13 / 107
ラストパサーとの出会い
第13話 サンドイッチ
しおりを挟む
「お嬢さんは、お1人でキャベッジに来たのかしら?」
私が泣き止んで心が落ち着いたことに気付いた女性は優しく話しかける。
「うん」
私は小さく頷く。
「これからどうするつもりなの?」
「……わからないのです」
魔界から捨てられた私に行く宛てなどない。しかし、明日になって魔力さえ戻ればなんとかなるだろうと思っている。だって私は前世でたくさんの異世界ファンタジーの本を読んだ強者だ。前世では無駄な知識だと友達からバカにされていた時期もあったけれども無駄ではなかったと証明してやろう。
「私は仲間とあの宿屋に泊まっています。ケガの治療もしたいと思いますので、一緒に泊まりませんか?」
「一緒に……泊まりたいのです。でも……お金を持っていないのです」
お母様のような雰囲気をもつ女性と一緒にいたいと心から思った。しかし、魔界から追放された私は人界のお金など持ってはいない。このことは人界へ転送された時にすぐに気付くべきであった。
「大丈夫よ。私たちは大部屋を借りているのでお金のことは心配しないでね」
「本当に良いのでしょうか」
「子供は遠慮しなくても良いのよ」
女性はお母様のようにやさしく微笑む。
「くぅ~~~」
私が返事をするよりも先にお腹が返事をしてしまった。
「奇遇ですね。ちょうど私もお腹が空いてきたわ。一緒に宿屋でお食事をしましょうね」
女性は私に気遣うように食事にも誘ってくれた。
「ありがとうございます」
私は深々と頭を下げてお礼を言った。
「どういたしまして。さぁ、一緒に行きましょう」
女性は白く細い長い手を私に差し出す。私は嬉しくてためらうことなく手を握った。その手はとても暖かくてお母様の温もりを思い出させてくれた。
「おかえり!ロキ。おや、可愛い子を拾ったみたいだね」
宿屋に入ると威勢の良い声で、宿屋のおかみが出迎えてくれた。宿屋のおかみは、身長は160㎝ほどだが、恰幅が良く豊満な胸をもつ母性たっぷりの40代くらいの女性だ。亜人に見える私を毛嫌いするどころか可愛い小動物を愛でるような目で見ている。
「おかみさん、あまりジロジロと見ないでください。お嬢さんが怖がります」
「大丈夫なのです。全然怖くはないのです」
ロキは私を守ろうとしてくれたが、おかみには敵意はなく友好的だったので私は嬉しかった。
「調査は終わったのかい」
「はい。後はシュティルの森へ原因を調べに行くだけです」
「そうかい。早く原因がわかると助かるわ」
「必ず原因を突き止めてみせます。おかみさん、お嬢さんも私たちの部屋に泊まってもらいます。お腹も空かしていますのでお食事を用意してもらってもよろしいでしょうか」
「あいよ。2人分でよいのかい」
「2人分でお願いします」
「急いで作るからその子を治療してシャワーでも浴びせてあげな」
「お気遣いありがとうございます。お嬢さん、部屋へ向かいましょうね」
「私はルシスなのです。ルシスと呼んでください」
私は自己紹介もしていなかったので名前を伝える。
「そうですね。自己紹介をしていませんでしたね。私はロキよ。ルシスちゃん、部屋へ向かいましょうね」
「はい。ロキお姉ちゃん」
私たちは2階にある部屋へ向かった。
「ポロン!もうお昼は過ぎています。いつまで寝ているのですか」
ロキは部屋に入るなり顔が豹変して閻魔大王の如く罵声を上げる。先ほどまでの優しい雰囲気のロキはいない。しかし、私はその事には全く驚きはしないどころか、さらに親近感が増してしまった。その理由は簡単だ。お母様もいつも優しい言葉をかけてくれるのだが、弟2人が悪さをすると閻魔大王よりも恐ろしい顔で怒鳴りつけるのだ。お昼過ぎまで寝ている女性に怒るロキの姿は懐かしくさえ感じるのであった。
「あと1日くらい寝かさせていただきます」
「ふざけないで!さっさと起きなさい。後で依頼の件で会議をします」
部屋の大きさは8畳ほどで大部屋とは言えない広さであった。部屋には布団が1つ敷かれていて、ポロンという名の女性が口を大きく開けて寝ていた。ウエーブのかかったエメラルドグリーンの髪の隙間から長くとがった綺麗な耳が見えたので、ポロンはエルフ族であろう。
「……。スヤ~~、スヤ~~」
ポロンは会議と聞くと再び眠り出した。
「ルシスちゃん、驚かせてごめんね」
ポロンを起こすのを諦めたロキは冷静さを取り戻して私に謝罪した。
「悪いことをしたら怒るのは当然なのです。怒っているロキお姉ちゃんも素敵なのです」
エルフ族とは、魔王書庫で読んだ本にはこのように記載されていた。エルフ族は非常に長い寿命を持ち、数百年から数千年生きるので、時間に対して非常にルーズである。その為、エルフ族と友好関係を築くには、長い時間をかけてお互いの価値観の妥協点を見つける方法を選択してはいけない。なぜならば、友好関係を築く前にあなたが寿命を迎えるからだ。エルフ族と友好関係を築くには、赤子を教育するように厳しく指導するのが好ましい。ロキのやり方は間違ってはいない。本の教え通りであった。
「ありがとう。そのように言ってもらえることは非常に嬉しいわ。ポロンは後で叩き起こすことにしましょうね」
「はい。私も手伝うのです」
ロキはポロンを起こすことを後回しにして、私の治療をしてくれた。そして、治療後はシャワーを浴びて体を綺麗にしてくれた。
「ポロンを起こす前に、食事にしましょうね」
「はい」
ロキは私の手を引いて1階の食堂へ案内する。
「おかみさん、お食事の用意はできていますか」
「奥の1番テーブルにサンドイッチを用意したわ。すぐに食べなさい」
「は~い」
ロキの代わりに私が大声で返事をした。朝から何も食べていない私は空腹で倒れそうだった。やっと食事を取ることができるので、ロキの手を引っ張って奥のテーブルへ走り出した。
「おい!ロキ。調査は終わったのか」
1番テーブルには燃えるような赤い髪のショートカットの小柄な女性が座っていた。
「ロキお姉ちゃん……私のサンドイッチがないのです」
1番テーブルの上には綺麗な皿が2つ並んでいたが、皿の上には何もなかった。
私のサンドイッチはいづこえ……。
私が泣き止んで心が落ち着いたことに気付いた女性は優しく話しかける。
「うん」
私は小さく頷く。
「これからどうするつもりなの?」
「……わからないのです」
魔界から捨てられた私に行く宛てなどない。しかし、明日になって魔力さえ戻ればなんとかなるだろうと思っている。だって私は前世でたくさんの異世界ファンタジーの本を読んだ強者だ。前世では無駄な知識だと友達からバカにされていた時期もあったけれども無駄ではなかったと証明してやろう。
「私は仲間とあの宿屋に泊まっています。ケガの治療もしたいと思いますので、一緒に泊まりませんか?」
「一緒に……泊まりたいのです。でも……お金を持っていないのです」
お母様のような雰囲気をもつ女性と一緒にいたいと心から思った。しかし、魔界から追放された私は人界のお金など持ってはいない。このことは人界へ転送された時にすぐに気付くべきであった。
「大丈夫よ。私たちは大部屋を借りているのでお金のことは心配しないでね」
「本当に良いのでしょうか」
「子供は遠慮しなくても良いのよ」
女性はお母様のようにやさしく微笑む。
「くぅ~~~」
私が返事をするよりも先にお腹が返事をしてしまった。
「奇遇ですね。ちょうど私もお腹が空いてきたわ。一緒に宿屋でお食事をしましょうね」
女性は私に気遣うように食事にも誘ってくれた。
「ありがとうございます」
私は深々と頭を下げてお礼を言った。
「どういたしまして。さぁ、一緒に行きましょう」
女性は白く細い長い手を私に差し出す。私は嬉しくてためらうことなく手を握った。その手はとても暖かくてお母様の温もりを思い出させてくれた。
「おかえり!ロキ。おや、可愛い子を拾ったみたいだね」
宿屋に入ると威勢の良い声で、宿屋のおかみが出迎えてくれた。宿屋のおかみは、身長は160㎝ほどだが、恰幅が良く豊満な胸をもつ母性たっぷりの40代くらいの女性だ。亜人に見える私を毛嫌いするどころか可愛い小動物を愛でるような目で見ている。
「おかみさん、あまりジロジロと見ないでください。お嬢さんが怖がります」
「大丈夫なのです。全然怖くはないのです」
ロキは私を守ろうとしてくれたが、おかみには敵意はなく友好的だったので私は嬉しかった。
「調査は終わったのかい」
「はい。後はシュティルの森へ原因を調べに行くだけです」
「そうかい。早く原因がわかると助かるわ」
「必ず原因を突き止めてみせます。おかみさん、お嬢さんも私たちの部屋に泊まってもらいます。お腹も空かしていますのでお食事を用意してもらってもよろしいでしょうか」
「あいよ。2人分でよいのかい」
「2人分でお願いします」
「急いで作るからその子を治療してシャワーでも浴びせてあげな」
「お気遣いありがとうございます。お嬢さん、部屋へ向かいましょうね」
「私はルシスなのです。ルシスと呼んでください」
私は自己紹介もしていなかったので名前を伝える。
「そうですね。自己紹介をしていませんでしたね。私はロキよ。ルシスちゃん、部屋へ向かいましょうね」
「はい。ロキお姉ちゃん」
私たちは2階にある部屋へ向かった。
「ポロン!もうお昼は過ぎています。いつまで寝ているのですか」
ロキは部屋に入るなり顔が豹変して閻魔大王の如く罵声を上げる。先ほどまでの優しい雰囲気のロキはいない。しかし、私はその事には全く驚きはしないどころか、さらに親近感が増してしまった。その理由は簡単だ。お母様もいつも優しい言葉をかけてくれるのだが、弟2人が悪さをすると閻魔大王よりも恐ろしい顔で怒鳴りつけるのだ。お昼過ぎまで寝ている女性に怒るロキの姿は懐かしくさえ感じるのであった。
「あと1日くらい寝かさせていただきます」
「ふざけないで!さっさと起きなさい。後で依頼の件で会議をします」
部屋の大きさは8畳ほどで大部屋とは言えない広さであった。部屋には布団が1つ敷かれていて、ポロンという名の女性が口を大きく開けて寝ていた。ウエーブのかかったエメラルドグリーンの髪の隙間から長くとがった綺麗な耳が見えたので、ポロンはエルフ族であろう。
「……。スヤ~~、スヤ~~」
ポロンは会議と聞くと再び眠り出した。
「ルシスちゃん、驚かせてごめんね」
ポロンを起こすのを諦めたロキは冷静さを取り戻して私に謝罪した。
「悪いことをしたら怒るのは当然なのです。怒っているロキお姉ちゃんも素敵なのです」
エルフ族とは、魔王書庫で読んだ本にはこのように記載されていた。エルフ族は非常に長い寿命を持ち、数百年から数千年生きるので、時間に対して非常にルーズである。その為、エルフ族と友好関係を築くには、長い時間をかけてお互いの価値観の妥協点を見つける方法を選択してはいけない。なぜならば、友好関係を築く前にあなたが寿命を迎えるからだ。エルフ族と友好関係を築くには、赤子を教育するように厳しく指導するのが好ましい。ロキのやり方は間違ってはいない。本の教え通りであった。
「ありがとう。そのように言ってもらえることは非常に嬉しいわ。ポロンは後で叩き起こすことにしましょうね」
「はい。私も手伝うのです」
ロキはポロンを起こすことを後回しにして、私の治療をしてくれた。そして、治療後はシャワーを浴びて体を綺麗にしてくれた。
「ポロンを起こす前に、食事にしましょうね」
「はい」
ロキは私の手を引いて1階の食堂へ案内する。
「おかみさん、お食事の用意はできていますか」
「奥の1番テーブルにサンドイッチを用意したわ。すぐに食べなさい」
「は~い」
ロキの代わりに私が大声で返事をした。朝から何も食べていない私は空腹で倒れそうだった。やっと食事を取ることができるので、ロキの手を引っ張って奥のテーブルへ走り出した。
「おい!ロキ。調査は終わったのか」
1番テーブルには燃えるような赤い髪のショートカットの小柄な女性が座っていた。
「ロキお姉ちゃん……私のサンドイッチがないのです」
1番テーブルの上には綺麗な皿が2つ並んでいたが、皿の上には何もなかった。
私のサンドイッチはいづこえ……。
15
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる