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エルドリン王国編
154 三匹のスライム
久しぶりの我が家が遠目に見えてくる。
頭の中でグルグル回っているダン爺に対する疑問は、一旦横に置いておいて、ひとまずは無事の帰還を喜ぼう。
我が家を目にして気が抜けたのか、途端に襲ってくる眠気。あと少しだ、と必死に目を見開きながら重い足を前に進めていると、家の手前で何かがぴょんぴょんと跳ねているのが見えた。
「なんだ?あれ」
「二つ……いや、三つ。何かが跳ねてるよね?」
どうやらそれは私の幻覚でもなんでもなく、皆に見えているものらしい。
今度はいったい何なんだ、と怪しみながら近づいていくと、その正体に思い当たるものがあった。
「……スラくん?」
そう。春前から突然姿を見せなくなっていた、スラくんだ。
毎日のようにうちに遊びに来ていたのに、ある日を境にぱったりと来なくなってしまい、まさか森の動物にやられたのか、それとも私に飽きてしまったのか、と心配していたのだ。
エルドリン王国へ行くことが決まってからも、しばらく家を空けることをスラくんに伝えるすべが無くやきもきしていたのだが、どうやら無事に帰ってきていたらしい。
疲れや眠気なんて、一瞬にして吹き飛んでしまった。スラくんが無事だったことに対する安堵。ちゃんと帰ってきてくれたことに対する歓喜。喜びの感情が溢れ出して、足取りが重かったことなんて忘れたように駆け出す。
「スラくん!ぶじでよかっ…………だれっ?!」
そのもちぷにボディを全身で感じさせてほしい、と両腕を大きく広げて駆け寄った私だが、その腕はスラくんを抱きしめることはなく、思わず自分自身を抱きしめていた。
同じように私の腕に飛び込んでこようとしていたスラくんは、目標を見失ったことによりポテンと私の手前に落下。その後に続くように、少し小さなスラくんと、更に小さなスラくんがポテンポテンとスラくんの上に着地。三段スラくんの出来上がりである。
縦に並んだ三匹のスライムが、何かを訴えるようにプルプルと震える。落ちそうで落ちない、絶妙なバランス感覚に感心しながらも、私の頭の中はパニック状態だ。
多分、一番下の大きいのが、私の知っているスラくん……のはず。色味もサイズ感も、こんな感じだったはずだ。
じゃあ、その上の、中スラくんと、小スラくんは……?
ま、まさか……家族なのでは?!
中スラくんは、スラくんのお嫁さん……だとすれば、スラ子ちゃん?小スラくんは二匹の子供?え?そういうこと?
スライムの繁殖方法が、一般的な生物と同じようにオスとメスの間に子供が生まれるものかなんて知らないが、いや、そもそもスライムに雌雄があるかどうかすら知らないか!考えれば考えるほど、それが正解なような気がしてきた……。
「え、えっと……スラ、くん?」
合ってるよね?と恐る恐る一番下のスライムに問いかけてみれば、三匹揃って正解だ、というように縦にぽよんぽよん伸びる。
「ス、スラくんの、およめさん!」
意を決して真ん中のスライムにそう言えば、まるで不正解だというように三匹のスライムはぐでーんと平べったくなってしまった。どうやらお嫁さんでは無かったらしい。
じゃあ、ほんとに誰!
私の心情なんてつゆ知らず、スラくんたちは楽しそうに伸び縮み。まるで歌っているような、踊っているようなその姿に、別にこの子達が誰でもいいじゃないか、という気になってきた。
きっと疲れていたのもあるんだろう。私は少し焦りすぎていたようだ。
後ろからゆっくりと歩いてきていたカイルさんたちが、ようやく私のすぐ後ろまでたどり着いた。三匹のスラくんに怪訝な顔をしながらも、スルーして家の中に入っていく。私も静かに、その後に続いた。
しれっと私の後ろについてきていたスラくんたちは、我が物顔で私の部屋に入っていく。
そんなスラくんたちを一旦放置して、とりあえずお風呂でゆったり疲れを癒やした私は、軽く腹ごしらえをした後、自室の布団へと潜り込んだ。
そこに寄り添う三匹のスライム。まるで昔からそこが定位置だったように、フィットする場所を陣取り、私を心地よい眠りへと誘う。もちぷにボディに挟まれて幸せだ。
私はそのままスコンと眠りに落ち、気づけば翌日の朝になっていた。
私の隣でプルプル揺れて二度寝へと誘う罪な存在、その名もスラくん。
その誘惑を振り切り、ベッドから這い降りてリビングへと向かえば、そこには荷物をひっくり返しているアルトさんの姿が。
「アルトさん、おはよう。何してるの?」
「おはよう、チナちゃん。これからどんどん暑くなるだろうから、衣替えをね」
季節はもう夏。春先に旅に出たはずが、帰ってきたら夏になっていたなんて、なんの冗談かと思ったが、それが真実なのだ。
エルドリン王国はここより南、暑い地方だったため旅装は薄着が多かったが、出発時点ではまだ肌寒く、アルトさんの部屋のタンスには冬物が残っていたらしい。見ていて暑苦しいからさっさと衣替えをしてしまおうと思い立ったそうだ。
荷物のほとんどを時空間収納にぶちこんでいる私には、必要の無いものである。
圧縮袋に詰め込んだ冬服を担いで収納へと持っていくアルトさんとすれ違うように、今度はカイルさんがやってきた。
カイルさんはアルトさんほど服を持っていないので、衣替えも楽に終わることだろう。美意識の違いが如実に現れている。
カイルさんは、私の後ろについてきていたらしいスラくん(大)をガシッと鷲掴み、それを抱えてソファに倒れ込む。どうやらここで二度寝を決め込むようだ。いつもはシャキッと目覚めるカイルさんが珍しい。それほど疲れが溜まっているのだろうか。
私はひとまず朝食の準備を始めようと、キッチンへと立った。
増殖したスラくんに対する疑問は尽きないが、まずはエルフ達のことが優先だ。まだ分からないことだらけで、不安は尽きないだろう。
朝食を終えて少し休憩した後、皆で宿にエルフたちを迎えに行く。従魔たちはお留守番だ。
準備を終えて玄関に立てば、見送りに来てくれた従魔たちに並び、スライムたちもそこにいた。
いってきます、と一匹一匹の頭を撫でると、その時。手のひらサイズの一番小さなスライムが、私のもとに飛び込んできた。
「え、なに。どうしたの?」
小スラくんはスルスルと私の腕を伝い、そのままポシェットの中へと滑り込む。ちょうどいい位置を見つけたのか、端のほうにスチャッとはまってからはびくともしなくなった。
なるほど、これは……お出かけ用スラくん。このサイズなら持ち運びもしやすく、いつでも連れて歩ける。
一緒にお出かけがしたいスラくんの、苦肉の策だったのだろうか。
まあいいだろう、と一人頷いて玄関を出れば。今度は中スラくんが飛び出してきた。
今度は何?と驚いてその行方を目で追っていけば、中スラくんは一人森の中へ入っていく。一瞬こちらを振り向いてプルプル揺れたのは、いってきます、ということだろうか。
最後の大スラくんは大人しく家で留守番をしているのだろう。
どうやら三匹のスラくんはそれぞれ役目を持っているらしかった。
帰ってから問い詰めようと思っていた、三匹に増えた理由が、こんなところで分かってしまうとは……。真実とは、思わぬところに転がっているものである。
どこか呆然とした気持ちで街へ向かい、エルフたちと合流した私は、気づけばギルドの応接室でダン爺の膝に座らされているのだった。
頭の中でグルグル回っているダン爺に対する疑問は、一旦横に置いておいて、ひとまずは無事の帰還を喜ぼう。
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「なんだ?あれ」
「二つ……いや、三つ。何かが跳ねてるよね?」
どうやらそれは私の幻覚でもなんでもなく、皆に見えているものらしい。
今度はいったい何なんだ、と怪しみながら近づいていくと、その正体に思い当たるものがあった。
「……スラくん?」
そう。春前から突然姿を見せなくなっていた、スラくんだ。
毎日のようにうちに遊びに来ていたのに、ある日を境にぱったりと来なくなってしまい、まさか森の動物にやられたのか、それとも私に飽きてしまったのか、と心配していたのだ。
エルドリン王国へ行くことが決まってからも、しばらく家を空けることをスラくんに伝えるすべが無くやきもきしていたのだが、どうやら無事に帰ってきていたらしい。
疲れや眠気なんて、一瞬にして吹き飛んでしまった。スラくんが無事だったことに対する安堵。ちゃんと帰ってきてくれたことに対する歓喜。喜びの感情が溢れ出して、足取りが重かったことなんて忘れたように駆け出す。
「スラくん!ぶじでよかっ…………だれっ?!」
そのもちぷにボディを全身で感じさせてほしい、と両腕を大きく広げて駆け寄った私だが、その腕はスラくんを抱きしめることはなく、思わず自分自身を抱きしめていた。
同じように私の腕に飛び込んでこようとしていたスラくんは、目標を見失ったことによりポテンと私の手前に落下。その後に続くように、少し小さなスラくんと、更に小さなスラくんがポテンポテンとスラくんの上に着地。三段スラくんの出来上がりである。
縦に並んだ三匹のスライムが、何かを訴えるようにプルプルと震える。落ちそうで落ちない、絶妙なバランス感覚に感心しながらも、私の頭の中はパニック状態だ。
多分、一番下の大きいのが、私の知っているスラくん……のはず。色味もサイズ感も、こんな感じだったはずだ。
じゃあ、その上の、中スラくんと、小スラくんは……?
ま、まさか……家族なのでは?!
中スラくんは、スラくんのお嫁さん……だとすれば、スラ子ちゃん?小スラくんは二匹の子供?え?そういうこと?
スライムの繁殖方法が、一般的な生物と同じようにオスとメスの間に子供が生まれるものかなんて知らないが、いや、そもそもスライムに雌雄があるかどうかすら知らないか!考えれば考えるほど、それが正解なような気がしてきた……。
「え、えっと……スラ、くん?」
合ってるよね?と恐る恐る一番下のスライムに問いかけてみれば、三匹揃って正解だ、というように縦にぽよんぽよん伸びる。
「ス、スラくんの、およめさん!」
意を決して真ん中のスライムにそう言えば、まるで不正解だというように三匹のスライムはぐでーんと平べったくなってしまった。どうやらお嫁さんでは無かったらしい。
じゃあ、ほんとに誰!
私の心情なんてつゆ知らず、スラくんたちは楽しそうに伸び縮み。まるで歌っているような、踊っているようなその姿に、別にこの子達が誰でもいいじゃないか、という気になってきた。
きっと疲れていたのもあるんだろう。私は少し焦りすぎていたようだ。
後ろからゆっくりと歩いてきていたカイルさんたちが、ようやく私のすぐ後ろまでたどり着いた。三匹のスラくんに怪訝な顔をしながらも、スルーして家の中に入っていく。私も静かに、その後に続いた。
しれっと私の後ろについてきていたスラくんたちは、我が物顔で私の部屋に入っていく。
そんなスラくんたちを一旦放置して、とりあえずお風呂でゆったり疲れを癒やした私は、軽く腹ごしらえをした後、自室の布団へと潜り込んだ。
そこに寄り添う三匹のスライム。まるで昔からそこが定位置だったように、フィットする場所を陣取り、私を心地よい眠りへと誘う。もちぷにボディに挟まれて幸せだ。
私はそのままスコンと眠りに落ち、気づけば翌日の朝になっていた。
私の隣でプルプル揺れて二度寝へと誘う罪な存在、その名もスラくん。
その誘惑を振り切り、ベッドから這い降りてリビングへと向かえば、そこには荷物をひっくり返しているアルトさんの姿が。
「アルトさん、おはよう。何してるの?」
「おはよう、チナちゃん。これからどんどん暑くなるだろうから、衣替えをね」
季節はもう夏。春先に旅に出たはずが、帰ってきたら夏になっていたなんて、なんの冗談かと思ったが、それが真実なのだ。
エルドリン王国はここより南、暑い地方だったため旅装は薄着が多かったが、出発時点ではまだ肌寒く、アルトさんの部屋のタンスには冬物が残っていたらしい。見ていて暑苦しいからさっさと衣替えをしてしまおうと思い立ったそうだ。
荷物のほとんどを時空間収納にぶちこんでいる私には、必要の無いものである。
圧縮袋に詰め込んだ冬服を担いで収納へと持っていくアルトさんとすれ違うように、今度はカイルさんがやってきた。
カイルさんはアルトさんほど服を持っていないので、衣替えも楽に終わることだろう。美意識の違いが如実に現れている。
カイルさんは、私の後ろについてきていたらしいスラくん(大)をガシッと鷲掴み、それを抱えてソファに倒れ込む。どうやらここで二度寝を決め込むようだ。いつもはシャキッと目覚めるカイルさんが珍しい。それほど疲れが溜まっているのだろうか。
私はひとまず朝食の準備を始めようと、キッチンへと立った。
増殖したスラくんに対する疑問は尽きないが、まずはエルフ達のことが優先だ。まだ分からないことだらけで、不安は尽きないだろう。
朝食を終えて少し休憩した後、皆で宿にエルフたちを迎えに行く。従魔たちはお留守番だ。
準備を終えて玄関に立てば、見送りに来てくれた従魔たちに並び、スライムたちもそこにいた。
いってきます、と一匹一匹の頭を撫でると、その時。手のひらサイズの一番小さなスライムが、私のもとに飛び込んできた。
「え、なに。どうしたの?」
小スラくんはスルスルと私の腕を伝い、そのままポシェットの中へと滑り込む。ちょうどいい位置を見つけたのか、端のほうにスチャッとはまってからはびくともしなくなった。
なるほど、これは……お出かけ用スラくん。このサイズなら持ち運びもしやすく、いつでも連れて歩ける。
一緒にお出かけがしたいスラくんの、苦肉の策だったのだろうか。
まあいいだろう、と一人頷いて玄関を出れば。今度は中スラくんが飛び出してきた。
今度は何?と驚いてその行方を目で追っていけば、中スラくんは一人森の中へ入っていく。一瞬こちらを振り向いてプルプル揺れたのは、いってきます、ということだろうか。
最後の大スラくんは大人しく家で留守番をしているのだろう。
どうやら三匹のスラくんはそれぞれ役目を持っているらしかった。
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