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第十章 『新説【本能寺の変】~“旧説”が、全て消え去る日~』
1 『【諸説争乱】本能寺の変』〈1〉
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○《本能寺の変》には、数多の説が存在する
拙者が提唱する『信長による福音書』計画説の根拠は、
前章までで大筋すでに述べてきた。
……しかし、しかしである。
これがこの説が本当に《真実》なら……
実は、というか当然、とんでもないことが起きる、起こってしまうのである!
それは……
現在確認されているだけでも、細かく分けると100説以上あるのではないかという……
《本能寺の変》の真相、つまりその数多の説が――
全て否定されるからである!
そう、その数多の説全てが間違っていることになり、この世からいつしか消え去ることとなろう。
――ということで、まずその検証の為に、
《本能寺の変》の真相を語った諸説をできるだけ網羅してみます。
(『Wikipedia』の『本能寺の変』の項を参照に製作)
【明智光秀に起因する説】
1《光秀の個人的感情》説
○野望説
『信長の野望』ならぬ、『光秀の野望』。
戦国時代の武将なら、多かれ少なかれ“下克上”の気持ちがありそう。
「信長の次は、俺が天下人だ」by光秀
○突発説(・光秀偶発説・信長油断説)
もともと信長を討つこと等、考えてもいなかったが、たまたま信長が少人数しか連れず本能寺に宿泊したことを知り、
「これは千載一遇の好機だ!」と思い立ったら即実行の光秀。
――逆にいうと、『油断大敵』!
謀反をおこしたくなるような機会を……
たまたま?つくってしまった信長の人生最大の失敗。
○怨恨説(私憤説)
「よくも皆の前で、殴打したな!」等の怨み怒りから。
○不安説(・焦慮説・窮鼠説)
「このままでは自分も用済みになったら捨てられるだろう。
それが嫌なら、今裏切るしかない!」
○ノイローゼ説
悩みすぎて正常な判断ができず。
「気づいたら……殺っちゃった……」
――以上は、『本能寺の変』の後の、光秀のあまりに計画性の無い杜撰な行動を考えると、以外とありそうな説。
○武田氏等との内通露顕説
「信長は、裏切り者は許さない。信長が私の裏切りを確信する前に、裏切るしかない」
○人間性不一致説
「やはり、あのような狂暴な魔王はついていけぬ」
○秀吉ライバル視説
「このまま秀吉が毛利を倒してしまえば、秀吉が信長第一の家臣になる。猿の下だけは嫌だ」
2《大義名分存在》説
○救世主説
一瞬、文字だけだと本作と同じ主張かな?と感じるかもしれませんが……
主語が光秀なので、
『魔王信長を倒すことで、私は民の為に救世主になる!』
と、本気で信長を嫌っているという説。
○神格化阻止説
「人間が神に成るなど、あってはならぬ!」
○非道・暴君討伐説
「仏を恐れぬ比叡山焼き討ち等の非道、そして家臣への厳しい仕打ち、こんな酷い主君は打ち倒すべし!」
○朝廷守護説
「天皇を安土に拉致する計画とは、さすがに我慢できん。
――朝敵信長を成敗する!」
○源平交代説
「平氏を名乗る信長の次は、源氏の私が天下人だ!」
○四国征伐回避説・面目丸潰れ説
「家老斎藤利三と婚戚の長宗我部を討たせる訳にはいかぬ」
「今まで長宗我部の取り次ぎは私がやってきたのに……
しかも今度の四国征伐の任からも外せれ、面目丸潰れ」
○その他、〈不安説+朝廷守護〉説、等の複合説
――次回、驚きの《真犯人》の数々!
拙者が提唱する『信長による福音書』計画説の根拠は、
前章までで大筋すでに述べてきた。
……しかし、しかしである。
これがこの説が本当に《真実》なら……
実は、というか当然、とんでもないことが起きる、起こってしまうのである!
それは……
現在確認されているだけでも、細かく分けると100説以上あるのではないかという……
《本能寺の変》の真相、つまりその数多の説が――
全て否定されるからである!
そう、その数多の説全てが間違っていることになり、この世からいつしか消え去ることとなろう。
――ということで、まずその検証の為に、
《本能寺の変》の真相を語った諸説をできるだけ網羅してみます。
(『Wikipedia』の『本能寺の変』の項を参照に製作)
【明智光秀に起因する説】
1《光秀の個人的感情》説
○野望説
『信長の野望』ならぬ、『光秀の野望』。
戦国時代の武将なら、多かれ少なかれ“下克上”の気持ちがありそう。
「信長の次は、俺が天下人だ」by光秀
○突発説(・光秀偶発説・信長油断説)
もともと信長を討つこと等、考えてもいなかったが、たまたま信長が少人数しか連れず本能寺に宿泊したことを知り、
「これは千載一遇の好機だ!」と思い立ったら即実行の光秀。
――逆にいうと、『油断大敵』!
謀反をおこしたくなるような機会を……
たまたま?つくってしまった信長の人生最大の失敗。
○怨恨説(私憤説)
「よくも皆の前で、殴打したな!」等の怨み怒りから。
○不安説(・焦慮説・窮鼠説)
「このままでは自分も用済みになったら捨てられるだろう。
それが嫌なら、今裏切るしかない!」
○ノイローゼ説
悩みすぎて正常な判断ができず。
「気づいたら……殺っちゃった……」
――以上は、『本能寺の変』の後の、光秀のあまりに計画性の無い杜撰な行動を考えると、以外とありそうな説。
○武田氏等との内通露顕説
「信長は、裏切り者は許さない。信長が私の裏切りを確信する前に、裏切るしかない」
○人間性不一致説
「やはり、あのような狂暴な魔王はついていけぬ」
○秀吉ライバル視説
「このまま秀吉が毛利を倒してしまえば、秀吉が信長第一の家臣になる。猿の下だけは嫌だ」
2《大義名分存在》説
○救世主説
一瞬、文字だけだと本作と同じ主張かな?と感じるかもしれませんが……
主語が光秀なので、
『魔王信長を倒すことで、私は民の為に救世主になる!』
と、本気で信長を嫌っているという説。
○神格化阻止説
「人間が神に成るなど、あってはならぬ!」
○非道・暴君討伐説
「仏を恐れぬ比叡山焼き討ち等の非道、そして家臣への厳しい仕打ち、こんな酷い主君は打ち倒すべし!」
○朝廷守護説
「天皇を安土に拉致する計画とは、さすがに我慢できん。
――朝敵信長を成敗する!」
○源平交代説
「平氏を名乗る信長の次は、源氏の私が天下人だ!」
○四国征伐回避説・面目丸潰れ説
「家老斎藤利三と婚戚の長宗我部を討たせる訳にはいかぬ」
「今まで長宗我部の取り次ぎは私がやってきたのに……
しかも今度の四国征伐の任からも外せれ、面目丸潰れ」
○その他、〈不安説+朝廷守護〉説、等の複合説
――次回、驚きの《真犯人》の数々!
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