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ローガンの逆襲
第66話 ローガンの変化
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「シンク、コイツは俺が貰うぞ」
「どうぞ、ご自由に」
「お……俺をどうするつもりだ」
ローガンは怯えた目で訴える。
「貴様、天空神12使徒のジュピター様に対してなんて口のききかたをしているのだ!」
シンクは大きな拳を振り上げてローガンに鉄拳制裁をくわえようとする。
「シンク、やめておけ。俺は威勢の良いヤツは嫌いではない。お前、強くなりたくはないか?」
「ど……どいうことだ」
ジュピターはにやけた目でローガンを見る。
「お前は神技も使えないポンコツらしいな。でも、そんなお前を俺が強くしてやると言っているのだ」
「強くなりたい。でも神の果実を食べたヤツらはみんな殺されたぞ」
ローガンは神の果実を食べたら強くなれると興奮していたが、魔獣人間となった天空神軍の兵士は全滅した。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ。お前は本当にバカだ!魔獣人間と俺の合成魔獣を一緒にするな!」
「す……すみません」
ジュピターの恫喝にローガンは背筋をピンと伸ばして謝る。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ。すぐに己の間違いに気付いて素直に謝れるヤツは、俺は好きだぜ」
「あ……ありがとうございます」
「ローガン、心して聞くのだ。俺が本気を出せばお前にCランク相当の力を与えることができるのだ」
「もっと詳しくお聞かせください」
ローガンは目を爛爛と輝かせる。ローガンの実力をあえて例えるならばJランクだと言えるだろう。もちろんJランクなど存在しない。一般市民で魔法も神技も使えないうえに兵士としての訓練も受けていないぐーたらなローガンなど最弱のランクに値する。そんな最弱の王ともいえるローガンがCランクの力を得られるとなれば興奮するのも当然だ。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ、教えてやろう。これを飲めば良いのだ」
ジュピターは青色の液体の入った瓶を見せる。
「これを飲めば強くなれるのですね」
「もちろんだ」
「ありがとうございます」
ローガンは大声で感謝の言葉を述べる。
「シンク、これをあいつに飲ませてやれ」
「わかりました」
立つことができないローガンに対してシンクは、膝を付いてしゃがみ込み瓶を口元へ持っていく。ローガンはすぐに瓶を口に加えて一気に飲み干した。すると、ローガンは深い眠りに就いた。
「ジュピター様、アイツに何を飲ませたのでしょうか」
「睡眠薬だ。暴れられると面倒だから静かにしてからオペを始めるぞ。シンク、このクズを改造室へ運んでくれ」
「御意」
シンクは再びローガンを担いで天空神大教会内にある改造室へ向かった。
「バッカス、起きるのだ」
ここは全面の壁に銀箔が張り詰められた純銀の部屋。全ての家具は銀箔もしくは銀で出来ている。
「グゴー、グゴー」
バッカスは全く起きる気配がない。
「バッカス、おいしい葡萄酒が手に入ったぜ。一緒に飲もうではないか」
「なんだと。すぐにワシに飲ませろ」
酒の神力を授かった酔漢神バッカス。バッカスの神力である酒池肉林は半径500mの範囲の人間を酔っ払いにして戦闘不能にする。またバッカスはお神酒を飲めば飲むほど強靭な体へと変貌する。バッカスは身長が150㎝で体重は80㎏と小太りの長い顎髭の生やしたおっさん。
バッカスは酒と聞いて飛び起きる。
「バッカス、葡萄酒は嘘だ。それよりもどうしてこんな時間まで寝ているのだ」
「そりゃぁ~眠いからや」
バッカスは酒が飲めないとわかって、明らかに機嫌が悪くなりふてぶてしく答えた。
「そういう意味で言っているのではない。どうして作戦に参加しないのか聞いているのだ」
「ハーメルンの小僧が行っているはずや。ワシが出向くまでもないわ」
ケレースはハーメルンたちが全滅したことを説明する。
「それは……ほんまか」
バッカスの顔つきが変わる。
「俺が嘘を伝える必要などない。今回の作戦が失敗で終わると俺の管理責任が問われるはずだ。早急にキャベッジへ出発するぞ」
「わかった」
衝撃の事実を知ったバッカスの眠気は一気に消え去り真剣な面持ちで大きな樽を背中に抱えてケレースと一緒に部屋を出た。この背中に背負った樽の中身はお神酒である。
それから30分後、天空神軍2000名を引き連れたケレースとバッカスがキャベッジへ向かう。そして、ケレースとバッカスが出発して1時間後に、ローガンを合成魔獣に改良したジュピターが、キャベッジへ向かう準備をしていた。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ、俺史上最高傑作が完成したぞ。ローガン、どうだ最強の体を手にした感覚は!」
「凄いのだ。みなぎる力が湧いてくるのだ」
ローガンは強靭な皮膚のサイの体と最強の腕力をもつゴリラの腕、そして、ローガンの要望により見栄えの良い山羊の角を頭に付けてもらった。本来合成魔獣の素材として使われる人間は死人である。今回はある素材を提供されたことによって、生きたままの人間を素材として合成魔獣を作ることに成功したのであった。
さぁ、ローガンの逆襲が始まるのです。
「どうぞ、ご自由に」
「お……俺をどうするつもりだ」
ローガンは怯えた目で訴える。
「貴様、天空神12使徒のジュピター様に対してなんて口のききかたをしているのだ!」
シンクは大きな拳を振り上げてローガンに鉄拳制裁をくわえようとする。
「シンク、やめておけ。俺は威勢の良いヤツは嫌いではない。お前、強くなりたくはないか?」
「ど……どいうことだ」
ジュピターはにやけた目でローガンを見る。
「お前は神技も使えないポンコツらしいな。でも、そんなお前を俺が強くしてやると言っているのだ」
「強くなりたい。でも神の果実を食べたヤツらはみんな殺されたぞ」
ローガンは神の果実を食べたら強くなれると興奮していたが、魔獣人間となった天空神軍の兵士は全滅した。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ。お前は本当にバカだ!魔獣人間と俺の合成魔獣を一緒にするな!」
「す……すみません」
ジュピターの恫喝にローガンは背筋をピンと伸ばして謝る。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ。すぐに己の間違いに気付いて素直に謝れるヤツは、俺は好きだぜ」
「あ……ありがとうございます」
「ローガン、心して聞くのだ。俺が本気を出せばお前にCランク相当の力を与えることができるのだ」
「もっと詳しくお聞かせください」
ローガンは目を爛爛と輝かせる。ローガンの実力をあえて例えるならばJランクだと言えるだろう。もちろんJランクなど存在しない。一般市民で魔法も神技も使えないうえに兵士としての訓練も受けていないぐーたらなローガンなど最弱のランクに値する。そんな最弱の王ともいえるローガンがCランクの力を得られるとなれば興奮するのも当然だ。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ、教えてやろう。これを飲めば良いのだ」
ジュピターは青色の液体の入った瓶を見せる。
「これを飲めば強くなれるのですね」
「もちろんだ」
「ありがとうございます」
ローガンは大声で感謝の言葉を述べる。
「シンク、これをあいつに飲ませてやれ」
「わかりました」
立つことができないローガンに対してシンクは、膝を付いてしゃがみ込み瓶を口元へ持っていく。ローガンはすぐに瓶を口に加えて一気に飲み干した。すると、ローガンは深い眠りに就いた。
「ジュピター様、アイツに何を飲ませたのでしょうか」
「睡眠薬だ。暴れられると面倒だから静かにしてからオペを始めるぞ。シンク、このクズを改造室へ運んでくれ」
「御意」
シンクは再びローガンを担いで天空神大教会内にある改造室へ向かった。
「バッカス、起きるのだ」
ここは全面の壁に銀箔が張り詰められた純銀の部屋。全ての家具は銀箔もしくは銀で出来ている。
「グゴー、グゴー」
バッカスは全く起きる気配がない。
「バッカス、おいしい葡萄酒が手に入ったぜ。一緒に飲もうではないか」
「なんだと。すぐにワシに飲ませろ」
酒の神力を授かった酔漢神バッカス。バッカスの神力である酒池肉林は半径500mの範囲の人間を酔っ払いにして戦闘不能にする。またバッカスはお神酒を飲めば飲むほど強靭な体へと変貌する。バッカスは身長が150㎝で体重は80㎏と小太りの長い顎髭の生やしたおっさん。
バッカスは酒と聞いて飛び起きる。
「バッカス、葡萄酒は嘘だ。それよりもどうしてこんな時間まで寝ているのだ」
「そりゃぁ~眠いからや」
バッカスは酒が飲めないとわかって、明らかに機嫌が悪くなりふてぶてしく答えた。
「そういう意味で言っているのではない。どうして作戦に参加しないのか聞いているのだ」
「ハーメルンの小僧が行っているはずや。ワシが出向くまでもないわ」
ケレースはハーメルンたちが全滅したことを説明する。
「それは……ほんまか」
バッカスの顔つきが変わる。
「俺が嘘を伝える必要などない。今回の作戦が失敗で終わると俺の管理責任が問われるはずだ。早急にキャベッジへ出発するぞ」
「わかった」
衝撃の事実を知ったバッカスの眠気は一気に消え去り真剣な面持ちで大きな樽を背中に抱えてケレースと一緒に部屋を出た。この背中に背負った樽の中身はお神酒である。
それから30分後、天空神軍2000名を引き連れたケレースとバッカスがキャベッジへ向かう。そして、ケレースとバッカスが出発して1時間後に、ローガンを合成魔獣に改良したジュピターが、キャベッジへ向かう準備をしていた。
「ガハハハハハ、ガハハハハハ、俺史上最高傑作が完成したぞ。ローガン、どうだ最強の体を手にした感覚は!」
「凄いのだ。みなぎる力が湧いてくるのだ」
ローガンは強靭な皮膚のサイの体と最強の腕力をもつゴリラの腕、そして、ローガンの要望により見栄えの良い山羊の角を頭に付けてもらった。本来合成魔獣の素材として使われる人間は死人である。今回はある素材を提供されたことによって、生きたままの人間を素材として合成魔獣を作ることに成功したのであった。
さぁ、ローガンの逆襲が始まるのです。
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