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姫とかいう救いが無い愚かさ
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私は人間の頂点であろう王家ならばどうなのか、これを考えることにした。
……流石に上手く潜入する手が浮かばないので、隠れながら様子を見させてもらうことにする。
ということで時間制限こそあるが、誰にも見つからない隠れ蓑術を私は唱え、王宮へと侵入させてもらうこととする。
本当は直接接してみたいのだが、何せいくら何でも見ず知らずの私では不審者になってしまうだろうからな!
すると人間にしては屈強そうな男が、身分の高そうな私の今の姿と同じくらいの年齢、8歳くらいの年齢の女に馬乗りにされて歩いてくるではないか。
そしてその上のものは「遅い!もっと早く走れ!」などと罵倒をして、
さらに蹴り飛ばす始末!
もちろん下の馬になっている男は屈強だから、上の幼き女が暴れた所で問題は無いだろうが、そういう問題では無い。
何故明らかな強者がこんな目にあっているのだ?
さらにだ、お付きの大人の女が、
「騎士団長!姫に対する敬意がなっていませんぞ!」などと説教をしている。
馬鹿な?あんな女、その騎士団長とやらが軽く突き飛ばすだけで吹き飛ぶほど戦闘力に差があるのでは無いのか?
何故あの騎士団長とやらはこんな馬鹿馬鹿しい茶番に付き合っているのか……
魔族の世界ならば弱き者が調子に仮に乗ったらその場で消しクズである。
だからこそ私を絶対頂点として、今まで成り立っていたのである……
そして姫とやらはさらに罵倒する。
「つまらない!お前が下手くそな馬なのが悪いんだ!ばーかばーか!無能!」
……これでよく怒らないものだ、どちらが無能か思い知らせてやると騎士団長が言い出したら、姫もお付きの女も確実に死ぬであろうに、どうしてそれを恐れない?
それが分からないこの姫のほうが無能では無いか!
……いや子供だからそれが分かっていない、その可能性がある、だがお付きのあの大人の女はどうだ?注意するどころか、むしろそれを肯定している。
馬鹿なのか?お前は姫が殺されてもいいのか?
……理解できない、馬鹿な姫も、それから馬鹿な付き人の女も、耐える騎士団長も……
私は愕然としながら、城を後にしたのであった……
人間って理解できない……
……流石に上手く潜入する手が浮かばないので、隠れながら様子を見させてもらうことにする。
ということで時間制限こそあるが、誰にも見つからない隠れ蓑術を私は唱え、王宮へと侵入させてもらうこととする。
本当は直接接してみたいのだが、何せいくら何でも見ず知らずの私では不審者になってしまうだろうからな!
すると人間にしては屈強そうな男が、身分の高そうな私の今の姿と同じくらいの年齢、8歳くらいの年齢の女に馬乗りにされて歩いてくるではないか。
そしてその上のものは「遅い!もっと早く走れ!」などと罵倒をして、
さらに蹴り飛ばす始末!
もちろん下の馬になっている男は屈強だから、上の幼き女が暴れた所で問題は無いだろうが、そういう問題では無い。
何故明らかな強者がこんな目にあっているのだ?
さらにだ、お付きの大人の女が、
「騎士団長!姫に対する敬意がなっていませんぞ!」などと説教をしている。
馬鹿な?あんな女、その騎士団長とやらが軽く突き飛ばすだけで吹き飛ぶほど戦闘力に差があるのでは無いのか?
何故あの騎士団長とやらはこんな馬鹿馬鹿しい茶番に付き合っているのか……
魔族の世界ならば弱き者が調子に仮に乗ったらその場で消しクズである。
だからこそ私を絶対頂点として、今まで成り立っていたのである……
そして姫とやらはさらに罵倒する。
「つまらない!お前が下手くそな馬なのが悪いんだ!ばーかばーか!無能!」
……これでよく怒らないものだ、どちらが無能か思い知らせてやると騎士団長が言い出したら、姫もお付きの女も確実に死ぬであろうに、どうしてそれを恐れない?
それが分からないこの姫のほうが無能では無いか!
……いや子供だからそれが分かっていない、その可能性がある、だがお付きのあの大人の女はどうだ?注意するどころか、むしろそれを肯定している。
馬鹿なのか?お前は姫が殺されてもいいのか?
……理解できない、馬鹿な姫も、それから馬鹿な付き人の女も、耐える騎士団長も……
私は愕然としながら、城を後にしたのであった……
人間って理解できない……
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