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お月見
しおりを挟む今日も野良猫たちは夜に集会をし、
何気ない会話をする。
「あの輝く丸いもの!とってもキレイ!!」
と、そう言うのは最近、
飼い主に捨てられてしまった
子猫。
「あれは人間達がいうには、
『月』って言うんだよ」
おばあちゃん猫が、
子猫に毛づくろいをしながら話す。
野良猫たちは集会をしながら、
空を見上げ、お月見をするのが
好きだった。
子猫は今まで家猫で、外の景色を
見たことが無かった分、
子猫はその日から、食い入るよう
月を見るようになった。
5日後…月が欠けると
「月が食べられちゃったよ?!」
「ほんとね、食べられちゃったわね」
半月後、
「月はいったい誰が食べてるの?」
「誰がたべてるんだろうね?」
1ヶ月後、
「今日は月がないよ!?誰が全部食べたの?
もう月は見れないの?」
「ふふ」
毎日、月の形が変化していくのが
子猫にとっては
不思議な気持ちだった。
そんな子猫を見るのも、
おばあちゃん猫や
周りの大人の猫達にとっても、
楽しみだった。
「僕も月、食べたいな…」
「ふふ、いつか食べれるといいわね」
「あんなキレイな月を食べられたら.
幸せだろうな…」
「ほんとねぇ、食べられたらこの
空腹も収まるのかしらね?」
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