843 / 1,010
18
しおりを挟む
その男達に護られる様に、グレーのスーツを身につけた中年の男が悲壮な顔をして入ってきた。
「友人は全員外に」
そう黒服に指示をして、何がなんだか分からないまま男の友人達は外へと連れ出されていく。
「え~、まだ見たいのにぃ」という女子の騒ぐ声がドアの閉まる音と共に消えた。
同時に出入口付近の窓は、外側から黒服数人が隠す様に立っている。
「お待たせして申し訳ございません!!」と中年の男が九条に頭を下げると、直ぐに男の元へと駆け寄った。
えっ、ん?この人達、誰?
何が起きてるの?
脳ミソぐるぐるな祐羽をおいてけぼりに、九条達の話は進んでいた。
「こっ、こっ、このっ…バカがっ!!」
物凄い剣幕で怒鳴ったと同時に、男の頭をグーで殴る。
「いってえぇぇーーーっ!!何するだよ、親父?!それよりもコイツらが、」
「コイツらじゃない!!お前は黙れ!!頭を下げろ!!」
そう言うなり、父親は息子の頭を無理矢理下げさせる。
「愚息が大変申し訳なく、私からも心からお詫び致します!どうかご容赦のほど…!」
冷や汗をダラダラ流し、ひたすらに九条へ頭を下げる父親に男は目を丸くする。
「俺もここで長話するつもりはない。後で眞山に連絡寄越せ」
「は、はい!後程、必ず連絡をさせて頂きます!!」
「それとコイツらに頭を下げろ」
「はいっ!ほら、お前も謝れ!!」
「えっ、何で俺が」
「この先まともに暮らしたいなら、誠心誠意、頭を下げるんだ」
「!!?」
父親のいつにない真剣で切羽詰まった様子に男も本気で不味い事態を察したらしく、一瞬の迷いの後、深く頭を下げた。
「友人は全員外に」
そう黒服に指示をして、何がなんだか分からないまま男の友人達は外へと連れ出されていく。
「え~、まだ見たいのにぃ」という女子の騒ぐ声がドアの閉まる音と共に消えた。
同時に出入口付近の窓は、外側から黒服数人が隠す様に立っている。
「お待たせして申し訳ございません!!」と中年の男が九条に頭を下げると、直ぐに男の元へと駆け寄った。
えっ、ん?この人達、誰?
何が起きてるの?
脳ミソぐるぐるな祐羽をおいてけぼりに、九条達の話は進んでいた。
「こっ、こっ、このっ…バカがっ!!」
物凄い剣幕で怒鳴ったと同時に、男の頭をグーで殴る。
「いってえぇぇーーーっ!!何するだよ、親父?!それよりもコイツらが、」
「コイツらじゃない!!お前は黙れ!!頭を下げろ!!」
そう言うなり、父親は息子の頭を無理矢理下げさせる。
「愚息が大変申し訳なく、私からも心からお詫び致します!どうかご容赦のほど…!」
冷や汗をダラダラ流し、ひたすらに九条へ頭を下げる父親に男は目を丸くする。
「俺もここで長話するつもりはない。後で眞山に連絡寄越せ」
「は、はい!後程、必ず連絡をさせて頂きます!!」
「それとコイツらに頭を下げろ」
「はいっ!ほら、お前も謝れ!!」
「えっ、何で俺が」
「この先まともに暮らしたいなら、誠心誠意、頭を下げるんだ」
「!!?」
父親のいつにない真剣で切羽詰まった様子に男も本気で不味い事態を察したらしく、一瞬の迷いの後、深く頭を下げた。
55
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる