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camera仕事 春
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ボクがこちらの高校へ転入してきて一ヶ月が経とうとしていた。今日は部活動見学をしたいと思う。高校に入ったら、絶対自分の好きな部活ライフを満喫しようって決めていたのだ!
ボクはうきうきと学校を歩いた。
紗奈ちゃんは、ボクと仲良くしてくれるけれど、彼氏が出来た。彼氏持ちに手を出す趣味は無いので、ボクはあっさりと手を引いた。自分でも驚く程潔く。なので新しい出会いを探すとともに、輝かしい部活動ライフを見つけに行こう!
そういえば、あの時紗奈ちゃんと一緒にいた女の子は何部なのだろう。名前は…稲森 夕音だったはず。他クラスだったので、記憶が曖昧だが。
「あ、確か…五十嵐くんだっけ?」
声をかけられた。その声に聞き覚えがあった。
「あっ…い、稲森さん!」
「こんにちは。どうしたの?」
「えっあ、あのっ部活を決めようと思って、探していたんですっ」
「部活?そっかぁ…うーん…私は帰宅部だからなぁ…」
「帰宅部?」
「うん、部活には入ってないんだ。稲峰花火って子も確か帰宅部だったかな。仕事があるとかで」
「ふぅん…」
ボクは仕事という言葉に若干違和感を覚えたが、まぁいいか、とスルーした。
「どこかオススメの部活ってあります?」
「ん?うーん…写真部とか、どうかな」
「写真部、ですか?」
「うん、四階の西階段の隣。行ってみたら?」
「は、はいっ!行ってみます!」
ボクはうきうきと四階の西階段に向かった。
ノックを二つ。そしてそっとドアを開けた。
「失礼しま…」
「部長、今日の活動は何ですか?」
「うーん…今日は、おか」
「お菓子食べるだけとか無しですよ。副部長に怒られるの私なんですから」
「ぅえー…、めんどいなぁ…」
「もうっ…なに…を…」
椅子にだらりと腰掛けた大柄な男性に、強気に接する女の子がいた。その女の子がボクに気付いて唖然とした。
「やぁぁぁあ!?!?ちょ、ちょちょっちょっと部長!!人来てます!今の流れ見られちゃってます!どうするんですか!入部希望だったら失望じゃ済みませんよ!?」
「おー…こんにちは、ここは写真部。君は?」
ゆっくりと姿勢を整える部長さん。焦っていた女の子は、冷静さを取り戻していた。
「えっと、部活動見学に来ました…1年3組の五十嵐、春です」
「おー、で、えぇと?」
「部長!しっかりしてください!」
女の子は部長に注意しながらこちらに気を遣ってくれている。
「あっ、えっと、私は桐竜亜美です。宜しくねっ」
「あー…俺の名前いる?部長で良くね?」 「い、一応言っておきましょうよ!」
「んー…八尾町です、で良いか?」
だるそうに名前を言う八尾町先輩。ボクはなんだかこの雰囲気に飲まれてしまって、楽しかった。
「で、五十嵐。部活動見学なんだが…」
「入部したいです!!」
「「え」」
「入部希望です!させてください!」
ボクは本気だ。本当に、入りたい。今日からでも。
「どうする桐竜」
「私は部長に任せますけど…」
「んじゃ、了解。これやるから、書いて。んで、顧問の大海川先生に渡して。ほぼ来ないけど」
「あ、ありがとうございます!」
ボクは嬉しくてたまらなかった。
その日、家に帰ってすぐ書き、次の日の朝一で大海川先生に出しに行った。
これからの部活ライフ、満喫するぞ!
ボクはうきうきと学校を歩いた。
紗奈ちゃんは、ボクと仲良くしてくれるけれど、彼氏が出来た。彼氏持ちに手を出す趣味は無いので、ボクはあっさりと手を引いた。自分でも驚く程潔く。なので新しい出会いを探すとともに、輝かしい部活動ライフを見つけに行こう!
そういえば、あの時紗奈ちゃんと一緒にいた女の子は何部なのだろう。名前は…稲森 夕音だったはず。他クラスだったので、記憶が曖昧だが。
「あ、確か…五十嵐くんだっけ?」
声をかけられた。その声に聞き覚えがあった。
「あっ…い、稲森さん!」
「こんにちは。どうしたの?」
「えっあ、あのっ部活を決めようと思って、探していたんですっ」
「部活?そっかぁ…うーん…私は帰宅部だからなぁ…」
「帰宅部?」
「うん、部活には入ってないんだ。稲峰花火って子も確か帰宅部だったかな。仕事があるとかで」
「ふぅん…」
ボクは仕事という言葉に若干違和感を覚えたが、まぁいいか、とスルーした。
「どこかオススメの部活ってあります?」
「ん?うーん…写真部とか、どうかな」
「写真部、ですか?」
「うん、四階の西階段の隣。行ってみたら?」
「は、はいっ!行ってみます!」
ボクはうきうきと四階の西階段に向かった。
ノックを二つ。そしてそっとドアを開けた。
「失礼しま…」
「部長、今日の活動は何ですか?」
「うーん…今日は、おか」
「お菓子食べるだけとか無しですよ。副部長に怒られるの私なんですから」
「ぅえー…、めんどいなぁ…」
「もうっ…なに…を…」
椅子にだらりと腰掛けた大柄な男性に、強気に接する女の子がいた。その女の子がボクに気付いて唖然とした。
「やぁぁぁあ!?!?ちょ、ちょちょっちょっと部長!!人来てます!今の流れ見られちゃってます!どうするんですか!入部希望だったら失望じゃ済みませんよ!?」
「おー…こんにちは、ここは写真部。君は?」
ゆっくりと姿勢を整える部長さん。焦っていた女の子は、冷静さを取り戻していた。
「えっと、部活動見学に来ました…1年3組の五十嵐、春です」
「おー、で、えぇと?」
「部長!しっかりしてください!」
女の子は部長に注意しながらこちらに気を遣ってくれている。
「あっ、えっと、私は桐竜亜美です。宜しくねっ」
「あー…俺の名前いる?部長で良くね?」 「い、一応言っておきましょうよ!」
「んー…八尾町です、で良いか?」
だるそうに名前を言う八尾町先輩。ボクはなんだかこの雰囲気に飲まれてしまって、楽しかった。
「で、五十嵐。部活動見学なんだが…」
「入部したいです!!」
「「え」」
「入部希望です!させてください!」
ボクは本気だ。本当に、入りたい。今日からでも。
「どうする桐竜」
「私は部長に任せますけど…」
「んじゃ、了解。これやるから、書いて。んで、顧問の大海川先生に渡して。ほぼ来ないけど」
「あ、ありがとうございます!」
ボクは嬉しくてたまらなかった。
その日、家に帰ってすぐ書き、次の日の朝一で大海川先生に出しに行った。
これからの部活ライフ、満喫するぞ!
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