2 / 6
人間は優しいのではないのか?
しおりを挟む
人間の町に降り立った私だが、汚い雰囲気の町である。
魔大臣、改め新魔王がこの国を攻めるまでに少し時間が空くだろうから、その間私は観察させてもらい、その後人間側の立場から、魔王軍との戦いを観測させてもらおう……
これにより、新たな刺激が得られるに違いない……
魔大臣……いや新魔王と呼ぶべき彼は、用心深い男なので、きっと確実に滅ぼせる戦力を準備するに違いないから、その時の人間の抵抗は見ものであるぞ……
それでこそ、私の腐った淀みの解放のきっかけになるはずである!
そんな事を考えながら歩いていたら、柄の悪そうな男にぶつかってしまった!
「……すみません!」
私が怯えた顔をして謝ると、ガラの悪い男は激怒して来るでは無いか!
「おいおいごめんですんだら法律はいらねぇんだよ!」
「何か妙ないい服着てるじゃねぇか、身ぐるみおいていきな!」
……どういうことかしら?人間というのは文献によると、幼く可愛いものに弱いと書いてあったが?
私はだから幼い女の子に化けているのに、全く通じないでは無いか!
さらに私が無礼をしたというのならまだしも、大人しく弱弱しい振りをして謝罪までしたのに、どうして通じないのか!
……おそらくこの男が異常であって、人間というのは弱いものを助ける文化と聞いたから、助けを求めれば何とかなるはずである!
「だ……誰か助けて~」
私が渾身に叫んだら、他にもガラの悪い男達に囲まれて……
「おい身ぐるみ剥いだ上に奴隷として売り飛ばしてやろうぜ!」
などと言い合っているではないか……
……私はこいつらを皆殺しにすることはできる……
がそれをすると人間界に派手な痕跡を残すわけで、観測に不便である。
ということで、魔法で高速移動で姿を消して逃れたのだが……
どうなっているのかしら?
あいつらは消えた私に困惑して右往左往しているが、私は文献との違いに困惑をした……
人間って優しいのじゃないのかしら?
特に弱き者に……
魔大臣、改め新魔王がこの国を攻めるまでに少し時間が空くだろうから、その間私は観察させてもらい、その後人間側の立場から、魔王軍との戦いを観測させてもらおう……
これにより、新たな刺激が得られるに違いない……
魔大臣……いや新魔王と呼ぶべき彼は、用心深い男なので、きっと確実に滅ぼせる戦力を準備するに違いないから、その時の人間の抵抗は見ものであるぞ……
それでこそ、私の腐った淀みの解放のきっかけになるはずである!
そんな事を考えながら歩いていたら、柄の悪そうな男にぶつかってしまった!
「……すみません!」
私が怯えた顔をして謝ると、ガラの悪い男は激怒して来るでは無いか!
「おいおいごめんですんだら法律はいらねぇんだよ!」
「何か妙ないい服着てるじゃねぇか、身ぐるみおいていきな!」
……どういうことかしら?人間というのは文献によると、幼く可愛いものに弱いと書いてあったが?
私はだから幼い女の子に化けているのに、全く通じないでは無いか!
さらに私が無礼をしたというのならまだしも、大人しく弱弱しい振りをして謝罪までしたのに、どうして通じないのか!
……おそらくこの男が異常であって、人間というのは弱いものを助ける文化と聞いたから、助けを求めれば何とかなるはずである!
「だ……誰か助けて~」
私が渾身に叫んだら、他にもガラの悪い男達に囲まれて……
「おい身ぐるみ剥いだ上に奴隷として売り飛ばしてやろうぜ!」
などと言い合っているではないか……
……私はこいつらを皆殺しにすることはできる……
がそれをすると人間界に派手な痕跡を残すわけで、観測に不便である。
ということで、魔法で高速移動で姿を消して逃れたのだが……
どうなっているのかしら?
あいつらは消えた私に困惑して右往左往しているが、私は文献との違いに困惑をした……
人間って優しいのじゃないのかしら?
特に弱き者に……
0
あなたにおすすめの小説
〈完結〉だってあなたは彼女が好きでしょう?
ごろごろみかん。
恋愛
「だってあなたは彼女が好きでしょう?」
その言葉に、私の婚約者は頷いて答えた。
「うん。僕は彼女を愛している。もちろん、きみのことも」
不実なあなたに感謝を
黒木メイ
恋愛
王太子妃であるベアトリーチェと踊るのは最初のダンスのみ。落ち人のアンナとは望まれるまま何度も踊るのに。王太子であるマルコが誰に好意を寄せているかははたから見れば一目瞭然だ。けれど、マルコが心から愛しているのはベアトリーチェだけだった。そのことに気づいていながらも受け入れられないベアトリーチェ。そんな時、マルコとアンナがとうとう一線を越えたことを知る。――――不実なあなたを恨んだ回数は数知れず。けれど、今では感謝すらしている。愚かなあなたのおかげで『幸せ』を取り戻すことができたのだから。
※異世界転移をしている登場人物がいますが主人公ではないためタグを外しています。
※曖昧設定。
※一旦完結。
※性描写は匂わせ程度。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載予定。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
嘘はあなたから教わりました
菜花
ファンタジー
公爵令嬢オリガは王太子ネストルの婚約者だった。だがノンナという令嬢が現れてから全てが変わった。平気で嘘をつかれ、約束を破られ、オリガは恋心を失った。カクヨム様でも公開中。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
そんなにその方が気になるなら、どうぞずっと一緒にいて下さい。私は二度とあなたとは関わりませんので……。
しげむろ ゆうき
恋愛
男爵令嬢と仲良くする婚約者に、何度注意しても聞いてくれない
そして、ある日、婚約者のある言葉を聞き、私はつい言ってしまうのだった
全五話
※ホラー無し
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる