
おお、これはいい!ナイスアイデアだ!
そして、三人で暮らす。ぐふっ。ぐふふふふっ。
『ダーリン、物凄くエッチな事考えてるわね……でも、ついに私もダーリンと心と体が結ばれる時が………きゃー、きゃー、悪くないわ。ダーリン、ナイスアイデアよ。ステラともちゃんと話さなきゃ。うふふっ』
そうだ。ステラもユヅキも俺は好きだ。どっちかなんて選べない。ここは日本ではない。一夫一妻が常識というのはこの世界にはない。俺にはアレクの常識もしっかり刻まれている。
ルナの記憶を持つユヅキもこの世界の常識は身についているだろう。ん?いや、逆か。ユヅキの記憶を持つルナか?
『うーん、今私も気持ちを整理しているところなんだけど、ユヅキの影響を多大に受けているルナって感じかな。でもあさひにユヅキって呼ばれるのはしっくりくるわね。どっちだろ?………どっちでもいいわ♪』
なるほど。まあ今は結論出す必要もないな。とりあえず、よし!一度アルバ大森林に戻る事は決定事項。
『賛成ー!パチパチパチパチっ』
次に考えるべきは俺の能力【パーティ化】だ。
この能力は改めて破格だ。アレクもルナも使えなかった力だ。
ユヅキ、今の状態で【パーティ化】作れそうか?
『無理ね。【パーティ化】は【創造眼】とあさひとユヅキちゃんで作った奇跡のスキルよ!パーティのリーダーはあさひよ。もしも、私が【パーティ化】を作ることができたら。あさひのパーティから抜けてしまう気がするわ。それは絶対嫌。私はあさひの最初のパーティメンバーよ。ずっとあさひのパーティにいる』
ユヅキ、嬉しい事言ってくれるな。そうだな。それが良い。
『うんうん♪』
で、話を戻すが、今のパーティメンバーはユヅキ、ステラ、ルーシー、ミケネ、カレン、フーカ、サーシャだ。
この後、【パーティ化】の能力をオスカー、アメリア、ソフィアに話す必要がある。
そして三人にもパーティに入ってもらうかどうかだ。
『とりあえず、三人に【パーティ化】のことは話しましょう。私から説明する。きっと三人共食い付いてくるわよ。経験値共有化、念話、相乗効果、配下、全ての能力が破格過ぎる。三人が入れば相乗効果であさひは更に強くなる。私達も強くなる。正直、良いことしかなくて怖くなるわ……』
そうなんだよな。怖いくらいの力だ。
今後パーティメンバーをドンドン増やしていくやり方もあるけど『お互い心から信頼できる関係』これは正直簡単ではないと思う。オスカー達は問題無い。ルーシー達も色々あってそういう関係になれた。
俺が他者と計算しながら良い関係を作っても『お互い心から信頼できる関係』とは全然違うと思う。
パーティメンバーは無理して増やさない。決めた。むしろ、もう十分だ。
『わかったわ。私もそう思う!でも、配下っていうのもあるのよね』
そ、そうだった。
【配下】
あさひを心から崇拝する者のみ配下になれる。
経験値共有化、念話、相乗効果、使用可能になる。
配下になった者はあさひへの忠誠が更に増す。
配下相乗効果
あさひは配下全員のステータス合計の一定割合(小)を、強化することができる。
配下はあさひのステータス合計値の一定割合(小)を強化することができる。
配下………イカサマ宗教みたいで俺はかなり抵抗がある。日本人の感覚がそうさせる。俺は神ではない。ずるい事も悪い事も考える。日本で犯罪をしたことは無いが、聖人なんかじゃない。エロい事も考えるし、感情に任せて行動してしまう事もある。
配下スキルは非常に有能だ。有能だけどかなり抵抗がある。あまり考えたくない……
『いいじゃない。あさひは考えなければ!考える必要ないよっ。そういう事はたぶんカレン辺りが考えると思うけど……あとアメリア………』
うっ、あの二人は考えそうだな。額から冷や汗が出てきた。嫌な予感がする………アメリアとカレン、あの二人は優秀だ。それ故に恐ろしい。まあ、でも悪い奴らではない………変な事はしないと思うけど。どうするか。
『私からほどほどにするように言っておくわ』
ユヅキ、頼む。なんて頼もしいんだ。ユヅキ様。
『えへへー。ユヅキちゃんに感謝しなさいよ』
よし、【パーティ化】はオスカー達に話す。あとは成り行きでいいや。
『賛成ー!パチパチパチパチっ』
次は、大魔王バレルの【魔眼】を回収したと思われる黒幕。
黒幕の予想はアレクとルナの記憶を頼りにお互い話合った。怪しいと思える奴は何名かいた。ただし、推測の域でしかないので確定はさせなかった。
それに今の俺の状態ではそいつらに勝てない。寧ろこちらが下手に動いてバレたら、俺の【創造眼】ユヅキの【神眼】ステラの【魔眼】が危険であると考えて、暫くは力を付けることに専念しようと結論付けた。
あとは俺個人、アレクの願望、やりたい事は他にもあるがタイミングを見ながらやっていこう。
ユヅキ、そんなところか?
『あさひ、大事な事を忘れてるわ』
ん?なんだ?あっ、創造神様からのお願い………
『そうよ!ダーリン、絶対忘れちゃダメなことよ!この世界の食文化のレベルを上げるんでしょ!創造神様は自由に生きろと仰ってくれた。でも感謝の気持ちは絶対忘れちゃダメよ!』
そうだ。ダメだ。創造神様、女神様のおかげだ。いや、これからは他の神々にも感謝しよう。
『そうよ。これは絶対よ。そして私も肉体が戻った。これからは日本での記憶を頼りに美味しい食事、スイーツ、お酒を作るわ。なぜなら私も食べたいから!そういうわけで私は体を慣らしながら商品開発に時間を費やすわ。幸い、イーグリアには沢山の食材が集まってるみたいだし。米よ。ラーメンよ。カレーよ。パスタよ。焼きそばよ。コロッケよ!生姜焼きよ!!和洋中、なんでも作ってやるわ!待ってなさい!ユヅキちゃんが全て作ってみせるわ。チョコ!アイス!ケーキ!ポテチ!美味しいジュース、コーヒー!沢山作ってみせるわ!燃えるわっ!世界最強よりも燃えるわっ』
おおおおお!ユヅキ姉さん!素晴らしいぞ!それは神々もきっとお喜びになる!あと酒だ!キンキンに冷えたビールが飲みたい!俺は酒の良さを完全に覚えた!ユヅキ様頼むぞ!
『お酒もいいわね!ふふふ、このユヅキシェフに任せなさい。あっ、ステラにも手伝って貰おう!アメリアにもお世話になるし、少しずつ教えてイーグリアの特産品にでもしてあげようかしら。うふふ。いいわね……あさひ!私達もニート脱却よ!』
ニート脱却!あっ、ついでにストレージに腐るほど入ってる魔物や魔石もアメリアに言って買ってもらうか?
『いいわねー!ところであさひ、今なら鑑定水晶とか作れるんじゃない?』
ちょっと試行錯誤すれば作れるかもな。あれは付与魔法だ。今ならわかる。そうだ!付与魔法で拠点を快適に変えよう!
『いいわね!そっちはあさひに任せた!トイレよ!水洗トイレを作るのよ。温水洗浄便座よ。あ、あと、ついでにお風呂広くしましょうよ!』
おお、いいな風呂広くしよう!俺とユヅキとステラ三人で入れる大きさ、ゲヘヘヘっ。
『ゲ、ゲスいわ、ダーリン。笑い方が……品が無いわ………』
うっ、すまん。妄想したら、ついつい。風呂はまず第一にやる!グッ!俺は拳を強く握りしめた。
こうして、俺達の第二回作戦会議は盛り上がった。
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