創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第三章 地下迷宮挑戦編

第83話 地下迷宮9 11階層

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 11階層に降りると、【マップ表示】が11階層から20階層に切り替わった。
 おお、凄いぞマップ表示君。そして、俺は20階層までの全てのマップを眺める。

 ある!怪しい部屋が!18階層に!ここもモンスター部屋の可能性がある。
 前回は8階層、今回は18階層。もしかしたら8の着く階層にあったりして。

 11階層に来てまずは屋敷や王城に念話が届くかの確認も行った。問題ない。そして18階層に怪しい部屋があることも伝える。

 20階層までは12日程かかる。予定通りのペースだ。

 11階層から20階層は今まで出てきたモンスターとその上位種が主に出てくる。あとは昆虫系統の魔物も増える。

 CP400ぐらいまでの魔物になるので問題は無いが油断はできない。
 ゴブリンキング、ダークコボルト、オークキング、ハイキャタピラー、ビッグアルミラージ、タランチュラ、デスサソリ、等

 俺達は先へ進んだ。

 今デスサソリ8体の群れと戦っている。

(だいぶ魔物も強くなってきましたわね)
 カレン達四人がそれぞれ一匹を始末している間に俺は残りの四匹を相手している。

(ああ、だがデスサソリも毒に気をつければ問題ない!)

 俺はオーラの刃でデスサソリ四匹を切り刻む。

そういえば俺は最近武器使ってない。背中に背負ってる剣は完全に飾りになっている。

 闘気と魔力を融合させた【マジックオーラ】で体術で肉弾戦をするか、オーラで刃等を具現化して戦っている。

(あさひ様さすがです!なんて切れ味でしょう!)

(うん。あさひ凄い。。。)

(あさひ様~!キャーーー!凄い!)

 みんながいちいち褒めてくれるので、ちょっと気分良くなる俺。

(カレン、ミケネ、フーカ、サーシャも凄く強くなってるよ!)

(あさひ様に褒められた~。そんなことないです~)

 褒め合う俺達。

 厳しく育てる?

 ふっ、そんな時代じゃないさ。今の時代はパワハラ、モラハラ、セクハラ。すぐに訴えられてしまうんだぞ!今時の若い子はすぐに会社を辞めちゃうってテレビで言ってた。俺は学生だったけど。俺は良い上司になる。セクハラは一番気を付けよう………俺は危ない。

 そんなどうでも良いことを考えていたら、

(あっ!あさひ様!危ない!一匹生きてます!)
 ミケネが叫ぶ!

 俺は一匹仕留め損ねていた。そいつは最後の力を使い、俺に毒針を刺してきた。

 あっ、やべっ!

 結果としては、闘気に阻まれ毒針は俺には届かなかった。まあ、毒針が届いても【毒耐性(極)】があるから大丈夫なんだけど。でも油断した………

 『命大事に』を忘れていた。なんて俺はクズなんだ。すぐに大事な事を忘れる。完全記憶師匠がいるのに忘れてしまう俺はクズだ。

(みんな、油断したらこうなるから気を付けるんだぞ!格下相手も油断するな!)
 俺は誤魔化した。

(あ、あさひ様。ワタクシ達に教えて下さったのですね。た、確かにワタクシ達は迷宮に慣れて少しいい気になって、油断してましたわ。反省致します)

(さ、さすがあさひ様です。このミケネ、あさひ様に教えて頂いていることは生涯忘れません。今後私が油断することはありません!)

(うん。。。油断はダメ。。。)

(あさひ様~!お怪我はないですか?サーシャが回復魔法かけます)

(いや、サーシャ大丈夫だ!皆が油断している気がしたから、伝えたかっただけだ。最初から闘気で防ぐ予定だったからな)

 こんな誤魔化し、きっとユヅキがいたらバレてる。いや、確実にバレる。しかし、今はいない。美女達の前だ。少しだけかっこつけったっていいじゃないか。人間だもの。

 カレン達はキラキラした目で俺を見ている。

(よし!先へ進むぞ!)

(((はい!あさひ様!))))
 良い返事だ。

 俺達はその後も順調に進んだ。8階層の小部屋を出てからボス部屋手前で休憩を挟んだ後、6時間ぐらいは経っただろうか。戦闘回数も11階に来たらだいぶ増えてきた。

(はあ、はあ、あさひ様。今日はこの辺りで休むのはいかがでしょうか?ちょうど野営をするのに最適な小部屋があちらにありますわ)

 カレンが提案する。あっ、みんなだいぶ疲れて来ているようだ。あれっ?俺全然疲れてないぞ。

 も、もしかして俺のアルティメットウエポン【タフネス】はこんな時も役に立っているのかも………そういえば最近、闘気、魔力の扱いが更に上達している気がする。刃を具現化したり、その刃を伸ばしたり、太くしたり鋭利にしたり、けっこう簡単にできてる。

【魔力操作】に【テクニック】が加わっているのかも………あの努力は無駄じゃなかったのか。

 努力と言っていいのかはわからないが………

(カレン、ごめん。みんなが疲れてるの気が付かなかった。今日はここで野営をしよう)

(い、いえ。あさひ様のペースについて行けないワタクシ達が悪いのです)

(いや、俺が気が付かないことがあったらいつでも言ってほしい)


 俺達は小部屋で野営の準備をした。ここはセーフティポイントではないので、常に警戒が必要だ。全員にクリーンを掛け、念のためテントの周りを土魔法で囲む。外の様子が見えるように小さな穴を開けておく。

 俺とフーカが交代で【気配感知】で見張りをするとして、どうするか?ユヅキ、ステラも呼んで見張り手伝ってもらうか?

 そういえば『紅の刃』を追い抜かなかったな。かなりのペースだったから、抜いてもおかしくないんだけど、別のルートで12階層に向かってるのかも。

 物語では大抵ああいった場所で会うパーティとは今後何かの絡みがあるはずだ。彼らのピンチを助けるとか………フラグという奴だ。必ず回収してやるぞ。フラグよ……


 確かに12階層へ向かうルートはいくつかある。俺は【マップ表示】のおかげで最短コースを行ってるけど。この辺りだとまだ他の冒険者達はいる。地上に戻るパーティもいるだろうし、ここで別のメンバーを呼ぶのはあまり良くないな。

【地下迷宮】に入って三日。そろそろ風呂にも入りたい。ユヅキ、ステラとも会いたい。

 よし、思い切ってこのテントに魔方陣を設置して一度拠点に戻ろう。

 小部屋の入口を土魔法で上手く自然に塞いで、テントの周りの壁をもっと頑丈にして、さらに最近覚えた結界魔法で土壁の周りに結界を張っておこう。因みに結界魔法はソフィアの魔法をコピーさせて貰った。これで大丈夫だろう。


 この事をカレン達に伝えた。皆少し安堵した表情をする。
 初めての迷宮だ。疲労がたまっていたのだろう。念話でこのことを屋敷、王城、神殿に伝えて俺達は屋敷に戻ることにした。

(あさひ様、皆様の食事の準備とお風呂は仕度しておきますのでいつでも戻られてください)
 ステラの声が嬉しそうだ。

(了解!ここを離れる準備ができたら、帰るからよろしく!)


 俺達は屋敷の【テレポート】用の魔法陣が設置してある部屋に戻ってきた。

 部屋を出て大広間に行くと、ユヅキ、ステラ、ルーシー、ルイス、メイドさん達全員が出迎えてくれた。

「ただいまー!」

「「「お帰りなさいませ、ご主人様」」」」
 メイドさん達が一斉に頭を下げる。

 おお、凄いな。一糸乱れぬ動き。

「あさひー!おかえりなさーい!みんなもお疲れ様!」

 最初に俺に飛びかかって抱きついて来たのはルーシーだった。

「ただいまルーシー!ユヅキ、ステラとの訓練は順調か?」

 俺はルーシーを受け止め質問する。

「ええ、もちろん順調よ!」
 ルーシーが俺を抱きしめたまま答える。

「ゴホンっ、あの、姫様。あさひ様は【地下迷宮】から戻られたばかりで疲れていますので」
 ミケネがルーシーに注意をする。

「あっ、!わたしったら。おほほほほっ、つい、勝手に体が動いてしまって、おほほほっ」
 ルーシーが真っ赤な顔をして慌てて俺から離れる。

「ルーシー、随分積極的じゃないか!ユヅキ様、ステラ様よりも先にあさひに飛びつくなんて!」
 ルーシーをおちょくるルイス。

「お、お、お、お兄様!これは違いますわ!フンッ!」

「あさひ、カレン、ミケネ、フーカ、サーシャおかえり!」

「ルイスただいま!おっ、たった三日でなんか顔付きが変わったな!」

「「「殿下!ただいま戻りました」」」
 カレン達がルイスに跪く。

「わかるか?ユヅキ様とステラ様はとんでもないな!俺は生まれ変わった気分だ。カレン、ミケネ、フーカ、サーシャ、ここにいる時はそういう挨拶はもうやめろ。殿下もやめてくれ。名前で呼んでくれ。オレ達は仲間だ。今後は先発組のカレン達にたくさんの事を教えてもらう。頼りにしてる。よろしく頼むな!」

「「「「はい!ルイス様!」」」」
 頭を上げてルイスをみるカレン達。

 うんうん。いい感じだ。俺はその光景が嬉しかった。

 そして俺はユヅキとステラの方をみる。

 二人はこちらを見てニコニコしていた。俺は二人の元へ行き、二人を抱きしめる。
 たった数日会ってなかっただけなのに、二人に触れて心から落ち着いた。

「おかえり、あさひ」
「おかえりなさいませ。あさひ様」

「ただいま」
 話したいことはたくさんあったが、今はお互い目を見るだけで十分だった。

「あさひ様、お風呂の仕度ができてます。食事の前にお入りください」

「ステラ、ありがとう。そうさせてもらうよ!」

 やったぜ。久しぶりのお風呂だ。まずは風呂だ!
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