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ラストパサーとの出会い
第18話 名探偵ポロン
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この世界は魔獣の生息地と呼ばれる場所が存在する。人間は魔獣との衝突をさけるため、魔獣の生息地外の場所で生活をすることで平和を維持している。逆を言えば、魔獣の生息地へ入ることは、魔獣の世界のルールに従う必要がある。魔獣の世界のルールとは弱肉強食だ。知性と理性が乏しく本能のままに生きている魔獣の世界では、正義も悪も存在しない。あるのは食うか食われるかだ。
「もう、限界やねん」
「トール、弱音を吐くことは許しません」
「トール親分、頑張るのです」
「トールさん、もう少し頑張りましょう。言いにくいのですが私は歩きたくないのですよ」
トールが私たちを背負って30分が経過していた。流石にトールの力は限界に達していたようだ。
「このままやと、魔獣と戦う前に力尽きるで」
「自業自得よ」
「戦闘は私が頑張るのです」
「私は仕事が増えるのは勘弁してもらいたいのですが、降りることも拒否したいと思います」
「た……頼むから降りてくれや」
「ルシスちゃん、降りることはないわ」
「はい」
「私も断固拒否します」
「お前たちは鬼や……鬼やぁ~~~~~」
トールは足の筋肉をプルプルと震わせながらもシュティルの森の付近まで私たちを背負ってくれた。
「やっと着いたで」
「トール親分、ありがとうなのです」
「トールさん、よく頑張りましたわ。帰りもお願いします」
「トール、これに懲りたら変な言い訳はしないことよ」
「そやな。ポロン、帰りは堪忍してくれや」
トールは反省した。
「さて、準備をするか」
「そうですね」
ロキとトールは財布程度の小さな袋を取り出して袋に手を入れる。すると、トールは自分の体ほどの大きなハンマーをロキは1mほどのロングソードを取り出した。
「ロキお姉ちゃん、その袋は魔法袋なのですか」
「そうよ。魔法を使える人しか使えない貴重な袋よ」
異世界ファンタジーでは必須のアイテムといえるのが魔法袋である。小さな袋の中には何でも収納できる便利なアイテムだ。しかし、この世界の魔法袋は、魔力量によって大きさが変化する。すなわち魔力量が少なければ少量しか入らず、魔力量が大きければ多量の物を収納できる。
「ほら、ポロン。弓矢や」
「ありがとうございます」
魔法が使えないポロンは魔法袋が使えない。
「ルシスちゃんは魔法袋を持っていないの?」
「はい」
「ルシス、武器はどないするねん」
「私にはこの拳があれば十分なのです」
「ルシスちゃんは魔法使いよね。ホントに大丈夫なの」
「はい」
何も問題はない。私は3年間の修業で格闘術も身に着けた。なので拳1つで戦える自信はある。
「ルシスの加入は正解やな。俺は前衛のハンマー使いで、ロキは剣士、ポロンは後衛の弓使いや。俺たちのパーティーには純粋な魔法使いがいないからな」
「ルシスちゃんは、どのような魔法が得意なの?」
「なんでも使えるのです」
「頼もしい言葉やな。でも、無理はするな」
「はい」
私たちは少し休憩をしてから、シュティルの森へ足を踏み入れた。
「どういうことやねん」
私たちがシュティルの森へ足を踏み入れると、とんでもない光景が待ち受けていた。
「私が確認するわ」
ロキは慎重に黒い物体に近寄った。
「死んでいるわ」
「ベアーウルフに食い殺されたのか」
「噛まれた形跡がないどころか、瘢痕が全くないわ。どのような経緯で死んだのか全く見当がつかないわ」
「オホホホホホ、ロキさんが解けない謎を私が解明いたしましょう」
ポロンはどこから取り出したのかわからない大きな虫眼鏡を持ち、黒いパイプを咥えながらブラックウルフに近づいた。
※ブラックウルフ 体長1mほどの黒い毛並みの狼の魔獣 鋭い牙と鋭い爪を持つ Fランク魔獣。
「なるほど、なるほど、な~~~るほどですわ。私には全ての謎がわかったのですわ」
「……」
「……」
ロキとトールは面倒くさそうな顔して、仕方なくポロンの話に耳を傾けていた。しかし、私は背筋につめたい物を感じていた。
「ポロン、犯人は誰やねん」
トールは面倒くさそうに問う。
「皆さん、現場には全ての情報が残されています。これはショック死です」
「……」
「……」
「せ……正解なのです。パチパチパチパチ」
私はあっぱれなポロンの名推理に拍手をして称賛した。
「ロキ、先に進むで」
「そうですね」
「あ!私も付いて行くのです」
「え!まだ私の謎解き編は終わっていませんわ~」
2人はポロンの名推理を深堀することなくシュティルの森の奥へ進み、その後を私とポロンが必死に追いかけた。しかし、私はポロンが真実を言い当てていたことを知っていた。
ポロンはあの少年名探偵なみにすごいのです!
「もう、限界やねん」
「トール、弱音を吐くことは許しません」
「トール親分、頑張るのです」
「トールさん、もう少し頑張りましょう。言いにくいのですが私は歩きたくないのですよ」
トールが私たちを背負って30分が経過していた。流石にトールの力は限界に達していたようだ。
「このままやと、魔獣と戦う前に力尽きるで」
「自業自得よ」
「戦闘は私が頑張るのです」
「私は仕事が増えるのは勘弁してもらいたいのですが、降りることも拒否したいと思います」
「た……頼むから降りてくれや」
「ルシスちゃん、降りることはないわ」
「はい」
「私も断固拒否します」
「お前たちは鬼や……鬼やぁ~~~~~」
トールは足の筋肉をプルプルと震わせながらもシュティルの森の付近まで私たちを背負ってくれた。
「やっと着いたで」
「トール親分、ありがとうなのです」
「トールさん、よく頑張りましたわ。帰りもお願いします」
「トール、これに懲りたら変な言い訳はしないことよ」
「そやな。ポロン、帰りは堪忍してくれや」
トールは反省した。
「さて、準備をするか」
「そうですね」
ロキとトールは財布程度の小さな袋を取り出して袋に手を入れる。すると、トールは自分の体ほどの大きなハンマーをロキは1mほどのロングソードを取り出した。
「ロキお姉ちゃん、その袋は魔法袋なのですか」
「そうよ。魔法を使える人しか使えない貴重な袋よ」
異世界ファンタジーでは必須のアイテムといえるのが魔法袋である。小さな袋の中には何でも収納できる便利なアイテムだ。しかし、この世界の魔法袋は、魔力量によって大きさが変化する。すなわち魔力量が少なければ少量しか入らず、魔力量が大きければ多量の物を収納できる。
「ほら、ポロン。弓矢や」
「ありがとうございます」
魔法が使えないポロンは魔法袋が使えない。
「ルシスちゃんは魔法袋を持っていないの?」
「はい」
「ルシス、武器はどないするねん」
「私にはこの拳があれば十分なのです」
「ルシスちゃんは魔法使いよね。ホントに大丈夫なの」
「はい」
何も問題はない。私は3年間の修業で格闘術も身に着けた。なので拳1つで戦える自信はある。
「ルシスの加入は正解やな。俺は前衛のハンマー使いで、ロキは剣士、ポロンは後衛の弓使いや。俺たちのパーティーには純粋な魔法使いがいないからな」
「ルシスちゃんは、どのような魔法が得意なの?」
「なんでも使えるのです」
「頼もしい言葉やな。でも、無理はするな」
「はい」
私たちは少し休憩をしてから、シュティルの森へ足を踏み入れた。
「どういうことやねん」
私たちがシュティルの森へ足を踏み入れると、とんでもない光景が待ち受けていた。
「私が確認するわ」
ロキは慎重に黒い物体に近寄った。
「死んでいるわ」
「ベアーウルフに食い殺されたのか」
「噛まれた形跡がないどころか、瘢痕が全くないわ。どのような経緯で死んだのか全く見当がつかないわ」
「オホホホホホ、ロキさんが解けない謎を私が解明いたしましょう」
ポロンはどこから取り出したのかわからない大きな虫眼鏡を持ち、黒いパイプを咥えながらブラックウルフに近づいた。
※ブラックウルフ 体長1mほどの黒い毛並みの狼の魔獣 鋭い牙と鋭い爪を持つ Fランク魔獣。
「なるほど、なるほど、な~~~るほどですわ。私には全ての謎がわかったのですわ」
「……」
「……」
ロキとトールは面倒くさそうな顔して、仕方なくポロンの話に耳を傾けていた。しかし、私は背筋につめたい物を感じていた。
「ポロン、犯人は誰やねん」
トールは面倒くさそうに問う。
「皆さん、現場には全ての情報が残されています。これはショック死です」
「……」
「……」
「せ……正解なのです。パチパチパチパチ」
私はあっぱれなポロンの名推理に拍手をして称賛した。
「ロキ、先に進むで」
「そうですね」
「あ!私も付いて行くのです」
「え!まだ私の謎解き編は終わっていませんわ~」
2人はポロンの名推理を深堀することなくシュティルの森の奥へ進み、その後を私とポロンが必死に追いかけた。しかし、私はポロンが真実を言い当てていたことを知っていた。
ポロンはあの少年名探偵なみにすごいのです!
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