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さて、どうしましょう
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( )内、妹の心の声です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「今一番の問題は、お姉様が了承してしまった事ですね」
「お父様ごめんなさい。私何も知らなくて」
とっても幸せな気分でしたのに、何だか大変な事になってしまいましたの。
これだから妹から ”お姉様の頭はお花畑ですの?” と言われてしまうのですわ。でも仕方ありませんね。本当に大変なことになってしまいました。
「起こった事は仕方ない。さて、どうするかな。リオン君が何を考えて、ミリアムに結婚を申し込んだのか。若さゆえの暴走と言う可能性もあるしね」
「そうですわね、もし純粋な気持ちで結婚を申し込んでくれたのなら、リオン君をあまり傷つけないように、話をしてあげたいですわね」
(お父様もお母様も、優しすぎですわ。婚約者がいながら、結婚を申し込んだ時点でアウトです)
「リディ、どうしましょう」
思わず妹に聞いてしまいました。こんな時、どちらが姉なのか自分でも解らなくなりますわ。徹頭徹尾冷静な妹に比べ、私は半泣き状態です。
はぁと、淑女らしくないため息をついた妹の代わりに、お父様が教えてくださいました。
「サーベント子爵令嬢と、婚姻の約束をしてはいても、簡単に解消出来ると思っているとか」
「その場合は、サーベント子爵家から支援された学費を、我が家に返済してもらう気だと言う事ですね」
「リディ、君は本当に現実主義者だね」
と、お父様は苦笑いしておられます。
「まぁリディのそう言う所は、とても頼りになるんだけどね」
「本当に、今回もリディの情報で、ミリアムがヒロインとやらにならずに済みそうですものね」
お母様も手放しで喜んでおられます。
ぐすっ、私は姉としてかなり情けない状況ですわ。
「褒め言葉と受け取っておきますわ。まだ、お姉様がヒロインと言われて、馬鹿にされず済むかどうかはわかりませんが、実際問題としてウォルター家には、学費の返済は不可能ですもの」
「ミリアム、急いでリオン君に手紙を書きなさい。もしかしたら、まだ家族以外には何も話していないかもしれない」
「なんて書けば良いのでしょう?」
「結婚についての話は、まず親同士が顔合わせしてからにして欲しい。それまでは保留と」
どうしましょう。上手に書けるでしょうか。情報過多でパニック寸前です。
ほんの1時間前までは、幸せいっぱいで婚約期間はどの位になるのかとか、婚約披露パーティーはいつ頃とか、そんな事を考えておりましたのよ。なのにあっという間に、王位継承問題だなんて。
こんな時は、
「リディ?」
妹が突然顔を背けましたわ、酷いです。でも大丈夫。お父様が以前、仰っておられました。えーっと懐なんとか? そう、懐刀ですわ。リディは我が家の懐刀だって。だから困った時には必ず助けてくれるのです。多分。
「リディ、お願い」
返事がありません。しかも再びのジト目がきました。さっきちょっぴり苦手なんて思ってごめんなさい。本当は大好きですのよ。苦手なんてごくごくたまに思うくらいで。
お願いですわ。
「・・仕方ありません。我が家の危機ですし」
「ありがとう!リディが居てくれて本当に良かったわ」
渋々ですが、協力してくれるようです。やっぱり頼りになる妹です。
「文面はお姉様がお書き下さいね。書き終わったら、添削して差し上げます」
やっぱり冷たい妹でした。お手紙苦手なのに。ぐすん。
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「今一番の問題は、お姉様が了承してしまった事ですね」
「お父様ごめんなさい。私何も知らなくて」
とっても幸せな気分でしたのに、何だか大変な事になってしまいましたの。
これだから妹から ”お姉様の頭はお花畑ですの?” と言われてしまうのですわ。でも仕方ありませんね。本当に大変なことになってしまいました。
「起こった事は仕方ない。さて、どうするかな。リオン君が何を考えて、ミリアムに結婚を申し込んだのか。若さゆえの暴走と言う可能性もあるしね」
「そうですわね、もし純粋な気持ちで結婚を申し込んでくれたのなら、リオン君をあまり傷つけないように、話をしてあげたいですわね」
(お父様もお母様も、優しすぎですわ。婚約者がいながら、結婚を申し込んだ時点でアウトです)
「リディ、どうしましょう」
思わず妹に聞いてしまいました。こんな時、どちらが姉なのか自分でも解らなくなりますわ。徹頭徹尾冷静な妹に比べ、私は半泣き状態です。
はぁと、淑女らしくないため息をついた妹の代わりに、お父様が教えてくださいました。
「サーベント子爵令嬢と、婚姻の約束をしてはいても、簡単に解消出来ると思っているとか」
「その場合は、サーベント子爵家から支援された学費を、我が家に返済してもらう気だと言う事ですね」
「リディ、君は本当に現実主義者だね」
と、お父様は苦笑いしておられます。
「まぁリディのそう言う所は、とても頼りになるんだけどね」
「本当に、今回もリディの情報で、ミリアムがヒロインとやらにならずに済みそうですものね」
お母様も手放しで喜んでおられます。
ぐすっ、私は姉としてかなり情けない状況ですわ。
「褒め言葉と受け取っておきますわ。まだ、お姉様がヒロインと言われて、馬鹿にされず済むかどうかはわかりませんが、実際問題としてウォルター家には、学費の返済は不可能ですもの」
「ミリアム、急いでリオン君に手紙を書きなさい。もしかしたら、まだ家族以外には何も話していないかもしれない」
「なんて書けば良いのでしょう?」
「結婚についての話は、まず親同士が顔合わせしてからにして欲しい。それまでは保留と」
どうしましょう。上手に書けるでしょうか。情報過多でパニック寸前です。
ほんの1時間前までは、幸せいっぱいで婚約期間はどの位になるのかとか、婚約披露パーティーはいつ頃とか、そんな事を考えておりましたのよ。なのにあっという間に、王位継承問題だなんて。
こんな時は、
「リディ?」
妹が突然顔を背けましたわ、酷いです。でも大丈夫。お父様が以前、仰っておられました。えーっと懐なんとか? そう、懐刀ですわ。リディは我が家の懐刀だって。だから困った時には必ず助けてくれるのです。多分。
「リディ、お願い」
返事がありません。しかも再びのジト目がきました。さっきちょっぴり苦手なんて思ってごめんなさい。本当は大好きですのよ。苦手なんてごくごくたまに思うくらいで。
お願いですわ。
「・・仕方ありません。我が家の危機ですし」
「ありがとう!リディが居てくれて本当に良かったわ」
渋々ですが、協力してくれるようです。やっぱり頼りになる妹です。
「文面はお姉様がお書き下さいね。書き終わったら、添削して差し上げます」
やっぱり冷たい妹でした。お手紙苦手なのに。ぐすん。
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