女魔帝、魔族に飽きたから人間界に降り立つ

キャルキャル

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勇者現れる……そして!

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 私が玉座に座っていると、一瞬で部下達の気配が消えた!



 そして目の前には勇者らしきものが!



 私は瞬時に悟った……



 こいつが部下をやったのだと!



 許せない……激怒して戦闘態勢を整えようとした瞬間に……




 私は斬られていた……



 ば……ばかな……早すぎる……強すぎる……



 ……不意打ちとは卑怯なり……何てレベルでは無い。どんなに戦っても100回やっても絶対に勝てないレベル差……


 こ……こんなこんなことがあったなんて……



 倒れた私が見上げると、勇者はきっと男なのだろうけど、私が今まで見たこともないくらい、私への無関心な絶望的なまでの冷たい目を見た……



 ……私がまるでゴミのようでは無いか……


 ……だが許せないという感情よりも、死への恐怖よりも不思議とあることが浮かんできた……



 ……私は今思えばずっと魔族が嫌いとかは無かったが、自分と魔族との絶望的な差にウンザリしていた……


 だからこそ人間界に活路を見出したが裏切られた……



 私ですら同族の魔族にウンザリしていたんだ……



 私よりも私よりも絶対的に強いこの男は、


 魔族よりも愚かな人間達の中で、どれほど孤独だったのだろうかと……

 どれほど孤独だったのだろうかと……
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