届かぬ家政婦?の声

こぐま

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家政婦?とは

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私はここの家の奥さんが大好きだ。


「今日もよろしくね」
と仕事前に私に声をかけてくれる…。


そんなある日、旦那さんも子供さん達も
居ない時に、奥さんは倒れた…


(奥さん?動かない?!)


旦那さんも会社だし、長女と次女も学校…
何もできない私1人…
嘘でしょ??!
誰か今すぐ帰ってよ!
誰か気づいてよ!!


早く…お願い…。


私はそう叫びながら
誰にも届かぬ声に、歯がゆさ、
動けない自分に苛立ちが募る…。


こんなに奥さんに大切にして貰ってるのに…
何もしてあげられない…
それが悔しい…
私はこの家のただのフライパンなのだ…。


私の上には食材が乗っており、
火もかかっている…


早く…誰か…

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